虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 (2005/アメリカ)

2005年07月14日 | 映画感想さ行
STAR WARS: EPISODE III - REVENGE OF THE SITH
監督: ジョージ・ルーカス
出演: ユアン・マクレガー    オビ=ワン・ケノービ
    ナタリー・ポートマン    パドメ・アミダラ
    ヘイデン・クリステンセン    アナキン・スカイウォーカー/ダース・ベイダー
    イアン・マクディアミッド    パルパティーン最高議長/ダース・シディアス

 ジェダイの騎士、アナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーとして生まれ変わり、共和国が終焉、帝国が誕生する。そして、今までの謎が明かされエピソード4にストーリーが繋がる。

 ほっとしました。前夜もテレビのエピソード6を見て、もう見たくてたまらなかったですから! 着替えの時間がなくて、現場用作業ズボン(ワークパンツなんてもんではない)のままで映画館に上映開始2分前に駆け込みましたが、ダースベイダーもヨーダも気にしていないと思います。それほど混んでいませんでした。 
 エピソード2があまりにもメロドラマでこの最終話はどうなるのかな~といささか心配でしたが、やっぱりメロドラマはあって、いかにも急ぎで繋いだような展開やありがちな決まり文句も入ったりしてたけど、全部説明した上で、心躍る映像、アクションをたっぷり見せてくれて満足です。ライトセイバーのチャンバラを惜しまなかったのも嬉しかったですねえ!今度はヨーダもたっぷり~!!!

 後半3作のほうが美男美女カップルで、前半のちょっとおじさんハリソン・フォードとバリバリ実務家的プリンセスのレイア姫のカップル、それにフツーのお兄さん的なマーク・ハミルといったキャストに比べるとやっぱりメロドラマチック。ユアン・マクレガーは、アレック・ギネスに繋がるのに違和感なかったです。
 エピソード3を初めて見たときに、ダースベイダーがマスクを取った顔にちょっとがっかりしてた私ですが、美しいアナキンがそうなったわけも、皇帝陛下のルックスも全部解明です。
 クリストファー・リーは出番少なかったけどほんとに心得てらして、相変わらずうまい死に様!ナブーのクイーンもほんのちょっとだけ見られました。
 それに、ラストシーンは嬉しくて泣いちゃいましたね!

 ヒーローには難しい時代ですね。アナキンも「平和と安定のために」と唱えて無残な行為をするに至る。秩序と安定を求める心も時として危険なものを招く…これは今に始まったことではないけれど。「宇宙戦争」では、結局ヒーロー不在。それにまたあのような激変後でも、トム・クルーズの父は、元妻の家の前で立ち止まり、家の中から出てくるのを待っている存在。もうそれほど素朴ではいられない、正義のヒーローの存在にはやっぱり難しい時代。