食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

EPICURE エピキュール その2 ~ホテル・ブリストル~

2013年07月22日 | 外食 レストランとか
ハイ。

そんなワケで、



ホテル・ブリストル



パリで、数少ない、家族経営のホテル。

お部屋をはじめホテル内の装飾は社長の奥様のお見立て。

なので、館内のどこをとっても、映画に出てくるようなかわいらしさ

いやいや、映画がこういうの所を真似ているのかな




かわいい物好きな女性には、受けること間違いなし




で、ロビーを抜けて、一番奥にレストランはある。




『予約していたスーさんです』

と、名乗ると、

『お待ちしておりました。

テラスにお席を用意しておりますが、いかがでしょうか?』




いえね、

この時期の日本では考えられないでしょうが、

テラスでお食事が出来るんですよ



“夏のテラスなんて…”

なんて思われるかもしれないが、

30℃近い快晴のパリでも、日かげに入れば割と涼しい。

こういうホテルには、伝家の宝刀



“パラソル”がある




ゆえに、テラス席は、とっても人気

私の自慢話(笑)を聞いた某上司が、すぐにこのレストランに電話をして、席を取ろうとしたら、

『テラス席は、もっと、だいぶ前にご連絡を頂かないと無理ですよ

と、言われちゃったくらい




さて、



ロゼシャンパン片手にメニューを選ぶ。




今回は、ちょっと手間取った

コースもなかなかだし、

でも、ア・ラ・カルト(単品)でこのレストランのスペシャリテも食べてみたいし




で、悩むこと、悩むこと。。。



結局、



“ア・ラ・カルト+α”に決定




まずは、フィンガー・フード。



ハイ、

出てきちゃいましたよ、かえるさん

私、苦手でねぇ

これだけは、スーさんにお手伝い頂いて





このクグロフ、絶品

スーさんが、

『このクグロフ、早く食べた方がいいよ』

なんていう。

『どうらく人が早く食べないと、無くなっちゃうよ

あぁ、全部食べたいの、我慢してるのね




パン、いろいろあったんだけれど。







結局食べたのはコレだけ。

あと3種類食べきれなかった…。

着ていたワンピースの所為でねぇ




オシャレと大食いは対極のところにある 

っていうか、大食いとガストロノミー(美食)を並べてはいけない






アミューズ・ブーシュ、先付け。

さっぱり、胃の準備運動



+αの1品、その1



フランス産キャビアの塩味タルト



私の選んだ前菜、



スペシャリテのマカロニ、フォアグラ&黒トリュフ



スーさんは、



ガスパチョ風な前菜。



+αその2



メルランなるお魚料理。

ギンコ鱈。




メインディッシュには、



スペシャリテ中のスペシャリテ、柔らか鶏さん



これね、

中に鶏が丸々1羽入っててね、

目の前で3枚おろしに…、

じゃなくて、5部位にカットされる。





そして、



テーブルに




この切り分けてくれるのを“デックパージュ”っていうんだけど。

ムービー撮っていたので、詳細は写真にはございません

それしにても、カットからテーブルまで、わずか3分

プロでございます



お皿にのった所意外は、再度調理場に行き、



2皿目のお皿として、再登場

パリパリの皮、

分かってるね~




今回は、チーズを省略して、






デザートの前の、小さなデザート。

さっぱり、おいし~



スペシャリテなデザートの1つ、



レモン


これね、

真ん中をカットすると、本物のレモンみたいに、房っていうの?

ちゃんと、白い膜でそれが再現されててねぇ



スーさんの選んだイチゴのデザートも、



メルヘン~





イチゴセーキ(?)も付いてきた



欲張りな我ら、




2つ目のデザートー

私の選んだミルクのデザートは、

うん。

ミルク三昧



スーさんは、



チョコ。

これがまた、チョコなのに軽くて幸せになれる



ちなみにコレ、

フタが付いてて。



カカオポット

もうね、どれをとってもかわいくて、2人で乙女のように()騒いでおりました



あ、



イチゴのボールも。



さんざん食べて、



紅茶で、やっと一息。



していたら



食後のお菓子がワゴンで登場





少しだけ頂いた



はぁ~、

満足満腹。



料理だけじゃなく、

私、この日担当して下さったサービスマンさん、大好きになっちゃった



たくさん笑わせて下さったサービスマンさん。

後半、突然、にゅっと顔を出して、

『食事は滞りなく進んでいるかい?

なんて、言ってくる。

また冗談が始まった、と、思って、軽く流していたら、

スーさんが、



バラの花を1本。



どこから出してきたのー

ロマンチストの欠片もないスーさんが(←スーさんに失礼)



ええ。

このサービスマンさんが、スーさんに渡してくれたそうですよ。

( ↑ この辺、素直に言っちゃうところが、ロマンチストじゃないスーさん)



しかもこのバラ、どこかから、引き抜いてきた後が…。

だって、茎の部分にオアシスが付いてた。



多分、



レストランの受付のこの写真の、左真ん中にある花瓶から抜いてきたと思われる




人それぞれ、好みはあるだろうけれど。

このレストラン・エピキュール、

味、雰囲気、サービスともに、大納得の3ツ星

っていうか、ファンになっちゃった

今度は、いつ、来れるかな~