初めての妊娠&子育て

8歳差の姉弟を育てています。色々色々ありますが、子育ても仕事も結構楽しくやっています。

1年以上授乳すると母乳は栄養価UP!

2006年01月18日 | Weblog
先日こんな記事を読んだ
1年以上授乳を続けると母乳の栄養価は落ちるというのが一般的認識らしいが
授乳期間が長いほど母乳中の脂肪と熱量含有量が増加する
という結果が小児科学誌に掲載されたらしい。

自分は仕事に復帰する都合もあったので
ちびには申し訳ないが10ヵ月くらいから徐々に母乳はやめてしまった。
幸い特に苦労もせずに断乳に成功したが
大変な思いをして断乳をする人も多いらしい

断乳とか離乳とかいう言葉があるが
最近は長く母乳で育児しようという女性が増えてきている。
むかしのように7ヵ月とか8ヵ月とかでやめるのではなく
本人が欲しがるのであれば3歳くらいまで与えてもいいと聞く。
親子のスキンシップにもつながるらしい。
国によっては
「母乳による育児は少なくとも12カ月間。
 その後は母子相互が望む限り長く続けるように」と推奨されている。

授乳期間が長い場合の母乳中の栄養的価値についての研究はあまりなく、
今回の研究は1年以上授乳した場合の母乳中での脂肪と熱量含有量を調べた
初めてのものだという。

12~39ヵ月間授乳した母親34人、
および2~6ヵ月間のみ授乳した母親27人から
母乳のサンプルを集め、成分を比較したところ、
長期間授乳した母乳の脂肪含有量が17.5%だったのに対し、
短期間授乳の母乳では5%、熱量含有量でも同様に差がみられたらしい

母親の年齢、食生活、BMI(肥満指数)や1日の授乳回数による
影響はみられず、授乳期間がこの差を最もよく説明できるという。
ただし、子供の健康面に高脂肪・高熱量がどう影響するかについては不明とのこと。

粉ミルクと母乳の最も大きな違いはコレステロールの有無で、
粉ミルクにはコレステロールが含まれない。
そのためよく引き合いに出される母乳育児の利点は、
大人になってからの心血管系リスクの減少であるらしい。
母乳育児の場合、青少年になってからのコレステロール値が低いと示す研究もある。

これは粉ミルク育児の乳児が最初の数カ月にコレステロールを摂取しないため、
体がコレステロールを処理する手段を学ばないせいだとも考えられるという。
しかし、母乳の欠点を指摘する意見もあるらしい。

まあどちらが良いとか悪いではなくて
母親本人の事情とか考えもあるだろうから
好きなようにすればいいのかなとは思う。