魚沼の散歩道

魚沼での、無農薬での野菜作りと四季の変化を徒然にお知らせします。

北斎と小布施

2008-05-02 22:37:46 | お出かけ
晩年の北斎のようです。北斎館の前に立っていました。

小布施(おぶせ)は、以前から、行って見たい町でした。
あの有名な葛飾北斎の「北斎館」に行って見たいのと、栗の美味しいお菓子を作る町を見たかったからです。
まだ、若かりし頃、スキーに長野に来ると、小布施の栗羊羹や、栗100パーセントの栗きんとんや栗かのこなどがお土産として、売っていました。
栗かのこは、よく買いました。あまり甘くない上品な甘さとこうばしさが好きです。
行ってみて驚きました。


北斎館の周りは、しっかり観光化されていました。
北斎館を中心に、老舗の和菓子屋が、何軒も昔の風情で建っています。
しゃれた町並みです。
私が抱いていたイメージは、北斎館がポツンと建っている寂れた町並みを想像していました。
でも、違いました。きれいで洒落ていました。観光客も沢山いました。

まず、北斎館をゆっくり見て、その後、高井鴻山記念館、おぶせミュージアムを見て周りました。
三館セットで、千円のチケットを買いました。
子供たちは、無料でした。
小布施と北斎の縁が今回、北斎館で分かりました。
晩年、何度も弟子(高井鴻山)に招待されて、小布施に逗留しています。
屋台の天井に絵を描いたりしています。
90歳の長生きだったのですが、「後10年生きたかった」と亡くなる時、悔しがったそうです。
晩年になっても、創作意欲は衰えることがなかったそうです。
若い頃は浮世絵を描いていますが、晩年は肉筆で描いたようです。
老人パワーが凄いと思いました。
現代の後期高齢者医療のことを知ったなら、怒り心頭だったのではないかと思います。
北斎の絵に対する、執念の凄さを感じました。
江戸から、80歳を越した北斎が長野の小布施まで、歩いてきたのでしょうか?
それだけでも、すごいなーと思います。
エネルギッシュな人だなーと絵も人物にも、感嘆しました。