月組 三回目

2013-01-31 22:05:03 | TAKARAZUKA
う~ん( ̄~ ̄;)

今日は、みりおアンドレver.を観てきました。

やはり、みりおはオスカルで、マサオはアンドレの方が私は好きだな…。

なんか、みりおのアンドレは、良くも悪くもアサコさんに似ていた。台詞回しと声が。声だけ聞いていたらアサコさんかと思った。男役の声として益々太さが出てきてミヤルリ同様ビジュアルとのギャップがなかなかいいですな。

マサオは、アンドレもオスカルも“Theマサオ”やけど、みりおはマサオと見事に対照的で役にのめり込むタイプなので、二人のあまりの違いに比較するとホント面白い。やはり、アンドレはオスカルの影のイメージが強い方が好きなので、マサオの方が良かった。

決してみりおのアンドレが悪いわけではないけど、早い話が、マサオはオスカル向きではない。今宵一夜のシーンのマサオオスカルの背筋がピンと伸びた姿勢は絵にほどの美しさはあったけど、オスカルとしては…私の好みの演技でない。

やはり、マサオのオスカルは歌舞伎みたいに段取りっぽくて時々眠たくなる。もう少し台詞や動きに感情とナチュラルさを持たせてほしい。時々間延びするのが見ていて辛くなる…。オスカルはイマイチなのにアンドレになるとピカイチになるのが不思議でならん。アンドレの時は本当に好感が持てる演技やのにな。

フィナーレのボレロ、みりおがアンドレでも、女性パートなんや…。みりおはええねんけど、マサオの化粧がオスカルのままやから男性パートだと見ていて…これ以上は書きませんが…。マサオがオスカルの時は女性パートの方が良くないかい?

今日のまとめ:マサオはアンドレ、みりおはオスカルがいい。ミヤルリには是非ともベルナールとジェローデルを役替わりしてもらいたい。東宝のお客さんも喜ぶと思うのに…。それにしても、マギーアランは今日も最強でした(笑)

今日の川柳:

目上なら
注意されるな!
年下に

前回もそうやったんですが、ほんまマナーの悪い人多すぎ!なんでこうも私の周りには注意されたい方が集まるのか…?

虫も殺せないくらいか弱い男の子に見えるんかもしれんけど、私の眼中にマナーの悪い方がいたら豹変するのでご注意あそばせ(笑)私の近くにいたことに後悔して下さい。ほんま、観劇中に携帯カメラ撮影なんてありえん!列に割り込みも許せん!お前ら大人やろが!ガキの方が常識あるぞ!

たまたま川柳が思いついたので載せました。

そうそう、「エリザ・ガラコン」DVD購入しました!いっちゃんのカーテンコールで私ももらい泣きしてしまいました(涙)16年…。色々あったね…。生観劇出来て私も幸せでした!

私が観た時のカーテンコールのいっちゃんは役と別人で普段の女性でしたが、DVDのいっちゃんは男役のままだったのが面白かった。きっと意識してたんやろね(笑)

ドリームver.は、生観劇してないキャストが出ていてお得感満載。中でもガイチフランツが良かった!あの超女性的なガイチさんが現役並みに男に戻っていて感動しました。ズンコさん、トートという名のロック歌手やん!あれはやりすぎ&凄すぎ!エリザベートはやはり花ちゃんには適わんな。タータンルドルフにも感動!

こう見ると、やはり、いっちゃんver.とシメさんver.を生観劇出来たことは本当に奇跡だと思った。こんなこと言ったらなんですが、私が観た時の方がどちらも良かった(笑)


月組 二回目

2013-01-28 19:35:28 | TAKARAZUKA
かなり良くなってた!

はい、今日は、みりおオスカルver.観てきました。

全体的に本当に良くなってた。恋するロザリーじゃなかったし、フェルゼンの前では病気なオスカルでもなかったし、そうそう、フェルゼンに存在価値が出ていて雪組のフェルゼン編に繋がるような流れになっていたのが良かった。前回に比べてかなり自然な流れになっていた。まだまだツッコミどころはあるけど、なんせみりおオスカルもまさおアンドレも良かった。

みりおのオスカルは自然だった。コムちゃんのオスカルに似ていて男勝りな感じがとても良かった。私はあまり瞳子オスカルみたいに女性的なのは好きじゃないんですよね…。

それはさておき、みりおオスカルは、花組に組替えになるみりお自身とかぶる台詞があってとてもリアリティーがあった。それに、動きや台詞回しが自然だったのが良かった。マサオには申し訳ないけど、マサオのオスカルは台詞も動きも段取りぽくて不自然だった。

フェルゼンとの絡みのシーンも、心の片隅にまだフェルゼンがいるのが分かる憂いを秘めた演技だったので、意外にほんと自然だった。間もよくてフェルゼンにほんと存在価値があった。病気のオスカルでなかったのがなによりやった。

マサオのアンドレも良かった。出すぎることなく、‘光’のオスカルを見守る影の役割をちゃんと担っていて、マサオはアンドレの方が絶対似合う!マギーアランとのやり取りは、まさかウルッとくるとは思ってなかったね(笑)まゆさんの時は、匍匐前進はいらんやろ!?と思ったけどマサオがすると違和感なかった。地味に包容力があったのが尚良かった。

全体的には本当に良くなっていたんですが、あえてダメ出しを言わせ頂くと…、みりおの時もマサオの時もそうなんですが…、

アンドレの“そのワインには毒がっ!”の台詞のシーン。オスカルがグラスを落とした後、落ちたグラスを拾おうとする方が自然でないかい?オスカルがつっ立ったままが、なんか間延びしていて見ていてめちゃ違和感を感じる。演じていて手持ちぶさた感がないのかな…?

もう一つ、アンドレが橋の上で撃たれるシーン。ここもオスカルの動きに手持ちぶさた感を感じる。撃たれた瞬間に動いて、ジェローデルに引き止められる方が自然でないかい?あそこも段取りが見えてめちゃ違和感を感じる。ミヤルリの時もそうだったけど、ジェローデルの足が先に出てるねんもん。心理的に考えてもアンドレが撃たれたら、一瞬戸惑うけど直ぐアンドレのそばに駆け寄ろうとするのが心理じゃないかい?演じていて違和感を感じたら演出家に相談したらアカンの?みりおもマサオも違和感感じてると思うねんけどな…。

この二点だけ、段取りと間延びと手持ちぶさた感が見え見えでした。そう感じるのは私だけかな…?

あと、これはもうどうすることも出来ないけど、一幕ラストの歌を引き立たせるために、貴族の生き様を見せるシーンがあった方がいいのでは…?例えばかつてお約束だった貴婦人のシーン。市民との生活や考え方のギャップがより明確になるから、せめて涼風オスカルver.の時みたいに貴婦人とのやり取りがあった方が絶対いいと思うねんけど…。

せっかく良くなったのにもったいないな~と思いました。

本当、全体的に良くなっていたので、ヅカ友さんにもメールしました(笑)

今日のまとめ:まさおアンドレ&みりおオスカルまじ良かった!

ついでに、マギーアランも前回と変わらず良かった!まさか、最初の登場シーンで客席からの拍手には驚いたけどね(笑)

ちゃぴロザリーの細かい気遣いに好感度UP!それから、オスカルを慕う本来のロザリー像に戻っていたのが尚良かった。ただ歌は♪白き薔薇の人♪ではないやろ???ロザリーは♪ブロンドの髪~♪やと思うねんけど…。

次はみりおアンドレ…。見るべきか見ざるべきか…。もう一度みりおオスカルも見たいしな…。あと二回観るチャンスがあるんですが、ギリギリまで考えます。

全然関係ないことなんですが、しのぶさんの「ピアフ」観にいくことが出来そうです!希望休オーバーやし昼公演ばかりなので観れないと思っていたら、なんと休みが貰えました!しのぶさんの♪愛の讃歌♪が再び聞けると思うとめちゃ嬉しいです!


「ジーザス・クライスト=スーパースター アリーナ・ツアー2012」

2013-01-22 23:57:07 | シアターライヴ
上手いっ!!!

キャストの歌の力はさることながら、見事な演出に感動しました!

現代に蘇るイエス・キリストをリアリティーとアイロニーで描いていて本当に演出が上手かった。見事な現代アレンジでした。思わず小池先生に観てほしいと思ってしまったほど…(笑)m(__)m

ってくらい、全く違和感のない現代アレンジなんですよ。音楽も、元々ロックだけど超ロック仕立てだし、ジーザスファンでなくてもこれは一見の価値はあります。

私が「ジーザス~」を観たのは劇団四季で、山口祐一郎さんがジーザスで、ヘロデがもんたよしのりさんだった時代なのでかなり昔になるんですが、観るのもそれ以来になるんですが、もちろん映画版も観てますが、今だから分かること、理解出来ること、納得できることがたくさんあって、こんなに素晴らしい作品だったとは思ってもみませんでした。

もちろん、キリストもそうなんですが、裏切り者のユダの描き方や見せ方が本当に上手かった。

私の中、だけではないと思うけど、固定概念として持っている、裏切り者のユダ。この作品を観たら考え方が変わった。こんなこと書いたら私が迫害されそうですが、裏切り者はユダだけだったのか?ユダは本当に裏切り者だったのか…?それこそ、こんなこと書いたらなんですが、「エヴァンゲリヲン」じゃないですが、全てシナリオなんだな~と思った。運命ではなく決められた定めなのでは…?と思った。

宗教に関する発言はこういう場ではご法度なので、これ以上は書きませんが、演出が本当に上手かったね。それこそ、現在のIT時代に合わせたアレンジになっていて、ただIT時代に置き換えただけでなく、それこそ、アルジェリアの人質事件にも関係するくらい社会情勢がバックグラウンドとして活きていて本当にリアリティーがありました。

カオスな時代だからこそ必要な救世主。本当に救世主は必要だったのか?イエスは何故に死ぬ必要があったのか?疑問点も含め、めちゃリアルな衝撃を受けました。「ジーザス~」がこんなに奥深い内容だとは思ってもみませんでした。

やはり、♪ゲッセマネ♪は名曲やね。英語の意味を深く考えずに(分からずに)、エエ曲やと思っていたけど、本当に歌詞も含めエエ曲でした!で、ジーザス役の人を見てたら浦井君なら出来ると思った。浦井君なら歌える。版権は劇団四季が持ってるからといって100%演じられない訳ではないので、浦井君でジーザスを観てみたいと思った。

演出が本当に凝っていて、宝塚の大階段のようにシンプルなセットなんだけど、使い方が上手かった。映像も駆使していて本当にリアルだった。キャストもカメラワークも文句なし。“女力”がキーワードやね(笑)

これは映画館で観る価値あり!ミュージカルファンもそうでない方も、&ロック好きな方なら超オススメします!

ぶっちゃけウルッとくる歌もあり、色んな意味で驚いてます。これはDVDが出るなら買います。

今日のまとめ:実は今日、「ジーザス~」を見終えた後、江原さんの講演会に行ってきました。ここ数年一番お目にかかりたかった方なのでとても嬉しかったです。

講演会の内容はあえてここでは書きませんが、新書「言霊のゆくえ」をお読み下さい!としか言えませんね。

今日、江原さんの話を聞いて色んな疑問点がクリアーになった感覚です。と同時に、またたくさん反省点もありますが…。結局は、たどり着くのはここだったんだと…。

「ジーザス~」ともかぶるんですが、自分の未来のシナリオは自分で描くしかないんですね。と、このBlogの方向性が変わったのも必然だったんだと思いました。今日来るのも必然でした。今日のキーワードはまさしく“救世主”。ホンマ、戦争だけはアカン!未来の大人たちを守るのは、我々大人たち役目だと痛感しました。

江原さんの話を聞いたので、本当は「ジーザス~」の上記の感想の表現方法を変えたいんですが、そのままにします。江原さんの話を聞く前に感じたままを書いているので…。

追記:「ジーザス~」の1996年版のCDを買いました。全体的にはアリーナツアーには劣るけど、キリストの鞭打ちまでの曲アレンジにカタルシスを感じ、キリストの死ぬ瞬間、まるで音源が途切れるように命が絶える瞬間がマジ怖いくらいリアル。またこのキリスト役の方が上手いねん!歌はまあまあやけど。ラストは曲アレンジ共に秀逸!

っていうか、マジ、ジーザスにはまってもうた。たくさんの方の♪ゲッセマネ♪が聴きたい!


「祈りと怪物」KERAver.

2013-01-12 01:14:54 | 舞台
う~ん、思ったよりあっさりしたラストやったな…。

最初で、結構グロそうなシーンがあったから、覚悟して観てたんですが、思ったよりあっさりしたラストだったのでちともの足りなさが…。

ぶっちゃけ「ふくすけ」みたいなカオスなラストを期待してたんやけど…、なんか、ただのって言ったら失礼ですが、(ダーク)ファンタジーで終わってちとガッカリ。

ストーリーの分かりやすさ、カオス感、ダークファンタジー要素からしても「ふくすけ」の方が良かったな。っていうか、ストーリーが「ふくすけ」とかぶる。

せやな、伏線が活きてなかったな~。登場人物の、えっ、そんな消え方?がちょっと残念。もっとストーリー(三姉妹やドン)に絡んで欲しかった。ラストに向かってのハラハラドキドキ感みたいな、そうきたか!?的なカタルシスが欲しかった。

あそこまで舞台装置や演出にこだわるなら、もっと悲劇性やカオス感があっても良かったのでは…?

私ならもっと生瀬さんをエロ・ドンファンにして、小出君の役のピュアさを引き立てさせつつ、悲劇性を与えて、あそこで泣かせる演出にする。どのキャラも凄くいいのにあまり小悪魔三姉妹と生瀬ドンに絡んでないのが残念。この四人を中心に登場人物をもっとストーリーに絡ませて、最後は「ドッグヴィル」並みの爽快感を味わせてくれたら最高だったのにな…と思いました。

大倉さんの役に期待してたら、あんなんだったし、小出君にも期待したら、えっそんな終わり…、やし、三姉妹ももっとカオスにいじって欲しかったし、夏帆さんに至っては、別にいらんやん…と思ったし、生瀬さんは、あれでもいいけど、ウィルヴィルの街をもっとカオスにして欲しかったし。小出君の役をもっと同情を買えるように肉付けして上手くいじれば泣ける役になったと思うし…。善人により悲劇性を与えたら、ラストがもっと活きてくると思うだよね。

生瀬さんや大倉さんを見てたら「人間風車」を思い出したから、ホラー性と悲劇性があればもっと感情移入できたと思うので、キャストとキャラがドンピシャだっただけに本当惜しかった。

脚本的には蜷川さんを意識した内容でもあったし、演出も昔の蜷川さんみたいだったから悪くはないんですが、物足りなかった。ギリシャ悲劇や「カラマーゾフの兄弟」がモチーフになっていてそれはそれでいいねんけど…、スメルジャコフはスメルジャコフだったね。あそこも物足りなかった。オチが分かるだけにあっさりやったな…。


キャストは本当に良かった!生瀬さん、エエ声やわ!ほんま「人間風車」のあの壊れた時の作家役並みに良かった。意外に良かったのが、なっちこと安倍なつみさん。めちゃ演劇の才能がある。台詞回し完璧。上手い!緒川たまきさんも良かった!あのキャラ好き。なのに…、一番期待していたノンちゃんが…同じ姉妹役の二人の存在感と発声に負けていたのが残念。ノンちゃんならもっと声が出るはず。今日は弱かった。

確か犬山イヌコさんも「人間風車」に出てたはず(注:出てませんでした)。いい存在感やった。怪しいメメさん、いや、洗脳されたメメさんが上手かった。その夫役のマギーさんも上手かった。大倉さんの役が…。見事な白痴っぷりでした。意外なキャラ設定で驚きました。でもあの終わり方は…。先生役の池田成志さん、小出君の友達役の近藤君も良かったし、なんせおばあちゃん役の木野花さん(呼び捨てにしてました、スミマセンでした。。。)が最高に良かった!見事な二役。違うところで姉妹役だけど個性が強かった。小出君に関してはドラマでは想像つかなかったくらいピュアな好青年役がピッタリで上手かった。個人的には、昔楠見薫さんのファンだったので久しぶりに拝見出来て嬉しかったです。書ききれませんが、ケラver.のキャスティング、芸達者な方が多くて本当に良かったです。

蜷川ver.もかなり濃いキャスティングなので本当に楽しみです。やっぱ一番は実は未だ生観劇したことない中嶋姐さんですね。多分姉妹役の一人だと思うので本当楽しみ。三田さんがあの役やろ…?どこまで壊れるのか楽しみ!「ヒミズ」の染谷君も出るしで、本当楽しみです。でも、夏帆さんの役がすみ花ならそれはそれでちょっと残念やけどね。

でも、いずれにせよ、蜷川さんがこの脚本をどう演出するのかが本当に楽しみ!そのままだったら残念だけど、蜷川さんならきっといい意味で期待を裏切ってくれそう。

蜷川さん、期待してますよ!!!

今日のまとめ:今日終わったの23時前ですよ。めちゃ長い!でも時間の感覚は短かった。舞台装置や照明がめちゃ凝っていて良かった!

追記(作品に関係ないこと):残念ながらニコールのオスカーノミネートならずでしたね。でもゴールデングローブ賞にノミネートされたからまだマシです。それにしても、さすがアカデミー賞。今回も意表をつくノミネートがありましたね。

この前の十日戎でおみぐじ引いたらなんと‘大吉’でした!でも翌日…。去年は平穏な年で今年もそれを期待したのに、今年は…。やはり、人生はそう甘くなかった。人生にはやはり、乗り越えないといけない壁がありますね(涙)大吉から一気に大凶に落ちた感覚。大好きなお芝居を観ることでパワーに変えていこうと思います。負けるな、俺!(笑)
コメント (4)

月組「ベルサイユのばら」

2013-01-08 23:49:17 | TAKARAZUKA
松田優作さんの名台詞を借りて表現するなら、

なんじゃこりゃ!?

の一言に尽きます。

苦情、文句受け付けますので、正直に書かせて下さいm(__)m

全く以て、何がしたいんかよく分からん!意味不明。生徒たちが可哀想すぎ。これで立ち見は…、私には出来ん。

あまりにもカオス過ぎて開いた口が塞がらん。あそこにフェルゼン要るか?あれで三角関係?めちゃ強引やな。

最初にあのアンドレの独白持ってくるには早過ぎるやろ?

アラン、いつの間にオスカルの味方になったん?

全っくもってパリに暴動が起こってるようには思えん。

端折るにも程があるわ!

過去の歴代作品のオマージュとでも言いたかったのか、あまりにも取って付けたようなシーンの連続で一連の物語になってない。軸が振れまくりで感情移入なんて以ての外、門外漢。「仮面の男」、しいては「オーシャンズ11」にも劣る。演出変更を余儀なくされた児玉先生が可哀想や。

そもそも、オスカルが近衛隊じゃなく衛兵隊、に転属するきっかけはフェルゼンとの別れも一つの要因やないん?あそこでフェルゼンは要らんやろに。意味分からん。フェルゼンに恋?オスカル病気か!?と言いたくなったわ。アンドレの存在全否定やな。

そもそも、アンドレのオスカルへの一途な愛がクドイというか無駄な台詞が多過ぎ。アンドレの魅力全然あらへんがな。台詞はスピ要素やのに全然際立たんわ!

改めて、平成初演の「アンドレとオスカル編」の完成度の高さを思い知らされた。とても同じ脚本家とは思えん。

今日、当日券をゲットするために並んでいた方の話が聞こえたんですが、平成初演の時、アンドレが主役だったことに対して、アンドレって脇役やのにね…の一言にイラッときました。カリンチョさんのアンドレは、ベルばらの要です!確かに原作はオスカルが主役だけど、アンドレの愛こそ本当の愛や!ベルばらの主軸や!その主軸を引き立てるために、フェルゼンとマリー・アントワネット、ロザリーとベルナールのカップルがあるわけやろが!と言い返したくなったが、他人様なのでやめました。

平成初演はマジ肉付けが上手かったな。脚本的にも説得力があったし、確かにアンドレの目の負傷に関しては原作と違っていたけど筋は通ってた。平成初演版は、登場人物にちゃんとバックボーンが見えるように描かれていたし、配置に無駄がなかった。省略されているところは、次のフェルゼンとマリーアントワネット編、オスカル編で補われていて、なーちゃんの踊るフェルゼン編は例外として、あの頃の四作品は見事にコラボってたよな。なのに2001年以降は…。大きく手を加える必要があるんか?今でも疑問に思ってます。

ベルばらは今日で十分お腹いっぱいになったんですが、みりおのオスカルとアンドレだけはちゃんとこの目で見届けたいので、あと2回観ます。

今日のまとめ:あ、ミヤルリのジェローデル似合ってた。格好良かった!ジェローデルの方がベルナールより出番あるやん。でも、ラスト、ラグー大佐と衣装がかぶるのは演出ミスやろ。アランのマギーさんも良かった。でも脚本がな…。まゆさんのアンドレ、もったいない…。マサオのオスカル、良くも悪くもマサオワールド炸裂やな。みりおのベルナール、もっと出番が欲しかった。チャピのロザリー、役作りは上手いねんけど、これまた…。オスカルに恋するロザリーってどうね?ないわ~。

役作りでなく、立ち振舞いで間が掴みにくいのが気の毒に思えた。あれじゃ振り回されても仕方ない。ホンマ、生徒たちが可哀想。マジ、ありえん脚本演出や…。一幕終わりもそうやけど、名曲が全く以て活かされてへんし…。マスコミのお膳立てにめちゃイラッときました。

気を悪くされた方は本当に申し訳ありませんm(__)m


苦情受け付けますので、思いの丈ぶちまけて下さって構いません。あくまでもベルばらに関してですので悪しからず…。

追記:この前、ヅカ友さんとベルばら談議しました。やはり、ヅカ友さんとは意見が合い安心しました。立ち見が出るくらい人気があるのか?という話になって出た結論は“腐ってもベルばら”に達しました。せやね、ストーリー云々関係なく、ツッコミとごろ満載だけど良かった!という意見が多いのは、まさにベルばらのヴィジュアルを含めた世界観が功を奏したんだろね。ある意味、恐るべし観客…とも言えるんだけどね。今回の選挙の結果を見ているようで怖くなった。