虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

科学の絵本のブックトーク

2010-11-26 07:26:42 | 本の紹介
科学クラブでは、最初の1時間半は、易しい科学実験や科学工作(今回は、ドライヤーの力で重りを巻き上げる風車や、手が動くロボットなどを作りました)をして、
残り30分は、算数の問題と科学絵本のブックトークをしています。

科学クラブのメンバーは、創造力、集中力、根気はすばらしいけど、
人の話を聞くのが苦手という子が数名いたため、
このブックトークの時間を作るようになりました。
それが、期待した以上の人気。

はじめた当初のブックトークは、図鑑を広げて説明している間も、
自分の思いつきや興味のままに行動したりしゃべる子が多く、
「工作の時はじっくり取り組むのに、そわそわしているな」と気にかけていたのですが、今は、子どもたち全員、科学絵本の紹介に聞き入っています。

取り上げるのは、3~4冊で、天気、宇宙、身体、昆虫などテーマは
その日の気分でいろいろです。

この科学絵本のブックトーク、ちょっとした工夫をすると、
2,3歳の子にもとっても人気があるのです。
未就園児の絵本大好きクラブでも、
『物質の3態』や『空と天気の本』などを紹介したところ、
子どもたち興味津々で集中していました。
図書館で薄めの科学絵本を借りてきて、ぜひためしてくださいね。
(ブックトークは、絵本の読み聞かせとは異なります。
子どもの好奇心を刺激して、この本を自分から手に取ってみたいという気持になるよう本の内容のおもしろさを伝えます)

ちょっとした工夫というのは、ほんの少しでいいので、
本の中に書かれていることを見て、聞いて、触って、においをかいで、味わって、
体験できるようにしてあげることです。
また、幼稚園児や小学生たちは、クイズも交えると喜びます。

写真は『だいず』の科学絵本を見ながら、大豆が、しょうゆや豆腐やみそ
になる話を紹介しているところです。
子どもたち、「ちょっとなめさせて~!」とみそやしょうゆをぺロッとなめては、
「え~大豆ってこんなにいろんなものになるの~?」といろんな疑問や驚きを言葉にしていました。

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