食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Gilbert Miclo ジルバート・ミクロ

2012年04月28日 | 食材
チーズ農家のピエールさんを後にして。

また、ワイン街道に戻ろうと思ったら、



『あ、気になる看板見つけた

と、看板の矢印に沿って運転し始めるスーさん



着いた先は、



Gilbert Miclo ジルバート・ミクロさん…?



このブログをご覧になっているのが、

パティシエさんや、ソムリエさん、バーマンさんだったらご存知の方もいるかもしれない。

ジルバート・ミクロさんは、有名なおいしい蒸留酒を作っているトコロ。




ナルホド。



それで、この機械なのね。



我が家の旅行は、行き先を決めたら、私が旅の全行程を決め、

スーさんは、ホテルと移動手段の予約を担当。

『どこかで、リキュールを買いたいんだぁ

なんて言っていたスーさん。

でも、自分で調べていないから、まぁ、どこか、良さそうな所で…なんて言っていたのに。

(言い始めたのが、出発してからだったから、調べるヒマなし

こんな高級リキュールのお店を見つけちゃうなんて、スーさん、運がいい






スーさんが欲しがっていたお目当てのお味のリキュールに、

“パン・デピス(香草の入ったフランスのパン)”味のリキュールがおもしろそうで

そして、小瓶が売っていたので、味見用に、いくつか



いろいろ買っていたら、

『ウォッカも作っているの、良かったら試してみて』

と、小瓶を頂いて

あ、一番右のね。


まだ、全部は飲めていないけれど。

お菓子のアクセントに、とっても重宝しそう

Fromagerie la ferme チーズ農家

2012年04月27日 | 食材
朝ご飯を





ホテルのある村の、サロン・ド・テで食べて

(あ、食べたのは、フランみたいなブレッツェル(アルザス名物)と、おいしそうだったピッツァ








山を登って、着いた所は、





Fromagerie ferme Pierre velcin チーズ農家さん



アルザスといえば、チーズ・マンステール

マンステール村に、チーズ農家はないけれど。

マンステールを作る現場を見てみたい



ってワケで





あれ?

このウシさん、見覚えが…




この農場では、“ウシといえばホルスタイン

とばかりに、たくさんいらっしゃった







お食事中に、失礼



と、思っていたら、





明らかに、違う種類のウシさん発見。

っていうか、半分は、この種類だそうで。


彼女は、“ヴォージュ牛”。

ここは、ヴォージュ山脈の近くで。

1日当たりの、牛乳の収穫量はホルスタインに劣るけれど、山の気候に順応出来る、良いウシさんだそうで






あ、ハートマーク



さて、作業場では、




牛乳を分離させて、




水分を抜く為に、そこら中に、穴の開いたポットに入れていく。


この



高さのあるように見えるものが、




こうなる



あ、



こちらでは、少しだけ、コンテも作っているそうで





マンステールと、コンテ。

そして、熟成していないマンステール、“マンステール・ブラン”を購入。



熟成させているマンステールに比べて、

このマンステール・ブランは、鮮度が命

だから、何でも揃うパリでも、滅多にお目にかかれない

生産地だからこそ味わえるチーズ



熟成させたコンテも良いけれど。

若いコンテって、初めて食べたなぁ

クセが無くて、本当においしい

“◯◯ヶ月熟成”っていわれるものが、希少価値もあって、高値で売られているけれど。

こういうものも、良いなぁ



チーズ農家さんは、午前中に作業される所がほとんどなので、見学は、お時間にご注意下さい

POP-CORN et Chocolat blanc ポップコーンと、ホワイトチョコ

2012年03月04日 | 食材
スーさんが、仕事で、ポップコーンを使おうと、業者さんに注文を出したらしい




しかし、使いたいのに、まだ届かない

とかで。

とりあえず、試すために、スーパーに買いに行った。




まずは、お菓子コーナー、

シリアルとかのフレークコーナー、

レトルトコーナー、

パンコーナー、

お米コーナー、

…、



…無い



スーさんと、2人で手分けして探しても、無い



仕方なく、お店のスタッフさんに聞いてみると、

『あっちですよ~

と。



ドライフルーツコーナーに、



あった



あ、



円盤じゃ、ない。




改めて、日本の商品開発のスゴさを知った

これ、フライパンに蓋をして、自分でがんばるらしい




買ったといえば、



ホワイトチョコを購入。






3kg

何になるかは、後日お知らせ

Cochon hache ブタひき肉

2012年02月17日 | 食材
韓国食材店に行ったのは、もちろん、お菓子を買う為ではなく。




“ブタひき肉”が欲しかったから




我が家の近所に、唯一、ブタひき肉を売っているスーパーがあったんだけど。

1年ぶり()に買いに行ったら、無くなってた

一度使いたくなったら、どうしても頭から離れなくなって

1月中、週に1回は見に行ってたんだけどね…。




で、一念発起して、メトロに乗って、買いに行った次第。




フランスのスーパーでは、牛ひき肉は、手軽に手に入る。

“タルタルステーキ”っていって、生で食べたり。

形はバンバーグだけど、牛ひき肉、焼いただけの“ステーク・アッシェ”とか。



あと、ひき肉といえば、

“シャーラー・ソーシース”。

味付きブタひき肉? 

ようは、ソーセージの中身、みたいな。



でね。

買ってみた。

で、調理してみた



…、

美味しくなかった



フランスは、お肉の種類はたくさんあるのに、

ひき肉、薄切り肉は、なかなか手に入らない…。



私が和食を作らない理由の1つかもね

Sucre de vanille バニラ・シュガー

2012年02月10日 | 食材
シェフから、



こんなのもらった。



え?

『こんなの、ブログに載せちゃっていいのか?』

って?



アブナい粉じゃないから大丈夫



これね、お砂糖。



え?

なんか、キレイじゃないって??



実はね、この袋、私が働く職場で使っている、“バニラ”が入っていた袋で。

あ、バニラ・ビーンズ(バニラのさや)ね。


で、上等なバニラだから、袋に、しっかりと、香りが染み付いていて。

(ゴミ? カビ? みたいに見えるのは、バニラのさやのかけら)

この袋に、普通の砂糖を入れて2週間くらい放置しておくと

バニラの香る、バニラ・シュガーに大変身



で、こんな、お店で売れちゃいそうなお砂糖、

もらっちゃった



もらってばっかりだね、とか、言わない



お菓子づくりにも使えるし、

スーさんは、コーヒーに入れるのが好き。

私は…、

久しぶりに、アレ、作ろうかな。



ま、あと、2週間待たなくちゃだけどね

Marche マルシェ

2012年02月09日 | 食材
前回の記事で、パリのマルシェの事を少し書いたけれど。

私は、マルシェ大好き人間



毎回の事だけれど。

やっぱりね、ウキウキしちゃう



で、私は

何故か、もらいものが多い



いつも行くマルシェのお店では、毎回なぜかレモンをもらい

(自分では買わないんだけど、あったら、塩こしょうしたお魚にかけたり、

スーさんが紅茶に入れたり、何かと重宝



いつものお店がなかった前回、買ったお店では、



これをもらった


これは、



パッションフルーツ




前々回行ったお店では、



くるみ


くるみ割り人形、持ってないよ

なんてアセってたら、



スーさんが割ってくれた

小さな穴に、ナイフを入れて、器用に開けちゃうスーさん



でも、



私が食べたのは、これ、1つだけ。

残りは、スーさんが食べちゃった



なんかね、

私(外国人? 日本人?)が、食べた事のないであろうものを紹介するのがブームみたい。

良い人達に囲まれているなぁ

通りすがりに、みかんもらったりね。



パリは、フランスの首都だけど。

日本みたいに、都会じゃない。

良い意味での、田舎臭さがあるというか。

“常連さんでもお客様は、お客様”

な、東京。

パリは、もちろん、高級なお店は違うけど、そういう一部を除けば、

“一度、一緒に笑ったら、みんな友達”




あ、以前もらった、生コショウ



黒コショウに変身


◯◯の、居ぬ間に。。

2012年02月03日 | 食材
スーさんがいない時に、



こんなの、使ってみた。

リゾット用の出来合いソース。

(パスタに



まぁ、スーさんは、こういうものを使うの嫌いじゃないんだけど。

私が、ね。

おいしいかどうか分からないものを、食卓に出したくなくて。



で、判定は

ダメだ

自分でササッと作った方が、おいしい



次回は、



コレ、いってみよう

(また、パスタのソースにする予定

Cru 生モノ

2012年01月29日 | 食材
これ、



な~んだ



海ぶどうっぽいけどね



これね、

“胡椒”。

白こしょう、黒こしょうに、赤に緑とあるけれど。

これは、緑ね。

しかも、“生”



普通、市場に出回っているのは、乾燥されたもの。



日本では収穫出来ないものって、たくさんある。

チョコレートも、バニラも…。

胡椒も、そのひとつ。

コーヒーとか、日本でがんばって栽培しようと試みていらっしゃる方もいるけれど。

なかなか、それだけを仕事にするのは、難しいそう。



日本には、基本的に、“生の実”っていうものは、海外から持ち込めない。

日本で繁殖しちゃって、在来種の存在を脅かすのを防ぐ為に。

日本でよく見るタンポポが、実は、半分は西洋タンポポで、海外から入って来ちゃったものだって知った時は、ちょっとショックだった




だから、輸入されて来るものは、“商品”になっているものか、乾燥させたりして、“加工”されたもの。

フランスに来て、生のアーモンドが普通にマルシェで売られているのを見て、びっくりしたもんなぁ



で、この、ナマ胡椒。

フランスでも、手に入れるのは、なかなか難しい。

乾燥してる方が、保管も輸送も簡単だから。



使い方は、普通の胡椒と同じ。

とはいえ、“挽けない”からね。

軽く、つぶしてあげたり。

包丁の柄で、たたいてみたり。



とりあえず、かじってみたら

ピリッと、辛かった

(私は辛いの苦手




中には、当然ながら、種が入っていて。

でね、胡椒の違い。

よく、黒コショウと、白コショウってあるでしょ?

あれ、実は、同じコショウ。

黒コショウは、この緑色のコショウを乾燥させたもの。

白コショウは、外側の皮を剥がして乾燥させたもの。

(あ、赤いコショウは、また、ベツモノ



よく知っている食材でも。

実はよく知らないものって、結構、たくさんある。


たまに、

『最近の子供たちは、お米がどうなっているか知らない子がいる』

なんて言われるけれど。

私、胡椒がブドウみたいに、房になっているって、今回、初めて見たもんね



次回は、どんな食材に出会えるかな

Jambon cru 生ハム

2012年01月21日 | 食材
最近、(いつもか?)、甘いものを毎日食べているので。



さっぱり&しょっぱいものが欲しくなって。




マルシェを見渡していたら





おおっ

いいねぇ



ってワケで、



最初に目にとまったハムじゃなくて、生ハム購入



日本では、パックに入ってるのしか、なかなか見る事が出来ないけれど。

フランスのマルシェでは、その場でスライスしてくれる


最初の写真で、お姉さんがスライスしてくれているのが、私の生ハム

(って、見えにくい写真だね


シンプルに、これとグリーンサラダ。

そして、具ダクサンポタージュスープとパン。

だけだった、晩ご飯



全国の、一汁三菜を実行されていらっしゃる主婦の皆様には申し訳ないが…。

スーさんは、こういう軽いのか、1品、メインをドンっ っていうのが好きで。

スープに、野菜に、メインにサイドメニューをもう1つ、なんて出したら、

『こんなに食べられないよ

っていうタイプで



料理で手抜きはしないが、献立は、テ、抜きっぱなしな私