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虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

絵カードを使った国語力アップアイデア

2012-12-03 14:19:07 | 国語
絵カードを使って 幼児の国語力を高める方法を
紹介します。

絵カードは 公文の漢字カードでも 厚紙に切り抜きを貼った手作りカード
でもOKです。

カードを床にまきます。
そのカードの中の1枚について 

「私は どうぶつの仲間です。
名前のはじめの言葉は <う> です。
私が食べるのは 草です。
私はだあれ?」

という具合に なぞなぞ(問題)を出します。

子どもが 答えのカードを取れたら
今度は 子どもが問題を出す番です。

「私は 公園の遊具です。
高いところにいたのに 下にいます。
名前のはじめは <す>です。」

「遊具」や「生き物」「植物」といった言葉は
子どもには難しいので助けて上げます。

こうした問題は 小学校受験でよく見かけます。
こうした遊びの中で学ぶ方が
プリントでするよりも よりたくさんの知識に触れることができますよ♪
 
4歳の☆くんのレッスンの様子です。
絵カード(公文の漢字カードでも切抜きを貼った手作りカードでもOK.
写真は こぐま会のもの)です。 

カードの中から これは同じところがある…と思う2枚のペアを選びます。
「どこがおなじなの?」と聞かれたら
説明します。

遊んでいるうちに ☆くんも自分で難易度をあげてました。
最初に☆くんが選んだのは ゆきだるまとアイスクリーム。
「どこが同じなの?」
「どっちも冷たいところ。」

私が選んだのは
ブランコとすべりだい
「どこがおなじなの?」
「どちらも公園に設置されているところ。」
☆Tくんのお母さんが選んだのは
トマトとすいか
「どこが同じなの?」
「切ったら 赤いところ。」

他に せっけんとたおる どちらも顔を洗うときに使う
あさがおとあり     どちらも「あ」ではじまる
ひまわりとタンポポ   どちらも花の仲間

など 見つけました。
みんなが「あっ!」と驚く「同じ」を見つけると
楽しいですよ。
 
2歳1ヶ月の☆ちゃんとカルタ遊びをしています。
カルタの絵は、初めのうちは、できるだけ物の絵がひとつだけ描かれているものが
わかりやすいです。公文式の「ひらがなかーど」をカルタにするのも
良いかと思います。

カルタ遊びと言っても、2歳~4歳の子とする場合は、
文字の札を読んで取る従来の遊び方はおすすめできません。

言葉の理解の程度に合わせて、

まず絵の名前を言って取る

特徴を言って取る。
「赤いです。お手紙を入れます。ぽが最初につきます。」

文字で取る。

などです。
特徴を言って取る遊びを発展させて、
「と で終わるもの」とか「野菜の仲間」といったヒントを加えていきます。
 
 
虹色教室では国語の学習にさまざまなカルタを
使っています。
最近 学習目的のカルタがたくさん売られていますが
意外にも そうした目的を持たずに作られたカルタの方が
さまざまな学習で活躍することがよくあります。

生活のいろんな場面が描かれているカルタは作文の練習に使えますし
キャラクターがひとりずつ描いてあるカルタは
算数にも国語にも利用できます。

写真はめばえのふろくです。(もうすぐ発売される1月号の雑誌にはよく
カルタが付録についていますね)
めばえのふろくですが よく使用するのは
5~9歳の学習です。
抽象的な難しい概念を理解するのに
こうした親しみやすいイラストは インパクトがあって
記憶が定着しやすいんです。

写真は 6歳のMちゃんと 最レベ問題集 2年生の言葉の学習を
しているところです。

「アンパンマンカードの中から
身体を使った言葉で言い表せるカードを取っていこう!」
というゲームをしています。

「うでをみがく」「らーめんてんし」
「はなにつく」「ノリノリのりへい」
「この人 えらそーで はなにつくー」
「はながきく」「サンドイッチマン」
「だって この人 こっちで売れそう!とかわかりそうでしょ?」
「首をかしげる」ソーセージマン
「確かに傾いているけど‥ソーセージマンって首ないじゃん!!」 
「口が重い」「にんにくおしょう」

言葉を言ってもわからない場合は 意味を説明して
(大人は問題集を見ながらします)
いろいろなおしゃべりをしながら カードを選んでいます。
こうした遊びで言葉を学ぶと
応用が利くだけでなく きちんと説明する力 作文を書く力が
育ってきます。


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