わー、西成のマドンナ、満州けい子さんこと、坂田佳子さんが出てるやん!?
それだけでもう掴みオッケー!
全く長く感じることなく、あっという間の143分だった。
マジ、めちゃくちゃ面白かった!
ぶっちゃけさ、私が映画を観る時は、基本メッセージ性がありそうな作品を選ぶんだけども、本作はメッセージ性皆無。
ただただスリリングな展開と飽きさせないカット割りの連続で、最後まで面白く観させてもらいました。
ということで、本来は全く観る予定になかったのですが、たしかに、「怪物」でも素晴らしい演技だった安藤サクラさんには興味があったけど、内容が反社でしょ…なのでチョイスしていなかったのですが、
ネットニュースで、サリngROCKさんと山田蟲男さんがでられているという情報を知り、サリngに至っては、このカッコいい女性は誰??とSNS上で話題ということで、以前大変お世話になった身としては観ないわけにはいかないので、ラスト上映週間際でギリギリ観ることができました。
いやいやいやいやいやいや、サリngさんも山田さんもハマり過ぎ!で、怪し過ぎ!めちゃくちゃカッコ良かった!めっちゃ美味しい役やん!そりゃ、SNSで沸くわ!
サリngさんも山田さん以外にも関西出身のあんな方こんな方まで出演されていて、ミュージシャンに演歌歌手の方まで、もう内容云々以前に脇役の方ばっかり目がいって仕方なかった。
生瀬さんや江口さんは当然のこと、宇崎竜童さんも関西は京都の出身やったんやね!最初誰だか分からなかった。
天童よしみさんも貫禄あるわ!
ミュージカル俳優の吉原光夫さんも関西出身の方だと思ったら東京出身やん。めちゃくちゃ関西弁がリアルに上手い。
名前はよく見かけるが初めて拝見する鴨鈴女さん。良い味出してた。
前田航基君も出てたんやな。弟君の旺志郎君は良く見かけるが、お兄ちゃんは漫才をしていた小さい頃とあまりにも変わり過ぎて本人とは気づかなかった。どの役かは後で分かったけどね。
なによりさ、初っ端から坂田佳子さんが現れた時には、もう目が釘付け!大興奮!今ではYouTube界の西成マドンナなので、ミーハーには堪らん存在!
坂田佳子さんとキングマンさんは、関西のYouTube界では、関西が誇る大スターだからね。難波駅でキングマンさんを見かけた時はマジ萌た。スターオーラが半端なかった。
まだ坂田佳子さんにはお目にかかったことがないので、坂田佳子さんのナマ歌を聞くのが夢。
それはさておき、
撮影場所も天王寺界隈を中心に難波近辺、一部梅田であったりと、つい半年前に、難波で財布を失くした時に、天王寺の警察署まで取りに行ったからね。
天王寺界隈の独特の景色は忘れられない。
最近は、梅田界隈より難波に行くことが多くなったので、めちゃくちゃ楽しく拝見しました。あ、住吉大社の前も撮影されてたね。大阪人じゃない兵庫人の私でもめちゃくちゃ楽しめるロケ地だった。
まるで関西版「踊る!埼玉」を観てるような関西人のための映画だった。ま、内容が反社なのは…ではあるが、関西人には堪らん、そして、主役から脇役までキャラの個性が強すぎてミーハー心をくすぐる本当に面白い作品だった。
そして、肝心の主役お二人の安藤サクラさんと私には初お目見えの山田涼介君も、お二人とも東京出身の方なのに関西弁をマスターされていて、歪んだ?姉弟愛を体当たりで自然体で演じられていて大変素晴らしかった。
ほんま、柄本佑君といい安藤サクラさんといい、何このバケモノ夫婦は!夫婦して怪優って…、最高過ぎるわ!藁
山田涼介君もキレイな顔なのにチャラくて軟弱で、でも姉ちゃんへの愛を感じる素晴らしい役作りでした。
予告で観た時は、反社の闇社会を描いたバイオレンス風な内容だと思ったけども、ロケ地やキャスティングも含め、監督の関西愛しか伝わってこない作品だった。「BAD LANDS-踊る!大阪」でも良かったかもね。ウソウソm(__)m
肩肘張らず、難しいことも考える必要もない最後まで飽きずに楽しめる作品でした。
ラスト上映週だから上映館数も上映時間も限られている中、ギリギリ観れて本当に良かった!
そうそう、本作でもドストエフスキーが台詞にあった。「虐げられた人々」。シベリアに流刑された話だったか忘れたが…。これは「死の家の記録」だった。「虐げられた人々」は読んでないな…。
これってやはり、いつもの
お導き!
藁