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食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Can Fabes カン・ファベス 2

2011年08月16日 | 外食 レストランとか
カン・ファベスさんのお料理、いってみよう


まずは、











コレ、ブタさんの耳





ここまでが、アミューズ・ブーシュ = “一口のお楽しみ”

“一口”って





カルパッチョ。




ブタさんと、キャビア。




私の焼き魚と、




スーさんのエビ。




内臓料理。




そして、お肉。




チーズをお願いした私と

食べなかったスーさん



初めて見た



デザートの前の“飾り皿”


(食事のスタート前は、



コレだった。)








冷たいもの、温かいもの。

シンプルで、バランスの良いデザート


そして、







プティ・フール




カフェ・オレで〆





シックな店内で、私達が食べ終わる頃には、周り、誰もいなくなってた




帰り際に、



今日のメニューと、




今年のRELAIS & CHATEAUX-ルレ・エ・シャトーと、

LES GRANDES TABLE DU MONDE-レ・グランドゥ・ターブル・デュ・モンドを頂いた

やった

今年の、まだ手に入れてなかったんだよね


この2つの本は、世界のホテル&レストランガイド。

ただし、高級系の所だけ

ミシュランガイドの、格付けしてないバージョン、みたいな。

海外で食事をする時に、この本は参考に出来る


ルレ・エ・シャトーのお菓子屋さんバージョンが、“RELAIS DESSERT-ルレ・デセール”。

これも、海外に行く時には、とりあえずチェック


ホテル、レストラン、パティスリーが、この組織の会員になる事で、ガイドブックに掲載される事が出来る。

家にあると、何かと便利



と、いう事で。

カン・ファベスさん、また来ます

Can Fabes カン・ファベス 1

2011年08月15日 | 外食 レストランとか
待ってました

この旅のメインイベントの1つ、



Can Fabesーカン・ファベスさん でのお食事

このレストランは、バルセロナから電車で約1時間の小さな街にあるホテル兼レストラン。

電車に揺られ、駅から歩く事約10分、で、到着。


途中で、



こんな案内板を発見

レストランは、こっちですよ、って

このレストランで食事をする為にこの街を訪れる人、多いんだろうなぁ



コチラのシェフ、実は、有名なエル・ブジさんの料理は、完全否定 な、立場の方。

犬猿の仲とでもいうか…



そんな事は置いといて。

店内に入って、予約してある旨を告げて。

『初めてお越し頂いたんですよね。
良かったら、私達の厨房、のぞいてみませんか?』

と、言って頂いて

モチロン、

『お願いします





広くて、当然ながら清潔で、目が合うと、スタッフさん達も、仕事をしながら挨拶してくれる





奥に見えるのは、“シェフ・ズ・ターブル”。

調理場内にある席で、調理しているのを、目の前に見ながら食事が出来る

※要予約


そのまま、その日は使われていなかった個室を見学させて頂いて、席へ。


メニューを渡されつつ、

『食前酒、どうしましょう?』

そりゃあもう、ここで頼もうとガマンしていた、



“カヴァ” ーシャンパンのスペインバージョン


そんな私に対し、スーさんは、



ノンアルコールのオリジナルカクテルをオーダー





メニューは、せっかくココまで来たので、“シェフのお任せコース”に



ソムリエさんに、

『飲み物は、どうしましょう? 

と、聞かれ。

『多くは飲めないので、白ワインと、赤ワイン、グラスで1杯ずつ頂けるとうれしいです』

と、答える私


…?

『スーさん、私、スムーズに受け答え出来たよ

『うん、フランス語だったからね



ナルホド、そう言う事か

私にとっては、フランス語もスペイン語も“外国語”。

変な錯覚を経験した

スーさんは、

“外国人同士がフランス語しゃべってる~、

なんか、おもしろい”

と、思っていたそう








パン用には、オリーブオイルとバター。

どちらも、上品でおいしかった


カンジンのパンは、














全部で6種類。

(ほとんど食べかけ写真なのはご愛嬌

バゲット、カンパーニュ、マイス(とうもろこし)、シリアル、セーグル、オリーブ。

小さめカットだったので、全部食べられた



頂いたワインは、



フランス、ブルゴーニュ地方の白ワインで、カン・ファベスさんの為“だけ”に作られている白ワイン



赤ワインは、



これまた、ブルゴーニュのブドウなんだけど。

なんと、瓶詰めは、ここで行っているそう



どちらも、文句無く、おいしい

スペインだから、おススメワインは、スペインモノで攻めてくると思っていた私。

『良いものを、おいしい食事に合わせられるって、ステキな事なんですよ』

と、おっしゃったソムリエさん。

私、料理の皿数のあまりの多さに、

“もうそろそろ、ワイン、飲みきらないと”

って、がんばっていたら。

(お酒は好きだけど、量は飲めない私

実は、コースはまだ、もうちょっと続くようで。

ソムリエさん、グラスにワインを足しに来た

止める私に、

『赤ワインのないお肉料理は、ちょっと、寂しいでしょ』

と。

優しい笑顔で、そんな事言われたら、飲まない訳にはいかないでしょう


いや~、このソムリエさんと、つたないフランス語同士、気が合っちゃって。

私のワイン代が、タダに



ステキだったのは、ソムリエさんだけじゃない

私、食べ物にアレルギーがあって。

言葉が通じなかったら大変なので、紙に書いておいたのを見せたら、

『調理場に伝えるので、ちょっとコレ、お借りしますね』

と、持っていかれ。

返されたメモには、



『こっちの単語の方が、実用的ですよ

と、右側に単語を書き足してくれていた



ソツのない、でも、肩肘の張らないサービス。

とっても、楽しい時間を過ごせました



と、言うワケで、長くなっちゃったので、料理は次の更新で

だって、皿数が、あまりにも多くて…

Aux verres de Contact オ・ヴェール・ドゥ・コンタクト

2011年08月04日 | 外食 レストランとか
気がついたら、結婚1周年

(結婚記念日は7月31日

で、



Aux verres de Contact オ・ヴェール・ドゥ・コンタクトさん へ。




コチラ、私の好きなビストロ、ジャディスのシェフが開いた2軒目のレストラン

7月28日にオープンしたばっかりで、せっかくだから、開店祝いをかねてうかがった。



サンジェルマン大通りでも、サンジェルマン・デ・プレ界隈から少し離れているので、周りは落ち着いた雰囲気。



シェフは、ジャディスに残って。

2店舗目のコチラは、料理人な奥サマが担当されるって聞いてたんだけど

ジャディスの方が、夏休みに入ったとかで、ご本人がいらっしゃった



案内して頂いた店内は、





入ってすぐ、キッチンが見えるカウンター

奥は、落ち着いた雰囲気。

そして、地下

ワインカーブ風の個室になっていて、とってもステキ



お料理は、ア・ラ・カルトのみ。

ジャディスとは違って、“ビストロ風”の基本的なお料理が並ぶ




私の頼んだ、



サーモンのマリネと、




ステーキタルタル。


定番の、



ポテト付き




スーさんの、



トマトとモッツァレラ。

このモッツァレラが絶品で

どこかで買えるか、聞いてくれば良かった




メインは、かる~く火が入ったお魚



デザートも、



モモのコンポートは、2種類のモモを使っていたり、



“神秘的な”とか、“不思議な”って言う名前の、





こんなデザートも


全部、大満足




ジャディスは、15区のハジの方で、我が家からだと、行くだけで1時間

周りに、何もないから、“わざわざ行くお食事処”だったんだけど。

(そして、行く価値のあるお店



それが、コチラは、歩いて1時間で行けちゃう立地

内容も、雰囲気も、“フラっと行けちゃう”お手軽さ

そして、何より、定休日なし



重宝しそう



Aux verres de Contact ~オ・ヴェール・ドゥ・コンタクト~
52 Bd Saint Germain 75005 Paris
無休

Saturne サチュルヌ

2011年07月31日 | 外食 レストランとか
日本から、ステキな友人がパリに旅行に来る事になって

お食事処のリクエストが、

“軽いお料理”

“ビオワインが飲める所”

って事だったので、選んだのが、





Saturne サチュルヌさん

近くを通るたびに、

『今度、行ってみたいね』

って、スーさんと話してた所

シャンパンで、乾杯

あんまり、冷えてなかったけど




パリの建物は、“ロ”の字型になっている事が多くて、真ん中は、中庭。

その、中庭部分をメインダイニングにしてあるので(屋根付き)



サチュルヌさんは、雰囲気が良い



コチラのレストラン、



豊富なワインが有名で

ワインリスト、分厚い。




壁のワインセラー。

ワインが立ってると、日本酒みたい




料理は、

コースが2つだけ。

2つのコースの違いは、1皿多いか少ないかだけ。




(ダイエット中の)スーさんは、1皿少ないコースを(笑)

私と、友人(女性)は1皿大きなコースを





結果、

おいしかった



が、

不完全燃焼ギミ



私、アレルギーがあって。

例えば、“卵”アレルギーですって言ったら、卵黄ははずしてもらえたんだけど

代わりに、卵白がのってきた、みたいな



ワインは、

『おススメのビオワインで』

と、お願い。




これ、

『生産者さんから、直接、その年に出来たもの、全部ウチが買っちゃったんだよ

と、出されたんだけど。

両隣の席も、向かい側の席も、同じボトルがテーブルにのってた。

まぁ、実質、コース1種類しかないから、合うワインっていったら、同じものに…、

なるのか…な…?



関係ないのだけれど…。





頼んだ白ワインの最後に、鰹節みたいなのが浮いてたんだけど。

コレはなんだろう??

赤ワインじゃないから、オリじゃないし






“マグロと乳飲み仔牛”って書いてあったのに、マグロが見当たらなかった前菜。




これは、スーさんのお皿の2品目の前菜。




私のは、結局、アレルギー物質が抜かれただけ。

つまり、野菜だけ

(スーさんたちの所は、カニさんが)




3品目は、お魚。


で、



お肉。




軽いもので、って言ってた友人が、

『本当に軽かったね

って言っていたので…。

私の隣に座っていた大柄な男性は、

アレで足りたのだろうか

久しぶりに、レストランの後に、ラーメンが食べたくなった





デザートと、





『紅茶はありません。緑茶なら』

って言われて出された…緑茶…?




今度、もう一度リベンジしてみよう




それにしても、東京、興味のあるお店がたくさん登場中

行ってみたいお店がたくさん

今度帰ったら、浦島太郎になりそう

(去年帰った時は、東京駅で迷子に…

あったハズのカフェを探して、3周くらいウロウロ。

おみやげ屋さんになってたのね



Saturne ~サチュルヌ~
17 Rue Notre-Dame des Vctoires 75002 Paris

L'AMBROISIE ランブロワジー

2011年07月23日 | 外食 レストランとか
なにせ、4000枚ある写真をブログに載せたい私。

賞味期限のあるものから、ブログにアップしていこうと思う




そんな訳で、7月は私の誕生日がある月

去年は、結婚式を控えて、ダイエット中だったので、レストランには行かなかったのだけど。

去年から、今年の誕生日は、“L'Astrance-ラストランス” と、決めていた私。

2000年にオープンして、たった半年でミシュランに輝き、あっという間に、5年で、星3つまで駆け上ったレストラン

予約が取れない事も有名だけど、

『新しく入った同僚が、そこで働いていたから、予約取ってくれるって

と、スーさんが言ったのが2ヶ月前。

予約の2日前にリコンファームを入れて。



当日、夜は仕事のあった私。

なので、予約はお昼の12時。

ほぼ、12時ちょうどにレストランに着いて、予約した旨を告げると、

『予約にお名前がございません』

…ええ

…何かに気づいたスーさん

同僚さんにすぐに電話。

『レストラン、どこだっけ??』

『L'AMBROISIE ランブロワジーだよ』

…えええええ




L'AMBROISIE ランブロワジー と、 L'Astrance ラストランス。

“L”と“ ’ ”、そして、“A”…

名前、似てる…か…?




とにかく

予約が無ければレストランに席は無い。

そして、予約してあるレストランがある。

= “本当のレストラン”に行かねば

ラストランスに別れを告げ、ランブロワジーへ



パリは、東京の山手線と同じような形。

ラストランスが渋谷駅近くだとすると、ランブロワジーは九段下とかお茶の水近辺になるのかな。

移動中に、レストランの電話番号を探し(ケータイの進歩ってすばらしい)、

予約の時間に遅れてしまう事を伝え。







やっと、到着



ちなみに

お伝えしておこう。

ランブロワジーは、

“20年以上三ツ星を維持しているレストラン”

“パリで一番(お値段が)高いレストランの1つ”

“シェフは、メディアに一切出ない職人堅気なパコーさん”

という。

私が、行きたいな~、と思いつつ、40歳を過ぎて、自分がレストランに似合うように成長してから。。

なんて思っていたお店


私が、このお店を知った理由、

それは、私、“コート・ドール”という東京の三田にあるレストランの大ファンで。

このお店のシェフ、斉須シェフは、私と同じ、福島県の出身。

(街も一緒

“本当においしい料理”を教えて頂いたレストランの1つ。

その斉須シェフがフランスにいた頃、タッグを組んでいたのが、ランブロワジーのシェフ、ベルナール・パコーさん。

(詳しくは、斉須シェフの本を見て頂ければ

いろんな意味で、あこがれのレストランだった。






レストラン内は、3つの部屋に仕切られていて、一番奥の部屋は、7名のグループが個室風に使用。

私達は、真ん中の部屋の一番奥。

正直、“一番良い席”に案内されたような気がする







せっかくの誕生日(喜べる年齢じゃなくなったけど)。

ロゼシャンパンで乾杯。

ローラン・ペリエ アレクサンドラ ロゼ

アミューズ・ブーシュ、写真撮る前に食べちゃった



お料理は、ア・ラ・カルト(単品)のみ

今回は、前菜・お魚・お肉の3つをチョイス

『量が多いので、気を付けて』

なんて、メートル・ド・テルさんに言われつつ。



一皿目、





おや?

頼んでないお皿が登場

『料理に入る前の一皿です』

と、手長エビ

しかし、アレルギーのある私、食べられず

伝えておいたんだけどね、出てきちゃったね…。

と、言うワケで、スーさんだけ堪能。



2皿目、



『さっきのの替わりに』

と、半熟卵とキャビアが

スーさんにも出され。

スーさん、一皿私よりも多く堪能。




このお皿、の数…、

飾り皿、下皿、受け皿に銀器…。

高級フランス料理は、宮廷料理だったって、改めて思わせられる。

最近、なかなか見ないなぁ



そして、



やっと、私達が頼んだ一品目。

カモのフォアグラ




トーストされたブリオッシュと一緒に。

卵についていたブリオッシュとは、また、違うブリオッシュだった。

お皿が大きいから、そうは見えないけど、量が、半端ない

この量のフォアグラ、そして、この質




フォアグラに合わせてソムリエさんが用意してくれたのは、

Chateau Clement シャトー・クレマン 1982年

(私語:のりじゅ、アナタと同じ年のワインよ

…至福





ブレブレになっちゃった写真()は、お魚、ヒラメのロティをお皿に分けて頂いている所。




あぁ、コレ、食べ続けていたい。。。

付け合わせのお野菜がね、本当においしくて。

体にしみ渡っていくような




合わせて頂いたのは、2008年の白ワイン。



きました





私の選んだお肉料理、乳飲み牛のフリカッセと、付け合わせに、




スーさんの、リー・ド・ヴォー


昔、

『フランス料理なんて、チマチマした料理が食べられるか!!』

なんて声を、聞いた事があるけれど。

一度、この一皿を食べてみてほしい

体験してほしい。

この、トンカツ定食のようなボリュームを (笑)

モチロン、お味は文句なし




2006年のブルゴーニュをお供に。






パンは、カンパーニュと、バゲット風の2種類。




バターは、どこのだったんだろう?

聞くの忘れちゃった





ココまで食べて

問題発生


ワタクシ、この日まで、ダイエットをしていたのだけれど。

せっかくの誕生日に、どうしても着たいワンピースがあって

でも、目標に達成せず、どうしても、見た目が…

…で、結婚式に使ったコルセットを着用

ダイエット成功と同じような効果が




しかし…

コルセットの大きな落とし穴…

胃が、

締め付けられるんです


スーさんに、

『もう、食べられない…』

と言うと、

『またまた~、何を冗談を

なんて言われ

その後、

『チーズを頼まないどうらく人なんて、今まで見た事無いよ

と、驚かれ…

『今度から、レストランに行く時は、いつも、コルセットしなよ。
お財布に優しいよ

とまで言われた



そんな訳で、チーズを省き、



スペシャリテのデザート、チョコレートのタルト・ヴァニラのアイスのせを注文。

この軽さ

はぅ~、シアワセ

(アイスに刺さっているバニラのさやの太さ、極上品の証し。

たまに、一度使ったバニラのさやをデコレーションに使っているのを見るけれど、これは、未使用。

全てにお金がかかっている





プティフールと、




コーヒーを頂き、



最後に、





メニューに、今日食べたものと、ワインの銘柄を書いたものを頂いた




今回、一番驚いたのは、マネージャーさん? メートル・ド・テルさん?の、立ち居振る舞い。

これだけ静かな、穏やかなサービスマンさんに、初めてお会いした。

まるで、そよ風のような、心地の良い、安心でいる雰囲気。

この方は、もう25年、こちらに勤めているそう。

でも、冗談もおっしゃるんですよ、この方(笑)

お客さんが、レストランに、料理に、サービスに、何を求めているかを察知してくれる、というか。


パコーさんのお料理はもちろんだけど、レストランの立地、内装、接客、全てがそろって、

“さすが、ランブロワジー” になる。




私:『私の誕生日、毎年ココでも良いよ』

スーさん:『ホホウ、おもしろいことを言うねぇ』

私:『私が楽しみにしていたラストランス、どうなるんだろうねぇ』

スーさん:『…


なんて話をしながら、私は、仕事に向かったのだった…

(ええ、お仕事、忘れていませんよ…。

しかも、職場でも、お祝いしてもらっちゃって、お酒、飲みっぱなしな1日だった

この辺がフランス



L'AMBROISIE ランブロワジー
9 Place des Vosge 75004 Paris
日、月休

Clos des sens クロ・デ・サンス

2011年07月20日 | 外食 レストランとか
食べ道楽ツアー+アヌシーで、晩ご飯、といえば…、

グルメな方なら想像がつくであろうレストラン、

“La maison de Marc Veyrat-ラ・メゾン・ドゥ・マーク・ヴェラ”さん。

ミシュラン三ツ星

ゴー・ミヨ20点満点

だった、フランス最高のレストランの1つ



には、行かなかった

いえね、行こうかとも考えてみたんだけど

スキー事故の後遺症とかでご本人は調理場に立てなくなっちゃったり、

その所為で、ミシュランの星は返上したり、

お店は一番弟子に売っちゃったりとかで。

で、HPを見たら

閉まってた



ま、2日間の旅行で、伝説(?)の6~8時間に及ぶ()、最高の食事タイムは翌日に後遺症が残るかも

という懸念もあったし。

今度、ゆっくり滞在できる時に開いてたら、ね



で、うかがったのが、



Clos des sens-クロ・デ・サンスさん

ミシュランの2ツ星レストラン

そして、今回は泊まってないけど、宿泊用の部屋もあるオーベルジュ。



19:30の予約(レストランのオープン時間も19:30)に、ちょっと早く着いてしまった私達は、



コチラ、レストランの上のサロンで少し待たせてもらい(笑)




サロンにあった暖炉

(真夏な日本の皆様には申し訳ないが、うかがったのは2月だったモノで

に感動してからテーブルについた。







コレ、



ワインリスト

右開きが赤ワイン、左開きが白ワイン

初めて見る両開きのワインリストに感動しつつ








私はKRUG-クリュッグのヴィンテージ・シャンパン。

スーさんは、最近、スーさんの中でマイブーム(?)な、“シャンパンじゃない、ソムリエさんのおススメ食前酒”(笑)

今回は、サヴォワ地方の甘口白ワイン。

コレ、クリュッグより、私好みだったかも








食前酒と、一緒に出されたアミューズ・ブーシュ–一口のお楽しみ を堪能しながら、メニューを見ると


トリュフコース、1つのみ。


あれ?

HPには、ア・ラ・カルトとか、いくつかコースがあったんだけどなぁ。

トリュフ、そこまで好きじゃないんだけど…。

なんて考えてたら、

『何にする? 

と、スーさん。

『イヤ、“何に”もなにも、選びようが…』

という私の横で、ページをペラペラめくるスーさん。

『ちょっと
コッチのメニュー、1ページしかないのに、なんでめくれるの




…ワタクシ、なぜか、グランメゾンなレストランで渡されるメニューに、ミスが多いのよね…

(昔の事は、話が長くなるから、また次回…



そんな訳で、





丸々1個出されたパン・ド・カンパーニュを2人で全部堪能し、
















一番大きなコースを選択




メインディッシュは選べて。



脊髄のポ・ト・フーの私と、





子羊肉のスーさん


おいしく料理を完食


普段、ア・ラ・カルト(単品)で頼む事がほとんどの私達。

今回、珍しくコースで頼んだのだけど

(日中食べ過ぎて、考えるのが面倒に

全てのお皿、ハズレなし

毎回、驚いたり、ワクワクしたり。

次に出て来るお皿が楽しみで




そして、



フロマージュのワゴン




スーさんのお皿と、




私のお皿。

私のお皿の右側は、36ヶ月熟成 のコンテチーズなんだけど、日本の鰹節削りで削られてた

日本の鰹節削りとか、野菜のスライサーとか、チーズ用に使うフランスのレストラン、結構ある(笑)


そして、



昼間、フロマージュリーで見つけた“ヴァシュラン・デ・ヴォージュ”がココにも

食べた感想:

『昼間、なんで1つしか買わなかったんだろう

ベースは、モン・ドールと同じ。

でも、農家で丁寧に作られている分、濃厚で、香り高く、クリーミィで、シアワセ度 




笑ったのが


『当店には、庭で飼っている鶏がいまして』

と話し始めるサービスマンさん。

『その子の名前はジャン・ピエール』

フムフム、ジャン・ピエール。

『その、ジャンピエールが産んだ卵です』

と。





このお皿の卵、最初は割れてなくて。

サービスマンさんが話し終わった後割られてしまった。




全部、お菓子で出来た卵みたいなデザート

『ジャン・ピエールは、当店でシェフ・パティシエをしています』

というオチ。

“産んだ”→“考案した”

っていうアイディアに、お味は別にして拍手





コレは、ごく、うす~い飴。





スプーンで押したらしぼんでいって、






食べたらわた飴の味だった

中のアイスにくっつくと、モチロン固くなる。








チョコは、真ん中空洞(笑)

















席に着いた時には、サロンは、私達2人だけだったけど、帰る時にはほぼ満席。


ステキな空間。

“来て良かった”、“また来たい”と思った





カワイイ



Clos des sens ~クロ・デ・サンス~
13 Rue Jean Mermoz 74940 Annecy le Vieux


Brasserie ブラッスリー

2011年02月16日 | 外食 レストランとか
日本料理に、家庭料理から懐石料理、会席料理まであるように、フランス料理もいろいろ

それは、食べる場所によってもかわる。

“Cafe-カフェ”は、コーヒーを出すのがメインだけど、アルコールも置いてあるし、食事も出来る。

“Brasserie-ブラッスリー”は、ビールがメインで、食事が出来て、コーヒーも飲める。

“Bistro-ビストロ”は、昔は酒場なイメージだったけど、最近では、ブラッスリー以上、レストラン未満な食事をする所。

“Restaurant-レストラン”は、上等な食事処。

あとは、タベルヌとか、オーベルジュとか…。



最近は、そこまで区別する必要もないのかな



軽く食事がしたい時、利用するのはカフェかブラッスリー。

1皿でボリューム満点、しかも早い



スーさんと一緒に行った場合、いつもスーさんは、



お肉ののったサラダ。


私は、



ど・どーん と、お肉


なので、店員さんは、たいてい皿を逆に置いていく



この



狭いテーブルと、




間隔の狭いテーブルたち。

隣同士の人達が、

『すみませんね

『良いんですよ

なんて、声を掛け合いながらとる昼食がフランスの日常



素敵レストランも良いけれど、こんな食事も私は好き

JADIS ジャディス

2011年02月03日 | 外食 レストランとか
1月31日のお話。



ちょうど、結婚してから半年経ったこの日、たまたま、ひっさしぶりにスーさんが休み&私も休みで。

せっかくだから、外でお食事

うかがったのは、スーさんの友人のビストロ、“JADIS-ジャディス”さん

お店が出来てすぐの2008年、“パリの最優秀ビストロ”に選ばれて

それからも、評判は上り続け



私が初めてこちらのシェフにお会いしたのは、まだ、このお店を出す前。

もう5年前

時が経つのは早い



私とスーさんは、アレルギー持ち&好き嫌いありの為、たいていア・ラ・カルト(単品注文)

頂いたのは、

私:



(ホント、写真がブレブレで申し訳ない)

前菜に、Pibales-ピヴァル

聞きなれない食材だけど、コレは、ウナギの稚魚。

フランスでは、漁獲量に制限があったりで、年に1、2ヵ月しかお目にかかれない、しかも、オマール海老より高価

(今回選んだものの中でも、ダントツで高かった)

これを、かる~く火を通して、ニンニク、塩コショウ、ハーブで味付けしただけ。

小さくて、繊細な食材の火入れは、シェフの腕の見せ所

そして、とろけるほどおいしかった


メインは、



Perdreau-ペルドロー。

ヤマウズラのひな を、丸ごと1羽分

今シーズン、初のジビエ



この写真でお分かりいただけるかどうか…。

テーブルの左端に“ちょこん”と置かれた小さなお皿

メインが、“ちょこん”?



そう、こちらのお店、



ガルニチュール(付け合せ)が、“ドドンっ”と、中央に置かれる

こちらで食事をするのは3回目の私。

実は、メインディッシュを同じジビエの“シカ”にするか悩んだのだけど…。

結局、ガルニチュールで選んだ

好きなガルニで選ぶと、楽しみ倍増



スーさんは、

前菜に温製帆立貝。

(写真がブレ過ぎていてお見せ出来ません)

メインは、



Ris de veau-リー・ド・ヴォー、仔牛の胸腺肉



デザートは、



ガレット・デ・ロワを選んだのは、モチロン私

名前は“Pithiviers-ピティビエ”で表記されてた

今年最後のガレット

としていおるビストロでだされるあったかガレット

ほんのり香るオレンジ(?)のおかげで、重すぎず、香ばしい、さすがの一品


逆に、



軽~い、フルーツのサラダを頼んだスーさん。

写りこんでる手は、上に乗ってた細長~いギモーヴ(マシュマロ)で遊ぼうとしているスーさんの手



最後に、



コーヒーを頂いて


世界不況が続く中で、パリも、モチロン例外じゃない。

そんな中で、JADISさんは、今年、2号店をオープンさせるそう

今は、パリの左端、ちょっと不便な場所だけど、2店舗目は、パリのど真ん中の予定

もっと、頻繁に食べに来れるかも



いや~、幸せな夕食だった



JADIS ~ジャディス~
208 rue de la croix-Nivert 75015 PARIS

Confit de Canard 鴨のコンフィ

2010年12月03日 | 外食 レストランとか
先日、久しぶりにスーさんと外出

といっても、お昼からのスーさんの仕事前の時間にちょっと、久しぶりに外でお昼を食べただけ

スーさんの、休みがないのは、1月末まで続く予定



で、時間のない中食べたのは、



Confit de Canard-鴨のコンフィ

油に漬け込む調理法の“コンフィ”

油をいっぱい吸った鴨のモモ肉。

私の大好物



スーさんは、



チーズバーガー。

といっても、マックとかのバーガーじゃなくて、お肉の焼き加減を聞いてくれて、注文を受けてから作られる。




久しぶりの外食で(といっても、スーさんの職場近くの普通のブラッスリーだけど)、

『休みが取れるようになったら、あのレストランとか、あそこのビストロとか行きたいね~』

なんて話が弾み

『今年、ジビエ、食べれなかったね…

と、残念がったり。



家ご飯も良いけど、外ご飯も大好きな2人。

もう少しの辛抱、かな。



Les Embruns 12区のクレープリー

2010年07月10日 | 外食 レストランとか
最近、外食といえばクレープ屋さんなワタシ


先日、たまたま雰囲気の良さそうなお店を見つけていて

今回は、ちょうどパリに仕事で来ていた、彼のお兄さんとその同僚さんと4人でこちらにお邪魔した



メニューを見てびっくり

15.80ユーロで、前菜、主食用クレープ、デザート、シードルのメニューが

ア・ラ・カルトでも十分お手ごろ価格だったけど、せっかくなので、こちらのコースを頂く事に



それぞれ、何種類かの中から選べて

ワタシは、



前菜に、鴨のテリーヌ。


彼は、



ニース風サラダ。

これ、たっぷり~

っていう量を、はるかに超えておりまして…。

イメージは、ラーメンのどんぶり1杯


私のテリーヌも、分厚いカットだったけど、同僚さんは、ピザの大皿1枚分のサラダが…

全員で、

『食べれるかよ、こんなの~』

…と。

(私以外は、体格の良い男性3人)


…食べたけどね



メインのクレープは、



私は、きのこと卵のクレープ。


彼は、



生地1枚?

いえいえ、



きのことハムとクリーム。



デザートに、



りんごの冷たいコンポートと、




彼は、プリンをチョイス





シードルも、グラス1杯じゃなくて、1人2杯分位だったのかな?

この1本と、カラフも出てきた


安いだけじゃなくて、お味もなかなか

サービスも、感じが良くて


これで、パリで、夜で、このお値段なら、また、絶対来る

ぜひ、お試しを



Les Embruns
8 rue de Lyon 75012 Paris
毎日営業 (今年の夏のバカンスは8月の2週目、3週目との事)