食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Kebab ケバブ

2011年10月05日 | 食卓
時々、な~んか食べたくなるもの。



それが、



Kebab ケバブ




フランスでケバブ??

これが、以外と、ケバブ屋さんはたくさん



フランスは、移民の国。

日本みたいな、

“日本人の嗜好に合わせた各国料理”

ではなく


その国の人の為の、“祖国の味”を、食べる事が出来るのが、パリ。



で、ケバブもその1つ。

早くて、安くて、ボリュームたっぷり。



あれ?

日本の牛丼みたい??



ただし、

お店選びは、慎重に


日本みたいに、“どこでも、たいてい同じ”ではなく。

衛生面、味の、当たり外れは凄い



そんな中で、



我が家の近所の、このケバブ屋さんは、





店内は清潔だし、店員さんは親切だし。

『こういうの、出来ますか?』

って聞くと、

『出来ない事なんて無いよ

って言ってくれる、商売上手(笑)

何より、また来たくなるお味

日本の、お上品な大きさのケバブじゃないし



パンは手作りで、モチモチ

(ポテトは冷凍モノだけど)



2ヶ月に1回位、食べたくなる。

スーさんの居ぬ間に、手抜きで、楽しむ

Olympique Metier 技能オリンピック国際大会

2011年10月05日 | ちょっとした事・話


フランスの、プロのパティシエさん向けの雑誌“LE JOURNAL DU PATISSIER-ル・ジャーナル・デュ・パティシエ”



最新のパティシエさん&パティスリー情報、新店情報なんかが載っていて、写真がキレイ



の、

だいぶ前の記事だけど




スーさんの職場の後輩がコンクールで優勝

の記事



これは、フランス国内の職業オリンピックなんだけど。

このコンクール優勝のご褒美が、



“イギリス・ロンドンでの、職業オリンピック=世界大会出場” 

五輪オリンピックの技術職バージョン。

こういうのがあるなんて、知らなかった




パティシエのコンクールで、一番有名で、権威があるのが、フランスのリヨンで、2年に1回ある大会。

日本でも、パティシエの世界大会は開かれてる

今は、この大会が、もっと世界に名前が知られるように、更に発展出来るようにがんばっていらっしゃる所。




そういうコンクールとはちょっと違って。

この、職業オリンピックは、22歳までの、若手技術者の大会。

若手とはいえ、その技術は、一般のコンクールと一歩も引けを取らない

国によっては、練習スペースを確保したり、働かずに練習出来るような計らいをしてくれたり。

優勝すれば、報奨金をもらえたり凱旋パレードしたりする所もあるそうな…。






で、スーさんの後輩さん。

今日からロンドン入り

(開催国がイギリス)

…スーさんも、ついて行っちゃった

私は、仕事のため、お留守番…

フィッシュ&チップス、食べたかったなぁ

応援に、行きたかった



イエね、スーさん。

後輩さんにお願いされて、コーチを引き受けて。



後輩さんの技術はトップクラス

でも、技術以外にも大切な事はたくさん

作業前&作業中の準備、段取り、器具やテクニックの選定etc…

時間内に、最高のものを仕上げる為には、

無駄を無くして。

作り上げるのに、時間を有効に使わないといけない。

その点、スーさんは、その辺の準備&管理に余念がない性格と、仕事ぶり。



この数ヶ月、特に4月位からは、2人で、仕事終了後に残って作業したり、休み返上で練習したり。

コンクールと同じ時間(6?、8?時間)で飴細工を組み立てる為に、一晩中かけて彼は飴細工を作り、

スーさんは、その作業をチェックして。


どんなコンクールも同じだけど。

世界大会って、やっぱり、ただの努力、がんばり以上の気合いと、根性が必要




この職業オリンピックでは、全員が、公的に、コーチを付ける事を義務づけられている。

フランスでは、“コンパニオン”さんって呼ばれて、その道のスペシャリストさんがいる。

(それ専門ってわけじゃないけれど、経験&実力ともにすごい人たち



コンパニオンになるのは、とってもタイヘン

料理学校を卒業してから、10年間、毎年1年ずつ、フランス中を移動して、有名レストランや有名パティスリーで仕事をしながら、更に、専用のカリキュラム(講義)を受けて、毎年、テストをクリアしないといけない

体力、時間、生活、自由、金銭面。。

全てをつぎ込んで、も、なれるかどうか



後輩さんにも、スーさんの他に、コンパニオンさんがコーチに。

そんな、3人4脚(?)でがんばったコンクールが、明日から、始まる

最終日の10月9日、

吉報を待つ




そして

スーさん、お土産よろしく





さっきの雑誌のウラ表紙、



今年の、リヨンのクープ・デュ・モンドでの、日本の氷彫刻の作品だった

かっこいい