食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
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Tenosynovite de de Quervain 腱鞘炎

2011年10月09日 | ちょっとした事・話
そういえば、先日、掛かり付けの診療所に行った。



理由は、左手首の痛み。




日本にいた頃からの事で。

最近、痛みが頻繁に出て来るようになったから、まぁ、行っとこうか、と。



『多分、腱鞘炎(←フランス語で)だよ』

と、スーさんに言っておいた。

らば

『腱鞘炎(フランス語)って何?

専門家じゃないから、名前言われても分からないよ。

お医者さんに聞けばいいよ。』

って



腱鞘炎をネットで調べたら“Tenosynovite”とか、“De Querban syndrome”とか言うらしい。

で、スーさんにそのまま伝えたんだけれど。

腱鞘炎って、フランスではマイナーな症状なのかな??

日本の料理人さんや、パティシエさんで、腱鞘炎に悩まされている人は多いのに。

名前、知らないなんて。




そんな診断結果は、腱鞘炎。

腱鞘炎の治療法は、テーピングと、キネ(リハビリ)』

…やっぱりね。

日本でも、リハビリしつつ、完治はせずに、ダマしダマしでお仕事、な方の話しか聞かない。

だから、病院に今まで行かなかったんだよなぁ。

でも、みんな、治らない』

うん、知ってる。

『で、テーピングして、リハビリして。

治らないから、最後の手段を取る』



??


最後の手段??


患部に、直接注射して、薬を送り込んで、痛みを取る』


そんな事が出来るの??


どうせ、リハビリしても治らないって分かってるんだから、最後の手段を、最初にやっちゃおう』


このお医者様、話の分かる人

というか、救急センターで活躍されていたお医者様で、独立されて。

最前の方法を、いつも提案して下さる



フランスの病院事情は、ちょっと面倒。

まず、どんな事でも、主治医の先生の所に行って。

その後、先生に紹介状を書いて頂いて、“外科”とか、“何科”…っていう、専門の先生の所に行かなくちゃいけない。

で、ダメだった場合、大きな病院への紹介状を書いてもらう。



…、急を要する病気の場合は、どうするんだろうね

救急車しか、無いのかな



で、次回、専門の先生の所に行く予定。



そういえば。

私の職場のマダムとシェフも、心配して下さって。

症状の名前を言ったら、スーさんと同じ反応

それで、マダムが、お友達の薬局のマダムにそれがなんなのか、聞きにいったら

『何それ??』

と、言われたらしい



薬局のマダム(つまり、薬剤師さん)、本当に良い方で、翌日、その言葉の意味を調べたものを見せてくれて



フランスで、腱鞘炎は、一般的に、“Tendinite テンディニッツ“と言われるらしい。

『最初から、この名前で言ってくれたら分かったのに』

とは、マダム。


Tenosynoviteとか、Quervainは、ラテン語で、医学専門用語。

普段、“癌・ガン”って言っているのが、“悪性腫瘍…”と言われて分からなくなるのと同じなのかな?



こうやって、少しずつ、フランス語の語録が増えていく


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