juntarouじいじの日々是好日

保谷障害者福祉センターの卒業記念に「じいじにも出来るよ」と言われて始めたブログ、早いもので、もう19年目に入りました。

大震災から7年

2018年03月12日 | 健康・病気




暖かくなりました。今週はこの陽気が続くようで、東京の桜の開花も早まるみたいですね。

昨日の3・11は、東日本大震災から丁度7年。全国各地で追悼や支援のための催しが行われていましたが、あれからもう7年も経つんですね。

私は、午後から小平市の中央公民館で開催された「第8回東日本大震災復興支援こだいらチャリティーコンサート」へ出かけて来ました。私は初めてでしたが、このチャリティーコンサートは、テノール歌手の下村雅人さんが発起人となって、大震災発生直後の2,011年4月に第1回を開催されてからずっと続けられてきた会だそうです。

ばあばのお友達のTさんご夫妻がそれぞれ活動されている女性合唱団と男声合唱団も参加されると言うので、ご案内を頂きました。小平中央公民館は小平市役所の直ぐ近くで家から30分で着きました。開演の1時間前でしたが結構広い駐車場はほぼ満車状態。Tさんが障害者用のスペースを確保していてくれました。車いすを出して、ホールのある2階に行くと、開場を待つ沢山の人で、もう長い行列が出来ていました。車いすを持って行って正解でした。開場ちょっと前に係りの人が見えて、前の方の優先席に連れて行ってくれました。

小平中央公民館のホールは、いすを並べて220~230名位入れるでしょうか。立ち見の方もいて超満員でしたね。入場料は無料で、義援箱にそれぞれなにがしかの義援金を入れることになっていました。

発起人の下村雅人さん、(上の下の方の写真で歌っている人、ピアノを弾いておられるのが奥様)は国立音大の出身で二期会所属のテノール、ご自分が歌う以外にも色んな活動をされているようで、小平市の男声合唱団の指揮・指導もやっておられるとのことでした。

昨日の参加者は女声合唱団3組、男声合唱団1組に歌手の方20名。歌手の方は殆どが二期会と藤原歌劇団所属で、現役バリバリの人達でした。一挙にこれだけの歌手達の歌声を聴けるなんて、まず普通のコンサートではありえませんね。

オペラのアリアが多かったですが、日本の歌、ドイツ歌曲、ありめせつこ&有銘哲也さんで、「明日にかける橋」なんて懐かしい歌もありました。

アリアの中に、テノール宮本英一郎さんが歌ったのですが、ビゼーの真珠採りの「耳に残るは君の歌声」がありました。この歌は、私とばあばがサルバトーレ・リチートラの追っかけ( ◠‿◠ ) になったきっかけの歌です。同じ題名の映画があり、素晴らしい歌声なので、いったい誰が歌っているのだろうと、調べたのが、リチートラだったんですよ。それ以来、来日する度何度か聴きに行き、オーストリア旅行で、ウイーン歌劇場に行った時は、なんと、リチートラがアンドレア・シェニエに出演していたんですよ。偶然でしたがその時はびっくりしました。大震災の年、ボローニャ歌劇場公演で9月に来日する予定だったのですが、8月、自ら運転していたバイク事故で亡くなってしまいました。素晴らしい声で、パバロッティの後継者などとも言われていたのに、ホント残念でしたね。

15分の休憩を挟み、5時過ぎまで3時間強のコンサートでした。上の写真は、プログラム最後に、前列5人のソプラノの人が魔笛の「夜の女王」を歌っている所、コロラトゥーラソプラノの声で、一人でもうるさいのに5人で歌うんですから、そのやかましいこと( ◠‿◠ ) 男性陣は定番「オーソレミオ」を歌ってくれました。

最後に会場の人も一緒に全員で「花は咲く」を合唱して終わりました。下村さん、「来年もやります!」と宣言しておられました。

2時46分には1分間の黙とうを捧げました。私は被災地の人々に思いを馳せることしかできませんが、忘れないようにはしたいと思います。
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