YOU-PROJECT BLOG

YOU-PROJECTのウェブログです。
毎週木曜に公演やワークショップ関連情報「サーズデーレター」が掲載されます。

ワークショップのお知らせ 12月10日(土)14:00-17:00

2016年12月08日 | プロデューサーズボイス
演劇ワークショップ参加者募集。

 今まで見るだけだった、あるいは見たことがない人も。

 演劇ってやると楽しい、うれしい、おもしろい。そんな単純なことを発見しにぜひ来てください。

 日時:12月10日(土)14:00-17:00 
 会場:枚方市牧野生涯学習市民センター第4集会室
参加費:1000円
 内容:「演劇の作り方ーCreating Drama Factory」 
     今まで演劇ユニットYOUきかくの全作品の演出を担当してきた松浦友の作品創作方法を初公開します。
     もちろん今までのワークショップで行ってきたことと共に、今回初めてお見せすることも・・・。
     まずは来てください。


 興味を持たれた方は、このブログ右下のコメントボタンを押し、タイトルに“申込”と書いて、本文に連絡先をお願いいたします。
コメントは、こちらが確認するまで、このブログに掲載されることはありません。
このワークショップ&説明会申込の場合は、コメントを掲載することはありません。


<<同時開催。>>

YOU-PROJECT参加者募集説明会

「あなた(YOU)が主役で企画をしよう」が名前の意味です。

この企画とは、演劇ユニットYOU企画が作る演劇作品やワークショップです。

そして、参加者は出来得る限りで援助し、支援して行こうというプロジェクトです。

俳優になったり、スタッフになったり、自分の特技を生かして是非参加してください。
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What's YOU-PROJECT

2016年12月01日 | プロデューサーズボイス
さて、まもなくYOU-PROJECT説明会があります。

下記は15年前に書いたYOU-PROJECTについての文章です。
もともと団体名ではなく、「連帯」だったんですよね。

「あなた(YOU)が主役で企画をしよう」が名前の意味です。そしてYOU-PROJECTを一言で言うと、文化活動(学問・スポーツ・芸術)を行う諸団体や個人の「連帯」を創ろうという事です。 そうした連帯関係に基づいて、各団体や個人が企画するイベント等を、出来得る限りで構成員が援助し、支援して行こうという試みです。

理念は非常に高いところにあります。お隣の中国で文化大革命が起こった時に、排撃されたのは、富める人や高官だけでなく、知識人や芸術家などの文化人でした。なぜ文化人が攻撃されたのでしょうか。それは無産市民だとみなされたからです。確かに、芸術はお米を作りません。学問は製品を作り出しません。ではなぜ、文化は存在するのでようか。いつの時代にもそれを追い求める人達がなぜいるのでしょうか。

それは、人間が生きていく上で必要だからです。衣食住のみの生活は、なにか楽しみを生み出すのでしょうか。目に見えなくとも必要な、価値ある何かを文化は生み出しているのではないでしょうか。そうした事を背景にYOU-PROJECT最初のプロデユース企画はCreating Drama Factory(日本語:演劇創造工場)と名づけられました。この工場が生み出す製品、つまり参加者に与える利益は恐らく目に見えません。しかし確 かに産出される何かがあるはずです。

文化は、ある時は愚かな戦争に反対し、ある時は、不当な差別に敵対し、全体主義や大衆操作に対し警笛を鳴らす、といった役割を果たしてきました。YOU-PROJECTはそうした思想的な何かを持とうというわけではありませんが、理念として、人間存在に必要な文化というものを、より人々に近い位置で提供するために連帯しよう、と言っているのです。

しかし実際には、このような連帯があれば、各団体にとって大きな利益を生むだろうと言う目論見があります。芸術分野同士だけでも、例えば、演劇と美術、演劇と音楽などのように、結びつきそうで結びついていない分野があります。具体的に、人材派遣や、観客動員の面でプラスの効果があるでしょうし、意見交換による感性の刺激もあるでしょう。またスポーツを楽しむ人の数は、ある一定の割合であります。それらの人々が芸術に関心を持てば、あるいはその逆で、芸術家もスポーツを楽しめば、多少大きなことでも成し遂げられるのではないかと夢想しております。

いまは演劇を創る活動に対して参加する人々っていう感じです。劇団の進化系になっていけたら、って思っています。

◎次回説明会 
 日時:12月10日(土)14:00-17:00 
 会場:枚方市牧野生涯学習市民センター第4集会室
参加費:1000円
 内容:「演劇の作り方ーCreating Drama Factory」 
     今まで全作品の演出を担当してきた松浦友の作品創作方法を初公開します。
     もちろん今までのワークショップで行ってきたことと共に、今回初めてお見せすることも・・・。
     まずは来てください。


 興味を持たれた方は、このブログ右下のコメントボタンを押し、タイトルに“申込”と書いて、本文に連絡先をお願いいたします。
コメントは、こちらが確認するまで、このブログに掲載されることはありません。
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12月10日ワークショップ内容について

2016年11月24日 | 演出者の目
さて、12月10日のワークショップについて、サーズデーレターとして書いてくれ、と依頼されました。

今回はワークショップでありながら、説明会でもあり、基本的にワークショップのときにはあまり重要視しない自己紹介をしようとおもいます。ただ、単に自己紹介するのも面白くないので、そのあたりをシアターゲームにしてやっていきたいな、と。

また、今までは演劇の体験ということをメインに考えてやっていましたが、今回は僕の演出の体験、もしくは開示ということを考えてみたいと思います。

「思い出せない夢のいくつか」を演出する中で、けっこう平田オリザさんの影響を受けていたなあ、ということがわかってきました。
僕が演劇を始めた、あるいは見ていたころは芸術祭典・京というもので松田正隆さんの戯曲を平田さんが演出した作品が創られていて、当然その関係者や平田さんのワークショップを受けた人たちがたくさんいて、そのようになっていたんだろうなって思ったりします。

そうした僕が影響を受けたものをどのように伝えていくのか、そこは思案のしどころで、今はこれまでぼくがやったことのある
演出上の指示を思い出しながら、それをまあいわば「技のデパート」のように開示していこうとおもっています。

そして影響を受けた大本と、僕が今やっていることの差なんかも自分で把握した上で示していかないといけなくて・・・

あー、やっぱりあんまり良い説明になっていませんね。

やはり演出者の目として書き連ねていかなければな、とおもったりして。

雑文、大変すいませんでした。
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サーズデーレター エピローグ

2016年11月17日 | プロデューサーズボイス
「思い出せない夢のいくつか」ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

大変静かな芝居でしたので、「体動かしたくなった!」という方は下記にご参加ください。


YOU-PROJECT参加者募集!!

「あなた(YOU)が主役で企画をしよう」が名前の意味です。

この企画とは、演劇ユニットYOU企画が作る演劇作品やワークショップです。

そして、参加者は出来得る限りで援助し、支援して行こうというプロジェクトです。

俳優になったり、スタッフになったり、自分の特技を生かして是非参加してください。

今後、月一ペースで説明会を兼ねた演劇ワークショップを実施します。

◎次回説明会 
 日時:12月10日(土)14:00-17:00 
 会場:枚方市牧野生涯学習市民センター第4集会室
参加費:1000円
 内容:「演劇の作り方ーCreating Drama Factory」 
     今まで全作品の演出を担当してきた松浦友の作品創作方法を初公開します。
     もちろん今までのワークショップで行ってきたことと共に、今回初めてお見せすることも・・・。
     まずは来てください。


 興味を持たれた方は、このブログ右下のコメントボタンを押し、タイトルに“申込”と書いて、本文に連絡先をお願いいたします。
コメントは、こちらが確認するまで、このブログに掲載されることはありません。
このワークショップ&説明会申込の場合は、コメントを掲載することはありません。

また、忘れた頃に、小説の宣伝をば。


YOU企画のお芝居が小説に!!!

 「ハーフ ―Where the heart will be」 640円(税込)
2012年文芸社文庫より「ハーフ―Where the heart will be―」として発売。
本公演ロビーにて絶賛発売中!!!

2006年に上演したクスキユウ作のお芝居がクスキユウ自身の手によってノベライズされました。
クスキユウとは演出:松浦友のペンネームです。

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ラストサーズデーレター

2016年11月10日 | プロデューサーズボイス
最終のサーズデーレターとなります。現在いまだ満席の回はございませんので、ぜひともご来場ください。

また、今回は演劇の楽しみ方を広げる一つの手段として、開場時間内に舞台上を歩き回れる舞台美術ツアーを行っております。
ぜひとも開演時間ぎりぎりではなく、余裕を持ってお越しくださればと思います。楽しんでいただけます。

また、開演に先立ちまして、最適な観劇空間をご一緒に創り上げるために、3つお願いがございます。

1.携帯電話やアラーム付時計など音の出る機器をお持ちのお客様は電源をお切りください。
2.飲食、喫煙、許可なき撮影は固くお断りしています。
3.上演時間は70分を予定しています。台本上の開演までにはまだしばらくございますので、遠慮なくトイレなどお済ませください。

では、最後は演出の言葉でしめていただきましょう。

演出より

 今回の戯曲は世界中で愛される宮沢賢治「銀河鉄道の夜」がモチーフとなっています。
宇宙のイメージや賢治の世界観を生かしつつ、夜空の星をスターに読み替えて、「星が死ぬ」つまり「仕事を引退する」とはどういうことなのか、僕自身は考えました。 
私が平田オリザの名を知ったのは、演出作品の「夏の砂の上(作/松田正隆)」でした。観劇後なぜか癖になるえもいわれぬ何かを求めて二度観ました。
そこで初めて上演台本を手にして、奇妙な☆や★などの記号をみます。彼の戯曲は変わっているのです。なにしろ「開演5分前」から台本が始まるのです。
それで私も対抗して、ジョバンニの学校で陳列されている剥製のように、戯曲に出てくるいろいろなものを展示して開場時間中に見せています。
 日本語という一音一語に込められた背後の意味が膨大にある言語体系に挑み作品化されている平田氏の作品は、ありふれた会話に見えて随所にひっかかりのある面白い作品です。
俳優の身体を通じて現実化していく冒険を、楽しんで、さらに楽しんで、遊びつくしたその先に在るゲームとしての演劇=PLAYにまで昇華できればと思っています。 

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11/3 サーズデーレター  私の「思い出せない夢のいくつか」(弓澤玲子)

2016年11月03日 | プロデューサーズボイス
今週のサーズデーレターは、今回初顔合わせとなるベテラン俳優の弓澤さんの「思い出せない夢のいくつか」です。
京都公演が終了し、残すところ枚方公演だけ。いずれの回もまだ席に余裕があります。
ぜひお申し込みください。

私の「思い出せない夢のいくつか」

「夢」というお題で思うこと。
私が「ゆめ」という言葉を口にするときは、どんな時だろう・・・希望するものが、現実になり「夢がかなった!」と大はしゃぎしている時。また、過ぎた時の流れを思い出し「夢のように幸せだったのに・・・」と、その大切な時を、どうしてもっと愛しまなかったのかと悔いてる時。そして「また、こんな夢見たわ」と「悪夢」の話をしてる時。
「夢」は、あまりみないのか、おぼえていないのか。たまに覚えていて面白いから聞いてもらおうと思うが、寝床から起き上がった頃には、すっかり忘れている。でも、公演前にみる悪夢は、しっかり思えている。
小道具がなかったり、セリフが出てこなかったり、公演日が過ぎていたり・・・いろいろだが、その時は恐ろしい。「あぁっ!」と、心臓が止まりそうなのか、卒倒しそうなのかわからないけど、そこで目覚める。
公演日まであと数日、きっとまたみるだろう。お決まりだから、これが私の「お守り」のようなもの。今回はどんな夢かと楽しみである。
さて、数か月、お付き合いをした由子さんと、もうすぐお別れとなる。 
ワインレッドの古めかしいスーツと友人から借りたオーバーコートと、靴とバックと帽子とお化粧品と・・・あぁ何か忘れてないかしらと何度も見直し、キャリーバックのファスナーを閉める。京都公演、枚方公演の旅から戻ると、もう由子さんと会えなくなる。
あと少し、精いっぱい由子さんと向き合い、いい夢にしたいなぁ・・・。


「思い出せない夢のいくつか」
作:平田オリザ  演出:松浦友 
出演:弓澤玲子(劇団EBIE) 山本周 西岡佳美(CLAP×CLAP)

主催:演劇ユニットYOU企画 http://www.you-project.com/ 

物語:「あれ、夫婦って、長く一緒にいると似てくるっていうでしょう。」    
    二月のある日、北へ向かう汽車の中で、彼らはとりとめのない会話を交わす。    
    「噛むっていうのは、前半は本能だけど、後半は迷信だ。」
    「まぁ、そりゃ、女はいざとなったら食いますよ」    
    家族の話から始まって、リンゴの噛み方、マリリン・モンロー、万博、そして星座、宇宙、赤色巨星まで広がる。
    彼らが話に飽きて眠る頃、客車の窓が水族館になり・・・
    星の数ほど想いを乗せて、平田オリザによる大人版「銀河鉄道の夜」が更けていきます。

<枚方公演>
公演日時:2016年 11月12日(土)19:00
                13日(日)11:00 /15:00 開場は開演30分前です。
会場:枚方公演青少年センター3Fホール
枚方市伊加賀東町6-8
TEL:050-7102-3145 FAX:072-843-4699
アクセス:京阪電車本線「枚方公園」駅下車徒歩5分

料金:前売1500円 当日1800円

チケット予約・問合せ:YOU-PROJECT事務局
omoide@you-project.com



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10/27サーズデーレター  私の「思い出せない夢のいくつか」(西岡佳美)

2016年10月27日 | プロデューサーズボイス
今週のサーズデーレターは、今回の座組みでは最年少の俳優となる西岡佳美さんの投稿です。
京都公演がいよいよ今週末。どちらの回もまだ席に余裕があります。
ぜひお申し込みください。

私の「思い出せない夢のいくつか」

夢と聞くとやはり将来の夢とか、何を目指すか、何がやりたいかとか、親によく言われたことを思い出します。
小さい時から声優になりたいという夢を持ち専門学校に進み勉強しました。けれど、勉強すればするほど厳しい世界、狭き門という現実に打ちひしがれて諦めてしまいました。
声優を目指す前は女の子らしくお花屋さんとかパティシエとかを夢見た気がしますがもう忘れてしまいました(笑)
思い出せない、ということは忘れた、ということ。それは諦めた過去の夢のことを指すのかなあ、と最近よく思います。
小さい時からブレずに夢見た声優を諦めた時点で、私は変にリアリストになってしまって夢を語ることができなくなってしまいました(笑)
形は違えど役を演じる、ということはできているのですが。
今こうやってやっと役者として少しずつ活動しているのも、今まで夢見た役を演じる、そのために勉強してきたことを無駄だったって思いたくないから続けているのかなー、と自問自答を繰り返しながらとりあえず目の前のことを頑張っています。

この平田オリザさんの「思い出せない夢のいくつか」はあくまで彼らの日常の延長線でなければならないので言葉一つ一つに本当に気を使います。
考えるのに脳みそを削り精神を削り作り上げていく…人一人の人生を作り上げるって本当に大変です…。
それを平気(ではないかもしれませんが)でやっていく芝居に関わる人たちは変人ばかりなんでしょうね(笑)

「思い出せない夢のいくつか」
作:平田オリザ  演出:松浦友 
出演:弓澤玲子(劇団EBIE) 山本周 西岡佳美(CLAP×CLAP)

主催:演劇ユニットYOU企画 http://www.you-project.com/ 
共催:NPO法人フリンジシアタープロジェクト

物語:「あれ、夫婦って、長く一緒にいると似てくるっていうでしょう。」    
    二月のある日、北へ向かう汽車の中で、彼らはとりとめのない会話を交わす。    
    「噛むっていうのは、前半は本能だけど、後半は迷信だ。」
    「まぁ、そりゃ、女はいざとなったら食いますよ」    
    家族の話から始まって、リンゴの噛み方、マリリン・モンロー、万博、そして星座、宇宙、赤色巨星まで広がる。
    彼らが話に飽きて眠る頃、客車の窓が水族館になり・・・
    星の数ほど想いを乗せて、平田オリザによる大人版「銀河鉄道の夜」が更けていきます。

<京都公演>
公演日時:2016年 10月29日(土)19:00
                30日(日)15:00 開場は開演30分前です。
会場:アートコミュニティスペースKAIKA
京都市下京区岩戸山町440番地江村ビル2F
TEL/FAX:075-276-5779(フリンジシアタープロジェクト)
アクセス:阪急「烏丸駅」23番出口徒歩8分 京都市営地下鉄「四条駅」6番出口徒歩5分

<枚方公演>
公演日時:2016年 11月12日(土)19:00
                13日(日)11:00 /15:00 開場は開演30分前です。
会場:枚方公演青少年センター3Fホール
枚方市伊加賀東町6-8
TEL:050-7102-3145 FAX:072-843-4699
アクセス:京阪電車本線「枚方公園」駅下車徒歩5分

料金:前売1500円 当日1800円

チケット予約・問合せ:YOU-PROJECT事務局
omoide@you-project.com

スタッフ
舞台監督:A.Shida 照明:廣瀬良二 美術:弓本友佳 音響:西田智貴
チラシ挿絵:Tom イメージ写真:佐々木思郎 宣伝美術:小林圭子
プロデュース:YOU-PROJECT     supported by KAIKA


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10/20 サーズデーレター 稽古場日誌

2016年10月20日 | プロデューサーズボイス

さて、試みに今回のサーズデーレターは、演出の松浦が稽古場をリポートします。


本来、こういうのは演出助手が書いたりするんですけど、いないので。いたのはジュリエットのときだけですね。

それはさておき、前回の稽古では久しぶりに俳優だけの稽古ができました。
公演が近付くとスタッフさんと打ち合わせしながら稽古をする必要が出てくるので。
あ、でも舞台監督は来てくださって、当日の打ち合わせなどをしました。

最初の14時から17時半までは、由子と安井のシーンです。後半のかなめとなるシーンです。
ここで、セリフを一回も間違えることなく通せた時に、本当に満足感とともに平田さんが書かれたお芝居の精緻さがわかりました。

弓澤さんがおっしゃっていましたが、これまでされたお芝居の台本では、「あぁ」とかいった間投詞は俳優が自分で作ってしまっていたけれども、平田さんはすべて書き込まれている、と。

どこで書かれていたかは覚えていないのですが、「演劇入門」だったかな。戯曲は設計図だからすべて書き込めるものは書き込まなければならない、とあった気がします。

じっさい「あぁ」と「え」では全く芝居が異なってきます。ああと言っているのは肯定していて、えというならそれは驚きを意味します。
ほかにも現場では「だって」と「いや」の違いや、語尾が「よ」か「ね」か何もないか逆接の「けど」で終わったりなどいろいろ悩むところが多く日本語は多彩だな、とおもいます。

一音にそうとう込めすぎだろう、と。

17:30から西岡さんが合流し、昼休憩30分を経て後半のHというこれもまた要のシーンです。
ここは本来会話劇であるところが、少し日常が裂けたような、幻想的な、なんだよくわからないシーンです。

ここも僕自身、どうすると一番良いのかよくわからないところなので、何度も試して「もうちょっとだけまわるのを遅くして」とか「観客を見てるんだか相手役を見てるんだかよくわからない角度のところで」とかいろいろとやってみます。

そうしてから夢から覚めたようにするのですが、ここでも俳優としては質問が。
「列車内ではなくなったんでしょうか」「まあ、そうです。ここにあるものはここにあるので無対象演技ではなくあるものをよりどころにして芝居をしていただければ大丈夫です」などと、現場にいないと理解できない言葉の応酬があります。

たぶん役者としては心理的にどのようになっていけばよいかを聞きたかったりするのかもしれませんが、私には、というより誰一人心の中を見ることなどできません。
だからこそ演劇を見たり、好きな人の一挙手一投足に注目したりするのでしょうけれど。

なので、僕自身が出来ることはできる限りフィジカルなこと、物理的な身体的な指示を出し続けるしかありません。
心理面を誰か人が拘束できてしまうなんて、洗脳や独裁や全体主義がまかり通るようになってしまいます。

なにはともあれ、そこからラストシーンまで後半を通せました。明後日も次の稽古もがんばります
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10/13サーズデーレター

2016年10月13日 | プロデューサーズボイス
すみません、チューズ(Tues)デーレターのはずが、サーズ(Thurs)デーレターに・・・。

さて、今回は観劇の楽しみ方をレクチャーしたいと思います。

まずは座席。今回も自由席ですので、好きな場所でお楽しみいただけます。

映画やテレビとの一番大きな物理的違いは、三次元上で見る、ということです。

つまり、座席によって見え方が変わってくるのです。もちろん俳優たちは移動するので、全くずっと顔が見えない、ということはありえません。

なので私なんかは基本的にななめ後方から見ることが大好きです。当然前でかぶりつきで見たい、という人たちもいます。


次に来場時間です。開場(つまり劇場内の客席に入れる時間)は開演時間の30分前です。

この開場時間中に、お楽しみが待っているのです。

今回の舞台美術は、意外と凝っています。と、いうのは実は近づいてみるとわかります。

いやいやふつうは舞台上には上がれないでしょう、という皆さん。今回は上がれます。

むしろ舞台上をなめるように見つくしてほしいのです。

今回の舞台美術のコンセプトは「見て回れること」です。列車内を自由に行き来できるように、博物館で展示品を見るように。

メーテルとテツロウや星の王子様が星を見て回ったように、そして水族館でいろんな水槽があるように・・・。

と、いうことでぜひ早めにご来場いただいて、展示品を楽しむように舞台上をくまなく見学してください。


最後に、作者の平田オリザさんについて少しでも知ってください。

劇団青年団は本当に有名ですし、平田さんが書かれた新書の「演劇入門」「演技と演出」「わかりあえないことから」なども読みやすく、演劇について、今回の作品について理解を深められます。

また、桃色クローバーZが主演した映画「幕が上がる」の原作小説は必見です。実はこの作品ともリンクしてます。

「銀河鉄道の夜」つながりです。だから元のモチーフの宮沢賢治の小説も是非読んでみてください。

また、別役実さん脚本のアニメ「銀河鉄道の夜」もお勧めです。


と、いうことで観劇がますます楽しみになる「演劇の楽しみ方」講座でした。
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私の「思い出せない夢のいくつか」(山本周)

2016年10月04日 | プロデューサーズボイス
さて、公演タイトル「思い出せない夢のいくつか」にかこつけて何かを書かされるコラムシリーズ第二回目は、YOU企画俳優山本周さんです。


 まず自己紹介も兼ねて最近のトピックをお伝えします。 

この日曜日に、出身大学(卒業はもう20年以上前になりますが)のある滋賀県彦根市へ行ってきました。この大学のボート部(体育会ですね、いわゆる)に4年間、私は所属して、すぐそばの琵琶湖でボートを漕ぐ生活を続けていました。
 彦根へ行ったのは、このボート部のOB役員会出席のためです。OBとして何ができるのか、何が大事なのかといった話に役員会の議論が及んだ際、私の2つ上のT先輩が「(われわれOBは)何で後輩に強くなって欲しいと思うのか?」と会長や監督、幹事長、スタッフコーチら総勢13名のOBに投げかける場面がありました。

 さて今回、われわれが取り組んでいますのは、平田オリザ氏の戯曲です。彼の劇団、青年団の公演を、私は1995年、96年頃から現在まで観続けています(あ、これも20年前のことなんですね)。平田さんの作品は特に劇的なことが起こるわけではなく、淡々と登場人物があまり意味のなさそうな話を続けています。
でもそのやりとりを見聞きしていると、ああこの人はこういう人だったんだろうかと想像したり、ほんとはこの人はこう伝えたかったんだろうけど、あの時はこうだったんだろうかと思ったり。今、自分で文章を書いていて、ああ、これが平田さんなんだとあらためて思いました。○○だろうか…といったことです。
 人は日常でそんなに主義主張を声高に言ったりせず、でも細かで静かな意見や反論や、あるいは、愛情や思慕の情をもっていて、それが会話の中に自然に、あるいは意図的に出てきている。ああ、○○なんだろうか(また書いてますね)と思う。そういうところが平田さんの戯曲の魅力だと思います。
 前段のトピック、チームにどうして強くなって欲しいのか?平田オリザ氏の戯曲は、観ていてこの「何なのか」が見えにくいけれど、実際、人の営みも明確に割り切れないことが多い。

これが意外に心に染みるんですよ。
一緒にいかがでしょうか。
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