忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

ドンキホーテ

2010-01-24 08:59:32 | のんき的時事問題
国会答弁を見て思うことの中に、菅直人財務相のことがあります。

いえ、これは彼に限ったことではないかもしれません。ですが、彼の答弁のやり方が、一番
今の民主党を象徴しているように思うのです。

予算委員会 茂木敏充議員の質疑
↑この動画で、自民党の茂木議員との質疑応答が行われます。Youtubeで探したのですが、見
当たらなかったので、衆議院インターネット審議中継の動画から。10:07分頃から菅財務相の
ターンが始まります。

この動画の中で、茂木議員は、中国の故事成語、「朝三暮四」をたとえに、麻生内閣の補正
予算と鳩山内閣の補正予算とを比較して、「同じ予算を組むのであれば、基金を止めなけれ
ばよかったではないか」と問いかけています。

民主党は前政権に謝罪すべきだヾ(*`Д´*)ノ"彡☆
で、のんきは全く同じことを記事にしていますね。

政治に対する素人であるのんきにでさえ分かることなんですよ。
そして、基金がストップされた段階で、多くの方(政治に関しては素人である方)たちが
ネット上で意見を述べられていた通りに動いているんです。

・基金には必要な事項(絶対に実行しなければならない事業)が多い。
・今年度ストップしたとしても、必ず来年度の予算で実行しなければならない。

その通りでしょう?
24:08頃から始まる茂木さんの質疑と、菅大臣の質疑を見てみてください。

元々エコポイント制度に対して、批判を行っていたのは民主党なんです。自民党は、当時野
党であった民主党の反対を必死に説得してこのエコポイントを実行したんです。

茂木さんは、今年度一杯エコポイントは予算組み(予算組みしたのは自民党です。恐らく麻
生政権が続いていれば来年度も継続して予算配分したでしょう。なぜならばエコポイントは
大きく国民の消費を押し上げているんですから。反対していたのは民主党です)されている
んだから、わざわざ補正予算で組まずとも、4月からの本予算で堂々と予算組みすればよい
のではないか、と問いかけています。

ですが、これに対して菅大臣は、「4月からの本予算にエコポイントを組んだら野党の皆さ
んは賛成してくれるんですか?」と逆切れしています。

前記しましたが、反対していたのは自民党ではなく、民主党なんです。

続く補正予算の具体的中身に関しても、菅大臣の答弁では、アニメ事業の育成が「箱物」か
ら「人材育成」へ変化しただけで、他の事業に関してはパクリです、といっているとしか思
えません。

「不必要な事業があったから予算の組み換えを行った」
と言っているのに、そのほとんどが麻生政権のパクリ。つまり自分たちが批判していた事業
をそっくりそのまんま、自分たちが実行します、と言っているわけです。

この後、33:25ころから直嶋氏が答弁に応じます。直嶋氏はきちんと認めていますね。
「組み換えではなく、拡充である。エコカー、エコポイント事業に関しては、非常に大きな
効果が上がっているので、継続します」と。

まあ、「民主党からも提案していた」という枕詞付ではありますが、誤りは誤りとして認め
ることが必要だと思うんです。で、続いてエコハウスのことに関して前原さんが36:37から説
明を始めています。

38:15頃から長妻氏が雇用助成予算枠に関して説明を始めます。

つまり、直嶋氏がきちんと誤りを認めたことによって質疑が前向きに進み始めたわけです。
内容が納得分かりやすいものですから、問題点の指摘等もきちんと行われていきます。

で、「ドンキホーテ」の話。

基本的に、菅さんのスタンスは、「国家の債務は自民党の責任」。「失政を行ったのは小泉
内閣である」です。

菅財務相 債務の新旧分離案「魅力的」 国民に状況を説明するため
↑このニュースを見れば、この菅さんのスタンスが良くわかります。
菅さんは、「麻生政権までの債務」と「鳩山政権後の債務」は分けて考えることに大変魅力
的だ、と言っています。自分たちが政権与党である、という自覚が大きく欠落しているんで
す。国の債務が自民党政権の債務か、民主党政権の債務か、ということは全く関係のない話
ですからね。

のんきのブログを読んでくださっている皆さまにはもうお解りかもしれません。菅さんのこ
のスタンスは、非常に矛盾しているんです。

先ず、国の債務内430兆を生み出したのは海部政権時代の自民党。裏でコントロールしていた
のは小沢一郎と金丸信。200兆の債務を生み出したのは自社さ連立政権。菅氏も鳩山氏もこの
とき政権の中枢にいたんです。

小泉元総理は大幅な緊縮財政路線を取りました。歴代の総理の中で、唯一国債の発行残高を
減らした唯一の総理です。そのスタンスは安倍氏も福田氏も継続したはずです。

そして、その責任を、リーマンショックの世界恐慌から大幅な立ち直りを行うための足がか
りを作った麻生政権のせいだと言う。そして、麻生政権当時の経済対策をほぼパクっている
わけです。

本当に政権交代を行わないといけないのは、日本じゃありません。今や政権第一党となり、
最大与党となった民主党そのものなんです。

小沢、鳩山、菅。この三人が政権の中枢から去ることが一番の経済対策だと思います。
加えて千葉、山岡、赤松。国の威信を揺るがすような問題発言の目立つ議員が民主党内には
多すぎます。

「ドンキホーテ政党」はもういらないんです。

「民主党の政権交代」。今のんきは心よりこれを望みます。


ブログランキング・にほんブログ村へ相互リンクとランキングプラスTREview
帰りしにクリックを・・・

あなたの1票が、のんきのブログを沢山の方に知っていただく力になります^^


最新の画像もっと見る

コメントを投稿