「炎 アンサンディ」

2017-03-25 18:41:16 | 舞台
大千秋楽に行ってきました。

いや〜、映画版を観てなかったら、この作品のバックグラウンドって伝わってるのかな???なんて思った脚本でした。以外と、というか、キリスト教、イスラム教の単語が出て来なかったんよね。出した方がもっと時代背景的にリアリティーが出たと思うねんけど…。


それ以外は、見事な台詞劇でした!

超簡素な舞台装置のみ。あとは役者の力で、どのようにして作品が持つメッセージ性を伝えるかが重要になってくる。ターコさんを筆頭に、しゅうさん、岡本さん、皆さん、本当に素晴らしかったです。

私は、たまたま映画版の「灼熱の魂」を観ていたので、ストーリー展開をわかってましたが、舞台版は、役者の演技力が試される演出となっていたので、それぞれに見応えがありました。

ターコさんの少女から革命家(?)そして、母親に至るまでの変化がお見事でした。革命家の時のターコさんなんて、まるで男役さんみたいにカッコ良かった!

映画を観た時も思いましたが、お母さんは何故に回りくどいやり方をしてまで遺言を残したのか?が疑問でしたが、舞台版を観たら、納得しました。舞台用の脚本だからオチが必要だよね〜なんて思いました。

「オイディプス王」的なオチの中で、憎しみにも勝る愛の力の大きさ、偉大さを訴えかけた作品でもありましたしね。

映画版と違って、舞台版だからこそ伝わってくるメッセージ性。やられたらやり返す、の復讐では悲劇が連鎖するだけ。中心核をなんとかしないことには、悲劇は連鎖。かといって、中心核を壊せばいいっていう単純な問題ではないんよね。

この作品では、中心核が重要になっていて、家族関係を多角形に置き換えて、その中心核が己の立ち位置みたいな意味合いも含まれているし、1+1=2、ではなく、=1もありうるんだよ、っていうメッセージも込められいて、

戦争や紛争によって引き裂かれたカップルや家族の怒りな悲しみだけでなく、戦争って悲劇しか生まないんだよ!っていうメッセージだけでなく、そのメッセージを伝えるにはどうしたらいいのか?といった脚本家の問題提起も込められていると思いました。

こんなに、戦争はあかん!人殺しはアカン!復讐はアカン!って言っても終わらない紛争。

どの国にも、映画でも舞台でも同じようなメッセージを送った作品があるにもかかわらず、肝心な中心核に届かないっていうのは残念でなりませんね。

ということで、2年前の初演時は観ることが出来ず、賞も獲っていたので、今回の再演は本当に有り難かったです。タイミング的にも、今、この日に観る価値がある内容でもあったし、私個人に対するメッセージも感じたので、今日は仕事で観れないかも…と思っていたんですが、強引に観に行って正解でした。結局は、観に行ったツケは回ってきましたけどね…(汗)

そんなことより、

私の中では、いつの間にか、ターコさん、しゅうさん、岡本さんが舞台ではお馴染みの方になっているのが不思議でならないんですが、皆さん、エエ作品に出てはるわ〜なんて思ってしまいますね。作品選びが上手い!

ターコさんに限らず、今回は女優陣の魂の叫び声に感銘を受けました。腹から声が出ていて素晴らしかったです!

岡本さんが色んな役を演じ分けていて、岡本さんだけではないですが、岡本さんの七変化観ていて楽しかったです。そう、とっても重要な役を演じているので、演じ分けるには役が多くないかい?とは思いましたけどね…。

今日は、カーテンコールで客席から演出家の上村さんが登場されてました。とってもシンプルな舞台装置でしたが、役者選びがお上手でした。ホント、この作品は役者ありきの部分が大きかったと思います。

今日のまとめ:今日は、実は、引きこもり状態だったので、楽しめるかどうか不安でしたが、家に引きこもらず、外に出て太陽の光を浴びるだけでも元気が出る度合いや、向き合い方が大きく異なることを実感しました。












「銀河鉄道の夜」

2017-03-24 03:04:27 | 
とうとう読む日が来てしまった。しかもこんなに早く…、そして、絶妙なタイミングで。

実は、今、真夜中ですけど…、早くに片付けないと行けない作業があるのに、ブログを書かないことには作業に取り掛かれないという心境に至ったため、インスピレーションでこの本を読み始めました。

実は、この本、ずいぶん前に買ってたんですよ。その時は、読む気満々で購入したんですが、途中で放棄してしまったんです。

だって…、

何が書いてあるのかサッパリ理解できなかっただもん!←お前は子供か!?

(笑)

全ての漢字に読み仮名が振っている子供向けの本なのにね。

(汗)

そう、この本を購入したきっかけは、「しくじり先生」でした。オリラジの中田さんが、大変興味深く解説して下さっていて、今が読むチャンスだ!と思って早速購入して読み始めたんですよ。そしたら数ページで断念したわけであります(大汗)

でも、今日は、ブログを書くためだけに読み始めたら、中田さんが丁寧に解説して下さった言葉たちがフラッシュバックされて、このシーンはこんな説明してたよな〜なんて思いながら読んでたら、最後まで読めました。たった100ページ足らずなのにね…。

今日改めて思いましたが、中田さんの読解力は凄い!と。

いや〜、宮沢賢治氏には申し訳ないですが、あの文章からはジョバンニの境遇なんて全く伝わってこなかったよ。いじめられっ子すら伝わってこなかった。そもそも、文章自体が理解不能でした(汗)m(_ _)m

放送日から数ヶ月経って、ぶっちゃけ、「ボヤージュ・オブ・タイム」を観た後だからこそ読める内容だった。中田さんの言葉も蘇ってきたし、色んな意味で絶妙なタイミングで最初から最後まで読むことが出来ました。

で、読み終えた感想は…、

いや〜、まるでパワーストーンBookだった!

水晶、ルビー、サファイヤ、月長石(ムーンストーン)…。私にはビックリ単語でした。明菜さんの「冷たい月」のラストにも水晶が出てきて、日本で水晶なんてもう滅多に採掘されないんだよ!しかも、今ではほとんど流通してない。水晶といえば、ヒマラヤ、ブラジル、中国産みたいな感じになってる。

それから、月長石!漢字だよ!ムーンストーンだよ!月だよ!誰が分かる???

私(笑)

以前、レインボームーンストーンの事を書いただけにホントにビックリした!

全然、登場人物に関係ないとこに感動してしまいました。

(汗)

は、さておき、

中田さんの解説があったからこそ分かるストーリー展開と時代背景、登場人物の名前、関係性でしたね。

「星の王子さま」と比べたら、「銀河鉄道の夜」の方が難易度が高いですが、賢治が伝えようとしている世界観は、まさに「ボヤージュ・オブ・タイム」、いや、「ツリー・オブ・ライフ」の方かな…。

いずれにせよ、世のため人のために自分は何が出来るのかを訴えた作品に思えました。単純に、自分と照らし合わせただけですけどね…。さそり座の赤い星の喩え話は素敵でした。そういえば「宮城野」でも同じような台詞がありましたね。

ジョバンニは、あの時は、まだ子供だったけど、大人になって宇宙の真理を学んだんだと思った。天の川を見ながら、人生哲学をしたんだと思った。

天の川か…、やはり、あそこに行かないと行けないかな…。あ、天国じゃないですからね!(汗)

それもさておき、

この本のラスト、意外とアッサリしてるんよね。カンパネルラはもういいの???みたいな。あの頃のジョバンニは、まだまだ無邪気な子供だったんだな〜というのが伝わってきた。

不謹慎だけど、死後の世界って、実際は、死なないと分からない世界だもんね。輪廻転生の考え方だって、死を恐れないための手段であったりするもんね。

ジョバンニの場合は、夢でのお告げの要素が強いだけに、世のスピリチュアリストにとっては、この本は名作なんだと思った。神様との向き合い方もリアルだったし。

個人的には、パワーストーンwordsに感動した以外で感動する場所がなかったのが残念でしたが、タイミング的にはまさに今、真夜中(笑)でした!

さあ、今からちょっとだけ寝て、作業に取り掛かるぞ!

今日のまとめ:ジョバンニは、カンパネルラに出会えて幸せだったね。

そうそう、TVerで、「しくじり先生」の再放送で、中田さん解説の「星の王子さま」を見た。さすが、中田さん!

運命の人は、見つけるんじゃなく、その人を運命の人にする…。

名言!!!素晴らしい発想!

追記:現在15時。ちょっと寝るつもりが結構寝てしまった…。

まだ作業に取り掛かれない状態のため、Myブロガーさんの記事を読んで思い出した小さい頃の思い出話を書きます。

ワタクシ、小さい頃から嘘つきでしたが(汗)、小学二年生の頃、クラスメイトを巻き込む大ウソをついたことがあります。

当時は、規則が厳しくて、忘れ物をしたら、怒られるたけじゃなく、何某の罰則があって、その罰則が嫌で大ウソをついたことがあります。

その、クラスメイトを巻き込む大ウソとは、

連絡帳を持ってくるのを忘れて、「失くしました」と嘘を言って、クラスメイトに「一緒に探して下さい〜」と号泣しながら嘆願したんですよ。大袈裟に演出、自己プロデュースしたんですよ(笑)(汗)

今思い返すと、過去最大の名演技だったと思う!結構泣いたよ。マジ涙。でも、きっと先生だけは、コイツ、嘘ついているナ!って分かっていたかもね…。

歳をとると、他人の嘘って簡単に分かる時ってあるじゃないですか?特に子供ね。この子ら、大人を騙しきって自己満足してるんやろな〜っていうのが見え見えの時がないです?次の瞬間、ケロっとしてるから余計バレバレみたいな…。

嘘の程度にもよりますが、嘘と分かった上で騙された振りをしてたら、満足してるしてるみたいな…。

あの時の先生の気持ちを思ったら、超恥ずかしいわ!(笑)

私が先生なら、この子、忘れたと正直に話せば楽なのに、嘘の演技までしてそんなに自分を守りたかったの?って同情してたと思う。

って思い返すと、色んな嘘がバレバレだったと思うと、本当に恥ずかしい(汗)

今は、嘘をついて何を守りたいのかな???って思う。結局、自分の首を絞めるだけなのにな…。って分かっているのに、未だに嘘つくことありますけどね…(汗)ま、バカ正直も自分の首を絞めることがあるが…。

何事も、謙虚な気持ちと素直な気持ちが大事ですね。

以上、私の恥さらしでございます(笑)

追記2:現在、夜の23時。あれから作業に取り掛かったものの、頭がテンパってしまい、部下に相談。職場に出向いて作業を一緒にやって貰った。あとは再確認のみ。絶妙なタイミングで部下からの助け船に感謝。口は悪く、素直になれないのがたまにキズだけど、ナンダカンダで頼りになる部下。今回ばかりは、感謝感謝!ありがとね!






「VOYAGE OF TIMEーLIFE'S JOURNEY」

2017-03-22 20:05:28 | 映画
世の中は
何にたとえん
水鳥の
嘴振る露に
宿る月影

-道元禅師-

まさに、この言葉!!!胸のチャクラが久々に燃えた!

ということで、テレンス・マリック最新作(日本において)を観てきました!字幕版です。

あ、私が敬愛する松浦美奈さんの日本語字幕でした!

いや〜、やはり、テレンス・マリックはスピリチュアリストやで!と改めて確信した作品でした。

本当に、胸が締め付けられるような、痛みではないけど、熱くなるのを感じました。

後ろの席の方は、イビキをかいて寝てましたが、ワタクシは、マリックworldに釘付けで、胸が熱くて眼がギラギラ状態でした。

そう、意外とお客さんが多くてビックリした。

ぶっちゃけ書いちゃうと、昨日、レイトショーでこの作品を観ようと思っていたら、仕事で見れず…。そしたら、なんと、myブロガーさんが先に感想を書かれていて、一瞬観る気が失せてしまったんですよ(笑)myブロガーさん、ごめんなさいm(_ _)m

でも、今日は、昨日から観るつもりでいたので、今日観なかったら観るつもりで待ってた時間が勿体無いから、やはり観ることにしたんですよ。

そしたら、めちゃ感動したわけですよ!!!

この感動は、分かる人にしか分からないです。自称他称、変な人にしか分からないです(笑)m(_ _)m

映像のセンスが本当に素晴らしい!!!

自然が生み出す風景やモノ、形、色、グラデーションが堪らなく美しい!!!

パワーストーンでラリマーっていう、白とブルーのマーブル柄の石があるんですが、ワタクシ、この石の色が大好きなんですよ!

石自体は、値段も含めターコイズが好きなんですが、ラリマーは、一粒が高価なだけになかなかの癒し色なんですよ!詳しくは、画像検索して下さいm(_ _)m

で、映像の中に氷山が出てくるんですが、この氷山の色がラリマー色で、めちゃ癒し色だったんですよ!

ラリマー色だけでく、その他の自然が生み出すマーブル柄やグラデーションの色が本当に綺麗で映像美に癒されました!

で、映像的には、スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」のプロローグまでを描いた作風でもあったので、私には最高な作品でした!

そして、

上映時間の90分は、私にとっては、自己対峙に有意義な時間となりました。観ながらずっと自問自答してました。このままでいいのか、オレっ!?みたいな(笑)

前回の「素晴らしきかな、人生」もそうですが、“時間”が私に問いかけてくるような内容だったので(私にとってはね…)、本当に胸が熱くなってきました。

映像だけだと、単純に、生命や自然の営み、生と死、始まりと終わり、みたいな感じではあります。上映時間90分で、何十億年前の宇宙の始まりから、地球の誕生、生命の誕生、そして今、そして終わり、まさに“時間”の誕生を表現しているみたいな内容です。

生物の命は短く儚い、でも時間は永遠。宇宙が終わらない限り時間も終わらない。時間は命を貪り、そして新たな命を生み出す。みたいな内容。ちょっと哲学チックなことを書きましたが、あながち間違ってないと思ってます。

この儚い命、限りある時間の中で、お前は何が出来るのか?何がしたいのか?を問いかけてきているように感じました。だからずっと自分に自問自答してました。潜在意識の自分の声と対峙してる感覚でした。

自問自答の答えは明明白白だったのであえてここでは書きませんが、「騎士たちの聖杯」に続き、私に大きな勇気を与えてくれる作品でした。まさに、

The time has come!

的な、神様の声を聞いた感覚。

凄いわ、マリック!私が観るって分かってたんや!?←自惚れるな!

(笑)

冒頭に書いた道元の短歌は、マリックがわざわざ日本上映版として選ばれたそうです。パンフレットによると、世界各地によって冒頭のメッセージは異なるそうです。

この作品、観る人を選ぶと思います。ワタクシと同類と思われる方はご覧下さい!(笑)←失礼な奴やな!

今日のまとめ:本当は、映画なんて観てる場合じゃないんですよ。やること沢山あるんですよ。でも、身体が拒否してるから仕方ないんよ、現実逃避したくて堪らない…みたいな(汗)

違う意味で、この作品を観て現実と向き合う勇気が持てたかな…?って感じ。

毎日毎日、浮き沈みの激しい生活を送っているので、今は、好きな時、思い立った時に観れる映画が唯一の私の癒しの時間になってる。舞台も観たいけど、舞台は、日にちと時間が決まってるからなかなか自由な時間的に行けないんよね〜。

そう、昨日、鶴瓶さんと美輪さんの番組を観て、改めて私の人生の師匠は美輪さんだと思ってしまった。師匠なんて書いておこがましいですが…m(_ _)m

色んな方の人生哲学を聞かせてもらってますが、美輪さんの言葉が一番私の心の中にストンと落ちてくる。スーッと入ってくる。美輪さん、ありがとうございますm(_ _)m

舞台、観れるように頑張ります!























「Ein wunderschönes Leben」

2017-03-15 23:50:34 | 映画
いちびって、邦題をドイツ語で書いてみました(笑)

ってくらい、感動した!泣けたわ!


いや〜、そんなに私に観て欲しいなら、回りくどい邦題にせんと、ニコールを出演させくれたら必然的に観てあげるのに!!(笑)←お前は、何様や!?

いやいやいやいや、配給会社だって、映画の中身を観ないことには、ニコールが出ていようが出てまいか関係なく、タイトルの付けようがないっちゅうねんな…。

m(_ _)m

ということで、

この映画の存在は知ってましたが、ジェームズ・スチュワート主演「素晴らしき哉、人生!」のリメイクではないのは知っていたので、あえてスルーしていたんですが…。

あ、作品タイトルは、「素晴らしきかな、人生」です。めちゃ、パクリやな!

ウィル・スミス主演映画です。

今日、たまたま、単純に、ボールペンを買いに駅前の文房具屋に行って、たまたま時間があるから映画作品検索してたら、タイミング良くレイトショーで本作をやっていることを知って、風の吹くままに電車に乗り込んだら、映画館まで来ちゃった…っていう訳であります。

この前の「ビッグ・フィッシュ」と同じ流れでございます。ホント、風の吹くままです。

そしたら…、

めちゃ良かった!!!

間違いなく客を選ぶ作品ではありますが…。

私には良かったよ!

チェーホフみたいやな〜と思って観てたら、チェーホフって単語が出てきてビックリ!

まさに、チェーホフの世界観でございます。

愛、時間、死、そして、幸せのオマケ(原題「collateral beauty」)。

いつもワタクシ事ばかりで申し訳ないですが、

ここ数ヶ月特に、浮き沈みの激しい日々を過ごしておりまして、旧約聖書のヨブ記のヨブみたいに、何度も何度もどん底に突き落とされては立ち上がり、また突き落とされての連続で、正直、これほどまで生きてることが辛い!って思ったことがないくらい、試練の連続なんですよ。

ぶっちゃけ、コレ、数年前なら今、私、生きてません!または、Blog書いてません!更新してません!

それくらいの試練の連続なんですよ。

ま、今Blogを書いているということは、その試練は決してどん底ではない…ってことになる訳ですが、

でも、平穏な日々はない!っていうのが現実です。

先日の大失態があっての今でもある訳なんですが、

ま、苦しい時は、思う存分苦しめ!そして、這い上がって来い!本質を見極めろ!

っていうのが、神様の声だと思うんですよ。

っていうのが、この作品のテーマだと思ってます。

ウィル・スミス演じる、娘を亡くしたパパの苦悩から、幸せのオマケを見つけるまで過程を、哲学的にかつ演劇的に、そしてユーモラス?う〜ん、チェーホフみたいな喜劇?的に表現した作品と解釈してます。

チェーホフみたいな喜劇…。死というデリケートなテーマを扱ってるのに喜劇と呼ぶ真髄みたいなもの。←なんか意味不明…m(_ _)m

愛、時間、死…。まるで、「エリザベート」の登場人物のような、「マクベス」の三人の魔女のような、メフィストフェレスのような、または、守護天使のような…、登場人物(舞台俳優?)が現れる訳なんですが…。

トータル的には、「バードマン」みたいな内容と私は解釈してます。まさに精神世界です。映画の中では否定してますが、これも間違いなくスピリチュアル作品です。何が現実で何がフィクションなんて映画の中では関係ないんです。映画なんだから。なんでもアリ!

何を感じたか?が大事なんです!

脚本的には、アカデミー賞にノミネートされてもおかしくない内容ですよ。かなり捻りまくってますからね。何が現実?何がフィクション?なんて思って観てたら、肝心な幸せのオマケを逃しちゃいますよ!って言いたくなるくらい捻りまくってます。なかなか面白い脚本!

ウィルが、愛、時間、死の登場人物と関わるだけでなく、ウィルの同僚3人もそれぞれ悩みを抱えていて、各々、愛、時間、死の登場人物と関わる設定になっているのが面白いと思った。

ウィルが抱える苦悩こそが、現代人の悩みであり、そして、その解決の糸口が、愛と時間と死と解釈してもらったらいいんじゃないかな?

ま、なんのこっちゃ???って思いますよね?

要は、私を見てくれ!ってことかな???←えっ、お前かよっ!

(笑)

私が何度も何度もどん底に突き落とされては、這い上がってこれているのは、愛の力ってことですよ。

私が今もBlogを書いていられるのも、アナタのお蔭なんです。本当にアナタの存在が大きいんですよ!私じゃないわって思っているアナタっ!アナタですよ!(笑)ま、私の中では1人なんですが…。読者のアナタです!

何だろう?この不思議な勇気?コレ、数年前なら、私、生きてない!あまりにも辛すぎて乗り越えられてない!未来に希望すら無い状態だから。

今は、ありのままの出来事や感情を受け入れることで、マイナスな出来事もプラス思考に変えられるようになってる気がする。自分で言うのもなんですが…。

だって、神様は、乗り越えられない試練はお与えにならないんですから!!!

今は、未来の自分のためじゃなく、来世の自分のために試練を乗り越えて、そして、オカンの生前の言葉、世のため人のために役立つ人間、になることが私のお役目だと思っているので、ちゃんと生き抜くよ!私もオマケの幸せを掴むよ!そのためには努力は必須ってこてですな…。

って思った作品でした。

この作品、めちゃ、オスカー俳優、ノミネート俳優が多数出演していてビックリ!ウィル以外に、ヘレン・ミレン、ケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートン…。贅沢、且つ、濃いっ!凄いキャスティング!

もう、ケイトがMadonnaにしか見えないくらい痩せていて?めちゃ美人さんで更にビックリ!

この作品、ホント、人を選ぶ作品ではありますが、私みたいに精神の淵を彷徨っている方、どん底にいる方は観て!!!必ず、勇気を貰えるから!!!

今日のまとめ:実は、最近思うことがありまして、私、アメリカに行くことは一生ないっ!とずっと思っていたんですが、ひょっとしたらニューヨークに導かれるかも…と予感してます。今日、この作品を観て更に予感しました。誰か連れてってくれるのかな…?自分の力で行けっ!(笑)

そう、この作品、ドミノが出てくるんですが、ドミノといえば、たまたま、ソニンちゃんが出てた「しくじり先生」を観ていたんですよ!

ソニンちゃんからも凄く勇気を貰いました!ソニンちゃん偉いっ!あんな過去があったとは知らなかった!

まさか、あの「スウィーニー・トッド」がソニンちゃんのターニングポイントだったとはね!ま、今更感丸出しで書きますが、ソニンちゃんのジョアンナを観て、凄いミュージカル女優になると思ったよ。

そう、職場の若い子の中にも昔のソニンちゃんの傾向が強い子がいるので、TVerで観るように言ったばかりだったから、なんか、今日も導かれた感いっぱいだった。





































♪しあわせについて♪ 作詞:さだまさし

2017-03-11 21:36:55 | 日記
私がまだ小学生の頃、6年間で忘れられない映画が4本あります。

一つ目が「南極物語」。

タローとジローの2匹の犬との再会の物語。私は、タローとジロー以外の犬たちが大自然の驚異の中で死んでいった姿に大泣きして、本当に撮影中に死んだんだと思い込み、あとでパンフレットを読んで撮影後も生きていることを知って安堵した思い出のある作品です。

二つ目は、「ET」。これは、いわゆるママ友の子供たちと一緒に観て、周りに迷惑をかけたであろうくらいキャッキャ、キャッキャ喚き楽しんだ思い出の作品。

三つ目は、「エレファント・マン」。デビッド・リンチ監督の出世作。これは、映画館ではなくテレビで観たんですが、少し、いや、かなりオカルトチック?見世物小屋的な見せ方で、子供だったからこそ、かなり衝撃な映像と内容で忘れられない作品となりました。

そして、最後が、今日のタイトルが主題歌の「ひめゆりの塔」です。栗原小巻さんが先生役版です。これもテレビで観ました。当時、アイドルで、ドラマでも大活躍だった大場久美子さんが出演していたので観ました。

戦時中のひめゆり部隊の悲惨な結末の後にこの曲が流れ、最初の♪しあわせですか、しあわせですか、あなたいま〜♪のフレーズが忘れられなくて、映画の内容もさることながら、さだまさしさんの独特な声と歌詞が印象的で忘れられない作品となりました。

さだまさしさんといえば、今では、宝塚でもお馴染みの♪奇跡♪が有名ですが、実は、最初は、♪奇跡♪にしようかとも思ったのですが、今回は、あえて♪しあわせについて♪にしました。

さだまさしさんの歌詞なら、あと10年は復興応援ソングとしてチョイス出来るくらい、素晴らしい曲がまだまだありますが…。ネタ切れしたら、さだまさしさんの曲をチョイスしようかな?って感じですね。

で、この♪しあわせについて♪は、

もうどの歌詞も素晴らしい!!!どのフレーズも好き!これも宇宙の愛の歌詞です!!!詳しい歌詞は、ご検索をお願いしますm(_ _)m

人間は、皆、しあわせになるために生まれてきたんです。そして、誰かの幸せを妬んだり、不幸を喜ぶために生まれてきたわけでもないんですよ。皆平等に幸せになる権利があるんです。

人生には、悲しみの数だけ喜びの数もあるんです。そう信じないとやってられないっていうのが現実だと思います。特に今の私にはね。

美輪さんが言ってました。今までだって、なんだかんだで頑張って生きてこれたんだから、これからだってなんとか生きて行ける!

今までどれだけ、どん底経験を味わいましたか?ちゃんと乗り越えてきたじゃないですか!これからだって乗り越えられる!

と自分に言い聞かせてます。

皆んなで幸せになろう!だれも憎まず妬まず、幸せを感じ、幸せを祈りましょう!

震災から6年。あれから何が変わった?なんて負の表現はやめて、ただただ皆んなが幸せになるように祈りましょう!

人を呪わば穴二つ。お互い不幸になるのは嫌でしょ?だったら、お互いの幸せを祈りましょう!

それが一番の、自分が幸せになる近道だと思う。