食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Restaurant LASSERRE レストラン・ラセール

2012年08月01日 | 外食 レストランとか
7月は、私の誕生日でしてね



Restaurant LASSERRE レストラン・ラセールさんへ




去年、ちょっとしたハプニングがあって。

今年はリベンジしたいレストランがあったんだけれど




そのレストラン、

土、日、月の3日間が定休日 



私の休みは、レストランも休み



パリにいながらも、諸々の理由で行けないレストランがたくさん




で、レストラン・ラセールさん。

はっきり言って、

『おススメです



シェフは、パリの最高峰レストラン、アランデュカスでシェフを務めていらっしゃった方

シェフパティシエは、日本のベージュ東京のオープニングでシェフパティシエを務めていた方




私、このシェフパティシエさんの大ファンで

あ、この方女性ですので、スーさんのジェラシーは必要ありません



初めてお会いしたのは、東京は九段下に出来た、“エコール・ド・ヴァローナ”のオープニングレセプション。

小柄で、細くて、まるで、妖精さんのようなクレアさん。




彼女のデザートは、“美しい”。

おいしいのは、もちろん、

季節を感じ、

堪能し、

食事のフィナーレにふさわしい、

幸せを運んできてくれる一皿




さて、



誕生日の席なので、ピンクのシャンパンで、乾杯

グラスのシャンパンをお願いしたんだけれど。

このレストラン、マグナムボトルでのサーヴィス

マグナムボトルっていうのは、普通の750mlより、容量の大きいボトル。

これをグラスでサービスするっていう事は、注文するお客様がたくさんいないと、できない。

普段のレストランで、これは、なかなか見れない



さすが、



ステキな銀器を使っていらっしゃる




なんて思いながら、



1品目。

ホワイトアスパラガスと、モリーユ茸。




パスタのトリュフ詰め。






ピアノの生演奏とともに






お魚料理と、




お肉料理。

このソース、お皿を運んできてから、私達の目の前でかけて下さったのだけれど。

食事の途中に、

『ソースを足しましょうか?』

と、声をかけて下さったのでお願いしたら




目の前のワゴンの上のアルコールランプを灯し、そこであたためて下さって



さらに、



天井が突如オープン

外からの風が、気持ちい~


私達が入店したのが19:30。

明るかった空が、夜空に変わるのも、また、ステキ







チーズを頂き、





デザート

フランスで、夏といえば“グリヨット”

ダークチェリーが、一番“旬”を感じるもの。

日本とは、少し違う? 





これは、フレーズ・デ・ボワ。

“野いちご”。

このフレーズ・デ・ボワは、高級品

その辺のマルシェでは、味のない、質のイマイチなものがほとんど。

高級店で使われるフレーズ・デ・ボワは、本当にいくつかの農園で採れたもののみ

品種で質が変わるんじゃなくて、育てられた農園で質と価値が変わる


デザートは、“クレアさんプレゼンツ”で、お願いしていたので、







…クレアさん、多すぎないかい



そうこうしているうちに、



最後のプティ・フールが登場。



大変だ

スーさん

“アレ”、頼んでいない

このレストランのスペシャリテ



今、現代、ドコのレストランで見る事が出来るか

クレープ・シュゼット



クレープにね、オレンジの風味を利かせて仕上げるデザートなんだけれど。

この仕上げを、お客様の前で行うちょっとしたスペクタクル



これだけ、デザートを食べたのに、注文した私達

しかも、その様子を動画撮影


私達のテーブルと、仕上げをして下さっているワゴンの間を通るサービスマンさん達、気にしながら通って下さっていた

しかも、運悪くマネージャーさんの前で、私達の間を通った方は、

『何しているんだ、

通るなら、カメラの下を潜れ

と、怒られ

(正確には、笑わせる為の冗談だけど

しかし、動画に気を取られ、写真を撮り忘れた私



え?

充分でしょって?

そうですね



食事の終盤、



マネージャーさんが、こんな、小さな陶器のお鍋を

『女性のお客様へ

って、配って下さって

私、これ、テーブルに忘れてきちゃった~



食後のハーブティーと一緒に、



マドレーヌとチョコのお供が。




シャンゼリゼ通りのすぐ近くの一軒家レストラン。

建物に入ったら、エレベーターで上の階へ。

これだけ、ホスピタリーに溢れたレストランは、なかなかないでしょう

“フランスらしさ”を感じる事の出来る、レストラン・ラセール。

ワクワクしたい方におススメです




あ、あの、陶器のお鍋を再ゲットすべく、

再訪、決定