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昨年暮れのある日、中古屋のワゴンに無造作に積まれた京王6000系を見つけました。
いつもはこうした場面で他人のハンドメイド品を買うことはないのですが、
この6000系についてはその丁寧な工作に思うところがあり、
工作に対するスタンスのお手本として買ってしまいました。
見てのとおり金型改修前のGMキットを組んだと思われるものですが、
いい意味で無機質・・・すなわち「揃った」仕上がりなのがわかると思います
(傾きは一旦スルーするとしてw)
この揃った仕上がりというのは意外と難しく、
少しでも焦ったり行き当たりばったりな作業をすると途端にばらつきが出てしまいます。
想像の話ですが、これを作った人は、しっかりと時間をかけたんだろうなあと。
今日はここまで、っていう線引きをきっちりして、かつどうやれば
綺麗にできるかを考える事もおろそかにしなかったのではないか、と推測します。
特に後者については、ある程度割り切って無理のない作業だけを丁寧にこなし、
結果として「揃った」仕上がりを得ることに繋がってるように感じました。
顔の見えない相手ながら、すごいなーと思いました。
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デハ6450には真鍮線で配管が引いてあります。
特に浮かしたりはしてませんが、中間車はモールドのままなので、
逆にバランスがとれてます。
完成度の話だけするならば、中間車のモールドを削り取って、
全車配管を浮かせるのが理想ですが、こういう長編成だと中々骨が折れます。
やっているうちにだんだんめんどくさくなってきて
却って雑な、もしくは不揃いな仕上がりになるということも経験上、想像されます(根気の問題といえばそれまでですが...)
なので、いっそ一歩引いた仕上がりに留め、その無理のないボリュームの
作業を丁寧にこなしてみる、というスタンスも検討するべきだなと感じた次第です。
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昔の付属デカールにはヨコの幕が入ってなかった模様。
微笑ましい色差しです。
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最後にスタンス云々とは違った話を。
一目瞭然なんですが、今回のが一番似てます。
その時代にはそれ(塗装済み化)がトレンドだったでしょうから仕方ないのですが、
東武8000ともども惜しい改修だなーと思う。
十数年を経た今、完成品へのシフトに伴う塗装済みの縮小という皮肉を前に
尚更そう思います。ほんと、しゃーないのはわかってるんですが。
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まあぶつぶつ言うばかりでは始まらないので、
今回の5+3特急と、うち製の2連口とのいいとこ取り版を計画中です。
スケールの正しさだとか側面窓周りの雰囲気ではマイクロエースに
かないっこないけど、それ以外の部分を頑張ることで十分
見応えのあるものが作れるナーと、今回の作品を見て思いました。
プロトタイプはどの時代にしようかな・・・?
ところで京王といえば、、、
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9030系はまだかっ('A`)