続き…

2012-11-29 01:49:53 | TAKARAZUKA
この元祖星組ver.の良さは、演技や演出云々は別にして、現役時代のシメさんを知らないと伝わらないとこもあるんですよね…。

私もシメさんが卒業するまでのたかが五年の俄かファンではありますが、上手く説明出来ないのが残念です。シメさんは本当に誰よりも一番宝塚を愛している方なんです!今日のお客さんの熱気やノリの良さがそれを証明してくれてるんですが、きっと映像があったとしても、ファンから愛されているのは伝わっても、きっと何故そこまで愛される方なのかが伝わらないですよね…。「紫苑ゆう=宝塚=愛」とゴールデン方程式が成立する方なので、やはり、

シメさん最高!!!と言わせてください(笑)

今日からまた音楽学校の先生頑張ってください!!!

今日のまとめ:今日の元祖星組ver.を観て思ったことを書きます。今日の舞台の感想ではないので読まれなくていいですよ。

この作品のキー台詞って“死ねばいい!”“死は逃げ場ではない!”“いつか死にたいと思う時がくる…”だと思ってます。矛盾した台詞ではあるんですが、この作品って一種の恋の駆け引きの物語じゃないですか?死=真の愛だと解釈すると人間の恋愛と変わらないし、エリザベートにはフランツという夫がいるから不倫ものとも解釈できる。

でも、これはただの恋の駆け引きの物語でも、愛と死の物語でもないと思ってます。

生きてたら死にたくなる時もあるし、それでも生きなければいけない時もある。人生は常に試練だらけ。でも、生きていたら必ず生きていて良かったと思う時もあるし、生かされていると実感する時もある。人は一人では生きていけないからこそ必要なものがあり、それは愛だとは言わないけど、大切なものを大切だと思う気持ちってめちゃくちゃ大事だと思うんですよね。たとえそれが人でなくてもね。

「エリザベート」って結構哲学入ってると思うんですよ。♪僕はママの鏡だから♪なんて、その通り!!!って思います(笑)あ、そうそう、今日の舞台を観て、エリザベートってマリー・アントワネットとめちゃ似てる!と思った。もちろん顔じゃないですよ。


最近の小池先生の作品は、時々こんな顔(?_?)で観てしまうことがありますが、「エリザベート」は本当によく日本に輸入してくれたな~と思ってます。そして、今回はシメさんにトートをオファーして頂き、そして、元祖雪組ver.だけじゃないけど、ガラコンサートを実現して頂き、それだけは感謝しますm(__)mあ、もちろんここ数年間における感謝です(笑)昔は、そりゃもういっぱいいっぱい感謝しております!

今回のガラコンサートは、個々の努力が成功へと導いていると思っているので、OGの皆さん、本当に素晴らしかったです!早くDVDが欲しい!!!

追記:シメさんのトートをオペラチェックしていた時、もちろん手の動きも魅力的だったんですが、もう一つ、シシィの髪飾りのペンダントも気になった。いっちゃんの時は付けていたのか分からないけど、シメさんの時はあのペンダントが気になった。しかも第二部の途中からはそのペンダントは付けていなかった。

で思ったこと…、

あのペンダントって、恋愛の象徴やな~と。

思い出とか憧れって、形として持っておきたいと思うじゃないですか…?でも、本気の恋…?いや、本当の愛って、そんな形ではなく、生身…と言ったらやらしく聞こえますが、その人のすべて、魂というか、見えないもの含めてすべてを求めると思うんですよね。多分ね…。

シメさんのトートを見ていたら、人間の役じゃないんやけど、やはり人間よりも人間らしい「大江山花伝」の茨木のような魂や情熱を感じました。

あれ、付け忘れじゃなかったら、まじシメさんの役作りリアルや!やっぱ、シメさん、

最高っ!!!(超巨大文字で強調)

「エリザ・ガラコン(元祖星組ver.)」

2012-11-29 01:24:01 | TAKARAZUKA
今日のお花エリザベートはいっちゃんの時と演技が変わってたな…。大御所が来られていたから緊張した…からだとは思いたくないけど、出だしの少女時代から違ってたね。

いっちゃんの時はまだ無邪気で無垢な少女が徐々に精神的自由を奪われていく…という流れ的な印象を受けたけど、今日のお花エリザベートは綱渡りの転落から死と向きあい、常に自分の人生は死と隣合わせだということを悟った、常に‘死’を背中で感じながら演じていたように思えた。

ゾフィのイジメ、フランツへの不信感、宮廷生活の抑圧で籠の鳥状態のシシィの人生の悟りがあの鏡の間の無の表情に滲み出ていたように思えた。だから余計、あの鏡の間のお花エリザベートは本気の本気でブラボー!!!もんでした。

前回もそうですが、全身全霊で演じていたので、色んなシーンで涙が出まくりでしたね。本当に素晴らしかったです!

こんなこと書いたら花ちゃんに失礼ですが、あの鏡の間の花ちゃんがあやかさんとかぶった。本当に洗練されていてめちゃ美しかった!マジあのシーンの写真が欲しい!と本気で思えたのでDVD購入決定!予約してませんけど…。

前回は元雪組一路真輝の相手役花總まりが演じるエリザベートだったのに対して、今日は、女優花總まりが演じるエリザベートだったように感じました。本当にアプローチがいっちゃんの時とシメさんの時と違ってて、どちらも本当に甲乙付けがたいくらい素晴らしかった。これはDVDでリピートもんですよ。今日の♪私だけに♪もマジ素晴らしかった!マヤ・エリザベート並みに感動しました!泣くことはなかったけどウルッときました。本当に良かった!

今更ですが、お花エリザベートの萌え台詞:あの“死ねばいい!”の台詞の後の“あなたは!?”のエリザベートの台詞。あれは花ちゃんが一番やな。特に今回はシメさんの時が良かった(笑)

ぶっちゃけ書くと、たとえ東宝の「エリザベート」でシシィを演じることがあっても私は観ません。恐らく大半の方が東宝ver.でお花エリザベートを観たいと思うでしょうが、私は逆に宝塚ver.でしか観たくない。やはり、いっちゃんトートがあってこそのお花エリザベートであり、シメさんトートあってこその今日のお花エリザベートであり、そしてズンコさんトートあってのお花エリザベートだと思うので、宝塚ver.以外では正直観たくないな。たとえ現実になったとしてもDVDで私の中で封印します。失礼発言しますが(いつも失礼してますが…)、あの東宝ver.の演出では観たくないm(__)m


ということで…、

シメさん最高ォ~!!!(笑)←かなり唐突でごめんなさいm(__)m

シメさんのスタイルから役作りから見せ方から歌い方から全てにおいて現役のまま!!!恐ろしや、恐ろしや(笑)

冗談はさておき、ほんとシメさん最高!だった。いっちゃんはいっちゃんで凄いものがあったけど、シメさんはもう別格やな。

シメさんの現役時代をご存じでない方にとっては、はぁ???と思われるかもしれませんが、我々現役時代を知るものとしては、神様みたいな存在なんですよ(笑)例えるならば、ジャニーズ界の近藤マッチみたいな存在かな(笑)←えっ、全然違うって???

もう、舞台に立っていることが奇跡なんですよね。トキメクというよりかは、拝みたくなる(笑)存在なので、ファンとしてはこの上なく幸せな1日でした!

まさか、シメさんのトートがこんなリアルな形で実現するとは3年前のリサイタルですら想像しえなかったことなので、本当に夢の実現にファンとしては感謝感謝です!いや~、マジ堪らんすわ!(笑)

泣くまではいかなかったけど、“死は逃げ場ではないっ!”の台詞と、ラストの昇天のシーンはウルッときました。

やっぱ、ドラキュラ伯爵を演じただけあるわと思うくらいトート役が絵になる!全身全霊でトートになりきっていて、なんせ手がめちゃセクシー!指の先まで蒼い血が通ってるのが見えるくらい(笑)いっちゃんはいっちゃんで素晴らしかったけど、シメさんもシメさんで本当に良かった!この二人は比べられんわ!

失礼極まりないですが、あえて1つだけダメ出しさせて頂きますと、あの“死ねばいい”の言い回しは…。思わず笑ってしまいました(笑)m(__)m

いっちゃんはその台詞を言うまでがおじいちゃんやったけど、シメさんはその台詞だけおじいちゃんやねんもん…。やはりあの台詞は力強く言って欲しかったな…。エリザベートを挑発するにはやらしくないですか…?(笑)m(__)m

シメさんで「エリザベート」が観れる日がくるなんてね…。本当に幸せでございまする。恐ろしいくらい現役のままやったしな。マジ格好良かったっす!

ルキーニのワタルさん、めちゃサービス精神旺盛で楽しかったです。客席には、松本悠里さん、元星組組長葉山さん、英真さんに万里現組長、美希さんが来られていてワタルさんに紹介されてました。ワタルさんも現役のままやったね。ぶっちゃけ宙組の時よりかなり良かった!当たり前やけど…。

スズミンのルドルフ、やはり卒業したばかりなのでめちゃキラキラしてました。あ、金髪だったからじゃないですよ(笑)誰よりも一番化粧が上手いからめちゃ照明映えしてた。なんとも言えぬ輝きがありました。シメさんトートとの師弟関係の絡みが第二部の見せ場だったのですが、めちゃ妖し美しかったです(笑)いっちゃんの時にはなかったシーンがありましたね(たしか…)。

ゾフィの初風さん、歩きがちょっと心配になりましたが、これも当たり前ですが、東宝初演より良かったです。冷酷さや迫力はタキさんの方が上でしたが、カンチャンさんのゾフィは皇太后としての務めのため、厳しさの中にある愛情のようなものを感じました。だから花ちゃんとは女帝対決にはならなかったですね。残念でもあり、でなくもあり…。これもまたタキさんとは甲乙付けがたかったですね。

今日で二回目なので、前回気になった点はさほど気になりませんでし

「エリザベート・ガラコン(元祖雪組ver.)」

2012-11-26 00:47:01 | TAKARAZUKA
凄すぎる!!!

カーテンコールでは思わず、いっちゃ~~んっっ!!!と叫びそうになりましたよ(笑)ホントのホント。それくらい凄く良かった!!!

やはり、16年前の記憶は甦ることはなかったけど、昔のファン時代にはタイムスリップしました。

いっちゃんに、花ちゃんに、ユキちゃんに、トドちゃんに、コムちゃんに、タキさんに…、皆さんヴィジュアルはもう恐ろしいくらいに現役のまま!ま、トドちゃんは現役生ですが、それ以外が、とても女優さんだとは思えないくらい、元男役さんは現役時代さながらの男役っぷりでした。しかも声も現役のまま!いっちゃんに関しては、現役時代より進化してた!まさかの、いっちゃんのトートに圧倒されたよ!後で書きますが、まさかのいっちゃんに萌えポイント発見!めちゃ良かったし、感動しました。このいっちゃんのトートはもう私の記憶から消えませんよ!DVD欲しいな…。

今回は花ちゃんメインだったのですが、花ちゃんも凄かったね!現役時代と変わらない部分と現役時代より洗練された部分があって、やっぱり花ちゃんは化けものやったわ!(笑)←これ、めちゃ褒めてます!

しかも役作りがほぼ完璧!ぶっちゃけ、あやかエリザベートに劣る部分はあったけども、お花エリザベートは私が理想とするくらい伸び伸び演じてました。やはりあなたが主役!だと思わせてくれるくらいのキラキラ感と存在感がありました。ぶっちゃけ書くと、実は最初のシシィが歌う♪パパみたいに♪で泣いてしまいました(笑)あの笑顔にやられてしまった…。

役作りが完璧だと思ったのが、少女時代をめちゃ純粋性を出してたとこ。あの何の屈託のない乙女の笑顔が歳を追うごとに表情を変化させてた点がお見事でした!ホント気持ちいいくらい伸び伸び泳いでたね!♪私だけに♪なんて本当に圧巻やった!もう鏡の間なんてもうブラボーッ!もんでしたよ。かなり目の保養になりました!

二幕目は、自由もない笑顔もないエリザベートを見事に演じていたし、今日の花ちゃんのエリザベートを見て、これが本当の女帝の演技だと思いました。ホント、現役時代は女帝なんて一度も思ったことなかったもんね…。しつこいけど、あの作品でサヨナラなんてマジありえんっ!(笑)

で、かつていっちゃんの相手役だったときは、どっちかというと妹的な感じが強かったけど、今回は完璧いっちゃんと張り合えるくらい同等の相手役さんでした。本当に素晴らしかったです。

ぶっちゃけ、演出的に、歌うシーンがなくても、エリザベートに登場して欲しかったシーンが何個かあったんやけどね。トートダンサーがいなくても全く違和感なかったけど、エリザベートがいないのは…イメージ的にちょっと…と思うシーンはあった。早替えがあるから難しかったんやと思うけど残念やったな…。

で、いっちゃんのトートはもう迫力満点やったね!現役時代よりマジ男やん!(笑)10年以上も女優さんをやってこられた方だとは思えないくらいの男っぷりにマジ感動しました!いっちゃんのトートの役作りも完璧に近かった(Dr.ゼーブルガーが作り込みし過ぎて後に続かなかったかな…)。一度エリザベートに振られたときの不貞腐れた顔がマジ萌えポイントでした(笑)あれはエエ顔やったわ、ちゃんとオペラチェックしましたよ(笑)

と、ラストのエリザベートの魂を勝ち得た時の仕草&表情がリアルで良かった!冗談抜きで今日見たいっちゃんトートがどのトートより素晴らしかった!

生きている間は決して精神的自由を得られなかったエリザベートが、最後死ぬことで精神的自由を越えた魂の自由を得るという構造がより明確に伝わってきたので、いっちゃんトート&お花エリザベート、本当に本当に最高やった!やっぱDVD買おうかな…?

ユキちゃんのフランツも、お化粧が京劇風やったけど、演技的には第二幕が真骨頂やったし、トドちゃんのルキーニもしっかり道化師の役割を果たしていたし本当に良かった!

コムちゃんのルドルフなんてマジ現役のままやし。格好良かった(笑)

キャストに関しては、個人的に、風莉さん、扇めぐむさん、彩海さん、りおんさん、大月さゆさんなど現役時代注目してた方たちや、過去に存じ上げていた葛城さん、嘉月さん、大峯さん、美郷さん、夢輝さんなどもアンサンブルで見る事ができてめちゃ嬉しかったです。何て言ったって、アンサンブルのコーラスが凄いのなんのって…。これが本当の宝塚歌劇の底力って感じやったね。オーケストラも迫力満点やったし、全体的に本当に良かった!

なんだかんだで、ここ数年で辞められた方以外はほとんど超久しぶりで、いっちゃんは東宝初演の「エリザベート」以来やし、花ちゃんは「NEVER~」以来やし、ユキちゃんとトドちゃんは正に雪組初演の「エリザベート」以来やし、コムちゃんはバウの「アンナ・カレーニナ」以来やしで、今日のチケットは本当に神様のお導きやと思わざるを得ません。100%不可能だと思っていたチケットやったもんな…。しかも仕事終わりで向かわなあかんかったから、残業にならないか心配だったんやけど、なんとか間に合ったし…。今日は本当にチケットの神様に感謝感謝ですm(__)m

いっちゃんのオスカル、カリンチョさんのアンドレで大嫌いだった宝塚にはまり、それ以来雪組贔屓だった青春時代があってこその今日の感動なので、いろんな意味で不思議な縁を感じました。本当に雪組ver.が観れて超ラッキーでした!!!

今日のまとめ:幸せなことにもう一回お花エリザベートが見れます!しかも、次はシメさんのトートに、スズミンのルドルフ!そして、初風さんのゾフィ。まさに現役と元祖女帝対決!めちゃ楽しみ!

追記:花ちゃんのエリザベートが一瞬、蘭ちゃんに見えた時があった。あと、星組で「エリザベート」期待してたけど、今日の公演を観て「ロミジュリ」でいいと思った。エリザベートはやっぱ歌えなかったら、座布団投げるかも…と思ったから(笑)

月組「愛するには短すぎる」「HEAT ON BEAT」

2012-11-15 00:21:31 | TAKARAZUKA
本題に入る前に…、

森光子さんのご冥福心よりお祈り申し上げます。

森さんの生の舞台を観れなかったのが本当に悔やまれます。

では、本題に…。

お芝居もショーも普通…。

う~ん、お芝居のタイトル、「愛するには早すぎる」の間違いじゃないかい???

あ、結構毒を吐くと思うので、気を悪くされるかもしれないので覚悟してお読み下さい。気分を害されたくない方は読まれないことを勧めます。

ぶっちゃけ、「ダンサ・セレナータ」を書いた先生とは思えないくらい、恋愛要素があっさりし過ぎで、別れもあっさりし過ぎ!しかもこれが、ワタルさんのサヨナラ作品だったなんて…。

全体的にはつまらなくはなかった。退屈感もなかったし、そこそこ楽しめた。主役を支える脇の個性が結構際立っていたし、特にミヤルリ、すーさん、マギーさん、ゆめちゃんが良かった。

ただ恋愛要素がね…。あっさりし過ぎやな。愛するには早すぎるし、愛を確かめるのも早すぎるし、愛を深めるには短かすぎるし、う~ん、正塚先生らしくない。

そうそう、お客さんで、ラストの二人別れのシーンで泣いている方がいたんですよね…。思わず心理分析してしまいました(笑)これで泣けるということは、例えば、イケメン君と目が合ってウィンクされた時に、私に気があるじゃないかと一人燃え上がってしまうタイプじゃないかと思う。危ない危ない、騙されちゃいかんよ!(笑)

それはさておき、もう少し恋愛要素を煮詰めて欲しい。幼心の思い出をずっと引きずっていても、二十年前と現在は違うだろに。あまりに単純に惹かれすぎ。フレッドもそうだけど、バーバラもおぼこ過ぎるよ。

と、もうちょっと愛し合おうよ!その点は確かに愛するには短かすぎるけど、幼い時の約束が運命の歯車であるならば、もっと愛し合わないと説得力がない。なぜあそこで泣けるのか分からない。あんなの本当の愛でもなんでもないよ。ただ単に思い出と愛を勘違いしてるだけ。脚本に難あり!

ぶっちゃけ書くと、よく似た設定なんですが、こちらはラストはハッピーエンドなんですが、ま、知らない方のほうが多いと思いますが、カリンチョさんと鮎ちゃんの「黄昏色のハーフムーン」の方が筋通ってるよ!お互い幼い頃の思い出を胸に秘め、相手の名前も知らずその相手を運命の人だと思い続けている。月日が経ち、運命の再会を果たすけど、その昔出会った運命の人とは知らず恋心を抱く。が、運命の歯車が誤解が誤解を生み、女の子の方が別れを決意する…。で、その時…。

めちゃこっちの方が説得力あるわ!当時はあまり評判よくなかったけど、私は好きでした。「愛するには~」で泣いた方に「黄昏色のハーフムーン」を観て!と言いたい(笑)

冗談のつもりはないのですが、冗談はさておき、ほんと恋愛要素の部分以外は面白かったのにね…。ミヤルリのコメディセンスには関心したし、何より歌が上手くなっていたのには驚いた。すーさんの家庭教師も初演とは設定は変わっているようですが問題ないし、船長のマギーさんがなかなか面白かった。こんなにコメディセンスがあるとは思わなかった。下級生に至るまで個々のキャラが立っていて面白かった。しつこいですが、主役二人の恋愛要素だけがね…。二人の演技は問題ないんだけど…。ほんと脚本の設定に難ありでした。

ショーは、アサコさんとキリヤンと観てきて、思い出もあるし好きな作品だし、何より主題歌がめちゃ好きでよく車の中で歌ってました(笑)

で、今回マサオver.ということで期待してたんですが…、あまりにも前二作と変更点が多くて、前二作ほど楽しめなかった。もう完全にマサオの「HEAT ON BEAT」だったので、なんかアサコさん→キリヤン→マサオへと伝統を継承されてなかったのが私には残念でならなかった。テンポも違うし、全く別ものに感じてならなかった。ま、それが狙いなら仕方ないですが…。せめてマサオにもソロで踊って欲しかったな…。

アサコさんver.もキリヤンver.もどの場面も良かっただけに残念だったな。変更しすぎ!

でも、個々は良かったですよ。別に贔屓するわけじゃないですが、ミヤルリが本当に良かった!本当に歌が上手くなったね。

マサオはもうザ・マサオやったね。独自のスタイルを築いてしまっているから、もうこれは壊れそうにないね。ちゃぴも安定してるし。全然文句はない。次回の「ベルばら」が楽しみです。

気を悪くされた方、本当にごめんなさい。遠慮なく書いてしまいました。これが私が感じたままなので…m(__)m

今日のまとめ:そうそう、音響がめちゃ良かった。まるで生オケのようだった。あれ、録音ですよね?

追記:14日はなーちゃんの命日でしたね。完全に忘れてました…。なのにめちゃ毒を吐いてるね。でも、これも私なりの愛の形でもあるのでお許しくださいm(__)m

コンサート

2012-11-13 12:36:07 | TAKARAZUKA
ホント私みたいな俄かファンがここにいて良かったのかな…?と思うくらい申し訳ない気持ちと幸せな気持ちと、あと間近でウタコさんを見れる=面が割れる恥ずかしさもあり…の1時間でした。

実は今回のこのコンサート、トークショーもそうですが、本当にチケット発売日まで知らなかったんですよ。

7月の兵芸のコンサートにも行ってないからチラシ貰ってないし。たまたまブログサーフィンしてて情報を知ったんですよ。柴田先生×ウタコさん×源氏物語のゴールデントライアングル(←変な命名やな)と一三翁所縁の地のマグノリアホールでのコンサートときたら、もう私のためにあるかのような企画にテンションが上がりまくって即予約したわけであります(笑)←あ、わたくし、結構自意識過剰な面持ち合わせております。よく指摘されます(笑)


ま、そんなこんなのコンサートなんですが、ピアノ伴奏が吉田優子先生なので、コンサートが始まる前から宝塚時代の歌を歌われると予想はしていたんですが、やはりここは俄かファン、私が知らない時代の曲ばかり…。思い入れがないから感情移入出来ない…(涙)

かといって知らない曲ばかりではなく、♪マグノリアの花の如く♪♪魅惑の宵♪♪赤いけしの花♪や「ミーマイ」のサリーの歌、よく相手役だったミミさんが歌われてる曲。「ガイズ&ドールズ」の♪女神を今夜だけ(邦題これだったけ…?)♪、これまたもりちゃんに演じて欲しかった「心中・恋の大和路」のラストの曲など、ウタコさんの持ち歌でない曲や、月のメドレーでは♪Fly me to the moon♪♪ムーンリバー♪も歌ってくれました。

客席にはウタコさんの同期の方や上級生の方がいらして、私は鈴鹿照さんだけ分かりましたが、和やかな雰囲気がありました。だから余計ここにいて良かったのかな…?という思いもあったんですが、もう来ちゃったものは仕方ないのでお許し下され!という思いで楽しませてもらいました(笑)

日本物のショー「百花扇」での思い出として、連獅子の毛振りで口紅が飛んで血のように見えたエピソード。「パリ、それは悲しみのソナタ」では主人公がワイルド系の役だったけど、最後飛び降るシーンではミミさんの方がワイルドだったとか…。「心中・~」のラストの曲は舞台では着替えや階段を上る時のタイミング合わせでしか聞いていなかったとか、懐かしげに語られてました。♪マグノリアの花~♪は大地さんの代役で本舞台でも歌われたことがあったそうです。長年のウタコさんファンや宝塚ファンの方ならきっと懐かしさが甦るエピソードだったことでしょう…。なんせ私は「天使の微笑・悪魔の涙」からなのでめちゃ浅い…。

宝塚生活より女優の方が長くなってもまたこうやってコンサートに呼ばれることも喜ばれてたし、何より皆さんの懐かしい顔に出会えたり、笑顔を見れることが嬉しいと語られてました。

で、最後に歌われたのがサヨナラ公演のショー「ル・ポアゾン」よりQueenの曲をショーのままの曲で歌ってくれました。このシーンは再演ver.ではカットされていたので本当懐かしかった&嬉しかった!

このショーは本当思い入れも強いし、何回もビデオで見たくらい大好きショーなので本当に嬉しかったです!

で、アンコールがなんと!!!

サヨナラショーで歌われた♪ローズ♪と♪ランベス・ウォーク♪でした!!!\(≧▼≦)/、

ぶっちゃけ、特に♪ローズ♪は今日のコンサートで出来たら歌って欲しい!と願っていたので、生♪ローズ♪が聴けてマジ涙が出そうでした!

やはり♪~死ぬことを怖れては生きてはいけない~♪のフレーズが一番胸に染みます。今改めて聞くと本当にリアルな歌詞です。これは本当に♪愛の讃歌♪に匹敵するくらい素晴らしいと思ってます。まさにこれが私の原点かもしれないと思えるくらい素敵な歌詞です。一体誰の作詞なのか気になります。

そして、ウタコさんの♪ランベス・ウォーク♪これはサヨナラショーでしか観たことないですが、本当にあのサヨナラショーは良かった!有難いことに関テレでカットありですが放送して下さり感謝です!実は今日久々に観ました。

前作で組替えとなったマヤさんも駆けつけられてましたね。本当宝塚っていいとこだと思う。それは今も引き継がれているから本当に素晴らしいことだと思うね。宝塚だけだもんね、劇場でサヨナラがあるなんて。本当に素晴らしい!と思う。

やっとこさアンコール間際で私も懐かしさが込み上げてきたんですが、本当、あの時代は私自身まだ学生で青春時代真っ盛りだったんでね…。こんなこと書くのもなんですが、あの時代は本当生きたいと思うより死にたいと思う気持ちの方が勝っていたので、そんなときに出会った宝塚だったので本当命の恩人でもあるんですよ。皆さんには想像つかないと思いますけど…。あの時代は本当に宝塚に生かされてましたね。今でも感謝で一杯です。

だから二十年経っても当時を思い返せる方がいるというのは、私も嬉しいです!本当、サヨナラ間際にウタコさんに出会えて今でも幸せです!

と書きつつ、次はシメさんや、いっちゃん、花ちゃんにも同じこと書いたりしますが…(笑)なにぶん基本宝塚が!(強調)好きなのでお許し下さいm(__)m決して浮気ではないので悪しからず(笑)

今回のコンサート、トークショーも含め、近くには柴田先生はいらっしゃるわ、ウタコさんとは目が合うわで、ホント目のやり場に困りました(笑)本当にあそこは日本だったのかと疑うくらい私の人生ではあり得ない空間だったので、本当言葉では表現できないくらい幸せな1日を過ごさせてもらいました。チケットの神さま、宝塚の神さまに感謝感謝です。もちろん、柴田先生、ウタコさん、伊井館長さん、吉田先生、朝峰さんにも感謝感謝です!本当にありがとうございましたm(__)m

今日のまとめ:サヨナラショーのビデオを見たら、やはり雨だった…。ありゃ、ひょっとして、私が雨男だったのかな…?キリヤンの時も雨だったし…(汗)