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おおこしひろし//あーとわーくえとせとら

お見舞い

2014-04-21 | 日記・エッセイ・コラム

243今日は、仕事の合間に被害者の方の会社に謝罪とお見舞いに行った、

低調に迎え入れてくれて安堵、

互いに地域のなかでいがみあうことのないようにということで一致、

安堵、

なかなかしっかりした常識をわきまえたオーナーらしき人の対応、ここもまた信用を第一に考える会社であるとの印象、

よかった、

ま、被害者の性格がなんとなくではあるが判ってきたような気がする、

要は、見た目はいかついが、ぼくとつな性格の普通の人なのであろう、

ただ、ボデーガードのような役目があるせいか、わたしみたいにへらへらしてはいない、

滅多に笑うことなどないのかもしれない、

プライドもあろう、

つまり、強面である、

で、逆にナイーブな面もあるだろう、

これから先のことがちょっと心配であったらしい、

ここは、彼にとっては異国の地、

心配、 それはそうだろう、

ま、彼は、

友達の口車にのせられて、

警察をよび、救急車もよんで乗せられて行った、

わたしにいちゃもんを付けてきた段階では、自分が救急車で搬送されるなんておもいもしなかったにちがいない、

その後、

彼の思惑は上手くいった、

病院ではちゃんと診断書を出してくれた、

警察でもわたしを過失傷害の加害者と判断した、

わたしも自分の罪を認めざるおえず、警察の指示にしたがった、

そして、彼に謝罪、

彼の思惑は上手くいきすぎた、

怪我なんてほとんどないはず、

彼はなりゆきでうそをつくことになってしまったのだ、

人を守るというプライドの高い仕事をしている彼が、うそをつくハメになってしまったということだ、

それもあれよあれよという間に、

病院でうそをつき、警察でうその供述をし、わたしの前でもびっこをひいて、

うそだと判っていながらうそを通さざるおえない自分にちょっと情けなさを感じているかもしれない、

なにせ、都会の戦士的プライドがあったはずだから、

そのプライドがずたずたになる怖さ、

つまり、車とぶつかった時の痛みがあったとしても、今はその何十倍もの心の痛みを抱えているのかもしれない、

それにしても、

打撲の形跡を認知しないまま、彼のうそを鵜呑みにして診断書を出す病院のうそ、

警察もしかりで、事実を知りながらのうその調書を書き、

その警察の指示に従うわたしもうそつき、

でも事を丸く収めるにはこうせざるおえなかったのかもしれない、

これをうそも方便というのか?

ちょっと、かなしいできごと、

ちょっと、彼がかわいそう、

明日も彼はわたしの前で、痛そうなそぶりをするのだろうか、

はやく、そんなそぶりをしないですむようにしてあげたい、

そんなふうに思えてしまう、

実際、彼はどう思っているのだろう、