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「元禄港歌-千年の恋の森-」

2016-01-30 11:08:13 | 舞台
これぞ究極のスピリチャル!めちゃくちゃ感動しました!!!

これ、私だけの貸し切り公演状態でしたら、号泣モンです!それくらい涙腺がヤバかった。鼻をすするだけで精一杯でした。号泣するのを我慢してました。

ずっと昔に、平さん&富司純子さんver.を拝見した時は、ワタクシまだまだ若かったから全く感動しなかったのに(汗)今改めて拝見させてもらうと、今だから分かる秋元松代世界観に本当にやられました。

ぶっちゃけ、めちゃくちゃ分かり易い内容なんですよ。でもね、親子愛、男女愛、母性愛、本当の愛、女の性(さが)、目に見えない大切なモノ…、これほどの究極のスピリチャル作品はないよ!本当に涙涙でした。

ぶっちゃけのぶっちゃけのことを書くと、猿之助さんが、糸栄役でなく信助役だったら100%観てませんでした。それくらい、ワタクシあまり猿之助さんが好きじゃないんですよm(_ _)m今回、猿之助さんが糸栄役ということで俄然興味が湧き、「逆鱗」のチケットが取れたので、シアターコクーンで立ち見で観ることにしたんですが、

猿之助さんの糸栄、完璧!!!素晴らしい!!!

やはり、歌舞伎役者さんだし、女形の経験も豊富だからとってもリアリティーがあって、本当に泣けて仕方なかった。こんなに女の性、母性愛をリアルに演じられるなんて思ってもみませんでした。猿之助さんの芸に対する真摯な姿は本当に素晴らしい!カーテンコールの最後の最後まで糸栄に徹していた姿にも感動しました!ワタクシ、反省しましたm(_ _)m

りえちゃんの初音にも涙涙でした。斜視な眼差しでの登場シーンからもう、りえちゃんに釘付けでした。見た目の美しさだけじゃない、初音の抱える悲しみや喜びをリアルに表現されていて、りえちゃんも素晴らしかった!

段田さんの信助。私の中では、平さんのイメージや存在感が強くて、段田さんには任が合わないのでは…と思っていたんですが、とんでもなかった!たしかに、平さんほどの色気はない。だからこそ余計、信助の真面目さが逆に強調されていて、段田さんの信助にも涙涙でした。信助と糸栄のシーンはまじヤバイ!実際は男同士が演じているのにね~。マジ、母子にしか見えなかった!

あと、杏ちゃんの歌春も素晴らしかった!この役、超地味な印象しかなかったんですが、今回改めて拝見して、めちゃくちゃ重要な役やん!?って分かった。こちらも悲しい女の性を見事に演じられていて、ラストはヤバかった。

男女関わらず、愛されることも大切だけど、やはり、愛し愛される関係に越したことはないよな~と思わせてくれる役割を担っているのが歌春なんよね。信助と初音の恋を引き立てる重要な役割を担ってたね。身分違いの恋、身の丈にあった結婚、妥協した結婚が必ずしも幸せとは限らんもんな。やっと蜷川作品に出る杏ちゃんを拝見させてもらいましたが、存在感はあるわ、自然な演技やわで本当に素晴らしかった!

ボンボン息子の万次郎役の高橋君も上手かった!この役、最低な役のイメージでしたが、そんなことなかったとに気付きました。ボンボン息子なりに母の愛、歌春の愛、そして己自身を知ってる役どころやったね。

あと、このボンボン息子の母親役の新橋さんが完璧!こちらも女の性を見事に演じられていて、一見悪女に見える役どころですが、この母親も耐え難き悲しみを背負ってるんよね~。決して悪い人じゃない。秋元さんの人物描写が素晴らしいのがヒシヒシと伝わってくる役柄ですね。

そして、男の性というか、元はというとお前の浮気(?)が原因で周りを悲しませてるんやろ!って言いたくなる役どころを演じた猿弥さんも素晴らしかった!さすが歌舞伎役者さんだけあって、とっても存在感がありました。お前が原因やろ!?と言いたくなるのに、何故か、男やから仕方ないか…と思わしてしまう亭主関白ぶりが本当に素晴らしかったです。

そうそう、歌春の結婚相手の和吉を大石継太さんが演じられていてビックリ!あまりにも役に成り切り過ぎて誰か分からなかった。

あと、さいたまゴールドシアターの方々と思しき女優さん達の存在感も素晴らしかった。一人一人がちゃんと役に成り切って演じられていて、台詞がなくても超個性的!キャラ作りが上手い!

もちろん男性陣も素晴らしかったです。

あ、皆さん、関西弁お上手でした!

この作品、能舞台の演出があったんやね。平さんの時は全く記憶になかった。最近、お能を観る機会が増えた私にはめちゃタイムリーな演出というか作品でした。

あと、音楽がより涙を誘う。ひばりさんの歌もええ味出してるけど、BGMが堪らん!今回は、クラシックではなく、もちろん雅楽(?)ですが、蜷川さんの音楽センスは素晴らしい!

朝倉摂さんの美術、辻村寿三郎さんの人形も良かった。この作品、まじヤバイ!

あと、お客さんが素晴らしい!見せ場見せ場でちゃんと拍手してるんよね~。大阪ではきっとないやろな…。蜷川さんの作品にしては珍しく舞台の最中でも客席と一体感があるアットホームな雰囲気があって、シアターコクーンに来て良かった!

次の秋元作品「近松心中物語」、梅川はりえちゃんでお願いしますm(_ _)m

蜷川さんへ、

正直書きますと、演出は当分やめて療養に専念して下さい!と言いたいんですが…、私が今言えることは、

天命を全うして下さい!元気なお姿でカーテンコールで舞台に登場する蜷川さんを拝見出来る日をずっと待ってます!お身体を大切にして下さい!

今日のまとめ:やはり、私が東京に行くと、雨が降ってる確率が高い。そして雪も。昨夜は大雪でバスが走らないかも…と思ってましたが、無事東京に着き、無事帰宅しました。天気の神様、お導きありがとうございましたm(_ _)m



「逆鱗」初日

2016-01-30 07:08:54 | 舞台
まさかの初日チケットGETしたので、大好きなプレイハウスに行ってきました!

初日が開いたばかりなので核心をついたネタバレはしませんが、相変わらずの野田節炸裂でした。親父ギャクとも取れる言葉遊びから、高度な言葉遊びまで、いつにも増して言葉がイキイキしてました。

ぶっちゃけのぶっちゃけのことを書くと、うたた寝してしまいましたm(_ _)mなんせ夜行バスで来たからね。それだけでなく、前半が同じことが繰り返された演出になっていて正直眠たいm(_ _)m

敢えて言わせてもらうと、前半の言葉やシチュエーションが後半の大重要ポイントになってくる訳だから、特に松っちゃん、前半は天然なくらい弾けた演技の方が、後半、ギャップで存在感がより引き立って泣けてくると思う。ぶっちゃけ、松っちゃんの進化次第でこの作品化けますよ!間違いなく回数を重ねることで泣ける作品になると思う。

これは松っちゃんに限らず、後半の展開を生かす言葉群が前半にどさくさ紛れに散りばめられているから、どさくさではなく、もう少し意味ありげに喋った方がいいと思った。なんせ、言葉遊びのオンパレードだったから、ついついまたか…って思ってしまったからm(_ _)m実はそれらのうち一部が後半のキーワードだったりする訳だからね。

あと、これだけは書きます。さすが、野田戯曲!後半の展開は素晴らしかった!あとは、松っちゃん、アンタ次第でラストは泣ける作品に化けるで!瑛太氏もかな…。銀蝶粉さんの台詞でも泣けると思う。

意外とスピ要素のある戯曲で、一見、野田さんはスピを否定してるのかな~と思って観てましたが、ちゃんと肯定する戯曲になってました。


久々の松っちゃん。それこそ、野田さんの「贋作・罪と罰」以来。前半は、身体が温まってなかったのか、緊張してか声が出てなかったけど、後半に進むにつれて声が響いてきた。その点、真央ちゃんは完璧だった。もっと遊び心があってもいいかもね。もう、成志さんが、とある役柄とダダ被りだった(笑)阿部ちゃんも完璧!メリハリが上手い!満島君は、やはり、野田作品で生きる役者さんやね。瑛太氏ももちろん良かった。ラストのあの台詞は、もっとリアリティーが欲しいな。絶対泣けるシーンになるから!銀蝶粉さんも完璧!野田さんは言わずもがな。

実は、もう一回観る予定なので、松っちゃんと作品の進化っぷりを楽しみにしてます!

今日は、二階のサイドシートで観ましたが、あそこはサイドシートじゃない!めちゃくちゃ見易かった!めちゃお得席やった!やはり、プレイハウスは最高!!!

今日のまとめ:夜行バスで来たということは、もう1作品観ました。後ほどアップします。

今日のプレイハウス、あんなに広いロビーなのに全くお花がなかったので、これを代わりにUPします。

暗くてゴメンなさい。

「パディントン」

2016-01-22 22:35:33 | ニコール・キッドマン
「STAR WARS」を観たからか、とってもピュアな心を取り戻し←何が取り戻しや!?元々ピュアやっちゅうねん!?(笑)←自分で書くな!?m(_ _)m

凄く単純な物語なのに、めちゃくちゃベタな展開なのに、泣いちゃいました(笑)

最初の震災で叔父さんを亡くしたシーンから涙。叔母さんと別れのシーンで涙。パディントンが拾って(?)くれた家族の優しさ、特に奥さんの優しさに涙。最初はパディントンに意地悪だった旦那の、後半のヒローぷりに多涙。そして、同じシーンでニコールとは共演はなかったけど、「ムーラン・ルージュ」に出てたジム・ブロードベントに涙。もう泣いてばっかりでした(笑)なんせ、舞台がロンドンで、私が行った時のロンドンと同じ景色と全く違う景色を見れて、めちゃくちゃロンドンに行きたくなった!ニコールが出てなかったら100%観てない作品だけど、これもお導きやね!?誰か、私をロンドンに導いて!←金貯めて行けや!?



パディントンが喋る熊であることに誰も不思議に思わないロンドン市民の設定以外は、ちゃんと筋が通った展開で、ちゃんと辻褄合わせをしてたので、脚本としては文句なし。めちゃくちゃベタな展開やけど、とっても愛に溢れた作品だったので本当に泣けて仕方なかった。

超問題児のパディントン。パディントン自身は、好きで問題児になってる訳じゃないけど、やる事なす事裏目に出て、旦那さんにひんしゅくを買う。だけども、奥さんや子供たち、親戚のおばちゃんは、パディントンが大好き。そこに家族間の歪みが出てきて…。から~の大逆転展開に涙涙でした。先は読めてるのに、単純に泣いてしまいました(笑)

まさか新年早々にニコール作品に出会うとは思ってなかったんですが、今回のニコールもとてもお美しゅうございました(笑)悪役だけどね…。

悪役なんだけど、まるで「Mr.&Mrs.スミス」を観ているかのようなアクション擬きに、違う意味で感動してしまいました(笑)そうなんですよ、「Mr.&Mrs.スミス」は、本当は、アンジーじゃなくて、ニコールが最初にオファーされてたんですよ!ニコールの役には、まるでアンジーのMrs.スミス役を見ているかのようなアクションシーン(?)、所謂「ミッション・インポッシブル」シーンがあって、なかなかの勇ましさでした!役柄的には、メリル・ストリープの「永遠に美しく」のような痛い役ではあるけでも、作品全体が良かったからイイにしとく!(笑)DVDは安かったら買う!(笑)



作品全体としては、本当に誰もが楽しめる作品になってるし、毎年テレビで放送されていた「ホーム・アローン」的な見易い作品になっているから、毎年テレビ放送されてもイイくらいの出来だとは私は思う。奥さん役のサリー・ホーキンス(「ブルー・ジャスミン」の妹役)がめちゃくちゃ良い味出してるし、旦那役のヒュー・ボネヴィルもかなり美味しい役を好演。更には、バードおばさん役のジュリー・ウォルターズも結果的には美味しい役を好演。子供達も好演でした。

何度も書きますが、単純なストーリーだけど、単純に感動しました!同じ熊モノの「TED」より良いと思うんだけどな…。1800円は高いけど、レディースDAYなら観て損はないと思う。女性限定になってるけど…。メンズにも観て欲しいけど、メンズDAYがある映画館ってめちゃくちゃ少ないからね…。

全く観る予定になかった「STAR WARS」に、まさかの新年早々にニコールの「パディントン」。ホンマ、昨日は不思議なお導きな1日でした。

バルセロナも行きたいし、ロンドンにも行きたいし…。誰か導いて!!!←だから、金貯めて勝手に行けっちゅうねん!?

(笑)

今日のまとめ:映画の中のパディントンは、リアルに熊!だけどめちゃ可愛い!日本語吹き替え版の松坂君もそうだけど、字幕版のパディントンもなかなかの青年の声。パディントンの初見のイメージは、子役の声なんだけど、青年の声も全然オッケーでした。吹き替え版には由貴さんが奥さん役ですね。DVD買ったら聞きます(笑)
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「星戦争たち」

2016-01-21 23:37:59 | 映画
自分が怖い…。いや、Myブロガーさんが怖い…。いやいや、世の中が怖い…。なんせ、

今日こそ、

導かれたわァ~!!!(笑)

ってくらい、今日1日の流れが怖い(笑)

というわけで、「STAR WARS」エピソード7を観てきました。

ホントは、「STAR WARS」なんて全く観る気なかったんですよ!っていうか、ぶっちゃけ書くと、一連のストーリーを知らずに観ました(笑)

わたくし、STAR WARSチョイ後世代ではありますが、自慢じゃないですが、全く観たことありません!登場人物の名前は聞いたことありますが、関係性分かりません!(笑)最近テレビでも放送されてたようですが、なにぶんテレビが映らないから観れない。かつてテレビ放送された時もまともに観たことない。ただ、エピソード1だけは、レンタルで観ましたが、全く面白くなかったので、続きのエピソード2も3も観てません。

なので、本当に本当にSTAR WARSど素人なのに、

めちゃくちゃ面白いやん!!!(笑)

そもそも、STAR WARSど素人なのに、なぜ観たのか???

今日は、あることをしたくて外出しました。あることとは、忘れてなかったら今年のまとめに書きます(笑)映画を観る予定ではなかったんです。そういえば、私が行こうとした場所には映画館があったな…、今何をやってるんやろ~?と検索したら、ニコールが出演している「パディントン」をやってるではないですか!?ずっと、四月の上映だっと思っていたから、まさか今やってるとは知らず…。今日はたまたま安く観れる日だし…と、あることをしたついでに観ようと思ったら、字幕版の上映開始がめちゃくちゃ遅い!吹き替え版はたくさん上映してるのに、字幕版が少ない。ニコールが出てる映画を吹き替えで観るなんて、わたくしには超ナンセンス!(笑)でも、字幕版を観るにはめちゃくちゃ時間が余る。

そしたら、めちゃくちゃタイムリーな時間帯に、「STAR WARS」の3D版が上映されていたので、そういえばMyブロガーさんが大絶賛してたし…で、時間潰しに、寝る気満々で観たら、

本当に面白かった!

Myブロガーさんは3Dで観ることを勧めてたし、何このスムーズなタイミングは!?と言いたくなった(笑)なんせ、なんせ、3D上映は私が観た回のみやったからね。タイミング良すぎ!(笑)

もちろん、過去のエピソードが分からないとチンプンカンプンな背景とか、人間関係ではあるんだけども、STAR WARSど素人でも楽しめるというよりかは…、

ぶっちゃけ書くと、めちゃくちゃスピ要素満載でビックリした!

過去エピソードが分からなくても、描こうとしている世界観は、「エヴァンゲリオン」であったり、「ガンダム」であったり…。共通点ありまくりやん!?

映像は、「メン・イン・ブラック」や「ギャラクシー・クエスト」だったりと、それらのパロディーか!?と言いたくなるようなキャラクターや展開があったりで、ちょこちょこ笑えるとこがあって意外とコメディ要素があったね。


だけども、描こうとしているのは、まさに“フォースの覚醒”。これぞスピリチャル!副題に“覚醒”って単語を使ってるから、まさか!?とは思っていたけど、まさかのまさかでした!マジ、ビックリな内容でした!私が覚醒しているのか?Myブロガーさんが覚醒しているのか?間違いなくらMyブロガーさんは覚醒してる!(笑)本人は気付いてないのか、気付いていない振りをしているのかは分からないけど、Myブロガーさんはタダ者じゃない!(笑)


レンの覚醒ぶりと、レイのこれからの学び…、エピソード8が楽しみになった!その前に過去エピソードをレンタルで観なきゃね!(笑)

ひょっとしたら、ひょっとしたら、「エヴァンゲリオン」、今年上映するんかな…???と思った。いつ上映するのさ!?早く続き観たいんだけど…。

今回、「STAR WARS」エピソード7を観て思ったのは、「メン・イン・ブラック」も「ギャラクシー・クエスト」もしかり宇宙モノだったり、「エヴァンゲリオン」や「ガンダム」も、「STAR WARS」の世界観が根底にあるのが良く分かった。元をただせば、「STAR WARS」も「2001年宇宙の旅」や「惑星ソラリス」が根底にあるんだろね。もう私に言わせれば、何故今エピソード7なん!?何、このスピリチャルな展開は!?と言いたくなった(笑)ホント不思議だらけ!

まさかのまさかの「STAR WARS」どハマりですわ!今頃(笑)

あ、全く内容に触れてなくてごめんなさい。

あ、そうそう、初演?初上映?のオリジナルキャストであるハリソン・フォード、キャシー・フィッシャー、マーク・ミハル、この映画のために生かされるんやと思った。これぞ、スピ!

今日のまとめ:今、由貴さんのラジオを聴きながら書いてますが、もう由貴さん、放送事故しまくり!(笑)今日は笑いが止まらない、この前は沈黙が長い。ホンマ、マイペースな人やねんから(笑)

たまたま聞いてなかったのかな…?先週「パディントン」の宣伝してました???ホンマ、今日たまたま上映検索してなかったら、「パディントン」の上映を知らなかったら「STAR WARS」絶対観てないよ!(笑)

「星の王子さま」

2016-01-17 18:31:14 | 舞台
昆ちゃん王子さま、そのまんまやん!?全く違和感なかったわ!めちゃくちゃ自然過ぎて、はまり過ぎて逆にビックリ!

今日は、阪神大震災から21年目の日。まるで私に観てブログを書け!と言わんばかりに、偶然の休みだったので観てきました。

音楽劇と言う名のミュージカル仕立てで、本のまんまの筋書きで、所々現代の風潮を織り交ぜつつ、そして、レミゼや関西弁などサービスもあって、4500円は安い!と思わせてくれる作品でした。

サン=テグジュペリがどんな人物なのかは詳しくは分からないけど、描き方は宝塚版と似てるとこがありましたね。薔薇と奥さんを同じイメージで描いているとこがね。

それにしても、昆ちゃんがあの年齢でこの星の王子さまWorldをちゃんと理解して演じているのがビンビン伝わってきて、それだけでも凄い!と思った。私は、この本に出会ったのが20代前半で、ぶっちゃけ内容はちゃんと理解してなかった。ただの王子さまの冒険モノとしか解釈してなかった。

今、この年齢になって、オッサンになって、最近になって理解出来るようになったから、昆ちゃんのあの若さで理解しているということは、とっても学びの多い凝縮された人生経験をしてきたんやな~と感じました。ミュージカル女優になるべくして生まれてきた人なんだな~と思った。本当に全く違和感のない王子さまぷりに感心しまくりでした。

そして、もう一人の主役である、本の中の飛行士役、そしてサン=テグジュペリ役を演じた久々の伊礼君も良かった。舞台「ジャンヌ」のアフタートークでのブッ飛び発言しまくりだった伊礼君の印象があまりにも強すぎて、ぶっちゃけ、大丈夫か!?と心配でしたがm(_ _)m、普通に演じていて良かった。この人も基本的にはピュアな人なんだと分かった。

今年は、伊礼君イヤーで、あ、伊礼君嫌ぁ~の意味じゃなくて、伊礼君Yearの意味ね(笑)←すみません、これが書きたかっただけですm(_ _)m

今年の伊礼君は、まるで勝負の年と言わんばかりに、私が注目している作品に目白押しに出演しているので、今までは、浦井氏の弟的存在のイメージでしたが、浦井氏とライバルになりつつあるね。ええこっちゃ!頑張れ、伊礼君!

本当はね、「グランドホテル」、ヤンさんが伊礼君側だったら前売り券買うつもりでいたんですが、別ver.だったので、今回は、仕事の休み次第にしました。伊礼君の伯爵はピッタリだと思う。あと、「ピアフ」のイヴ・モンタンも問題なし。今回は、立ち見かお導きなら観る。浦井氏共演2作品は、東京に行くかを検討中。「ヘンリー4世」もしかり、関西に来ないと思われるので、そうなると、何回東京に行くねん!?ってことになるのでお財布と相談(笑)

訂正:伊礼君はシャルル・アズナブール役だそうです。ということは♪She♪を歌うんやな。シャルルの歌をバックにピアフが鏡台でメイクするシーンが大好き!立ち見なら観たい!(笑)


話が全く「星の王子さま」と関係ないことばかりでごめんなさいm(_ _)m

お芝居の中では、飛行士役だけじゃなく、実業屋、うぬぼれ屋、へびも演じていて、見事なまでのハッチャケぶりというか演じ分けでした。声がめちゃくちゃエエ声!これぞ舞台役者の声!聞き惚れました(笑)なので、どの役も説得力があるんよね。コミカルな部分も真面目な部分もスンナリ受け入れられる。あと、関西弁が上手い!これ、比較したらアカンけど、浦井氏の関西弁は受け入れ難いものがある(笑)m(_ _)m“おおきに”を言ったら関西人が喜ぶと思ったら大間違いやで!もうイントネーションがアウト!(笑)その点、伊礼君の“なんでやねん!?”は、突っ込むタイミングもイントネーションも完璧でした!←なんの褒め言葉やねん!?(笑)

飛行士の友人役を含め、たくさんの役を演じられた廣川さんも素晴らしかった。初めて拝見させてもらいましたが、こちらも見事な演じ分けでした。廣川さんもエエ声をしているから、どの役も説得力がある。サービス精神も旺盛で、昆ちゃんとのアドリブ合戦も面白かった。そうそう、昆ちゃんがせっかく♪オン マイ オウン♪を歌ってくれたのに、廣川さんのストップを入れるのが早かったのが残念。もう少し聴きたかったのに!←なんのダメ出しやねん!?(笑)

さっきからストーリーに関係ないことばかり書いて申し訳ありませんm(_ _)m

この物語って、大切なものは目には見えない、がどれだけ理解と納得出来るかだと思うんですよね。人それぞれ価値観が違うのは当然だし、当たり前だと思うけど、目に見えないものが、実は人生を大きく左右していることを忘れがちなんですよね。いくらお金があっても、本当の幸せは掴めないやん。欲はキリがないからね。

人間関係でギクシャクしている最大要因は、大概、お金などの形あるものだったり、見返りだったりすんよね。気持ちを形にするからギクシャクするよね。気持ちは気持ちとして受け入れる心の器が必要なんよね。世の中、心の器の小さい狭い人間ばかりだから、イザコザが起こるんよ。あとプライド。これがタチが悪い。目に見えない厄介なものだから。

世の中、プライドだけで生きている人が多いやん。このタイプが一番面倒くさいんよね…。要は、私のこと大事にしてね!って無意識に主張しているわけやん。マジ面倒くさい。私を構ってチャンの方がまだマシ。構ってチャンは、要求が分かるけど、プライドが高い人は、自尊心を尊重しないといけないから、神様みたいに扱わないといけないわけやから面倒くさい。自尊心をズタズタにしたら、すぐキレるから本当にタチが悪い。広い器を持てない大人たちが多いのが目につく。まだ若い子の方が断然器が広いと思う。あくまで私の観察と統計ですが…。

小さな喜びに幸せを見出せないことほど悲しいことはないと思う。宝くじ1億や3億当たったら幸せか???私は、逆に、殺されはしないか心配になるわ。価値観の違いは当たり前やけど、唯物主義で幸せになれるとは私は思わない。

聖書が世界で一番のベストセラーで、「星の王子さま」がTOP10以内のセールスに入っているとは思うけど、なぜ、世の中平和にならないんだろね???不思議な世の中だよね。戦争賛成!人殺し賛成!なんて一言も書いてないのにね…。ま、間違いなく、この世から聖書と「星の王子さま」の本がなくなったら世界中が更にカオス状態になっているとは思うけど…。あんなにテロがあってもまだ平和なんだと思う。そう思わないといけないのが一番悲しいことなんやけどね…。

ずっと舞台と関係ないことばかり書いてるね。脱線しまくり。でも、感じたままをかいているのでお許し下され。

夜空の星たちを見て、私の場合は月だけど…、キレイと思える心はいつまでも大事にしたいと思う。湾岸戦争の時の夜の空爆の偽りの煌めきは絶対反対!

今日のまとめ:阪神大震災21年目になって改めて、世の中で一番怖いのは自然の脅威だと思う。人間は大自然の一部であること、大地に生ける生物であることを最近になってつくづく実感する。

ネット検索した時に見つけた雪の結晶。あの幾何学模様を大自然が作り出すんやで。水晶の尖りも自然が生み出すんやで。人工的でない自然の芸術。自然に不可能がないってことやね。人間は、どんなに技術が優れていても、自然の力には勝てないんよ。どうすれば、お国のお偉い方さんにも分かってもらえるのかな…???