虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

BACKTRACK/バックトラック (1989/アメリカ)

2005年07月12日 | 映画感想は行
BACKTRACK
監督: デニス・ホッパー
出演: デニス・ホッパー マイロ 
    ジョディ・フォスター  アン

 今回は、デニス・ホッパー自身の編集版。
 私はこっちのほうが好き。音楽もいい。サックスのほわ~んがすごく利いてる。
 チャーリー・シーンの登場部分激減ともかいてあったが、「ハートに火をつけて」でもあまりにも少なすぎてびっくりするほどだったので、短くなってる気がしない。
 オープニングが変わって、ヒロインの状況をそこで決定してる。そして、一つ一つのシーンが長くなってる感じ。
 アンを追いかけるマイロ、アンについて全てほじくりかえすマイロ、そしてマイロを知らずに逃げるアン。「命か自由か」と迫られて、必死の形相で「生きたい」と答えるアン。あんな表情が出来るんだから、ジョディ・フォスターってほんとに頭良いんだなあ。二人が出会ってからは、マイロがほんとにおかしくてしょうがない。
 アンのコピーを読んで「何のことかわからん」のシーンでは、まるで「貴社の記者は汽車で帰社できしや」的な響きにだはだは笑った。いつもはこういうところ返す前にノートに書いておくんだけど、今回は忘れてしまったのが残念。こちらの映画のほうがそういうちょこっと突付かれるような部分がより楽しい。
 エンドクレジットも笑ってしまった。

 両方とも、どうも予告編はムード違う感じです。