YOU-PROJECT BLOG

YOU-PROJECTのウェブログです。
毎週木曜に座付き演出家松浦友が書く「演出者の眼」が掲載されます。

今週休載です

2017年02月16日 | 演出者の目
一昨日、無事に枚方なぎさ高校「演劇入門」無事に終了しました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

とりあえず、今週は休載します。
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「演劇という鏡」

2017年02月09日 | 演出者の目
今週は、過去を振り返るの少しお休みにしまして、別の文章を載せます

ときどきやる、ほかのところに書いた文章をブログに載せるという、少しだけずるい記事です。

2月14日火曜日15時30分から開演の枚方なぎさ高校演劇部の演劇入門発表公演に寄せた文章です。


「演劇という鏡」

「転校生」という戯曲に、なぎさ高校の生徒たちが取り組む面白さは、鏡を見ることにたとえられます。

転校生が来たあるクラスの、とある一日を描いた作品ですが、現役の高校二年生がそれを演じている。

もちろんハリウッドに出てくるような魔術を身につけた元外科医なんていう役を演じるのも面白いかもしれませんが、これから社会に出て行こうとする“高二”という時間を過ごすには、この役が最適です。

この戯曲に出てくるどの役も他とは違っていますが、みな、高校二年生です。そもそも平田さんは1994年当時の高校生たちとワークショップをしてこの作品を作り上げました。

「演劇入門」では、そこまで時間を投入することはかないませんが、それでも各俳優たちが役作りをしてきました。

自分と似ているけれども異なる存在。この子はこう言うけど私は違う。

おそらく生徒たちは、各俳優たちは各キャラクターを創る際に、合わせ鏡のように自分の内側をものぞいたはずです。

授業ですからテストをします。3学期の評価ポイントはずばり、キャラクターの変化です。これをどれだけ表現できているか。

自分の成長、というものは保護者の皆様をはじめ、先生方などが気付かせない限り本人は気づきません。

しかし、俳優はその役柄が舞台上のほんの短い時間ながらも変わっていくその姿を分析し、その身に写し取って私たち観客に見せてくれるのです。

転校生、由美と出会い、なにかしらの変化を自分に感じる彼らが、どの瞬間に変わったのか。(もちろん由美自身も)

同時多発に巻き起こる会話とシーンの連続の中で目を凝らしてください。

そしてカーテンコールで出てきた少し大人になった俳優たちに惜しみない拍手をお願いいたします。

最後に、俳優たちと私を支えてくださったすべての大人たちに感謝します。演劇は一人ではできません。

そういう意味で、この社会の合わせ鏡でもあります。

演劇入門 特別非常勤講師 「転校生」演出  松浦 友
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公演連動型ワークショップ(2001年3月)

2017年02月02日 | 演出者の目


さて、HPのプロフィールページによると、次の企画もワークショップでした。2001年3月中の毎週土曜の夜、連続4回行いました。

さて、そのワークショップの企画書に先週書いたワークショップが前回資料としてのせられていました。ここに初公開します。

2000年11月26日に、樟葉公民館第一集会室において、今回のために演劇ワークショップを開催してみました.総参加者数9名。内訳は男性6名、女性3名。主婦,予備校生,大学生,社会人と多種多様な顔ぶれがそろいました。当初の予定は,十名。主催者の知り合い5名と,其の外四名の合計十名。女性1名が都合が悪くなり,お休みした外は,若干の遅刻者はあったが,全員来場、参加しました。以下にそのアンケートのコピーと、チラシを示します.

そして、この企画、楽する方法を見つけてしまいましたが、企画書の企画趣旨的な(実はこのばりばりの“文章”をチラシに載せていました・・・)紹介文を載せておきます。(ややこしいですが前回の2000年11月のワークショップチラシです)

 YOU企画は、“日常”の中の“非日常”というキャッチコピーで始まる「ハーフ」というお芝居の試演会を、2001年春に予定しています。そして、その練習内容に一般の人々が参加するワークショップを組み入れたいと考えています。今月行うのはそれが可能かどうかを試す催しです。しかし今回は、演劇に親しんでいただくことをテーマとしています。それで、簡単なシアターゲームで親睦を深め,後半に行うエチュード(即興劇)で、ふとした日常の中にドラマ(演劇)があるということを知ってもらえたらと思っています。

そうなんです。CTTという京都の試演会が今のシステムではなかった頃に参加したのが、いわゆる旗揚げ公演です。
2006年に組んだ制作の方に書いていただいた「企画力を活かして」みたいなことは、結構このころからそうみたいで、公演と連動させていたんですよね。
最近は独立してやってましたけど、日常性をお芝居の中に取り入れていくために、一般の参加者と交わっていこう!と思っていたんですよね。
アウトリーチとか、そういう高邁なことではなくて。だから、そのチラシには次のようにあります。

 基本的に、講師が何かを教えるのではなく,参加者が,自ら参加して楽しみ,何かを得てもらう、というスタンスです.よって,ナビゲーターは、次にやることの指示は出すかもしれませんが,何かを教えるということはしません。皆が参加者であり,皆で創り上げていきます.
(ナビゲーター) 松浦 友  

次回のワークショップも公演と連動したものを考えています。このときは出たい人を参加させるつもりでしたが、参加した俳優が出演した、というかたちでした。
どんな企画にしようか練りに練っているところです。
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演劇ワークショップ(2000年11月)

2017年01月26日 | 演出者の目

2000年11月に開催した演劇ワークショップがYOU企画の一番最初の企画になります。

この最初のワークショップは今でも鮮明に覚えていますが、楽しかったです。

タイトルも、ほんとにそのまま「演劇ワークショップ」で見よう見まねで、字ばっかりのチラシと「ぱど」への広告だけで最初は開催したと思います。

4月を設立年月日にしている通り、4月から企画を立てて約半年後に実施しました。


当時、運営していた草サッカーチームの後輩が参加してくれたり、今でもファンとしてメールをくれたりする当時67歳の方がいらっしゃったり。

この年の12月にYOU-PROJECTという運営団体のようなものを創ったのは、そういう事情がありました。マネジメント論なんかを読んだりして。

大学3回生のときで並行して立命芸術劇場に参加しだしたものの、予定があまり合わずに学外の活動ばかりしていた年でした。

おそらく1999年秋から2000年にかけて京都市ユースサービス協会の東山青年の家がやってくれていた「芝居工房」という演劇ワークショップに参加して感激し、

ほぼほぼ完コピしてやりました。芝居工房は長期のワークショップですが、最初の方のワークショップを覚えている限りでやっていくという感じです。


その芝居工房の打ち上げでナビゲーターの二口大学さんに「こういう演劇ワークショップが枚方でもあるといいな」とか言ったら、「それは松浦君がしなきゃ」と言われてはじめたのがきっかけです。

実際古代ギリシャで毎年演劇をしていたのがうらやましく、演劇はそのように身近にあるべき、というのを、楽しみ始めた飲み会の席で得意げに披露していたんでしょうねえ。

でも本当にYOU企画はそのように「あなたが主役!」の企画として始めました。気軽に、ふらっとできるように。



このワークショップの冒頭で、そんな風に実験をみんなでやって発見を分かち合うのがこのワークショップだ、みたいなことを一生懸命に説明していたのを覚えています。

僕自身、今のように講師としてどこかへ行ったり、まして演出として作品を作ったりもする前の段階でしたし、名実ともに講師ではありえませんでした。

でも今でもワークショップをするときは外面の名前はどうあれ、“ナビゲーター”でありたいと願っています。

確かにワークショップデザイナーとか、ファシリテーターとか講師とかいろんな呼び名を学びましたが、やはりナビゲーターです。

「次はこれをしましょう」っていう導き手なだけであって、主役は参加者であり、ナビゲーター自身も何かを発見する仲間でありたいのです。

この最初のワークショップは確かに、YOU企画の原点です。
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「演出家の眼」から「演出者の目」

2017年01月19日 | 演出者の目

さて、最初はこの演出による連載自体を振り返ってみたいと思います。

年号などはブログを見ていただければよいので省きますが、こうしたブログの一番初めは、ワークショップCDFのアシスタントによります報告からはじまります。

それをどこだったかのブログに挙げていただいていて、そうして本体であるYOU企画のブログを作り、当時いた演出助手の方に稽古場リポートなどを書いていただきました。

そうして公演もワークショップもしばらくなくなり、書かないとブログがもったいない、ということで連載を始めました。

ちょうど私自身、30になったら物書きを目指したいと思っていたもので、丁度いいとばかりにアルファベットで始まる言葉にまつわることを書き連ねました。

そうしてのち、今度は50音にはじまる言葉に変わり、ちょうど演出家から演出者へと入れ替わりました。これは職業というより生き方だな、と感じたからです。

そうして、今や座付演出家による連載となっております。この“座付”はYOU企画の体制の変化を意味します。そういう意味ではこだわりです。


YOU企画はプロデューサーを中心とした集まりでした。それを、演出家を中心とした集まりに変化させようとしています。

つまりプロデュースをチームとして複数の人員が入りやっていく(例えば営業・宣伝・経理・総務のように)体制にして、逆に演出家は固定しようということです。

今まで私が演出しなかった作品などないのですが、実は今までは私以外の人を演出として起用しようともプロデューサーが松浦友であればYOU企画でした。

これからは演出松浦友の創る作品に集う集団に変えていこうと思っています。それでこうした連載をして、いろんな人に演出手法や信念について知っていってもらいたいのです。

とはいえ、僕単体が演出家として雇われることには何の制限もありません。是非とも仕事、ください!!
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これから、でなく、これまで

2017年01月12日 | 演出者の目

「ワークショップや作品の構想を書け」と仰せつかりましたが、そうした“これから”のことではなくて、“これまで”のことをまずは書いていきたい、と思っています。

最近また、尾田栄一郎先生の「ワンピース」を50巻ぐらいから拝読していますが(なかなか1巻からは時間がなくて・・・)、その中でいろいろと尾田先生のこだわりが書かれています。

また、本当にたくさんの伏線があり、読み返すことでまたいろいろな新たな発見があるのです。

そこで、私もこれまでYOU企画で成し遂げてきた企画を一つひとつ思い返していくことで、いろんなYOU企画のこだわりがわかっていくのでは、と思うからです。

そしてそのこだわりを、新たにYOU企画=YOU-PROJECTに参加していただく皆様に、お伝えしていきたい、と思うのです。

YOU企画は長らくプロデューサー松浦を中心とします公演ごとの演劇団体のかたちをとってきましたが、2009年よりしれっと劇団化し、本年度より新たな形を模索していこうと思っています。

もちろん世間的には劇団という名前でよいのですが、その設立理念にあるYOU-PROJECTの連帯の精神にのっとり、いろんな奇跡を成し遂げていこう、と思うのであります。

どうぞこれから一年ないし半年ないし、三か月続くか続かないかの連載を、どうぞご愛読ください。

松浦 友
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年始につきお休みしました

2017年01月07日 | プロデューサーズボイス
すみません、年始につきサーズデーレターお休みしました。

宮沢賢治の童話村などにいったり、岩井俊二の「ラブレター」で知った小樽に、修学旅行以来、再び行ったりしてました。

次回よりワークショップや作品の構想について、演出家に書いてもらっていきます。
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枚方なぎさ高校演劇入門発表公演「転校生」

2016年12月29日 | プロデューサーズボイス
今年も、講師を務めている枚方なぎさ高校の二年生たちの「演劇入門」発表公演があります。

「転校生」 作:平田オリザ
      演出:松浦友
      出演:枚方なぎさ高校二年「演劇入門」受講生

日時:2017年2月14日火曜日15:30開演
   開場は15:00です。

無料

申込みは、0@you-project.com まで 
@の前は小文字のo(オー)一文字です。


今年は「思い出せない夢のいくつか」をやったので、本当にオリザさんづいているのですが、引き続き短編の文章が寄せられているものまで含んで著作を読んでいます。
まあ、毎年なんですが「これで最後かも」とおもってやっています。
これは授業なんで希望者がいなくなれば、なくなってしまうので。

とはいえ「転校生」は本当に最後にしようと思っていて、今年は1学期の初めからずーっとこれをやっています。
エンジンをかけ始めるのは今からなんですが。

ご興味ある方は、お越しください。
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今後について

2016年12月22日 | プロデューサーズボイス
さて、先日のワークショップでは、かつてのCDF受講者たちで今後のワークショップについて、またYOU-PROJECTについて話し合いました。

真剣しゃべり場30代、という感じです。

ひとつ決まったのは、CDFを復活させよう、ということです。

とはいえ、以前とまったく同じものをやるのは資金面やスケジュール面でも難しいので、新たな形になります。

月1回ないし2回で、3月の「ハーフ2」のようにある程度世界観やストーリーのプロットがある状態で、即興芝居から台本化していき、作品にまで高めていきたい、という話をしました。

僕自身、伊丹AI・HALLの戯曲塾に通いながら完成させられなかった本があり、それをぜひとも下敷きにして完成したものにしたい、というものもあってそんな感じでしたいなあ、と思っています。

ワークショップって、本来は「工房」という意味で実験もして、製品も作ってというものです。

だから、経験者にも未経験者にも混ざってもらって、たくさんのシーンを創りながら、新たな演出法、演技法も探る、そんな場所にしたいなあ、と思います。

そうすると、やっぱり「Creating Drama Factory」という演劇創造工場という名前がぴったりなのです。

演劇って即興である部分と、再現する部分とがある芸術です。

僕の演出の楽しみとしても、「台本を実現していく」のと、「俳優の光る個性、美しさや面白さなどの魅力を引き出していく」ことの両方があります。


そして、何よりも演劇の楽しさを伝えたい。

先日、行き逃したのですが枚方での文化振興のプランが出来上がっていっているようです。

芸術家として本拠としている京都と枚方の文化には、YOU-PROJECTとしてぜひとも協力していきたいです。

ま、願わくばボランティアじゃなくて、自主事業とかじゃなくて、仕事の依頼として協力できたら理想的ですが。


先日見たドラマの「好きの搾取、やりがいの搾取」という言葉にはドキッとしました。

僕自身したり、されたりしているかもって。

それでもなお、演劇関連の仕事は、やはりやめたくはないのです。

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今週休載

2016年12月15日 | プロデューサーズボイス
前回のワークショップ内容をまとめる前に、風邪をひいてしまいました。

来週にはアップしますので、しばらくお待ちください。
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