続き…

2012-09-28 22:07:26 | TAKARAZUKA
組替えで来られたマー君とキタロウ君、すっかり宙組生やね。全く違和感なし。

マー君のキルヒアイス、めちゃ美味しい役な上に、マー君自身が一段と成長しているのが窺える。素晴らしい存在感でした。

ヤンのキタロウ君、上手い!こんなに普通に良い人を演じられるなんて、正直私はキタロウ君を侮ってました。てっきり悪役専科だと思い込んでしまってましたが、歩き方から声音から全身でヤンを演じていて、実はキタロウ君にギャップ萌えしてしまいました(笑)本当に全身から良い人オーラが出てた。演技派だとは思っていたけど、まさかここまで細部に至るまで役作りしてくるとは思ってなかった。

この作品で、ガラ友さんが一番気に入ったのが悠未さんでした。オーベルシュタインは悠未さんにピッタリ!オーベルシュタインは決して悪魔とは言いがたい存在でもあるんですが、ラインハルトに忠実でもあり、彼を洗脳する影響力もある役を見事に演じてましたね。オーベルシュタインの本当の思惑が曖昧な点も魅力的でした。裏切りそうで裏切らない、でも何か企んでいそうな怪しさが漂っていて好演でした。

個々は書き切れないですが、みんな良かった!

あえて書くなら…、

美風さんの過呼吸リアル過ぎ!存在感が昼ドラを見てるみたいやった(笑)名演!

伶美ちゃん、マジ男の子!月船さららさんに似ている!

ダブル千尋さん、もう腹黒い腹黒い!ったらありゃしない!名演!

純矢さん、かっこいい!リアルにああいう政治家が欲しいね。

凪七君、男っぷりが上がったやん!出番は少ないけど、ロボットみたいなアンスバッハ、好演!

モンチ君、君の役に対する姿勢が好きや!悪役やけど好感の持てる役作りやった。それにめちゃ歌上手いやん!ソロもらえて良かったね!

アンネローゼの愛花さん、突然現れたミューズみたいな存在感でしたが、前回の「華やかなりし日々」ではみっちゃんの彼女の役やったんやね。あまりの別人に驚き!小池先生、お目が高い!

個人的には、れーれの活躍が残念で仕方ないですが、今回は仕方ないかな…。次に期待やね。

組長さん、大海さん&いち君コンビ、ちーちゃんにカイ君…本当書き切れませんが、本当に良かった!

私はマジにオススメです!っていうか、なぜこの作品がダメなのかその理由が知りたくなった。

今日のまとめ:マジ、小池先生にやられたな!絶対しょうもないと思ったのにな~。

あと、やはり類は友を呼ぶんやね。ガラ友さんとは性格は合わないと思っていたけど、意外と感性が合うことが分かった。ヅカ友さんとはやはり感性が同じだと再認識した。

ちなみに明日29日は、ガラかめ49巻の発売日です。

訂正:発売日10月5日に変更になったそうです。

ガラ友さんとも話してるんですが、もう終わるのでは…と。紅天女の座はどちらの手に!? 私個人としては姫川亜弓に演じて欲しいけど、まだ足りない要素があると思っているので、今のとこマヤが優勢ですね。もし亜弓にも…、なら亜弓の方が阿古屋を演じるに相応しいと思ってる。

ガラ友さんの関心は、真澄の結婚。真澄は詩織さんと結婚する!と言ってましたが、私はないと思う。もし詩織さんと結婚したら真澄の方が…。

訂正:詩織でなく紫織でした。阿古屋も阿古夜でした。ファンの皆さんごめんなさいm(__)m

追記:49巻読みました。ほらね!と思いつつも嫌な予感が…。最近のガラかめアカンわ、めちゃ泣ける演出があって困る(笑)わざとらしいけど、ベタな展開に涙が…。やっぱマヤの方が大分優勢やな…。亜弓、もっと素直になれ!と言いたくなった。漫画相手に突っ込んでもうた(笑)

追記2:最後まで読んでくれて、自分で素直になれないな~と困って君へ。私からのアドバイスを…。あるラジオ番組での言い回しをちょっとパクってますが…(笑)

ちょっと偉そうなこと書かせてもらいます。

正直と素直の意味が分かってない人って結構多いんですよね。私の職場にもいて、今は善くなりましたが、以前はあまりにも自分に正直過ぎて周りが困っていた時がありました。

その子にも言いました。自分に正直なのは全然間違ってない。自分の心に誠実なのは偽るより全然マシ。でも、特に人からの忠告やアドバイスに対して、正直すぎる対応は好ましくない。私は出来ないからと否定的対応や、思ってもないことに対してYESと言えない気持ちはよく分かる。でもな、自分に正直な人は大抵、相手がどういう想いで言ってくれてるのかが分かってない一番の困りもの。

素直になるとは相手の気持ちを理解すること。

内容に関しては、本心とは違っても、しかもその本心に対して偽ることに強い抵抗感があると思う。よく分かるよ!私もよく怒られたから(笑)でもね、子供じゃないんだから、なんでもかんでも正直に答えるのは大人じゃない。社会人としても問題だよ。時には大人な対応も必要やねんで。

素直になることは自分を偽ることではない。相手の気持ちを理解すること。どういう気持ちでその言葉を発してくれたのかが理解出来たら、自然に“ありがとう”って言葉もでると思うんよね。私のために言ってくれてるんだと分かったら素直に言えるでしょ?もちろん作為的なイジワルで言ってる時もあるよ。そういう時でも、下手に反抗するより上手くかわすことも必要やね。

性格的に絶対無理なことでも、努力しろとまでは言わない。でも、ちょこっとでもいい、ほんの少しでもいいから常に心掛ける気持ちがあれば、必ず善くなるし、相手からの印象も変わる。頑固な子は嫌われるよ。

正直でも全然構わない。でも、時に素直な対応が出来ることが大人ですよ。私が言っても説得力がないですが、少しでも楽しく生きていくための処世術の一つだと思ってます。やらしい言い方ですが、正直と素直を上手く使い分けると、仕事もやりやすくなるし、人間関係も円滑になるよ。

宙組「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」

2012-09-28 21:58:25 | TAKARAZUKA
めちゃエエやん!!!

観劇後の第一声です。今日は、ガラ友さん(ガラスの仮面友達)と観たのですが、二人してめちゃエエやん!って言いあってました(笑)ちなみにガラ友さん、今回の宝塚観劇二回目で約8年ぶりだそうです。前回は寝てたって。何を観たのか知りたかったけど、何も覚えてないとのこと。

で、ぶっちゃけ、本当はこの作品観る気なかったんですよ。今日はたまたまガラ友さんと休みが一緒で遊ぶ約束をしたので、だったら宝塚でも観ようということで今日観劇することになったのですが、またまた導かれた感じがしてなりません(笑)

ってくらい良かった!いや~、マジ小池先生にやられたな(笑)原作を全く知らずに観たのも正解だったね。って以前に、そもそも原作に興味なかった…。音楽も良かったね!何度ゾクゾクしたことか。まさかのワルキューレ、これ大好き(笑)ダンスも上手くはめ込んでいて良かった。

どこまでが原作に忠実なのか分かりませんが、上手く出来てたと思う。たくさん登場人物がいて、複雑な人間関係や思惑が絡みあっているのに、全く破綻することなくストーリー的にちゃんと一貫性のある舞台作品になっていたので、久々に小池先生の力量を感じましたね。

月組の「ロミジュリ」は置いておいて、東宝「ロミジュリ」と「オーシャンズ11」でガッカリ続きだったので期待してなかったのが逆に良かったのかもしれない。来年の花組の「オーシャン~」、もし大胆に変更があるなら期待してみようかな…?

ポスターから想像して、男役主体の宇宙戦争もので、ヴィジュアル重視の作品かと思いきや、ちゃんと人間ドラマが主体となっていて、人間の内面のドロドロさや人間臭さがちゃんと描かれていたし、また娘役にもちゃんと活躍の場があり、しかもちゃんとストーリーに欠かせない存在として描かれいたので、久々に小池先生の愛を感じました。

ぶっちゃけ「オーシャンズ11」は愛を感じなかったけど、「銀河英雄伝説」はめちゃ愛を感じた。小池先生、なんか心境の変化でもあったんですかね…?と疑いたいぐらい(笑)

ガラ友さんと話していたんですが、こんなに素晴らしいのに、なんでお客さんの入りが悪いのか分からない。

ストーリー的には、銀河帝国と自由惑星同盟が今の日本の政権を見ているようで、意外とリアリティーがあり、ぶっちゃけ今の政治家にも観て欲しい内容でもありました。本来の目的を見失っちゃいかんよ!歴史を繰り返しちゃいかんよ!と言いたい。

ホント脚本が良く出来てる。私より先に観ていたヅカ友さんが、ストーリーより舞台セットや生徒のヴィジュアルがいい!と言っていたんですが、私は断然小池先生の脚本演出にやられましたね。この作品に関してはお見事と言いたい。

個人的にオオ~!と思ったのが、テル君演じる主人公ラインハルトの右腕的存在であるマー君演じるキルヒアイスと悠未さん演じるオーベルシュタインが、それぞれラインハルトの天使と悪魔として描かれいる点に唸った(笑)ホンマその通りやもんね。誰の心の中にも天使と悪魔が存在するけど、見事に具象化していて、こういうの大好き(笑)ラインハルトの心の揺れがめちゃ伝わる。

ただの宇宙戦争ものじゃないし、どっちかというと反戦に近いし、いや~この脚本めちゃ好きや~。ラインハルトがキタロウ君演じるヤンに直接会えばきっと宇宙も平和になるのに…なんて思いながら観てました。あの本、地球が滅亡した理由が書かれた(?)、が効果的やと思った。

作品全体として、内容・演出的に「太王四神記」や「カサブランカ」の雰囲気があって本当この作品好き。マジ私好みに仕上がってます(笑)ぶっちゃけ舞台セットより、小池先生の手腕の確かさと、生徒たちのパワーと実力に感動したね。正直に書くと所々ウルウルきてました。特にキルヒアイスの使命感とアンネローゼの女心に(涙)アンネローゼのあの演出いいね。本心はどっち?みたいな。ああいう曖昧さ大好き(笑)

それから、宙組の実力をまざまざと見せつけられた感じがしたね。主役がいないシーンでもちゃんとストーリーが出来てる点。組によっては、主役がいないシーンは見れないことがよくあるんですが、宙組にはそれがないのが嬉しい。個々がちゃんと存在感と場を保たせる実力があるというのは本当に素晴らしいと思う。当たり前なんだけどね…。私はどっちかというと、主役が出ずっぱりで、主役を頼りきった作品は好きじゃないんですよね…。この作品のように、主役が登場しないシーンでもストーリーが成立している作品が好きなので、本当色んな点で私好みです(笑)久々に小池先生に感動しました!

ということで、前置きが長くなりましたが…、

テル君、トップ就任おめでとうございます!テル君のラインハルト良かった。ヴィジュアルより役としてのラインハルトの葛藤がストレートに伝わってきて、なんかマイペースでないテル君が見れたのが一番嬉しかった。やはり、組子に助けられている部分は大いにありましたが、ちゃんとトップとして君臨してた。キタロウヤンがあまりにも良い人オーラ全開だったので、ラインハルトが「エル・アルコン」のティリアンみたいなダークヒーローぽく見えることもありましたが、シスターコンプレックス全開で、根っこの部分ではヤンと同じ平和を望む人間なんだろう…けど、内なる野心が本能的に(?)突き動かされてしまう宿命を持った主人公を見事に演じていたと思います。天使と悪魔のシーンのテル君が一番のお気に入り。役の魂を感じました。あ、ヒルダとの恋愛関係、ああいうこれから始まるかも…で幕が閉じるのもアリだと思ってます。

ラインハルトの未来の右腕となる予感のヒルダを演じたミリオンちゃんは、もう完璧のトップ娘役さんやね。出番は少ないけど、久々にTheトップ娘役を見た気分です。歌・芝居ともに文句なし。こういう自立した役がいいねん!テスはイマイチやけど、ヒルダはいい役や。演じ甲斐あると思う。


続き…

2012-09-14 23:53:35 | 舞台
松尾さんへ、

カーテンコール、しつこいお客さんの一人でホント申し訳なかったですm(__)m松尾さんが土下座された時は、さっさと帰ろうと思いました(笑)でもそれくらいめちゃ良かったです。暗い内容なのに本当楽しかった。今でも面白かったとしか表現出来ない。

今日のまとめ:松尾さんとタルコフスキー、絶対共通点あると思う。あえてこれとは書きませんが…。

神様はいない言っている人が一番神様の存在を信じたいと思ってるんだよね。そういう人に限って必ず毎年初詣とかで神社に行ってるんだよ。本当に神様はいないと思ってる人や信じてない人は、脚本家ならめちゃリアルで現実的な脚本を書くと思う。ファンタジー要素は一切ない。←私の勝手な決めつけ。国内海外問わず脚本家でそんな人いるかな…?

この「ふくすけ」、また「オイディプス王」のような展開になって驚きました。これも母と子の…。今年は何かと「オイディプス王」に関連した作品に出会うな…。去年はピアフイヤーでしたが…。今年の極めつけは「日の浦姫物語」ですが…。

あ、「日の浦姫物語」読みました。これは面白い!初めて「藪原検校」に出会った時の感覚に近い。「オイディプス王」のまんまのようでやはりここは井上戯曲でしたね。ギリシャ悲劇と一風変わった、仏教国…?いや、神道国日本の悲劇に仕上がってました。

ぶっちゃけ、しのぶさんの演技パターンを想像しながら読んだので、あるシーンでは泣けてきました。決して日の浦の台詞ではないのですが…。

しのぶさんにとっては「シンベリン」に続く大課題となる役柄(笑)なので、もうこれはやるっきゃないですね!ラジオでボヤいているのが目に浮かぶ(笑)きっと、蜷川さんがしのぶさんのために、杉村春子さんや森光子さん等々に続く大御所へのレールを敷いてくれてるんだと思います。しのぶさん、楽しみにしてますよ!(笑)

脚本的には「藪原検校」並みのアイロニーもあるわ、言葉遊びで笑えるとこはあるわで、蜷川さんがこの井上戯曲としのぶさんと藤原君をどう料理するのか、生の舞台が楽しみです。一番は舞台セットかな…?

この作品が選ばれた理由も見えてきたので、舞台を観ることが出来たら語りたいと思います。ま、台詞に出てくる固有名詞が…、なだけなんですけどね…。

追記:関係ない話ですが、広島に行ったとき、親戚に広島の神楽について訊きました。かなり派手な衣装だと言ってました。10月に神楽があるから、来たら(広島に)連れていってあげると言われましたが、お金ないし、もう希望休取れないので来年連れてってとお願いしました。私が忘れてなければの話ですが…。あ、来年の墓参りは10月に行きゃいいか…。

追記2:これまた関係ない話ですが、また一つめちゃくちゃ観たい舞台が!まだ正式に(?)キャスト発表されてないようですが、もし噂が本当ならマジ観たい!!!

そうそう、ラースの「ニンフォマニアック」の出演クレジットからニコールの名前が消えてるんやけど…。え゛っ、まさかニコール出ないの???10月18日現在、ニコールは降板したようです。現在「Grace of Monaco」の撮影中で、モナコの王妃グレース・ケリーを演じます。正直、完全に降板と知ってかなり拍子抜けしてしまいましたが、ラースとの再タッグをいつの日か実現することを待ち望みたいと思います(涙)

追記3:ご本人のブログで発表がありました!花ちゃん、「永遠物語」出演されます!これはマジ観たい!これも確かTCAでちょこっと演じてましたね。花ちゃんなら「恋の大和路」も絶対出来る!あ~、「エリザ・ガラコン」に続くアドレナリンが!マジのマジに観たいゾッ!!!

「ふくすけ」

2012-09-14 23:48:49 | 舞台
大竹しのぶにやられた~!!!←また呼び捨てかいっ!?Part2(笑)

ってくらい、しのぶさんに限らず、大人計画が面白かった!

いや~、マジやられた。こんなに面白い劇団だとは思わなかった。もっと早くに出会いたかった。と、もっと小さいな小屋で観たかった。

しのぶさん×阿部ちゃん(阿部サダヲ)×古田さんの共演なら観ないわけには行かないと思って、運よく取れた大千秋楽のチケットだったのですが、想像を上回る作品の面白さと役者さんの個性と演技力に完全ノックアウトでした。

も~、めちゃくちゃ笑いまくってもうたわ(笑)一人ばかウケしてもうて、両隣のお客さんにご迷惑をおかけしてしまいました。ごめんなさいm(__)m

実は、下ネタ系弱いんですよ(笑)「宝塚BOYS」のような真面目なストーリーで下ネタは引いてしまうけど、「ふくすけ」のようなアングラテイスト満載の作品の下ネタは大好き(笑)小劇場独特の雰囲気があって堪らなく面白かった!

本当は面白いという表現は使ってはいけない内容ではあるんですが、最後まで楽しませてもらいました。

しのぶさんのラジオで、いつもしのぶさんは、「ふくすけ」は暗い作品で、生きる希望や勇気がもてない作品だと言ってましたが、私は逆にたくさん元気をもらいました。こんな面白い作品に出会ったら、たった1日のしかもたった3時間の出会いでも、仕事に張りがでる。幸せな気分を味ってますよ。

確かに脚本自体は暗い。どうしようもない展開に救いようのないラストではありますが、松尾スズキさんの脚本演出力と出演者の個性と手を抜かない演技に感動しまくりました。

この脚本を普通のストレートプレイとして演出してたら、きっとブルーな気持ちになったと思いますが、しのぶさん、古田さん、多部ちゃんをゲストに迎えたこの大人計画の役者さん皆さんが本当に素晴らしかったので、本当に最高に良かった!

ま、ま、確かに、ふくすけのあの客席に向かって喧嘩を売ったあの独白は、ぶっちゃけ、個人的にムカッときましたよ(笑)でも全然許せる。確かにその通りだからね。生まれてこなければ良かった人生も確かにある。でも生まれてきてしまったんだから仕方ない人生もある。一つ歯車がズレただけで、人生が悪変したり好転することもある。この「ふくすけ」はひたすら悪くなる一方で皆が皆悲惨な最期を迎えることになる。どうしようもない結末。だからこそ、ユーモアが大事になってくると思うんですよ。

このお芝居のように、くだらないギャグや物まねが一種の清涼剤になると思うんですよ。

どうしようもない人生だからこそ、ちょっとでも元気になれるユーモアや前向きになれる第三者のパワーが必要になってくると思うんですよね。

ラジオのしのぶさんに一言言わせてもらうならば、被災地の方に本当に必要なのは第三者のエネルギーやパワーだと思うんですよ。もちろんお金も大事だけど、もっと大事なのは、皆一人じゃないんだよと思わせてくれるようなエネルギーだと思うんですよ。どんなに苦しい生活でも生きていて良かったと思える希望を持てることが、一番大事だと思うんですよね。私なんてミーハーだから、憧れの役者さんや大好きな女優さんに出会えたら、もうそれだけでもうハッピーですよ(笑)

本来、人生は苦しいものなんだよ!苦しいからこそ、小さな喜びが大きな幸せに変わるんですよ。だからこの大人計画の「ふくすけ」はたくさんのエネルギーを頂きました。実際今日の仕事、しんどかったけど楽しかった。

話がかなり逸れましたが、もうしのぶさん最高っ!めちゃくちゃ良かった!ライトのカットインからもうしのぶさんに釘付け。めちゃ面白い!やっぱ、しのぶさんは狂女が似合う!しのぶさんの表情の七変化に完全やられました。鬱、躁、十五年前の奥さん、選挙立候補者、一人の女…。同じ人物なのに色んな顔を持つエスダマス。最高に良かったです!まさかの桃井かおりさんと、プチドラえもんにはかなり笑わせてもらいました(笑)ラジオでは毎回笑わせてもらってますが、生で聞けるなんてめちゃハッピー(笑)あ、一瞬だったけど、ニコールに見えた時があったな…。完全に目の錯覚ですけどね(笑)

男・北島マヤの阿部ちゃんのふくすけも良かった。でも…、私はパルコ劇場で観た「人間風車」の阿部ちゃんの狂気とギャップを見て惚れてしまったので、それと比較しても仕方ないけど、ぶっちゃけなんか物足りなかったな…。阿部ちゃんでなくても…と思ったm(__)mでも、あの独白は腹が立つくらい良かった(笑)

古田さんのエスダヒデイチも良かった。めちゃ真面目な役なのにどこか破綻してるんだよね。最後は大破綻してしまってるけど。お尻を犬に噛まれるシーンはもう大爆笑。超くだらん演出にめちゃ笑わせてもらいました。

意外に良かったのが多部ちゃん。ドラマの多部ちゃんしか知らないから、ぶっちゃけ舞台はどうなのか不安ではあったのですが、心配無用でした。なんだ、普通にこういう役も出来るんだと安心した。あまりにもドラマのイメージとギャップがある役だったからね。全然文句なし。

松尾スズキさんは…ドラマや映画で見る松尾さんのイメージとそのまんまでしたね(笑)結構、ナマ松尾さんも面白かった。

後は知らない役者さんばかりだったのですが、どの役者さんも個性が強くて本当演技だけでも十分楽しめた。中でも一番良かったのが平岩紙さんでした。弱視のサカエ役、凄くリアルに演じてた。新興宗教の教祖になってしまう役でもあるですが、見事なギャップでしたね。

松尾さん脚本「ふくすけ」は本当面白い。野田さん並みの面白さがあって展開が読めなかった。松尾さんもかなり複雑な思考能力を持った方ですね。裏社会の裏事情を見事に表沙汰にしてくれたと思います(笑)まさにかつてのアングラ演劇を思い出させてくれる脚本演出にマジ感動!ホンマもう少し小さな小屋で観たかったな。ま、有名になった証拠だから仕方ないけど

「惑星ソラリス」

2012-09-14 00:43:31 | 映画
あ゛~、最初の20分くらいかな…?まさかの睡魔で地球のシーンほとんど観てな~い(涙)宇宙ステーションのシーンから目が醒めた…。

タルコフスキーの作品で、一番の注目作品だったのに、まさか睡魔に襲われるなんて…。前回の三作品は意識は飛ぶことはあっても寝ることはなかったのに…あ゛~まさかの大失態(涙)

ま、見てなくても大丈夫だとは思うけど…。

やはり、この「惑星ソラリス」もまた精神病オチ&タルコフスキー哲学がラストに待ち構えてましたね。またその哲学の正確な台詞忘れたけど、感じたことは、自然を大事にしろ!自然を愛せ!かな…?あ、人類愛もです。

前回もそれは感じてはいたんですが、この作品の方が顕著だったように感じました。

今回のタルコフスキー特集は、まさに東北の震災で企画されたのでは…?と言っても過言でないくらい内容がリアル過ぎる。

この「惑星ソラリス」もまさに、福島の原発事故と被る内容だったので驚き。宇宙の話のはずなのに、なぜピンポイントで被るのか不思議でならん。マジ、タルコフスキーの予言的中。しかもパンフレットによると、私が寝ていたシーンに東京の高速道路が未来都市のイメージとして使われていたらしい。タルコフスキーって日本好きなん???だったら嬉しいね。

ぶっちゃけた話、惑星ソラリスの海だと思うけど、その海に放射線を撒き散らしたために、宇宙ステーションで不思議現象が起こるんですよ。死んだはずの奥さんが現れるんです。まさにクローン。イメージが実像として現れる不思議現象が起こり、同僚は彼女を“お客”と言うが、主人公にとってはクローンでも奥さんなんですよね。闇に葬ってもまた現れる。本物の奥さんは自分は愛されてないと思って自殺したんですが、今度はクローンではあっても主人公はその奥さんを愛するんです。そのために…。という展開です。

同僚が何故彼女を“お客”と呼ぶのかがこの物語のキーになるんですが、またこれが精神世界に繋がるですよね~。

今回のタルコフスキー哲学は明瞭。海が命を生むというのが最大のテーマで、人間は数十億存在してもちっぽけな存在。海は島を創り、そして人を創り育てる。

自然の脅威がテーマではなく、自然を愛する気持ちがとても大事だというのがメッセージとして感じました。

この作品もラストが印象的で、私は鳥肌が立ってしまったくらいちょっとした衝撃を受けました。ホント、宇宙の話と思いきや、実はそうでないところが、タルコフスキー哲学やな~と感心してしまいました。

ラースファンでなかったら、間違いなく観ることなかったタルコフスキー作品なんですが、この作品もやはりラースに影響を与えてましたね。っていうか、ラースがめちゃタルコフスキーに惚れてるというか慕っているのがホントよく分かる。「メランコリア」でも使われていたブリューゲルの絵が出てきたときはマジ驚いた。

バベルの塔もあったね。密かに例の三賢者らしき絵もあった。地味に宗教色を出している点が私もタルコフスキーが好きになりつつある。ちょっとした反抗だね。あの時代を想像すると、こういう形でも自己主張しているタルコフスキーは尊敬に値する。旧ソ連時代の芸術や思想に対する具体的な実状は分からないけど、同じ共産圏の中国は酷かったもんね。映画でもやってたけど。

それを考えると、「サクリファイス」や「ノスタルジー」はまだ自由に表現出来てタルコフスキーにとってはホント良かったのではと思う。お母さんや息子さんに捧げることが出来たわけやし。

そうそう、この「惑星ソラリス」はお父さんに捧げるって感じがしましたね。ラストはホント鳥肌もんでした。

今日のまとめ:タルコフスキーの「惑星ソラリス」はキューブリックの「2001年宇宙の旅」と比較されるけど、映像的にはキューブリックの方がSFとしての完成度は高いと思った。タルコフスキーのは昔のウルトラマンみたいな手作り感がみなぎってたね。

ぶっちゃけ、「惑星ソラリス」はSF大作じゃないし金字塔でもないと思う。とてもSFものだとは思えない。完全自然哲学映画です。ホント人間って邪悪だなって思った。あ、これ、「ふくすけ」でも思った。っていうか、松尾スズキさんもタルコフスキーも似てると思った。っていうか、何故どちらも精神病を扱ってんの???とても偶然の一致だと思えない。やっぱ導かれてるわ!と思った今日1日でした(笑)また後日「ふくすけ」の感想書きます。

実は、今日の「惑星ソラリス」のために携帯ラジオ買いました。最近木曜日に飲み会とか仕事で、家に帰るまでしのぶさんのラジオが聞けなかったりするので、今日は大阪大千秋楽後の東京に戻っての生放送なので、これは聞き逃せないので携帯ラジオ買ったのです。スマホじゃないからラジコ聴けないし、家のステレオは録音機能が壊れてるんで…。

買って正解だった!大千秋楽のカーテンコールの感動が蘇ったきました。しのぶさん、イノジェンよりめちゃ良かったよ!(笑)続きはまた…。


どうでもいいこと:これは自分の記録のために書いているので悪しからず…。

親父の三回忌でお寺さんに行ったときのことです。親父が亡くなってからかなり敏感になったんですが、毎回住職さんがお経を読んでる時、こっ恥ずかしくなる単語が出てくるんですよ。あえてどの単語とかは書きませんが、兄嫁だけが知ってる単語。ひょっとしたらもう忘れてるかもしれませんが…。マジ恥ずかしいわ!(笑)眠り心地のよいお経も、その単語が聞こえた時だけは目が冴えて心臓がバクバクします(笑)偶然にしてはあまりにもリアル過ぎ。邪心を捨てるべき場で邪心がみなぎりまくる瞬間です。ホンマ困ったもんです(笑)

虫の知らせかどうか分かりませんが、また新しいブロガーさんに出会いました。もちろんコンタクトは取ってません。読んでるだけですが、もう一人の自分がそこにいるような感じがしてならず、また、取り上げてるテーマも私が最近非常に注目していることなのでホント不思議でなりません。これはホント偶然ではなく必然と思える出会いです。