虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

子どもたちの発見 <重い>

2018-08-30 21:51:51 | 子どもたちの発見

4歳のAくん、2歳の弟のBくんのレッスンの続きです。

紙コップで作ったかごを2つひもでつないだだけのエレベーター。

さまざまな場面で活躍します。

写真のようにひもをかけるブロックがなくても

椅子や家具の取っ手やカーテンレールなどにひっかけるとすぐに遊べます。

 

写真はエレベーター遊びの逆バージョン。

エレベーターを上げるために入れていたビー玉が入った重いコップを

人形が乗っている側のコップを引っぱることで持ち上げています。

ビー玉が入ったコップの下に紙箱と板で作った

てこ(一方が長いシーソーのようなもの)を置いています。

ブロックや積み木に平たいもの乗せるだけでも簡単に作れます。

 

エレベーターを持つ手をパッと離すと、ドスンッとビー玉入りのコップが下に落ちて

どらえもんが飛び上がるという案配です。

途中でAくんがいたずらして、ぼうろのお菓子を仕掛けていました。

食べ物をおもちゃにしたらいけませんが……

今回だけはしつけはちょっと甘めにして、いざ実験。

ぼうろがポンポンとびあがると、AくんとBくんまでピョンピョン跳ねながら喜んでいました。

 

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子どもたちの発見<位置をずらす>

 

「まずは重くしなくては……」と詰め込むだけ詰め込んだビー玉類。

これを落下させて、てこの先に置いた人形にジャンプをさせるつもりです。

 

でも、重さを調整するだけでは、思うように跳ねないのです。

 

そこで、てこに引っかけている輪ゴムをずらして、

支点の位置を変えることにしました。

こうした「位置をずらす」という作業は、ただ跳び上がる力が変化するだけでなく

新しい変化を生んでくれます。

カピパラのぬいぐるみを置く場所をずらして

お尻がてこの先にちょっと乗っているだけ……という状態にすると、

ビー玉の入ったコップエレベーターを落としたとたん、

くるくると回転しながら跳んでいくことがわかりました。

 

てこの支点用に紙箱の端をこんな風にカットしたものを使っています。

 

「回転しながら、トラの手で作った輪の中に入るように」と挑戦する子ら。

 

今度はトラの手でキャッチするつもり。

 

 

キャッチ成功。

 

しまいに自分たちの手でキャッチして遊んでいました。

 

Aくんが、カピパラがあまり跳びはねないようにする方法を見つけました。

 

 


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