虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

1〜3歳 算数のセンスを育むブロック遊び 1

2021-05-13 11:39:48 | レゴ デュプロ ブロック

子どもと一緒にデュプロブロックで遊ぶときに、

算数のセンスを育むアイデアを

3歳7ヶ月のAくんのレッスンの様子から紹介しますね。

 

Aくんはごっこ遊びが大好きな男の子です。

この日は、ドーナツ屋さんごっことハンバーガーショップごっこを

して遊びました。

デュプロブロックでドーナツの作り方と

ハンバーガーの作り方のお手本を見せると、

興味津々でした。

ごっこ遊びに、こうして作る作業をプラスすると、

同じものをいくつも作ることが可能なので数の感性が育まれます。

また立体を把握するのも得意になります。

 

見本は、自分のアイデアでいくらでも他のものに応用していけるような

ものにしています。

 

この日、Aくんに作ってあげたのは下のようなハンバーガーです。

↓のように二つ並べたブロックの上に

向きを変えたブロックを重ねて、「サラダを入れて、ハンバーガーを乗せて〜」

と作っていきます。

 

向きを変えながらブロックを組み立てていくのは3歳代の子には

難しい作業です。

同じ向きのブロックを重ねたせいで、Aくんのハンバーガーは下の写真のように

二つに分かれてしまいました。

そこで、包丁で切る真似をして、ハンバーガーを二つに切り分ける

遊びをしました。

 

Aくんが「はんぶんこ」と2つに割ることに興味を持ったので、4分割するハンバーガーも

作ってみました。

 

バラバラに均等に分かれたものが、元通りの一つになると、

なんだかワクワクします。

 

Aくんはこの日、ままごと用のおもちゃのドーナツが気に入って

夢中で遊んでいました。

ブロックでもドーナツを作ってあげると

真似て作ろうとしていましたが、

まだちょっと難しいようでした。

1〜3歳の子らにお手本を見せるときは、

その通りにできるようにさせることより、

そういう組み立て方があるんだな、と見る体験を広げる

という気持ちでいいと思っています。

まだできなくても、子ども達は目から学んでいます。

 

<ドーナツの作り方>

下のような形にブロックを置きます。

 

好きな色のブロックをブロック同士がつくように

重ねていきます。

写真のものでは、「いちごのチョコクリームをかけて〜」

と言いながら、上から赤いブロックを重ねました。

 

たくさんドーナツを作って、油で揚げる真似をして

遊びます。

1〜3歳 算数のセンスを育むブロック遊び 2に続きます。

 



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