虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

007/カジノ・ロワイヤル(2006/イギリス、アメリカ)

2006年12月06日 | 映画感想さ行
CASINO ROYALE
監督: マーティン・キャンベル
出演: ダニエル・クレイグ     ジェームズ・ボンド
   エヴァ・グリーン     ヴェスパー・リンド
   マッツ・ミケルセン     ル・シッフル
   ジュディ・デンチ      M
   ジェフリー・ライト     フェリックス・レイター
   ジャンカルロ・ジャンニーニ   マティス

 殺しのライセンス00(ダブルオー)を取得したばかりのエージェント、ジェームズ・ボンドは、テロリストの資金をテロによる株価の操作で増やす男、ル・シッフルの組織を追うことが任務。ボンドが航空機爆破の阻止したため、ル・シッフルはモンテネグロの“カジノ・ロワイヤル”で大勝負に出ることに。ボンドは財務省からお目付役として美女ヴェスパー・リンドと共に、カジノへ乗り込む。

 面白うございました。
 ほんとは正月前にこのザンバラになりつつある髪を何とかしなくちゃ、美容院へ行かなくちゃと思いつつも、本日は007の誘惑には勝てませんでした。見られて良かった。
 今までのスマートで女性の扱いは手馴れたものといったボンドとは印象違って、筋肉マッチョで発展途上のボンドでありました。この映画はボンドがいかにして非情のエージェントになったか、みたいな話ですし、これでよいのでしょう。でも、このボンドはやっぱり原作イメージとはすごく違うと思います。
 今まで一番絵になったのはショーン・コネリーのボンドだと私は思いますし、いくら映画が古くてもカッコいいものは断固としてカッコイイ。あの全身フェロモンの塊みたいなボンドは個人の好みはさておき、極めつけです。それで、ダニエル・クレイグのボンドは絵になり方がぜんぜん違いました。こちらは肉体派の派手ハデアクションが決まってます。しょっぱなから走る、撃つ、殴り合うシーンの連続でたっぷり昂奮させてくれます。女性には幾分不器用め。彼には似合っている感じでしたが、次作以降はどうなるのでしょう?
 悪役がいかにも悪人面なのも嬉しいですねえ。

 スパイガジェットもインビジブルカーみたいなのではなくて、現実にはちょっと無理だろうけどすごくお役立ちそうな物がさりげなく出てきてこれもGOODでした。

 というわけで、この映画はとても楽しめましたが、007映画なら、それなりに期待するものがキャラについても大いにあります。それについては新しいボンドの一種独特のブルーアイを見ながら、「そういえば、青い眼のボンドって今までいたかな?このちょこっと戸惑いに揺らぐような目が揺るがない非情の目になるんだろうか…」など、次回作から主人公がどうなるんだろうなあ…とは考えてしまいます。

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 昨夜は疲れてバタンキューで寝ましたが、今日帰ったら、メールが3桁になるほどたまっています。ほんとに郵便ダイレクトメールの数倍たまります。処分の手間はともあれ、メールもためると気が重いです。