のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.729

2016-03-09 00:06:20 | 新しい子猫たち 




洋太郎はアマ七段 の免状を持っていた。ヘボだけど、将棋界への寄与を考えての免状だった。





ブーハ君の紹介 でナベ の存在は知ったけど、ブーハ君からこの奨励会員は、 ナベ と云う猫 が将棋に詳しく、棋譜のデータベースを自在に操り、そこにナベの評価関数で指す手を考え出す 事は他の人には言っちゃ駄目と言われていた。 

言われなくても そんな事は言えない。





猫 のナベ は洋太郎 ジイサン にタイトル戦が終わった後 洋太郎のヒマな時間に 将棋の解説をする事があった。過去の棋譜やこの時点の指し手について ナベ が解説するのであったが、それはわかりやすく、洋太郎も感心していた。 この奨励会員も洋太郎の招きで、洋太郎から人生について教えを受けるとの名目で洋太郎の家にいくようになって、ナベ から色々と学んだ。





勿論 たまには洋太郎のジイサン からも 人生訓も出て 参考にはなった。





この奨励会員 はあっと云う間にプロになった。










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