これは、玄関前に少し前まで咲いていた夏椿の花。 西洋の「椿姫」とかココ・シャネルの愛したカメリアの花とかは、燃えるような色をした、少し重苦しいくらいボリュームがあるイメージですが、これは本当に清楚な花。
そして、こちらは先月のはじめ、Hさんから頂いた花。「時計草じゃないかしら?」と彼女はおっしゃっていたのですが、いざ咲いた花は、御覧の通り、紫の涼やかな雰囲気。
時計草は、名前が面白くて、「どんな花なのかなあ?」と以前想像を膨らませていたもの。花の形が時計を思わせるから、なんて凄いではありませんか?
でも、いざ実物を見たら、時計の針の形を思わせるような、そうでないような…。美しい花とも言えない形状だったし。少し、失望した記憶があります。
けれど、頂いたこの花は、とてもビューティフル! 鋭い切れ込みの入った小さな花弁がいくつも重なり合って、複雑な美しさを作りだしています。
ですが、名前がわからない……どなたか、この花の名前を知ってらっしゃる方はおられませんか? ご存じの方はご一報下さいませ。
別名、江戸紫とも言うそう。本当、和の世界に出てくるような風雅な紫色ですね。
来月、合宿でお会いしませう。