忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

経済からみる震災

2011-03-16 00:20:44 | のんきの日記
悲観的な記事を作っても、決して被災者のためにならないと思うので、のんきはのんきなりに、経済的な視点から、「日本の凄さ」を改めて
実感していただけるような、そんな記事を作ってみたいと思います。

まずはこんなニュースから。

日銀追加供給、15日、計20兆円に

このニュース。震災が起こったのが3月11日。日銀は、14日から、立て続けに金融市場に対して、資金供与を続けています。
14日の記事から抜粋。

日銀の14日のオペは、午前9時過ぎに即日スタートの共通担保資金供給(全店)オペ7兆円、9時30分に先日付スタートの国債買い現先オペ3兆円、
10時30分に即日スタートの共通担保資金供給(全店)オペ5兆円、午後零時50分に同3兆円、午後1時過ぎに先日付スタートの共通担保資金供給」
(全店)オペ3兆円と同(資産買入基金)8000億円。先日付を含めて14日の通告額は21兆8000億円に達し、地震の影響で不安感が高まりやす
い市場の安定と資金決済の円滑化確保を鮮明にしている。このうち、午前9時過ぎに通告した即日オペは、応札が5.1兆円にとどまる札割れとなった。


やっぱり日銀は、ちゃんとわかってたんだ。

のんきはそう思いましたね。あのギリシャ危機の際にでも、民主党から責任をなすりつけられて、資金の支出をしぶしぶ行わざるを得なかったあの日銀が、
今回の震災では、余りにも素早すぎる対応を見せたこと。

もちろん、それだけの危険性のある状況にある、ということも言えるかと思うのですが、ギリシャ危機ではなかなかお金を出そうとしなかった日銀が、これほど
に素早い対応を見せたということ。「通貨の番人」。ギリシャ危機は、日本にとっては本当の危機ではない=政府にはまだまだ取るべき政策がある、という判断
を行った日銀が、今回の震災に関しては、これほどに素早い対応を見せた。直観的に感じ取ったのだと思う。


のんきが、まず最初に考えたのは政府は「政府紙幣」を刷るべきだ、ということ。これを震災に見舞われた人々に積極的な資金供与を行い、まずは建物の再建を行うため
の手助けをすること。さらに産業の立て直しにもつなげていく、というやり方。それが重要だと思った。(もちろん、それ以上に道路、電気、水をはじめとするライフラ
インの整備が何より優先されることは言うまでもないけど)


政府紙幣は、政府が発行する紙幣で、どこにも返済すべき相手のいないお金のこと。
本来であれば、赤字国債の発行を行うべきなんだけど、国民にも、政治世界にも、余りにこの赤字国債に否定的な人々が多すぎるということ。

であれば、政府紙幣が一番いいと思う。だけど、のんきがもう一つ考えていたのは、「日銀は新規国債を発行するために、発行済み国債を買ってくれないかなぁ」
ということ。

たとえば、震災の立て直しのために30兆円必要なのならば、30兆円赤字国債を発行する必要がある、ということ。
であれば、日銀が事前に30兆円分の発行済み国債を市場から買い上げ、金融機関に資金を供与することで、また新たに国債購入を行うゆとりをつくればいい、と。

今回の日銀の行動は、確かに国債の買い取り、に特化したものではなかったけれど、のんきのこの考え方に非常に近いもの。
発想はちょっと違ってて、金融機関に現金を補てんすることで、国民からの急な資金の引き出しに耐えうるべき状況を作るため、ということではあるんだけど、
何しろのんきが期待していた対応にものすごく近い。


皆さん!! 日銀はちゃんとわかってくれています。日銀!Good job!

続きまして、このニュース。

ドル81円後半、原発事故受けた日本株急落でリスク回避
これ、一見すると「株価がむちゃくちゃ落ち込んでて日本涙目!」ってニュースなんだけど、のんきはちょっと違う見方をしてます。


「株価がこんなに下落しているのに、なぜか円相場に世界中のお金が集中している。なんか変じゃない?」ってことが書かれたニュースだ、と。
途中、こんな記載がなされてます。

 市場では「保険会社や企業によるリパトリの円買いは出ていない。こうした実需の円買いがドル/円を押し下げている
わけではない」(大手銀行)との声が出ている。

 震災を受けて、海外勢を中心に保険金の支払いが必要になる生損保の円買いが話題になったが「被害の全容把握が済んでおらず、まだ円買い
ができる状況ではない」(外銀)との見方が強いほか、「海外資産については為替ヘッジを付けているケースが多いため、為替への影響はそも
そも大きくない」(大手銀行)。


要約すると、「世間では、生保会社などを中止に、海外資産を売却して円を買い戻し、国内の資金需要に備える動きがあるから円買いが進んで
いると言われているが、実際にはまだ被害の全体内容が確認できておらず、円買いができる状態にはまだなっていない。だけらそのことが円相場
を押し上げているわけじゃないんだよ」って書かれてます。

また、一方でこんなニュースも。別ニュースからの抜粋です。
 一方、東京債券市場では午後過ぎまで、株式より損失の恐れが少ない「安全資産」の国債を買う動きが広がり、債券価格が上昇(金利は低下)
した。長期金利の代表的な指標である新発10年物国債の流通利回りの午後6時時点は、前日終値より0.015%幅高い年1.215%だった。


このニュースも朝日新聞から。つまり、震災で本来であれば日本経済が危機的な状況にあるにも関わらず、確かに株は売られてものすごく値を
下げてるけど、なぜか円や日本国債は人気が集中し、価値が高騰してる、ってこと。


変でしょ? 実際、震災直後こそ、円相場は円安に推移しかけましたが、その後相場は見るからに円高に推移。その上国債の価値まで上昇しつ
づけている。

つまり、バカな財政破綻論者が言うように、本当に日本経済が危ないのなら、こんな数値が出てくるわけがない!!

みんな!! 日本の経済はこれほどまでに世界各国から信頼されてるんだ!!


そして、このニュース。
支援申し出、112国・地域に=国際原子力機関も

どうだ!! この国の名前の中には、アフガニスタンやモンゴル、インド、そして直前まで日本が救援隊を派遣していたNZも名前を連ねている。
そして中国は、「四川大地震の時に日本から受けた恩を、今こそ返す時だ!」と。

きっと、これほど短期間で、一国の災害にこれほど多くの国や地域、期間が援助を申し出てくれる国など世界のどこを探しても存在しないと思う。

なぜ? それは、これまで日本が、世界のいろんな国に対して、これほど多くの貢献をしてきていたんだということ。
これほどまでに日本は世界から愛されているんだということ。

【prayforjapan】世界から届いた日本への祈り

今生きている、あなたたちの命が、私たち日本国民の誇りです!!


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