の記事から1ヶ月。
自閉症の診断を受けている3歳前半の☆ちゃんと
自閉傾向があるため療育に通っている3歳後半の●くん、
未熟児で生まれた後遺症から言葉を話すことができない5歳の★くん(自閉症ではありません)
の今月のレッスンの様子です。
教室に着くなりニコニコしながら手を振る☆ちゃん。ごあいさつも
上手にできました。
☆ちゃんは人と関わるのも遊ぶのも
とても上手になってきました。整理したり分類する遊びがお気に入り。
どらえもんのマグネットシートを枠の中にていねいに貼っていったり、
ディズニーのカードをキャラクターのイラストごとに分けていって
ミニーのカードの時だけ「チン」とベルを鳴らすというゲームを楽しんでいました。
カードの中に「半分がミッキーで半分がドナルド」というめずらしいカードを見つけた☆ちゃんは、
少し悩んでいましたが、
わたしが新しい別のスペースにそれを置くように言うと、
素直に従って、最後までカードを分けていました。
以前は、このグループの●くんがトーマスの数カードを色分けしていると
ぐちゃぐちゃ~っとカードをかき混ぜに行くだけだった☆ちゃん。
落ち着いて活動に集中できるようになってきたものです。
☆ちゃんは、このところ急速に知恵がついてきて、
人と関わるのも上手になってきたのですが、そうしたうれしい変化が
新たな問題を生んでもいるようでした。
というのは、まだ自閉症という病院での診断に納得していない☆ちゃんのお父さんが、
☆ちゃんの物覚えの良さを知って
「この子は自閉症ではなく、母親の育て方が悪いだけではないのか」
と言ったり、
☆ちゃんが愛想を振りまいて、何度も手を振る時などに、「しつこくて恥ずかしい」という理由で
厳しく叱りつけたりするようになったそうなのです。
☆ちゃんは一度でも「理不尽に激しく叱られる」といったことがあると、
なかなかその時の記憶が消えず、それに近い状況になる度に、
甲高い声でわめき続けたり、パニックを起こしたりする
悪い習慣を身につけつつありました。
次回に続きます。