星組 チエねねサヨナラ公演

2009-08-17 02:22:52 | TAKARAZUKA
チ、チ、チ、チエちゃんが、私の半径1メートル内を歩いて行った!!!キャ━━━!(笑)

ということで、始発ではありませんが、大劇場に6時頃に着いて当日券の列に並んでました。で、わりかし良い席が取れました!

通路近くの席だったので、ショーではチエちゃんが目の前を歩き、生徒達は走り去り、もうドキドキMAXでした(笑)

今日でmy初日にしてmy楽なので、チエちゃんのサヨナラだからちと贅沢しました。もう十分元は取れました(笑)

お芝居は、柴田先生の新作でスペインもの。ぶっちゃけ書くと、演出が謝先生だから美術が「激情」の時のように抽象的なセットで、今一つ臨場感に欠けたのが残念だった。個人的には、せっかくバルセロナとかマドリッドとか超有名な地名が舞台なんだから、もう少しスペインテイストの美術が理想だった。

でも、音楽がそれこそ「激情」を思い出させるスタイリッシュなスパニッシュが多くて、ダンスシーンもスタイリッシュだったので、これが謝先生の狙いかと思った。個人的には、いかにもスパニッシュな衣装で、いかにもスパニッシュなダンスが見たかった。でも、このスタイリッシュなダンスシーンも格好良かったからなんとも言い難いものがある。

ストーリーは…、ぶっちゃけ書くと背景が全く見えてこないから、どの時代が背景なのかは全く分からなかった。第二次大戦前?第一次大戦前?

人物関係は、柴田先生がお得意の男女の横恋慕絡みの純愛がテーマになっていたので、分かり易い人物描写と関係でした。なので、自然に社会的背景を考えず、恋愛関係を中心に観てました。ぶっちゃけ書くと、アントニオがモロッコに何しに行くのか?なぜ行かないといけないのかも分かってない(汗;)

恋愛関係においては、「哀しみのコルドバ」「琥珀色の雨にぬれて」「激情」の要素があって、ありきたりな恋愛模様ではあるけど、社会背景が見えないから、恋愛模様だけでも明白だったのが救いだった。これ、人間関係も意味不明だったら、感想書けない。

スタイリッシュなダンスシーンが本当に見応えがあった。でも、全体から考えると、オリジナル作品ならストーリー的にも「ダンサ・セレナータ」の方が私は好きかな…m(__)m

チエちゃん演じるアントニオは純愛街道まっしぐらで、ある意味「激情」の、婚約者がいなかったらのホセに近い。婚約者がいなかったらで考えるなら、クロードもエリオも近い。

アントニオは婚約者がいないからホセともエリオともクロードとも違って最初から最後まで誰も傷付けないから良い役。結婚経験がある今は未亡人のねねちゃん演じるカテリーナにただひたすら一途なのがいい。

ラストのアントニオの台詞が、サヨナラ仕様になっていて、お世話になったジュンコさんや万里組長さん、同期のマサコ様、そして相手役のねねちゃん、そして組子へのメッセージと重なってファン泣かせな台詞でしたね。私は泣いてませんが…m(__)m

柴田先生作品には欠かせない未亡人や情婦の存在も定番って感じやね。横恋慕も定番要素やね。

ねねちゃん演じるカテリーナは罪な女やで(笑)ある意味男を翻弄させてる訳やから、カルメンにもエバにもシャロンにも近い存在やね。

でも、ねねちゃん演じるカテリーナは決してシャロンみたいなチョイ悪女じゃないから、そこも良い。言い方は悪いけど、未亡人になったお蔭でカテリーナも純愛街道まっしぐらやもんね。ま、1つ言わせてもらうならば、未亡人なんだからもう少し大人の女性の魅力が欲しい。ま、チエちゃんもねねちゃんも二人にピッタリな役柄であるには違いない。

ベニーの悪役ははまり役。ありきたりな役どころではありますが、やらしさが魅力的でしたね。

情婦(?)の風ちゃんもとても魅力的に演じてたね。これ一番美味しい役やね(笑)

星組公演を観ること自体、「ナポレオン」以来だから、変化が良く分かる。


真風君がめちゃ男っぽくなっていて、色気も倍増していてビックリした。このまま宙組でも頑張って欲しい。

そうそう、ベニーの歌がめちゃくちゃ上手くなっていてビックリした!ベニーがトップになる日を首を長くして待ってますよ!あ~、どうか「キャッチ・ミー~」のチケットが取れますようにm(__)m

「キャッチ~」ではベニーの相手役になる綺咲も久しぶりなので注目して見てたんですが、普通に良かった。これまた定番のヒロインの友人役でしたが、「ナポレオン」の時より数倍良かった。「キャッチ~」観たい!

お芝居は、もう一回観たら背景が分かるかな…って感じですね。もう観るチャンスがない…(涙)

ショーは、これまたぶっちゃけ書いて申し訳ないですが、宙組の「フェニタカ」が良すぎたから、構成内容的にはイマイチだった。

でも、チエちゃんのファンに対する愛情がたくさん詰まっていて、チエちゃんの人間性の素晴らしさを改めて実感させられた。二階席まで来てくれてファンには堪らんよ!ちなみに私は一階席ですが…(笑)大階段も掛け上ったりと必要以上の体力を使っていてそれだけで脱帽もんです。くれぐれもケガのないように気を付けて下さいね!

私は定番の黒燕尾より、ねねちゃんとのデュエット&リフトが大好き!最近ショーではあまりリフトを見なかったから、ゴージャスで美しくて目の保養になる。

ショーは、ベニーの歌の上達が目に見えて明らかで素晴らしかった!

ショーに関しては、本当にチエちゃんの人間性に堪能させられる。ファンには堪らんね。

今日のまとめ:チエちゃんへのメッセージは、私よりチエちゃんファンの皆さんの方が想いが強いので、正直書くことはありません。

ですが、ただ一言。本当に本当に宝塚歌劇団のためにたくさんたくさん貢献してくれて、部外者の私からも感謝します。本当にチエちゃんがいなかったら、宝塚ヤバかったよ。私が劇団の幹部ならチエちゃんに足を向けて眠れない。チエちゃんにとってこの六年間は長かったと思う。本当に本当にお疲れ様と言いたい。ねねちゃんと同時退団であったのが何より良かった。千秋楽まで男役街道を突っ走って下さい!

ねねちゃんへのメッセージは…、

ぶっちゃけ書くと、私はスカステで観た月組時代とトップになる前のねねちゃんの挑発的な演技が好きだった。トップになってからしおらしくなっちゃったけど、ねねちゃんも六年間お疲れ様と言いたい。辛いこともたくさんあったと思うけど、チエちゃんを支え、そして支えられての二人のコンビは本当にゴールデンコンビだと思う。ねねちゃんがいてこそのチエちゃんの大躍進だと思っているので、ねねちゃんにもありがとう!と言いたい。

二人のキスシーンの数々は宝塚の歴史に残る名シーンになったと思う(笑)

最後にドイちゃんへ。ドイちゃんには、是非とも振り付け家になって欲しい!なるべき!もちろん宝塚でね。あのしなやかさと表現力は宝塚に絶対必要不可欠!劇団はドイちゃんを専属の振り付け家にしなきゃダメだよ!今日もドイちゃんの、特に女役のダンスにめちゃくちゃ惹き付けられた!絶対絶対振り付け家になって、なって!!!m(__)m

16.02.15

「味園ユニバース」

2009-08-16 02:08:08 | 映画
なんで終盤にあんなマンガみたいな展開を持ってくんのんなん!?(関西弁で“持ってこられるんですか?”の意)

終盤に、説明を端折った強引な展開となるシーンがあって、思わず、なんでやねん!?って突っ込んでもうたわ(笑)そこの説明がちゃんと描けていたら、ほぼ完璧な作品だったのに…。トリッキーな演出はいらんねん。ストレートに表現してくれたら良かったのに…。そこでマイナス20点!

それ以外は、主人公のすばるとふみちゃんの演技が素晴らしくて演技に関しては本当に見応えはあった!

“味園ユニバース”といえば…、

なんといっても、今も放送しているのか知らないけど、その昔は関西ローカルにおいて、深夜限定アダルトCMの2トップの1つとして有名だったからね(笑)もう1つは“ハナテン”のCM。どちらも大人のCM。わたくしらオッサン世代はめちゃ有名だと思うけど…(笑)あ、“グランシャトー”も有名だね。これは演出はコメディ系やったな(笑)

すみません、このネタが書きたくて観に行きました(笑)もちろん、ふみちゃんの関西弁にも興味ありましたよ(汗;)

“味園ユニバース”といえば、私は行ったことなかいけど、てっきり、キャバレーシーンがあるのかと思ったら、なかったね。私にとってはキャバレーのイメージしかないから、全く内容的にキャバレーの要素がないからどう絡んでくるねん!?と先の展開を予想していたら…、

今の“味園ユニバース”ってライヴハウス的存在だったことに、ちょっとしたカルチャーショックを受けました(笑)

売れないバンドが天下の“味園ユニバース”で歌うことがストーリー軸ではなく、歌うこと(歌手になること)が夢だった歌の才能があるすばる演じる主人公が、過去という荒んだ現実の中で人生が止まってしまい、ふみちゃん演じるかすみとの出会いによって新しい未来が切り開かれる…かもしれない…。その始まりが“味園ユニバース”で歌うことに繋がる展開で、そこに記憶喪失が重要な要素になってくるわけなんですが…。相変わらず意味不明な文章で申し訳ないですが…。

本当に、すばるの演技が素晴らしかった!記憶喪失になった時とそうでない時の演じ分けが上手い!

すばるの演技は、一度昔にしのぶさんと共演したドラマを観たことあって、その時も演技は下手ではないけど、地味な存在やな~と思ってたけどm(__)m、今回も、ぶっちゃけジャニーズにしては地味な存在だったけど、演技は素晴らしかった!あの演じ分けは自然で良かった。

当たり前だけど、歌も良くて、最初の♪古い日記♪はかなりエレキが走った。かっこつけない歌い方が気に入った。心で歌ってたね。

ふみちゃんは、正真正銘の北島マヤなる演技で素晴らしかった。実は、仕事以外は家で引きこもっている時に未見だった「地獄でなぜ悪い」と「四十九日のレシピ」をレンタルして観たんですよ。どちらにもふみちゃんが出ているんですが、180度違う演技っぷりにビックリした。まだまた若いのにあのカメレオン女優ぶりに驚かされました。

で、今回も、ふみちゃんの関西弁に大変興味があった訳ですが…(あ、「日々ロック」はレンタルしますm(__)m)、めちゃくちゃ自然な関西弁でビックリした。全く違和感のない関西のお姉ちゃんぶりに感心した。はすっぱな感じも良かった。

DVDを含めると去年からたくさんふみちゃんの映画を観てますが、同じカラーのない役柄や演技力に本当に感心しまくりです。これぞ本当の北島マヤなる演技だと断言します!

あと、意外と鈴木紗理奈さんが上手い!あんなに演技が上手いとは思わなかったm(__)mあんなナース実際にいるいる!(笑)

この作品、ロケ地が、味園ユニバースがある大阪ミナミより、キタの梅田界隈が多かった印象で、それだけ個人的に親近感があった。

あと、どさくさ紛れにマイキーワードの“愛の力”も使われていてビックリした。たまたまだけど、観た2月15日もキー日にちでビックリ。

今日のマイ格言が“嘘も方便”だったので、この作品にもその要素が描かれていて、観る必然性を感じました。

“嘘も方便”…。

自分に都合のいい嘘はよくないけど、相手のためを想ってつく嘘は決して悪いことではない。そしてまた、自分自身を向上させるためにつく嘘もあることを、ブログサーフィンをしていたらたまたま見つけました。見栄を張ってホラを吹いたとしても、努力することによってそれを到達目標にすれば現実になることも確かにある。嘘がリアルになることは大いにある。

あと、歌詞で“一寸先はハッピー”も素晴らしい。モノは考え次第で良くもなる。過去がなくても未来は創れる。たとえどんな過去を背負っていても、未来を良くすることは出来る!的な…。

意外と地味に、ま、どさくさ紛れにメッセージ性を盛り込んでいたのが説教くさくなくて良かった。

今日のまとめ:あ、すばるを呼び捨てにして関ジャニ∞ファンさんごめんねm(__)m私にとって関ジャニ∞のメンバーは、直接の関わりは全くないけど、やんちゃな弟たち的存在なので呼び捨てにしてますm(__)m

16.02.15

「BILLY ELLIOT musical live」

2009-08-12 09:57:31 | シアターライヴ
いや~、何この子役君のレベルの高さは!?

こんなの観せられたらもう日本のミュージカル観れないよ。

ぶっちゃけ書くと、爆音と舞台役者さんの怒鳴り声やドヤ声がうる過ぎ!!!こんなにうるさいなら生では観たくない!それくらい迫力満点だったわけだけどね…。

それ以外は、ウルウルしながら観てました。

本当に主人公の子役君や子役君たちが素晴らしい!子役が主人公作品でも、大概はぼやけた存在感になることが多いんだけど、このビリーを演じたエリオット・ハンナ君はちゃんとビリーの輪郭を持ち合わせていて、めちゃくちゃ将来が有望なミュージカル俳優になると思った。

演技力では、マイケルを演じた子役君の方が上手いけど、スター性は圧倒的にエリオット君やな。

このビリー・エリオット役は、演じる子役君の人間力がリアルに投影される役だったね。エリオット君のミュージカル俳優になりたいという強い意志がまさにこのビリー・エリオット役に投影されていて、本当に強い意志と覚悟がなかったらこの役は演じきれないと思う。生半可な気持ちで挑戦すると役じゃないね。

この役は相当な精神力が必要。ぶっちゃけ、舞台で子役が演じるレベルの役じゃない。域を超えてる。一歩間違えたら、精神狂うよ。それくらい情熱も必要だし集中力も必要だし、何より狂気が必要。じゃないとあんなリアリティーやリアルな感動は生まれない。

子役にここまで要求するなんてプロダクションも怖いわ~。本当に精神力が強くなかったら、ホンマに精神バランスを崩すで。

映画を観た時は、そんなに狂気が必要な役だとは全く思ってなかったけど、まさかミュージカル版では「ロミ&ジュリ」のロミオ並みに狂気を必要とされていて、もちろんダンスのスキルにも圧倒されまくったけど、本当に本当にあの狂気沙汰にはビックリ!

エリオット君は本当に相当な覚悟でビリー役に挑んでいるのがひしひしと伝わってきたから、将来が楽しみなので名前だけはチェックしておいた(笑)

全体的には映画より現実に重きを置いていたから、労働組合のストの歌はめちゃくちゃ迫力があって、マジのマジうるさかった(笑)

ビリーがダンサーの夢を追いかけることと、労働組合のストで勝利しないことには自分たちの生活の基盤を維持することができなくなる家族の不安や怒りを、いわば夢と現実を対照的に描いて、

夢は常に現実に左右されるもんな。どんなに才能があってもお金がないと開花することもできない、こともある。

特に役者なんて、特に舞台役者は、才能だけでは食べていけないもんね。役者密度で考えると、アルバイトせずに、舞台だけで食べていける人なんて実は氷山の一角に過ぎない。大半以上は掛け持ちしながら役者をしている人の方が圧倒的に多い。

私が役者を目指していた時、オカンがいつも言ってた、役者は金持ちの娯楽だと。娯楽は言い過ぎだけど、今ならオカンが言ったことは一理あると思ってる。本当に、親コネ・パトロン・お金がないと続けられないと思う。それこそ、強い意志と覚悟があればアルバイトしながら掛け持ちしながらでも出来る。っていうかそれくらいの覚悟がないと続けられない。好きだけでは続けられない職業だと思う。だから私は断念したんだけどね…(汗;)もちろん、才能もないけど…(大汗;)

どんな環境でも、自由意志と自由選択は尊重されるべきであって、誰にも否定する権利はない。夢や目標があるなら、ただひたすら邁進するのみ!ありのままの自分をありのまま生きていけ!というのが、この作品の基本テーマだと思うんよね。

自分で意思決定して失敗したなら後々後悔は残らないけど、その自由意志を家族を含め他人が否定する権利はないと思う。こう書くと全ての自由意志決定を肯定してしまうことになるけど…。

それはさておき、かといって、甘えることとは別問題だけどね。ビリーのような家庭でロイヤルバレエスクールに通うなんて、親の苦労は絶えない。親もバックアップするならそれ相当の覚悟が必要やね。選ばなければ仕事はたくさんある…。たまたま親が金持ちなら別だけど、そうじゃない家庭なら、金銭苦労は絶えないね。あの手この手と試行錯誤の連続やね。なんだかんだで、やはり環境は人生を決める最大要因ではあるには間違いない…。

でも、結局のところ、“努力”が必要となる。強い意志と覚悟と努力なくして成功はない。自由意志と努力は常に背中合わせやもんね。

そうやって頑張って頂点に立ってきた人は自惚れやすいので、周囲に対する感謝の気持ちをなくすと痛い目に遭う。これ、宇宙の法則。

スピ先進国のイギリス産ミュージカルだけあって、スピ要素もあって、うるさすぎなかったら、本当によく出来た素晴らしいミュージカル。

大人顔負けの子役君たちの頑張り様は必見!ダンスシーンはマジ圧巻!あ、大人たちも負けてないよ。あんな人もこんな人もダンスのスキルに驚いた。あと、お婆ちゃん役の方が最高だった!なんか白髪の美輪さんみたいだった(笑)m(__)m


このミュージカルは、映画同様、ニコールにオスカーをもたらしたスティーブン・ダルドリーの演出で、「オーディエンス」は地味だったけど、これは見応えのある演出と場面転換でした。

場面転換がマジのマジ素晴らしい!劇場が生きてる!!!G2さんの「ガラスの仮面」同様、役者・スタッフ・劇場が一丸になって作り上げる生命力溢れる舞台空間は、もうそれだけで感動もん!こういう演出大好き!やはり、ロングランできると出来ないでは、製作費や予算が大きく変わってくるもんね。ま、いくら製作費に金を費やしても脚本が駄目ならダメになっちゃうけどね。

ウエストエンドやブロードウェイの作品が必ずしもロングランで成功している訳じゃないから、資金回収が最終目的になって現実的になってしまうけど、ぶっちゃけ、素晴らしい作品や人材には勝手にお金が付いてくる。これも宇宙の法則。勝手に宇宙の法則だと決め付けてるけど…(笑)

ロンドンに行かなくても、映像ではあるけど、映画館で観ると臨場感が半端ないね。素晴らしい作品を上映して頂き感謝します!m(__)m

今日のまとめ:やはり、こんな作品を観てしまうと日本のミュージカル界はまだまだ発展途上だと言わざるを得ない。果たして、私が生きている間に、日本オリジナル作品がブロードウェイやウエストエンドで逆輸入される日は来るのだろうか???

12.02.15

生きる努力

2009-08-01 22:22:22 | 
死にたいか?生きたいか?
と訊かれたら…、

即座に死にたいと答えるだろう

自殺したいか?

と訊かれたら

即座にイヤ!と答えるだろう

なぜなら100%死ねるとは限らないから

下手に生き残った方が後々しんどいし厄介

そういう人たちをたくさん見てきたから

死にたいけど自殺する勇気がないから

私は死ぬその日がくるまで生きることにした

昔から人間付き合い下手で苦手で

小さい頃からずっと外人だと思って生きてきたから

日本で生まれ育ったけど水が合わない時期があった

二十年はしんどかったな

そもそも日本の習慣ってめんどくさいことがたくさんありすぎ

だから少しでも生きやすいように人間観察するようになった

めんどくさいことを回避するための人間観察

心理学にも興味を持つようになった

すると人間には犬と同じように行動パターンがあることが分かった

もちろん複雑な思考回路でパターンが詠めない人もいるけど

人間って実は単純な生き物

悩んで苦しんで生きる価値がないと思っているアンタ達の方がよっぽど人間らしい人間

いや本物の人間だと思う

私は生きるしかないと諦めたときに

一人暮らしを始めた

なぜなら親が死んだら生きていけるのか不安だったから

死んだらもう経済的にも甘えられないし

一人で生きていく方法は

自分で稼ぐしかない

当たり前

苦手な他人と関わるしかない

それも当たり前

親がいなくなっても大丈夫なように

自分に試練を課した

家賃・光熱費・食費・娯楽費…

手元にはいつもお金が残らない

他人が羨ましい時期があったけど

自然と自活の基本が身についたし

他人も他人で結構苦労してるのが分かったから

もう他人なんてどうでもよくなった

多くは稼げないけどなんとか今も生きてます

意外と…

親と一緒じゃない方が平和だったりもするよ

親と一緒だから余計な甘えも生まれるのは事実

だからと言ってうつ病の人間を突き放すのは間違い

何事も自分の意志・決断が大事

そう促すことが大事

今は実家にいるけど

家賃を払っているから一人暮らしの時と変わらない

というかずっと一人暮らし

もう両親はいないけど

早くに一人暮らししておいて正解だと思ってる

ちょっと話変わるけど、

うつ病って

贅沢病だと思ってる

だって、そばに必ず誰かがいるから

家賃は払わなくていい

ご飯は作らなくていい

働かなくてもいい

私は悲しいことにうつ病になれなかった

家が貧乏だったから

甘えようにも甘えられない

一人暮らしの時も

人間関係がダメで仕事辞めて引きこもりをしたことある

一度や二度じゃない

だからといって実家に帰ったこともないし

仕送りしてもらったこともない

だって、兄貴に知られたらもっと怖いから

だから私は

計画的引きこもりを実行した

それは

もうここでは働けないと思ったその月から

最低1ヶ月は働かなくても生活できるだけのお金を貯めて

仕事を辞める

1ヶ月経ったら必然的にお金がなくなるから新しい仕事を探す

そしてまた働く

辞めたくなったら次の仕事を探す

または、引きこもるためにまたお金を貯める

若い頃はそんな生活の繰り返しだった

今はさすがにもう出来ない

若くないから

めぐりめぐって今の職場に出会った

天職と適職があるなら

やっと適職に出会った感じ

私、意外とかなり苦労してるんですよ

世間に馴染まないように生きてきたから当たり前なんだけど

自分で言うのもなんだけど

いつも苦労してない人間に見られます

見た目では苦労知らずのボンボンに見えるらしい…

ぶっちゃけ、そんなことどうでもいい

だって、そんなこと言うその人が苦労してないだけだから

私から言わせていただくなら

一緒にするな!(笑)


私、若い頃は典型的なフリターでコロコロ仕事を替えました

なのにこんな私でも病院で働けたりするんですよ

もちろん医者じゃないし看護師でもない

もちろん自慢でもない

いっぱい失敗やらかしたな…

また笑い話として書きます

私の人生、ホント失敗だらけ

だけど生きて生活できてます

優秀じゃない、本当のバカ

バカだからバカなりに生きる努力をして今もなんとか生きてます

いろんな職業に出会えたこと、経験できたことは今はホント宝物

ぶっちゃけ、わたくし役者ならどんな役でも出来る自身あるよ

スポーツ選手以外はね(笑)

ぶっちゃけ、生きていること自体が役者みたいなところがある

相手ごとに演じ分けしないといけない

本音が言えない時なんて見事に他人を演じている

今はどんな他人様とでも素に近い状態で対応できるように着飾らない自分を出すようにしている

あ、馴れ馴れしい態度はアカンで

自分でない自分を創るって本当、めんどくさい

なのに、一生懸命創っていた自分がいたな

なんで、そんなめんどくさいことしたのか

理由は分かってる、自分分析したから

これもいつか書きます