数日前に、
『野生の思考』を読みました 1
という記事を書きました。
『野生の思考』を書いたレヴィ=ストロースは、とても鋭敏な感覚を持った人で、感覚というものには論理性があり、そこには知性が内在していることを認識していたそうです。
レヴィ=ストロースは、感覚に与えられる感性的な素材を用いて論理を働かせ用とする、感覚的なものと知的なものが結合した論理のことを、「具体の論理」と呼んでいます。
「具体の論理」とは、抽象概念で物事を理解するのではなく、この世界に満ち溢れている自然界と人間界の具体物を用いて、感覚的な能力をつかって世界を認識していく考え方です。
次回に続きます。
(今日 7日中に次の記事をアップしますね)