のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

つかの間のうどん

2020年07月17日 | 日記・エッセイ・コラム

 なんだかんだと一日霧雨が降ってました。

 こういう薄暗い時には日が暮れたと勘違いした野生動物が出てくるの要注意ですが、思わぬところに祠があるともっと異形なものが出てきそうでこれまた怖い。でも、やはり化け物より獣のほうがリアルで怖いかな?

 雨のせいなのか?気圧のせいなのか?一日膝の古傷がズキズキしてました。

 笹に覆われた古道を刈り払っていると祠があったのでお参りしたら、なんと!膝の痛みが全然治ってない。だめだこりゃ。と家に帰ってボルタレン軟膏塗りこみました。やっぱ、間違えて買ったボラギノールより効果ありますわ。

 野放しになってから増え続けるニーハオコロナ感染者。案外ダイジョブ?と思っていた香川県でも感染者が出ている模様ですね。夜のクラブ活動じゃなくて讃岐うどん食べに来てばらまいたのかな?

 恐るべきうどん。

 私が幼少の頃はうどんは自宅で打って食べるものでした。農業が忙しい時期にはぶっかけうどんと言って、茹でたてのうどんに生卵入れて醤油をかけて鰹節をまぶして食べたものですが、戦前は蕎麦かきと同様、横着料理として出征前の男子が食べるものではなかったそうです。なんだかんだ言いながら女性たちが自分たちだけで美味しい食べ方をしていたんですね。

 母型の親戚が香川県の坂出や琴平にあったので、幼少の時に行ったことがありましたが、「釜揚げうどん」と称して男の人も食べていました。

 私は昆布出汁が苦手で、関西の味になじまなかったのですが、四国のいりこ出汁は煮干しを多用するこちらの味に近くてなじめました。

 山の中で食べるうどんも楽しいですよ。

 GoToに関係なく県外に出るとラーメンを食べてしまうのですが、うどん文化圏と言うのも実に興味深いです。

 越後の糸魚川あたりから文化県が変わるんですね。魚なら鮭からブリに。うどんはかつおだしから昆布だしに。その微妙な地帯にタラ汁文化圏があります。

 富山の昆布だしは大好きで、富山に入ったら必ず白エビのかき揚げが入ったうどんを食べますが、まぁなんたって海産物から縁遠い土地に生まれ育っていますので。

 福岡のゴボウのかき揚げと混ぜご飯のうどんも良かったし、個人的には秋田県南の稲庭うどんが一番好きかな?

 うどんでGoToモードになってきましたが、こういうご時世なので。

 非常食用に保存しておいた、と言うよりたまたまもらったのですが、明星チャルメラの賞味期限が来月半ばで切れるので、当分山ご飯はラーメンになりそうです。

コメント
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