のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1124

2017-04-29 00:07:38 | 新しい子猫たち 

正人に龍のデザインの入った茶碗を渡して、香奈の特別室に飾られていた、日本の人間国宝のジイサンの花瓶を見たいと懇願した。正人はジブの常務と連絡を取って、見せてあげる事にした。香奈の特別室は秘密の書類、データが直ぐに見れる場所なので、常務同席で花瓶をみるだけという条件ではあった


 


その時香奈は香奈の家にいる筈だった


 


中国の陶工は自分の花瓶も生き生きとしてまるで魂を持っているかのようになっていた事にも驚いたが、日本のジイサンの花瓶にも感銘を受けた。無駄に歳はとっていない、なかなかの技法を持っていた。


 


その時、陶工の心に青不動さんからの声がした、


君の作品も見事だったが、あのジイサンもなかなかだよ、君も慢心せずに精進していく事だね。



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