虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

冒険王(1996/香港)

2006年12月13日 | 映画感想は行
監督: チン・シウトン
出演: リー・リンチェイ   ワイ博士
  金城武      パオ
   チャーリー・ヤン    シン
   ロザマンド・クワン   ユンフン

 1930年代の中国。考古学者の“冒険王”ワイ博士は、中国政府から伝説の聖典を探すよう依頼を受けた。その聖典を納めた箱を手に入れれば、世界を支配する力を持つと言われているのだ…… 

 ほんとに「インディ・ジョ-ンズ」そのまんまで、ギャグのセンスが方世玉っぽい映画。
 でも「ダニー・ザ・ドッグ」よりは私はこっちのほうが好きです。金城武は完全に三のセンで、きれいだけどコメディリリース専門。ちょこっとアクションするけど、リーのそばではどうしても負けます。やっぱり趣味好みの問題になってしまうけど、やたらスピーディーな香港スタイルアクションのリー・リンチェイは、やはりやはり!うっとり見惚れてしまいます…
 背景の時代考証は時々「?」なところもあるし、それに忍者やら、相撲取りとのバトルにいたっては、やってるほうは痛そうだけど、見てるほうでは大爆笑。もうおっかしくて!
 リーも金城武も女装シーンがありますが、リー・リンチェイはけっこう女装好きなのかも知れないと思ってしまうシナの作り方でおかしい。
 収め方はそれほどハッピーエンドというわけにもいかなかったけど、とても笑えた映画でした。

 ただ、別に突っ込みどころではないけど、なんで香港映画の日本人役の着物の着方ってずるずるしてるんでしょうか。男の人は思わず衿を直してやりたくなりまする。