食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Un dimanche a Paris アン・ディマンシュ・ア・パリ

2013年05月02日 | お菓子屋さん
私が、オープン当初から通っているパティスリー、



Un dimanche a Paris アン・ディマンシュ・ア・パリさん




初代、オープン当初のシェフパティシエさんが、今年リヨンで開かれた、パティシエの世界大会に集中する為にここを退社し。

(見事、フランスを1位に導いた彼

その技術、センス、集中力は、今後どこで体験できるのか

乞うご期待)

2代目シェフパティシエさんは、残念ながらホンの数ヶ月で終了。




そして、3代目、現シェフパティシエさんが就任したのが昨年の12月



『軌道に乗せるから、それまで待っててね

って言われて。

待って、待って。




行ってきたー




初代の代表作たちを残しつつ、

新しい彼のケーキたちにも出会える。


今回買ったのは、




チョコとピスタチオ、




ミルフィーユ、




フレジエ。




知らずにケーキを食べたら、

『あれ? 

って、思うかもしれない。



何故なら、今回、シェフパティシエさんが打ち出したコンセプトが、

“desucre-デシュクレ”(deのeの上にアクサン・テギュ、“´”を置いて下さい)

つまり、sucre-砂糖をde-分離・除去する、と



モチロン、全く使わないワケではなく。

“使うことをひかえる”



つまり、少し前から聞かれる様になった、

“甘くなくて、おいしい”

の、再現



で、

おいしかった



ミルフィーユは、何か、もう1歩、的な感じはあったものの。

健康志向が流行のフランスに、時代にマッチしている。



フランス人は、秋から冬にかけて好きなだけ食べ、

春になり始めると、とたんに、ダイエットを口にする。

『水着が着られなくなっちゃう』 と。

(口にするのと、行動が伴うかどうかは別)



そんなフランス人たちが、罪悪感なく食べる事が出来そうなパティスリー。

(注:ダイエットケーキではないので、ミルク、バターなどはしっかり良いものを使っている)





シェフパティシエの彼は、本当に若い。

有り余る情熱を持ち、

すーさんと話し始めると、いつまでも話し続ける。

前回は、1時間以上話していたなぁ

今回も、店頭なのにたっくさん





間違いなく、これからのフランスパティシエ界を引っ張っていく1人になる。

しかも、良い男(笑)

(人の外見なんて、味を左右はしないけれど。

マイナスには、決してならない)



これからが、ますます楽しみ

あぁ、また、新しい時代がやってきた