のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

安宿

2006年10月27日 | 日記・エッセイ・コラム

 現在、富山に行っているウラジオストクのスタッフ、買い物も終わり残りの日程はゆっくりすごす模様です。楽しみにしていた100円ショップはMaid in Japanにこだわりを持っていたので「面白くなかった」そうです。「私達は日本人が日本で作ったものが欲しいのです。」
 一通りの「物」はある家庭なので、「日本製」が重要なポイントなんでしょうね。
 
 分刻みの予定を立て名所旧跡を通る日本式の旅行と違って、行きと帰りの飛行機以外は予定なんてあってないようなロシア人の旅行です。知り合いのところを泊まり歩いているので、宿泊費はかかっていないようですが、「日本は物価が安い」と言っています。
 ウラジオストクのホテルは価格が高くて困ります。入国のバウチャーの確保と寝るだけなんですから、設備なんてよけいなものはいらないから寝られればいいと言うと、安い宿はチェチェン商人やグルジア商人が多いので「危ない」そうです。

 以前NHKの深夜番組で、東京の南千住のある地域(山谷)の格安の宿泊所に寝泊りする外国人バックパッカーのドキュメンタリーを放送していました。こういう宿泊所は労務者の住処でしたが、いまや外国人旅行者が定宿に使っています。宿の受付も英語が堪能でした。
 番組に出ていた外国人旅行者は、夜になると六本木などのディスコに繰り出し、朝、労務者が仕事の列に並ぶ時間に宿に戻ってくる。奇妙な光景でしたが、先入観がなければ不思議でもない景色なのかもしれません。

061027b  だいぶ冷え込むようになってきました。灯油が高いので、石油ストーブはもう少し我慢をして、コタツを出しました。早速ネコがコタツの中に住み着きました。

コメント
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