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虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

濃いキャラクターのオカメインコ と あまりにも設定が細かい ごっこ遊び

2013-09-03 20:35:37 | 通常レッスン

 

小3の★ちゃん、☆ちゃん。小4の○ちゃんのレッスンの様子です。

相も変わらずオカメインコの人形作りが流行している虹色教室ですが、

作る子が変われば、人形の作り方も設定も多種多様。

 

★ちゃん、☆ちゃん、○ちゃんの3人は、やたら濃いキャラクターのオカメインコを作っては、

いろいろと細かい設定をしてごっこ遊びをしていました。

 

 

ドラマ好きの☆ちゃん。

「56歳の女医のオカメインコ」と「その息子で26歳のヤンキーのオカメインコ」を作って

「ヤンキーのオカメインコはお母さんが大好きで、家族だけにしか心を開いていないの!」

と話していました。

それにしてもすごい設定……。マンガを描くのが上手な子なので、オカメインコの顔も個性的で魅力的!

オカメファミリーの仲のいい食事風景なのだそう。↓

 

それを耳にした○ちゃん。

モールを一本丸まま使って豪華な巻き髪にして

子だくさんの占い師ということにして、

こちらも占い師の母、50歳。

11歳の娘、5歳の息子、4歳の(性別不明の)双子、1歳の娘という

細かい年齢を決め、

占いに使う水晶や真珠(?)が高価なので、

出掛ける際は、家の前にたくさんの護衛をつけておくという設定で遊び始めました。

占い師は妊婦さんの設定でもあって、お腹から赤ちゃんオカメが飛び出します。

「工作、大~好き!!」という★ちゃんは、オカメではなく天使風にヒヨコを作っていました。

工作大好きとあって、目や口の描き方も羽根や冠羽も洗練された作りですね。

ワケありの女医さんの病院に並ぶ長蛇の列。

病院の待合室待っていた病状の重い幼い女の子オカメを先に診てあげることになる

……というごっこ遊びが展開していました。

算数タイムにちょっとひねった問題をいくつか解きました。

その中でも難しかったのが、最レベ3年生の次の問題です。

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0 0 3 3 5 5 5 の7まいのカードがあります。

 

● ↑のカードの中から6まいならべて出来る数の中で、40万に一番近い数は

いくつですか。           (答え 355530) 

● カードを全部ならべてできる数の中で5番目に小さい数はいくつですか。

                   (答え 3030555) 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


3人とも夏休みの間に考える力がしっかりとついていることに

驚きました。

お母さん方に聞くと、この夏休みは思う存分遊んで

ほとんど学習時間は取れなかったということですが、

たくさん遊ぶ中で考える力がずいぶん伸びているのを感じました。

 


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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かわいいオカメインコたち (はぴ)
2013-09-04 08:56:36
なんだかインコちゃんたちがイキイキとしていて、思わずおしゃべりしそうですね。リアルな設定が、表情やインコちゃんたちの雰囲気にそのまま表れていて☆
3年生、4年生にもなると、いろんなことを考えるんですね~/

先生が、よくブログの中で、おもいっきり遊んで、あんまりお勉強しなかった(このあんまりというのがどのくらいなのかが、わからないのですが)
生徒さんたちが、メキメキ頭がよくなってて、算数の難問を解きました~とありますよね~。

やはり、先生のお教室に通っていらっしゃることは大前提としてお尋ねしたいのですが、ただ遊んでいるだけで考える力というか、賢くなるものなんでしょうか。

私、遊んでばっかりで勉強全くダメでしたが、算数をはじめ、お勉強は全然だめだったからこそ、あれ~!?と
思ってしまいます。

その辺り、少し教えていただきたいです~/

いつも教えてくださいばかりで
先生、ごめんなさ~い ^^
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Unknown (しまなみ)
2013-09-05 11:16:57
 この遊びは、手先の巧みさや5感の刺激になるだけでなく、いじわるさや、不安を、濃密な設定の中で消化・昇華していける体験かもしれませんね。
 ・・・考えたら、妹が付き合ってくれて、この年頃、私も、こーゆー遊びをしてました。モノづくりが少なかったなあ。不器用は不器用なりに、モノをつくってりゃあ、もうちょっと今違ったかなあ。中学校で、器用な子の美しい切り絵などの作品に、圧倒されました。
 さて、箱庭療法が一世を風靡しながら、現在の精神科・教育現場ではあまりメインストリームにならないのは、{よみとり}ばかりに傾き、本人たちの{創造}が促されなかったからかもしれません。また、集団箱庭も主流にはならなかったので、ヒトとともに遊ぶ、というあそびの一面が、疎かになっているのかもしれません。
 まあ、仮説はどうでもいいので、うちのコも、10年後には、こんな面白い遊びを誰かとできるような子に育ってほしいものです。
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