初めての妊娠&子育て

8歳差の姉弟を育てています。色々色々ありますが、子育ても仕事も結構楽しくやっています。

ちょっとだけ仕事の話

2008年02月20日 | Weblog
先日、地元の特別養護老人ホームへ行って来ました。
おんがくのたねの一環でコンサートの実施をしました。
ピアニストと声楽家ふたり(実はご夫婦)を派遣し、童謡や日本歌曲を中心に歌うというもの。
声楽家も敢えて年齢の高めの方にし、アットホームな感じとなるようにご夫婦での派遣としました。
曲目もイタリア歌曲なんてやめてもらい、分かりやすいものを中心に、場合によっては一緒に口ずさめそうなもので組んでもらいました。
無論、「千の風になって」も入ってます。(笑)

こちらの施設には介護が必要な方々が中心で痴呆症の方も多いところです。
こんなことを言うととっても怒られそうなのですが
実は、あんまり期待というか学校に対して行うものと比べ、あまり思い入れがありませんでした。
風邪のせいで身体がだるいのもあったんですけどね。←ちょっと言い訳
施設の職員の方もきちんと聞けるかと心配をしていたらしいのです。

数分の休憩を挟んでの45分ほどのコンサートでしたが
皆さんちゃんと集中して聴いてくださっていました。

施設内のロビーにあるピアノを利用して始めたのですが、最初それほど多くなかった人数が徐々に増え
気がつくとロビーがいっぱいになっていました。
そして、何よりお年寄りの方々の表情の変化に驚かされました。

職員の方も「いい表情をしてる」と驚かれていたのですが
自分で動けない方が手を動かしたり、一緒に口ずさんでいたりと色々な変化が起きていたようです。
もっと歌って欲しいとの声もあり、アンコールまで…

あまりうまく伝わらないかもしれませんが
学校でのおんがくのたねとは、また違う達成感と感動を覚えました。
こういうものを一度知ってしまうとやめられなくなってしまいます。
自分が与える側ではなく、実は与えられる側にあるんだという事実に気づかされてしまいます。
こちらも継続的に実施できるように整備を行いたいと思います。

こういうものは本当にやらなきゃ分からないものが、ほとんどです。
やりがいも達成した時の幸福感も手をつけようとしない上の方々には一生分からない。
可哀想にね(笑)←ちょっと意地悪でしょうか?

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2 コメント

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音楽って。 (沙羅)
2008-02-21 14:19:49
音楽を聴いて、泣いちゃったり。笑顔になったり。

あの時の苦い思い出のために一度は嫌いになって、苦い思い出が笑い話になったころ大好きになったり。

人の心に届く最高のリハビリかもしれませんね。

音『楽』
確かにっ!
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沙羅さん (nyaopoo)
2008-02-21 22:24:05
心に記憶に残りやすいもので
引き出しやすいものでもあると思うんです。
高齢の方にはやはり人の肉声というのが特に聴きやすいようです。
多分母親に幼いときに歌ってもらった
みんなで歌った
そういう記憶がよみがえるのでしょうか。

音楽とともに残る記憶や思い出ってみんなあると思うんです。
むかし付き合った人とよく聴いた歌や曲
学生のころに好きだった~とか
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