魚沼の散歩道

魚沼での、無農薬での野菜作りと四季の変化を徒然にお知らせします。

田んぼに使う米糠ボカシ

2008-05-14 10:16:48 | 米作り(コシヒカリBL米)
今日は、朝は、雨で、10時過ぎから、晴れました。
我が家の田んぼからは、魚沼三山が、よく見えます。
残雪と青い空が、すっきりとしていました。
晴れたので、米糠ボカシを田んぼに入れました。

昨年、米糠を発酵させて、米作りに使いました。
除草と肥料になりました。
結果、除草剤は、最小限の使用でしたが、除草剤を例年どうり使った田んぼより雑草が生えず、田んぼの中の草取りは一回だけでした。
中干しもしなかったのですが、根の張りがよく、倒伏せず、稲刈も楽でした。
この田んぼは例年、稲刈の時、倒伏していました。田んぼも水はけが悪く、コンバインも刈りにくい田んぼでしたが、昨年は、土も固く、スムーズに稲刈が終わりました。今年は、この田んぼは圃場整備になって、作れません。

今回は、やっぱり、水はけの悪い、倒伏する田んぼを作ることになりました。
昨年、稲刈の時、ドジョウが土の中から、出てくるほど、ぐちゃぐちゃでした。
稲刈の後で、この田んぼには、米糠と鶏糞、石灰を撒きました。
藁を早く分解させるためと土ごと発酵させるためです。

田植え前の除草剤撒きをこの田んぼには、していません。
今年は、米糠ボカシだけの除草をしてみます。
昨年は、田植えした後で、米糠を酵母液で発酵させて、田んぼに投げ込みました。
それを、日数を置いて、三度入れ、分けつが進んだので、一旦休止し、穂がついた時にまた、流し込みをしました。

今回は、除草剤を使っていないので、4容器分、作りました。
12日に米ぬかを容器に入れ、そこに、酵母液を入れ、混ぜました。

EMボカシの容器で発酵させました。これは、酵母液を使いました。

これは、粕漬けに使った酒粕を使ってみました。違いがあるか?見たかったからです。
翌日の13日のボカシです。まだ発酵途中です。

昨年、漬物に使った食塩が残っていたので、発酵促進のために入れました。

本当は、自然塩のほうがいいと思いますが、食塩でもいいです。
もう少し湿っていたほうがいいので、酵母液も追加しました。

これが、二日目のボカシです。蓋を開けると、パンが発酵したような匂いがします。気温が上がると、発酵も早くなり、一日でも、充分発酵します。


表面が盛り上がっています。少し、白いカビの様な物が生えています。
このぐらいになったら、上手く発酵しているので、田んぼに入れます。

水口から、水を入れながら、流しこむと、田んぼ全体に広がって簡単です。
今日は、もう、水がいっぱいだったので、田んぼのあちこちから、投げ込みました。明日になれば、田んぼ全体に広がっていると思います。
米糠は軽いので、水に浮かび田んぼ全体に広がります。
この田んぼは、只見線の薮神駅のすぐ、下にあります。


興味のある方で、近所の方は、見学においでください。
稲がどんな風に生育しているか、草はどうか?など見てください。
次にボカシを入れるのは、稲の生育を見ながらになります。