食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Vigneron ブドウ栽培・ワイン生産者

2010年09月13日 | 飲み物
ワイナリーに行ってきた





こちらは、ロワール地方のVouvray-ヴーヴレという所のヴィニュロン(ブドウ栽培とワイン醸造を両方されている方の事)さん

“ロワール地方”は、フランスの真ん中を横切る、とっても広い地域の総称。

その中に、たくさんのワイン産地があって、“ヴーブレ”は、その産地の1つ。






ブドウ畑の広さといったら、




どこまで続くのか…





良いブドウあり、




使えないブドウあり。



こちらのワイナリーでは、



ステンレスタンク貯蔵。





いろいろ試飲させて頂いた



そして、ヴーヴレといえば、

洞窟


なぜかというと、



“Vouvray mousseux”という、この土地で出来る発泡ワインは、洞窟の中で寝かせるから


この辺では、今でも、洞窟を自然のカーヴとして使ってて

そういえば、ココに来るまで、いろんな所で、山に穴が開いてるのを見た

そこに住んでる人もいるんだって








この機械は、ワインをちょっとずつ動かすためのもの。




ワインには、熟成してる間に“オリ”という不純物が出来てくる。


発泡酒には、これは厳禁

なので、これを瓶の口に集める為に、1日に8回、合計で1周するように回していく。



でも、

“AOC”と呼ばれる、国が指定する基準をクリアして作られたものは、



なんと、手作業

見せてもらった、その手さばき

すごかった




こうして集められたオリを抜いて、




コルク栓を付けて、出来上がり

(あ、この写真は展示品を撮っただけ)



心配なのは、この洞窟。

昔は、夏でも長袖を着ていないと寒かったそうだけど、ちょっとづつ、温度が上がってるみたい



昔ながらの製法、大切に育てたブドウたち。

おいしいワインを守りたいっていう情熱がすごく伝わってきて。

フランスのワインは、“テロワール-その土地固有の個性”を大切にするから、人が手出しできない所もある。

私には、何も出来ないかもしれないけど、何か出来ないかな? と、思ってしまう。



とても勉強になる時間を過ごせた

親切に教えてくれた皆さん、ありがとう


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