虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

『虹色教室文庫(仮名)』の編集長が決まりました♪

2015-05-01 15:37:37 | 国語

これまで教室では、子どもたちといっしょに、

ポップアップ絵本、図鑑、読み物、マンガ雑誌、

『ピッケのつくるえほん』のアプリで作った絵本、

実験や工作の手引き書、音読カセットつき教材など、

さまざまな本作りを楽しんできました。

教室に来る際、手作り本を持参してくれる子たちもいます。

こうした子どもたちが作った本の数々は、教室中の子らに読み継がれて、

「わたしも作りたい」「ぼくもこういうの作ろうかな」という意欲につながっています。

 

 

そこで教室での本作り活動や読書活動の質をさらに高めて

たくさんの子たちと共有できるように、

教室内に『虹色教室文庫(仮名……編集長らに自分たちで名前をつけてもらいます)』

という「ごっこの出版社」を作り、

小4のAちゃんに編集長になってもらうことになりました。

Aちゃんは教室の子らに大人気のシリーズものの本を作っている

広報活動にも熱心な女の子です。

 

それでは、新しい本の紹介を……。

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小3のBくんが作ってきてくれた『ことわざピッケ』。

絵にも添えられている言葉にも味があって、何度読んでも面白いマメ知識本です。

この本のすばらしさは、実際、ことわざや慣用句をもとに

絵本を作ってみないとわからないかもしれません。こうした絵本を作るには、

想像力やセンスが思った以上に必要ですから。

 

 

 

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アメリカに住んでいる新小1のCくんが作ってきてくれた『1ねんせい』の雑誌。

Cくんに初めて会ったのは、シアトルの幼稚園で開かせていただいた、

工作のワークショップです。当時、Cくんは3歳。

カリフォルニアから参加してくれました。

 

Cくん作の『1ねんせい』は、かなり分厚さ。どのページもびっしり書き込まれていて

アイデア満載です。

『かけるくんVSドラエモン』と『ドラエモンがやってきた!』いうマンガ。

『かざんのひみつ』という特集では、火山に仕組みを数ページに渡って

解説しています。

『おたよりコーナー』『らくがきページ』『えをかいて』という自由ページ

『イラスト紹介ページ』『ぼくのこわいもの』

『こんげつ号はー』という未来の絵のコーナー、

『テレビマガジンおもしろい』という雑誌の宣伝ページなど

本当に盛りだくさんです。

 

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<速く走る動物順に並んだパタパタ絵本>は、年長のDくんの作品です。

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年長のEくんの<ホッチキスで自分で製本したビジュアルブック>

 

Eくんのイラストも貼られています。

それにしても、色合いがすてき♪

 

DくんとEくんに、ブロックで問題を作って出したところ、

何度も何度も作りなおし、

しまいに自分でも問題を作って楽しんでいました。

物作りを通して、自分が取り組んでいることに深く関わり、

それを心から楽しむ力が育っているのを感じました。

年長になった今、こうした知恵遊びや算数の学習のように

本気で頭を絞る活動にワクワクする喜びを味わっているようです。

 


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