古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

群馬県前橋市・今井神社古墳

2018-06-16 05:42:15 | Weblog
群馬県前橋市今井町818、荒砥川の東岸・今井神社の境内にあります。
「荒砥村301号墳」と呼ばれることもあります。









全長71m、 後円部径44m・高さ7.5m、 前方部先端幅50m・高さ7m  の前方後円墳です。
後円部には「今井神社」の社殿が、前方部には利根左岸十三仏のうち観世音菩薩をまつる「北向き観音堂」がたっています。

(後円部)




(前方部)






昭和55年に範囲確認調査が行われています。
墳丘の周りには盾形をした周濠が、その外側には堤があります。
墳丘には葺石が施されていたようです。
円筒埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
後円部中央にある埋葬施設は、竪穴式石室で組合式石棺が収められていたようです。
今井神社の社殿建立の際に掘り出された、石棺材と思われる石材の一部が境内に残されています。



鉄剣、鉄刀などが出土しています。

古墳時代中期・5世紀後半頃の築造と推定されています。

昭和56年4月17日、前橋市の史跡に指定されています。

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