虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

インサイド・マン (2006/アメリカ)

2006年06月14日 | 映画感想あ行
INSIDE MAN
監督: スパイク・リー
出演: デンゼル・ワシントン     キース・フレイジャー
    クライヴ・オーウェン     ダルトン
    ジョディ・フォスター     マデリーン・ホワイト
    クリストファー・プラマー     アーサー・ケイス
    ウィレム・デフォー    ジョン・ダリウス
    キウェテル・イジョフォー     ビル・ミッチェル

 ダルトンと仲間のの銀行強盗グループが、白昼マンハッタン信託銀行を急襲、従業員と客を人質に取り立てこもる。事件発生の連絡を受け、NY市警のフレイジャーとミッチェルが交渉役として現場へ。一方、事件の発生を知ったマンハッタン信託銀行会長アーサー・ケイスは、凄腕の女性弁護士ホワイトに事件の渦中の銀行貸金庫の中に入っているものの秘密を守ることを依頼する。

 面白かった!!
 最近の私は、映画を見てのイチャモンとか愚痴とか文句が多くなったような気がして、もしかして性格が悪くなってひねくれた見方しかできなくなってるんじゃないか、と不安になってきたところでした。これは文句なしに面白かった。
 すっごく良いクライム・ムービー見ちゃった、わーい、という満足の一品。間然するところのない巧みな構成、ハイセンスな画面にユーモア、スパイク・リー監督「いい仕事してます」様々な人種の混在や警察・野次馬、市長までおそろいでニュー・ヨークという街を見せてもらった気分。役者の皆さんも本当に見事でした。クリストファー・プラマーがあんな役をやるのもなかなか皮肉で素敵。
 デンゼル・ワシントンとクライヴ・オーウェンががっぷり、って感じでもうカッコイイ、カッコイイ。
 クライヴ・オーウェンはこういうちょっと規範をはずれた人物がめちゃくちゃ光っていると思う。ちょっとむさいところも身震いするほど目が嬉しい。ジョディ・フォスターの喰えなさにも大喜びさせてもらった。
 そしてラストもイカシテいる。
 面白かった!!