のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1644

2020-09-02 00:04:28 | 新しい子猫たち 
チャタロウグループでの話は直ぐに リトルチャグループにも伝わった。リトルキャット九州の社長とお宝銀行の頭取は一時期、もう一つの大きな銀行の支店長時代がかぶっていた。それなりに話も出来た


ただリトルチャグループではリトルチャはいわば専制君主にも似て、お宝銀行の頭取程度しか話が出来ない、命令されて、判りましたと云う会話しか した事がないのがトップ役員でも多い、話もした事もない人も多い


方針は一時期 リトルチャだけが決め、やり方は お前に任すと云うのがリトルチャグループ、ただリトルチャが元気を無くして、グループ内は大混乱したので、今はトップ会議なるものが出来て、それを上申する形に変えたが、リトルチャは平気でこの結論をひっくり返す。理由はお宝銀行の頭取でないと聞けない。


しかも悪い事に各部門のトップはリトルチャが見つけてきた人が多くしかも独立独歩の気持ちの人が多く、リトルチャが命令しないと、お前如きがナニを言うのかと怒る奴まで居る


リトルチャを抱く以前に触る事すら出来ない、話する事すらない。むしろ新参者ではあるがリトルチャがリクルートした奴は少しは話をしてグループ入りが決まっただけに、話を恐る恐るではあるが出来る。元々の運用グループでは話をした奴がいるが、それも こうしろ、はい判りましたと言う関係しかない。ブラジルのジイサンがアメリカにいた時にリトルチャグループ入りしており、アメリカのリトルチャグループの運用部門はこのジイサンが作ったと言ってもいいが、このジイサンはリトルチャと話が出来る。ロンドンのジイサンも欧州では投機筋と知られていて、リトルチャの儲けの秘密を探ろうとグループ入りした。そしてヨーロッパとシンガポールの運用部門は、このジイサンが作った。元々のスイスの管理と云うか制限からリトルチャの運用が自由に出来るようになったとすら言えた。


世界のコネコ通信は形式的にはリトルチャグループに入り、ジブトラストも資本参加していて、ジブ通信が上部組織とは云え、形としては、金があったリトルチャが出資した事もあってリトルチャグループ、これらの会社は大きくて、ジブトラストグループでもあり、リトルチャグループでもあると言う不思議な存在。コネコ通信関係は、元々現在のリトルチャグループのトップ役員、お宝銀行の頭取と云えども、上部機関とすら考えていない。リトルチャから言われないと ハイそうですかとも言わない。グループのトップ会議の話もリトルチャから聞いて渋々受けたが、イチイチ リトルチャに確認のメールを入れ、リトルチャが そーだよ、宜しくねと言われてから動く。元々通信事業と言う特殊な事業でもあり、そんな話は稀。


要するに リトルチャグループは独立独歩、ゼニ儲けは上手い奴らの集合体、リトルチャはそういう奴らでないとそもそも集めない。しかも仕事はそれぞれ勝手に進め、ゼニを儲ける。ゼニはあってもバラバラ、それをリトルチャが精神的に統一しているだけのグループ。


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