魚沼の散歩道

魚沼での、無農薬での野菜作りと四季の変化を徒然にお知らせします。

豪雨対策と台所発酵酵母液肥について

2011-05-10 17:43:02 | 台所発酵酵母液肥の作り方、利用法
夜中に、豪雨になりました。一日中降っていました。
昨日定植したトウモロコシの苗が気になりましたが、雨にも負けずで、立っていて安心しました。

ここ数年、雨の降り方がゲリラ豪雨と言われるように激しくなってきたと思います。
その対策として、今年は、畝を高くすることと、家の前の畑には、排水路をきちんと掘ることにしました。
昨日耕して、排水路を掘り直していなかった所は、雨でぐちゃぐちゃになっていました。
雨の中、雨合羽を着て、早朝に溝掘りをしました。
その後も雨が降り続きましたが、昨年のように、ネギ苗が潅水しませんでした。

今回から、台所発酵酵母液肥とします。
酵母液とすると、パン作りの酵母液と誤解する人もいるのではと思ったからです。
冬の間は、使うことがあまりないので、樽に蓋をしたまま春までほったらかしていました。
蓋を開けてみて、驚いたのですが、液面に灰色から黒っぽいカビのような物が生えていました。
酵母もカビの一種の様な物なので、ありかな?と思って、その部分を取り除きました。
それからまた例年通り、米のとぎ汁やいろいろな物を入れ始めました。
寒い時期は気にならないのですが、暖かくなってくると、液肥も臭ってきます。
この臭いに有効な物を見つけました。
それは、柑橘類の皮です。
私は、愛媛生まれなので、柑橘が好きです。
冬から春まで、いろいろな種類を食べます。
この柑橘の皮を利用して見ました。
食べた後の皮を入れるだけです。浮んでいるのが甘夏の皮です。



今までは、リンゴ、梨などの皮は入れていたのですが、柑橘の皮だけは酵母液肥に入れたことはありませんでした。
柑橘の皮は、油分が含まれているので、発酵には、あまり良くないのではと思っていたからです。
でも、あのさわやかな香りが発酵臭を抑えてくれないかと思って入れてみました。
すると、臭いも気にならなくなり、柑橘のさわやかな匂いになりました。
家族からも、臭わないと言われました。

発酵も反って盛んになるようで、液面が一面白くなるし、プクプクと発酵もしていて、なんの支障もありません。
伊予柑、文旦、デコポン、甘夏などの皮を入れています。
私は、輸入のグレープフルーツなどは、食べないようにしています。
残留農薬があると、発酵にはよくないので、輸入の果物の皮は入れないでください。
柑橘の皮の効果は何時まで続くのか?
ですが、食べたら入れています。
夏まで効果があるかは??
干した柑橘の皮でも効果あるかは、秋にミカンの皮を干してそれを来年の夏に試してみます。

冬の台所発酵酵母液。

2010-02-25 09:47:18 | 台所発酵酵母液肥の作り方、利用法
しばらく、暖かいので、雪消しをした所は、土が見えてきました。
酵母液は、昔は、薪などを置いていた小屋にドアをつけてもらった中に置いています。
雪が降ると、除雪しないと入れなくなります。
家の裏なので、朝日が当たるだけです。
冬の酵母液のことを訊ねられましたので、まとめてみました。
こんなに、雪があるのに、酵母液は、どうしているのか?
と不思議に思われているかもしれません。
一年目の冬は、酵母液は、樽の底に少しだけ残して冬には、使いませんでした。
翌年の春に酵母液を発酵させるのは、時間がかかりました。
二年目の冬からは、冬にも、使うようにしました。
コンポストの生ゴミに酵母液を掛けて、冬でも、発酵させて、春には、堆肥として使えるようにしました。
時々は、植木鉢のものに、薄めてかけてやったりもします。
庭に植えている桃や、枇杷、椿などの根元に雪の上から、酵母液を薄めずにかけてやったりもします。
畑に使うようには、沢山はいらないので、米のとぎ汁は、洗面器一杯分ほどしか取りません。
台所に置くバケツも雪が積もると、二個から一個に減らします。


酵母液の中に浮いた白いパックは、納豆のパックです。すすぐのが面倒な時には、そのまましばらく漬けておきます。
冬には、あまり葉物などの大きな物は入れないようにしています。
秋のうちに入れた柿や野菜などを冬の間にじっくり発酵させて、酵素液や柿酢などの効能も出るようにしています。
冬でも酵母液に必ず入れる物は、茶殻、紅茶の葉、コーヒー豆、ヨーグルトや納豆のすすぎ水、煮汁などの料理の残液です。
下水として流すと水を汚染してしまう物は、酵母液の中に入れます。
酵母や納豆菌などのよい餌になります。
冬前に樽の中に入れた物は、春までは、出さないようにしています。
冬は、毎日は使わないで、バケツの中の排液がいっぱいになったら、樽に移します。
樽の中もいっぱいになっていたら、くみ出して、コンポストの生ゴミに描けたり、庭の木の根元にかけたりします。
たまに酵母液を汲み上げるのに、邪魔になった物だけ取り出して、コンポストに入れています。
我家の酵母液置き場は、家の外の小屋の中ですので、冷え込む朝などは、酵母液に薄氷が張っていることもあります。
それでも、酵母液は、寒さの中でも元気で、プクプクとしています。
冬は、発酵がゆっくりなので、あまり臭いも気になりません。
雪の積もらない土地の方は、畑や庭の花などに薄めてかければ、元気に育ちますよ。
微生物の熱で、生育も早まると思います。
寒い時期は、発酵臭もあまり気になりませんから、掻き混ぜたりしなくても大丈夫だと思います。
毎日、米のとぎ汁を入れる前に汲み出し、とぎ汁を入れるだけでも掻き混ぜたことになりますから。
生ゴミは、ボカシ肥料用のバケツに入れた時に米糠を降り掛け、バケツがいっぱいになったら、コンポストに入れています。
入れた時にも、酵母液を掛けますが、それ以外でも掛けます。
こうすると、乾燥しないし、発酵も早く、雪にコンポストが埋まっていても、手をかざすと、フワァーとした温かさを感じます。発酵熱が出ています。
酵母菌などの発酵熱は、20度から30度ぐらいなので、あまり高くはなりませんが、昨年の3月には、半分解していて、5月には、堆肥として使えました。
今年は、雪が消えたらコンポストの生ゴミを土嚢袋を使って、堆肥にしてみたいと思っています。

豪雪で、コンポストも雪の中

2009-12-19 14:39:22 | 台所発酵酵母液肥の作り方、利用法
昨日から、ものすごい勢いで、雪が降っています。
ほとんど、休み無く降って、一度片付けた場所もあっと言う間に山のようになります。
今日は、昨日よりさらに、勢いよく雪が降っています。
5年前の中越地震の後の豪雪を思い出します。
二日間で、一メートルを越しそうです。
こうなると、除雪も追いつかず、交通機関も麻痺してしまいます。
列車も運休になっています。
ちょうど、お休みなので、不幸中の幸いか?
こんな時は、外出せず、家でじっとしているほうが、いいようです。
今年もコンポストを冬の間の生ゴミ対策として、柿の下に設置しました。
昨冬も、生ゴミ発酵堆肥作りをして、畑に利用して、今年は、里芋も沢山取れました。
柿の実もびっくりするほど、沢山生りました。
それで、今年は、柿の両側に設置しました。
雪ですっかり、埋もれてしまったので、掘り出しました。
こんな雪が続くと、コンポストの所まで、行くのも、大変です。

ベランダ菜園の虫除けにも、酵母液は、効果あり。

2009-08-06 22:51:07 | 台所発酵酵母液肥の作り方、利用法
今日は、夏らしい天気でした。
でも、日陰は涼しい風が吹いていました。
我家のバラは、春からずっと咲き続けています。
時々、酵母液をかけています。

母方の叔母が尼崎に住んでいます。
その叔母は、ベランダで、茄子やトマト、ゴーヤなどを作っています。
昨年、酵母液の作り方を電話で教えてあげました。
その後、酵母液を作り、野菜や花などに毎日、かけているそうです。
ゴーヤも枯れないで、元気、茄子やトマトに、虫がつかないそうです。
ミニバラにも、かけているそうですが、花がずっと咲いているし、虫もつかないそうです。
実家の母もやっぱり、酵母液を作って、バラにかけているそうですが、虫がつかず、とても元気で花をみごとに咲かせると喜んでいました。

ただ、叔母は、毎日トマトや茄子に酵母液をかけているそうで、肥料過多になっているようです。
葉ばかり茂って実がならないそうです。
酵母液も毎日はやらないほうが、いいようです。
二三日置きか一週間に一回ぐらいで充分なようです。

私の作っている野菜たちを無農薬で作れるのも、やっぱり酵母液のお蔭のようです。

柿酢効果もある今時の酵母液

2009-07-13 09:32:11 | 台所発酵酵母液肥の作り方、利用法


今の時期は、渋柿の青い実がポトポトと毎日木の下に落ちています。
私は、この青い実を酵母液の中に拾い集めて入れています。


以前、紹介した柿酢の効果は、この青柿のほうが、あるのではと思っています。
柿の実だけでなく、柿のヘタも入れています。
柿は、ヘタの所に酵母が沢山付着しているそうです。
柿を酵母液に入れていると、酸っぱい臭いが強くなってきます。
秋には、渋柿を入れますが、春には、渋柿で作った柿酢を入れ、夏には、青い実を入れます。
酵母液は、酵素液にもなってきます。
さらにドクダミやスギナなども入れています。
こんな酵母液なので、野菜も、無農薬でもなんとか、元気に育つのではと思っています。
この酸っぱい酵母液で、ヨトウムシも、逃げ出して欲しいものですが、ヨトウムシには、あまり効果ないようです。


柿酢には、ダニやアブラムシなどへの虫予防効果があることがはっきりしました。

柿酢を噴霧した梨と桃の木には、ダニやアブラムシがいなくなり、元気になりました。
トウモロコシにも、黒いダニ?がついていたので、やっぱり二度噴霧したら、いなくなりました。
酵母液に、柿を入れると、虫予防になるようです。
甘柿は、あまり実は落とさないようで、甘柿の下を見ても、落ちていません。
こんなに落ちると、秋に実が残っているのかと心配になりますが、秋には、食べきれないほどの赤い実が付いています。


漬物汁で酵母液を作ろう。

2009-03-14 17:06:27 | 台所発酵酵母液肥の作り方、利用法
春になり、冬に漬けた漬物がそろそろ食べ終わる時期になりました。
我が家でも、野沢菜や沢庵がそろそろ少なくなってきました。
塩分控えめなので、暖かくなると、味も酸っぱくなってきます。
今年は、雪が少ないので、なおさら、味が変わるのが早くなります。
沢庵は、あと数本になったので、冷蔵庫に引越しました。
今日は、野沢菜を小さな陶器のカメに移しました。
残った漬物の汁と大根の葉、糠は、微生物たっぷりです。
野沢菜漬けには、乳酸菌、沢庵漬けの糠には、酵母菌、乳酸菌などいろいろな発酵菌がたっぷりです。
塩もある程度、与えたほうが、野菜が丈夫に育つようです。
定期的に塩を撒く人もいます。
日本のように、雨が降る所では、塩害は心配ないようです。
これが酵母液になります。
畑の液肥に使えます。
土がよい微生物いっぱいになりますし、野菜が甘く美味しくなります。
病気になりにくくなります。

雪が溶けたら、田んぼにこの酵母液を使って米糠を発酵させて、ボカシ肥料として使うと、稲の倒伏防止になりますし、お米も酸化しにくい、美味しいお米になります。
その種菌として、今から、米のとぎ汁を入れ増やして置きます。
後、粕漬けもあるので、残った酒粕も入れようと思っています。
これで、後、納豆菌を入れれば、完璧な酵母液になります。

酵母液を入れている樽です。冬の間も二つとも使っていました。
手前にあるのが、今回、漬物汁で作る酵母液を入れる樽です。
もう、米のとぎ汁を入れています。
いつもは、木の蓋をしています。
これも、以前は、漬物用に使っていたものです。


不要になったものを有効利用してみませんか?

コンポストの中の状態

2009-03-02 20:35:01 | 台所発酵酵母液肥の作り方、利用法
今日は、雪が降ったり晴れたりで、寒い一日でした。
晴れた時に、二つのコンポストがいっぱいになっていたので、空けました。
コンポストは、雪が積もる間だけ使います。
昨年の12月の中旬からなので、二ヶ月分の生ゴミです。
今年は、柑橘の皮も一緒に入れたためか、早くにいっぱいになりました。
寒い間なので、まだ、堆肥化していないのではと思っていました。
しかし、底から半分以上は、もう発酵して堆肥になりかかっていました。
結構早く堆肥になりそうです。
今年の作り方は、
生ゴミは、EMボカシ用の生ゴミバケツに捨てる時に米糠を振り掛けます。
バケツがいっぱいになったら、コンポストに入れます。
この中には、落葉や発酵鶏糞なども、一緒に入れておきました。
時々、酵母液をゴミの上から、かけていました。
やっぱり、良い方法だったようです。

今年は、柑橘類の皮も一緒に入れていました。
毎年、柑橘の皮だけは、別にして干していました。
春に乾燥した皮を畑を耕す時に入れて、いました。

ばあちゃんが、「ミカンの皮を入れると、トマトが枯れないと聞いた」と言うことで、毎年、乾かして春に耕運する時に畑にばら撒いて耕していました。
でも、入れてもトマトは、よく枯れていました。
トマトは、酵母液をかけるようになってからは、ほとんど枯れなくなりました。
今年は、干すのが面倒になり、生ゴミに一緒に入れてみました。
柑橘の皮は、油分が多いので、発酵しにくいと聞いていましたが、そんなことはないようです。
出してみると、柑橘の皮も堆肥化しています。

出した生ゴミを積み上げなおしました。これが、切り替えしになりました。

空気に触れているほうが、好気性菌が活発に働くので、早く堆肥化します。
それで、通気性のある物で、被いたいと思いました。
この前、剪定した木の枝で被ってみました。
これなら、、カラスなどがきても、いたずらできません。



その後、さっそくカラスがやってきましたが、臭いはするが、姿が見えずであきらめて、帰っていきました。

こうすると、ゴミも見えないし、臭いも気になりません。
なんて、良いアイデアと自画自賛しました。
これなら、通気性もいいし、5月までには、立派な堆肥になると思います。
コンポストも一つに減らしました。
雪は、もう数センチになって、土も顔を出しかけています。
やっぱり、今年は、春の訪れが早いようです。


冬のコンポストと酵母液

2009-01-27 13:57:18 | 台所発酵酵母液肥の作り方、利用法

昨年の冬から、コンポストを二つ使い、雪のある間は、生ゴミを入れ、堆肥作りをしています。
昨冬は、日陰に置いたのですが、今年は、場所を変えました。
日当たりがいい梨と柿の木の下にしました。
冬は、日当たりのいいほうが、発酵も進むと思ったし、コンポストに積もる雪も消えるのが速いと思ったからです。
寒くても、発酵しているので、蓋を開けて、手をかざすと温かいです。
雪が積もっても、発酵熱でか、雪も消えます。
昨年は、コンポストの上に雪避けをつけましたが、今年はそのままです。

秋に、集めた枯れ葉を下に入れました。
酵母液を何度も掛けたり、米糠や鶏糞、油粕なども振り掛けました。
十二月の末頃になり、雪が畑に積もってからは、生ゴミを入れています。
ENボカシ用の生ゴミバケツに台所の野菜くずや残飯などを捨て、米糠を降りかけます。
バケツに生ゴミが一杯になったら、米のとぎ汁の酵母液に使う前の排液を、この生ゴミに掛けます。
しばらく置いてから、コンポストに、生ゴミを飽けます。
こうして、雪が消えるまで、コンポストに生ゴミを入れ続けます。
春になり、畑に野菜を植える前に、土の中に埋めます。
まだ、充分、堆肥化していないので、この堆肥を入れた場所の上には、すぐ野菜は植えません。
昨年は、三月に畑に埋めて、五月までそのままにしておいて、里芋を植えました。
里芋は、すくすくと育ちました。
今年は、別の場所に埋めようと思っています。
昨年、酵母液は、冬になる前に、畑に撒いて片付けて、春に、また作り直しました。
でも、今年は、捨てずに、樽にそのまま置いています。
生ゴミも入れたままです。
冬は、気温が低いので、発酵が穏やかに進みます。
毎日かき回さなくても、変な臭いもしません。
それで、春まで、そのままにしておくことにしました。
春には、酵母液と言うよりは、酵素液に変化していると思っています。
これを田んぼに使う米糠ボカシを発酵させるために使いたいと思っています。
菌が充分発酵しているので、畑にもすぐに使えます。
酵素液は、害虫対策にも使えます。
今年は、昨年より、元気で美味しい野菜を作りたいと思っています。

EMボカシのバケツで、酵母液を分離できました。

2008-08-31 21:45:16 | 台所発酵酵母液肥の作り方、利用法
今日は、予報がはずれて、晴れました。

酵母液の中に、台所から出る、生ゴミを入れていますが、いざ、畑に使う時は、この野菜くずが、結構、面倒でした。
ジョロの口を詰まらせたりしていました。
何かいい方法がないかといろいろ試していました。

EMボカシの容器は、液肥を取れるように、コックが付いています。
このバケツの中に、発酵液を汲み入れます。
私は、発酵させるのは、別の漬物桶にしていますが、
このEMバケツのすのこをはずして、このバケツの中で液を発酵させて、濾す時に
もう一つのすのこをはずしていないEMバケツに移して、液を濾す方法もいいのではと思います。
バケツのすのこが、液と野菜を上手く分けてくれます。

この液肥は、ジョロの口を付けて使っても、目詰まりしなくなりました。
きれいな液肥が取れるようになりました。
臭いも、きつくありません。
始めは、ペットボトルに入れていましたが、目を離したすきに、こぼれてしまいます。


それで、今は、コックの所が壊れたEMバケツを置いています。


これなら、側にいなくても、液は、かってに、落ちます。
酵母液を作られるかたは、EMバケツも、2個か3個買うといいかもしれません。
とっても、使いがってがよくなりました。


みかんの台所発酵酵母液

2008-01-30 15:22:50 | 台所発酵酵母液肥の作り方、利用法
     みかんの台所発酵酵母液

(目的)
1、台所から出る汚水、生ゴミを有効利用する。
2、環境にやさしい、微生物を使った安全、安心な肥料を作り野菜作り、稲に使い、美味しい作物をつくる

(必要物品)
蓋付きバケツ、米のとぎ汁、食べた後の納豆パック、食べた後のヨーグルトの容器、
イースト菌(代わりに酒粕、粕漬けの粕、糠漬けの糠など酵母菌が生きているのもならなんでもよい)

(作り方)
1、米のとぎ汁をバケツに取ります。一回にバケツ半分ぐらい。
2、その中へ、イースト菌をスプーン一杯ほど入れます。納豆パック、ヨーグルトの容器なども、とぎ汁のなかで、すすぎます。塩をスプーン一杯ぐらい入れてください。
3、バケツに八文目ほど、とぎ汁を溜めたら、その中にまた、イースト菌、納豆、ヨーグルトなど入れます。
4、蓋をして、台所の隅にでも置いてください。
5、一日一回は、底から混ぜてください。酵母菌がよく発酵するためです。
6、三日~一週間ほどでぷくぷくと発酵してきます。
7、このままでも使えますが、沢山増やしたい時は、さらに大きな蓋付きの容器に移します。
8、毎日、米のとぎ汁を取り、足していきます。
9、ヨーグルト、納豆のすすぎ水は、必ずとぎ汁の中に入れる。
これを、そのまま、花や、野菜の液体肥料としても使えます。
でも、私は、さらに栄養タップリの酵母液にします。
これは、酵素液の作り方からヒントを得ました。

発酵し始めたら、この中に酵母菌の好きな物をミキサーで細かくして、入れます。

ご飯、野菜の葉、皮(特に、ジャガイモなどの芋類、)煮汁、皿に残ったしょう油、漬物の漬け汁、酢の物の汁、小麦粉、パン粉、茹で汁、飴、ジャムのあく、お茶の葉、しけった菓子、果物の皮(国産のリンゴ、梨、柿など。外国産の果物は使わない。残留農薬などで、酵母菌に影響すると困るので。)、お酒の飲み残し、酒かす、魚粉、おからなど人間が食べるもので、糖分、塩分が含まれているもの。
卵の殻はミキサーにかけて粉にして。
いろいろ入れます。
いろいろ入れたくない人は、最低、ジャガイモや果物の皮や、漬物の汁だけでも入れてください。塩分と糖分が酵母菌を元気にします。
酵母液は甘い物、塩気のある物どちらも好きです。
台所から、出る生ゴミ、廃液など、酵母菌が分解できるものがほとんどです。
そして、酵母液の中は、分解された、糖、アミノ酸、ビタミン、ミネラルたっぷりの肥料になります。
さらに発酵が盛んになる、夏頃には、野菜くずなどそのまま入れます。
にんにく、唐辛子、どくだみ、よもぎなども入れます。

10、料理する時、洗い物をする時は、流しの横に蓋付きバケツを置き、
野菜くず、残りものなどを、このバケツに入れて後で、酵母液の中に入れて掻き混ぜておく。

野菜くずがいっぱいになってきたら、取り出して、畑の土の中に埋めます。
だんだん、発酵がさかんになるので、朝、夕と二回液を容器の底から良く混ぜてください。
よい発酵のためには大切です。悪臭予防のためにもなります。(特に夏の期間)

(入れてはいけない物)
腐ったもの、廃油、生の魚の内臓やえら(寄生虫がいることあり)煮てからなら、いれてもよい、多量の米糠(野菜が枯れる)

使い方
野菜に使う場合
畑で微生物が有効に活動するためには、マルチはビニールマルチでなく、
有機物マルチ(藁、畑の残渣物)などを使うほうが、効果があります。
ミミズの餌にもなります。土を乾燥させないほうがいいです。
乾燥すると微生物は死んでしまいます。

種まき前

畑の直播きする前、一週間前ぐらいから、毎日、原液を畝に撒いておく。
種の発芽率がよくなり失敗しません。種を撒いたら、乾燥しないように、新聞紙や藁で覆っておく。

発芽後

発芽したら、酵母液を二倍~五倍ほどに薄めて、掛けます。
野菜によって、掛け方を変えています。ナスなどは、毎日かけています。
トマトは一週間に一回ぐらいかけました。葉物などは、毎日かけたりしています。
最低、一週間に一回ぐらいかけていれば、生長がいい。

利点

野菜が病気(根コブ病)になりにくい。
トマトが枯れにくい。
ナスなどがあくのない、甘い野菜になる。
アブラムシが付かない。
液肥なので、吸収が早く生長が早い。
撒いているうちに、雑草が生えにくくなる。
ENボカシのように、生ゴミの水切りをしなくてもそのまま、酵母液にいれられる。
切り替えしなどの手間がいらない。

欠点

ジョロに口をつけたままで、液肥をかけると詰まりやすい。
液肥を網やガーゼなどでこしてからかけるほうがいい。
または、ひしゃくなどでかける。
液肥なので、広い畑だと、かけるのが面倒。
重い。
発酵臭がある。


これは、他のものを入れていない酵母液です。


これは、夏の発酵液です。スイカの皮が浮いています。


ドグダミなどの葉をいれた酵母液です。

使っていなかった、大きな漬物用のプラスチックの容器を多い時で三個使いました。それぞれの樽に入れる物を分けました。
例えば、ニンニクや唐辛子をいれた樽、
果物の皮など、糖分の多い樽、
ドクダミや、人参の葉など青物の葉を入れた樽などです。
季節が変われば取れるものもかわるので、液肥の中身も変わります。
春はイチゴ、ジャムを作る時にすくったあく(中には、砂糖がいっぱい)
漬物に使った汁、
夏はスイカの皮、ドクダミの葉、トマト、野菜くず、
秋は柿、リンゴの皮、梨の皮などいれました。

ようやくまとめました。みなさんの参考にしていただけたら、うれしいです。
これによって、生ゴミや、台所の廃液が少しでも有効に利用され、ゴミの減量化や水の汚染が減ることを願います。
昨年、私が使ってみて、病気にならない、元気な野菜、美味しい野菜ができました。土もよくなります。ミミズも増えます。
分からない事があれば、コメントください。

参考文献 現代農業 2007年12月号 プクプク酵母菌の世界へ

追記 2008.610 今年の肥料の使い方

今年は酵母液に、鶏糞と油粕、米糠を併用して使っています。
石灰は、植え付け前には、使わず、植えつけた後、しばらくしてから、
撒くこともあります。葉にかかっても、影響ありません。
虫がこなくなって虫予防になります。
石灰は、消石灰や、貝石灰などを使っています。

時々、米糠をパラパラと撒きます。

油粕も、野菜の上から、パラパラと撒いて、酵母液を掛けています。
鶏糞も、植えて、根が落ち着いた頃に撒いてちょっと土と混ぜておきます。
この時も、酵母液を掛けます。
または、雨が振る前にやります。
肥料は、土にしみ込んで、根から吸収されるからです。
表層の根で肥料分は吸収されます。
だだこれは、土ごと発酵させた、微生物たっぷりの土でないと上手くいくか?

7月15日追記

今年は、昨年、酵母液をせっせとまいたので、土ごと発酵して、さらさらの土に変化したので、昨年ほど、熱心には、撒いていません。
あまり、撒かないでいたら、昨年は、付かなかったアブラムシがキャベツに付いていました。
やっぱり、最低一週間に一回ぐらいは、撒いたほうが、いいようです。
今年は、酵母液は、野菜に使う時は、2倍に薄めて掛けています。
根コブ病にも、なりません。(キャベツ、白菜など)
今は、青い柿の実が落ちる時期ですが、この落ちた実を酵母液の中に入れています。柿は、酵母菌が付いているし、渋は、虫予防になります。

私は昨年より、不耕起栽培をしています。
これも、耕さないので、トラクターなどを使いません。
燃料の節約になるし、エコです。
今、苗の保護や保温にペットボトルを使っています。
ペットボトルの再利用です。

お米も、無農薬、除草剤を使わないで、米糠ボカシで、昨年は作りました。
収量は、減りましたが、今年も10aほどの田んぼで栽培してみるつもりです。
とても、美味しいお米になるし、味が変わりません。
これも、米糠の有効利用です。