「この世界の片隅に」

2016-12-29 23:41:46 | 映画
断然、「君の名は。」よりコッチが良かった!

ということで、今年の映画納めです。

「君の名は。」が日本人の無意識、潜在意識に訴えかける作品であるとするなら、「この世界の片隅に」は顕在意識に訴えかける作品ですね。

とっても良かった!優しい涙がこぼれたね。←自分で優しいと書くな!

(笑)

興行収入的には「君の名は。」には劣るけど、こちらも上映館数が増えていった作品でもあるので、日本人の感性に安心した(笑)

そもそも、日本人に限らず、なんでこんなにヒットするの!?っていう作品が多いから、時々不思議に思うことがあるんよね。

でも、この作品は、文句なく素晴らしい!

たくさん反戦映画はあるけど、生きることに重点を置いた作品ってあまりないんよね。

戦争を扱ったら、何がしの反戦がテーマになっていることが多いけど、この作品は正に、“生きる”ことがテーマでした。

私もそうだけど、流されて生きていることがあるんよね。反抗するより流される方が良いってことが多々あったからね。

主人公のすずは、親の言われるままに結婚。好きな相手がいたけど、その人とは結ばれず流されて結婚。意志のない女の子が、戦争の真っ只中で自由意思という選択が出来るまでに成長する物語。

流されて生きるのも、反抗して生きるのも、結局は自分の自由意思で選択、受け入れているわけなんよね。結局は、だれのせいでもなく、自分の意思決定しているやけなんよね。

どれだけ自分の自由意思に責任を持てるかが、この作品のテーマだと思った。すずの生き様を通して、抗うことが出来ない世の中の出来事に、いかに自分らしく、責任を持って生きていくか、その大切さを訴えた作品だと思った。

大切な人やモノを失っても強く生きていく勇気。ずっと側で見守ってくれてる人の存在に感謝する気持ち。あらゆる困難に遭っても自分を見失わず生きていくことの大切さ。誰にでも自由意思で選択・決定する権利があり、平等に生きる権利がある。

生きることは素晴らしいんだよ!と地味ながらに強く訴えた作品だと思ってます。

私は完全に、ではないけど、家の中はいつも一人ですが、側で、近くで誰かがいるって本当に有難いことだと思う。浮気なんてしたらバチがあたるよ!(笑)

だからって、ストーカーもよくないからね!愛と執着を勘違いしている人がホンマ多い。これは相手を想ってのことか、それとも、自分の寂しさの穴埋めのためなのか、よく考えて行動しないとあとが怖いよ!

これはもう、カップル、ご夫婦に観て欲しいな!もちろん、お一人様も。間違いなく結婚する人が多くなるね。

この作品、世間の評判の高さは知ってましたが、あまり勧めてこない友達のイチオシだったので絶対観ようと思ってました。今年の映画納めにピッタリな作品でした。

本当に、まだ御覧になられてない方はオススメ!!!

この作品の舞台は、広島の呉。軍艦造船所あった地域ですね。で、呉には、今は広島市に移してますが、私の父方のお墓がありました。なので、私が小さい頃は毎年お墓参りに呉に行ってました。

こういう作品を観るとつくづく、Blogを書くことは私のお役目なのかな〜って思ってしまいますね。こんなこと書く人、あんまりいないもんね(笑)←だから、自分で書くな!

(笑)×2

今日のまとめ:ではでは、次回は、今年のまとめBlogを書きます。

今年は、まあ〜、稀にみる波瀾万丈な1年でした。良く頑張った、オレっ!←誰も言ってくれないから自分で書いた(笑)







「ヘンリー4世」千秋楽

2016-12-22 22:22:10 | うらけん
第一部は、サブタイトル通り混沌(カオス)やったけど、第二部は素晴らしかった!トータルでは、誰が主役やねん!?ってツッコミたくなった(笑)

ということで、1日置いてまたもや東京に行って来ました!これが今年の観劇納めでこざいます。

浦井氏のヘンリーシリーズのオーラス。ヘンリー6世の親父、ヘンリー5世の物語の二部作。今日は千秋楽でマチソワ二部作通しで観てきました。

タイトルは「ヘンリー4世」だけど、主役は息子、後のヘンリー5世となるハル王子ではなく、間違いなく仲間?のフォルスタッフの物語。

それにしても、第一部は、全くもって意味不明やったわ〜(笑)言葉がほとんど入ってこないから、何を喋ってるのか何がしたいのか理解できなかった。これは決して鵜山さんの演出に難ありじゃなく、シェークスピアの脚本?戯曲?そのものがカオスだったと思う(汗)

が、第二部でやっと、物語の趣旨が見えてきたって感じ。

でも、第二部で急にコメディ要素が満載になってきたから、あまりの第一部とのギャップにビックリ!でも面白かった!浦井氏ほとんど出てないけど…(笑)第二部は、第一部ともにフォルスタッフの佐藤B作さんが美味しいとこ取りしてましたね!素晴らしかった!

ストレートプレイの浦井氏、コンサートのときのトークがあまりにも天然炸裂だったから、お芝居はもうカッコ良かった!(笑)フォルスタッフの悪行三昧に影響された放蕩三昧の王子役がなかなか似合ってた。はっちゃけたパンクロッカー風な身なり。思わず、ニコールか!?とツッコミたくなった(笑)なぜニコール?それはいつか…(笑)

第一部に関しては、B作さんのアドリブに応えらない浦井氏が相変わらずで良かった(笑)この真面目さが好き(笑)

9月のコンサートの浦井氏は浦井砲連発だったのにね。舞台の浦井氏は役で遊べない真面目な人(笑)B作さんも似たようなこと言ってましたが、この真面目さが世の女性の母性本能をくすぐるんだろね(笑)私に言わせると、表現力は7年前に比べたら、数倍も成長したのに、アドリブの返しは、浦井氏が好きな新感線でもダメなんよね〜(笑)m(_ _)mそこの相変わらずさが人間的に好き。

第二部は出番が圧倒的に少なかったけど、王位継承のシーンが素晴らしかった!王位継承する覚悟と決断。そこには未来のことも言及されており、これは「ヘンリー6世」を再演せなアカンやろ!?と思った。まさしく、息子ヘンリー6世の運命を悟るかのような予言。絶対「ヘンリー6世」やるべき!生で観させて!もちろん、浦井氏主演で!!!m(_ _)m


この作品、ホンマ、佐藤B作さんのフォルスタッフなくして「ヘンリー4世」は成立しないと言っても過言でないくらい素晴らしいアプローチでした!蜷川版では、吉田鋼太郎さんも好演だったそうですが、B作さんも素晴らしかった!

フォルスタッフの運命。まさしくシェークスピアらしいオチ。でも決して惨めなオチではなく、新国王ヘンリー5世の特赦付き。そこもシェークスピアらしい展開でしたね。多分(笑)

もちろん、シェークスピア作品らしい言葉遊びも盛り込まれており、第一部がカオスだっただけに、第二部が分かりやすくて面白かった。

第一部では、岡本健一さんがティボルト並みの勇ましさがあって、これまでも鵜山作品では浦井氏と対立シーンがありましたが、第一部はカッコ良かった!なのに!!

第二部のクレージーパンク青年役が!!!完全に壊れてたね(笑)役者魂を感じた!ここまで捨て身で演じてくれるとは思ってなかった。

岡本さんだけでなく、硬派な文学座の方も堅い役とお馬鹿キャラ役を演じ分けており、その捨て身な演技にも感動しました!鵜山先生、今回ばかりはめちゃ要求が多いね!(笑)

第一部第二部ともに女優陣も頑張ってギャップがある二役を演じ分けていて素晴らしかった。

あと、第二部では急激に出番が多くなったラサール石井さんや綾田俊樹さんもB作さんに負けじとかなりのアドリブ攻めで客席を楽しませてくれてました。綾田さんには客席から温かい拍手を貰えて嬉しいそうでした(笑)


そうそう、勝部演之さんの声や台詞回しが平さんにソックリでビックリした!まるで平さんがそこにいるかのような声がして、めちゃ勝部さんの声に癒されました!あと、今井朋彦さんのちと甲高い声も好き。この鵜山組、声が素晴らしい!

あ、中嶋しゅうさんもエエ声と存在感でした。誰かのボケに対して素に近い演技が最高だった!「アンサンディ」が楽しみ!

あと、音楽が、まさかのQueenの曲使用で驚きましたが、カーテンコールのロック曲は、まるでコンサート会場に来ているかのような手拍子とノリが最高だった!なのに、浦井氏は、“ありがとうございます!”しか言わない。もっと話ししてよ!って誰もが期待してたはず!(笑)
ま、今日は二部作通しだったから、流石にお疲れだったことでしょう。

浦井氏をはじめ、皆さんお疲れ様でした!

ホンマ、「ヘンリー6世」演ってよ!

今日のまとめ:浦井氏が確実に着実に役者の王道へと階段を上っていて素晴らしかった!低音の声の出し方も自然になってるし、見せ方も上手くなってるし、もう演技やアプローチに関しては文句ないね。あ、アドリブに応えられるようにもう少し、いや、もっと柔軟性があれば、何でも出来るよ!頑張れ、浦井!次回、「ビッグ・フィッシュ」楽しみにしてます!必ず行くからね!(笑)

二部作、合計6時間のお芝居、本当にお疲れ様でした。東京まで見にきて良かった!本当にありがとうございました!m(_ _)m

全然お芝居に関係ないですが、今日から新しい趣味を始めました。これは来年の年末に報告しますね。


↑コレ、第一部の時の様子


↑コレは、第二部の時の様子。皆んな、分かってるわ〜(笑)



ゴールデングローブ賞ノミネート

2016-12-15 13:00:49 | ニコール・キッドマン
「Lion」で、久々にニコールが助演女優賞でノミネートされました!!!

ぶっちゃけ、めちゃ意外だった(笑)m(_ _)m

助演女優賞でノミネートは初めてじゃない???いや、初期にはあったか…。

訂正:「ビリー・バスゲイト」(1992)と「ペーパーボーイ」(2013)で助演女優賞ノミネートされてた…。

主演女優賞でなくても、嬉しいっ!!!

ひょっとしたらひょっとしたら、アカデミー賞もノミネートあり得るね!

GGには、ドラマ部門とコメディ部門があって、それぞれに作品賞や主演男優&女優賞があるけど、監督賞と助演男優&女優賞、その他は、シングルだからね。GGで助演女優賞にノミネートされたら、そのままオスカーノミネートもあるからね。

いや〜、オスカーノミネート、お願いしまする〜m(_ _)m

早く「Lion」が観たくなった!ちなみに、日本では来年4月公開予定です。

あ、「アラビアの女王」は来年1月下旬公開予定や!Oh、来年もニコール祭りかな???

いや、ならんな。(笑)

来年は、「Lion」と「アラビアの女王」の2作だけだと思う。

でもでも、まだ完成&披露されてませんが、「ラビット・ホール」の監督作「How to talk to girls at parties」が楽しみ!撮影は終了してますが、ニコールが!!!

凄いことになってる!!!(笑)

今日のまとめ:まとめじゃないけど、明菜さんのディナーショー当たらなかった…(涙)結局のとこ、仕事で行けなかったけど…。

今のところ順調にディナーショーをこなしていってますね。良かった良かった!

明菜さん、ラストの大阪までお身体に気をつけて頑張って下さい!

来年は、生ライブを期待してます!

「キネマと恋人」

2016-12-08 23:54:52 | 舞台
実に惜しい!!!

3時間もの尺を取っておいて、ぶっちゃけ、脚本的には短縮できたのに、会話の詰めが甘いのが非常に残念でした。

「カイロの紫のバラ」にもあったか忘れたけど、映画の登場人物が銀幕から飛び出した後に、取り残された登場人物の体たらくなシーン。映像の中の登場人物と生の人間との会話が、めちゃ間がピッタリで計算された演出だったのに、映像の中の登場人物として生身の身体で登場してるシーンで、ブッキー演じる高木が最初に現れた時の会話が不自然。

間坂寅蔵が洋服を着てるんだよ!寅蔵じゃなく高木だけどね。驚けよ!すんなり受け入れるなよ!って言いたくなった。って感じの会話が何個かあった。同じようなツッコミシーンが他の場面ではあったのに、ここでは受け入れるんかい!?的な会話のやり取りが中途半端に感じた。

シーンを削って、会話をもっとリアルにナチュラルに流れるようにテコ入れする必要があったと思う。ケラさん、忙しいのは分かるけど、ケラさんらしくない会話だった。

それ以外は、全部のシーンが必要だったかは疑問だけど、もっとコメディ要素が欲しかった。映像のシーンは最高だった!または、もっとロマンティック要素があれば、なおラストが引き立ったかな。

「カイロ〜」は、めちゃロマンティック要素満載で、ラストのオチがめちゃイラッとしたけど、「キネマ〜」は、ケラさんがツイッターでも書かれてましたが、ビターなハッピーエンドで全然アリアリなラストでした。

もし、緒川さん演じるハルコしかいなかったら、めちゃ切なくなったと思うけど、ともさかりえさん演じる妹ミチルが現れたことで、決して一人ぼっちじゃない二人ぼっちな絆が描かれていて素敵なラストでした!

脚本的には、「カイロ〜」にインスパイアされた…というよりかは、まんまパクリだったけどm(_ _)mケラさん独特の捻りが効いた展開でした。だから余計詰めの甘さが目立つm(_ _)m

喧嘩のシーンももっとリアルにした方が、その後の悲愴感が引き立ったと思うんよね。あまりにも段取り的な喧嘩だったから、ちと白ける。ここはメリハリだね。「グッド・バイ」はめちゃメリハリ効果抜群だったのに、本作も似たよな演出だったのに、間延びしてた。ここはさ、「祈りと怪物」くらいの怖さが欲しいな。

それ以外は、ハルコ役が緒川さんにピッタリでした!!!めちゃハマり役だった!乙女のような純粋さがある映画バカな役柄がめちゃハマってた!ブッキーと台本の読み合わせシーンが逆に引き立った。もうさ、ハルコの“ゴメンちゃい”がカワイイ!緒川さんの声大好き!(笑)

男好きというか、男にだらしないというか、男がいないとダメなミチル役のともさかさんも良かった!ミチルがいてこそ引き立ったハルコだと思うので、とても良かったです!今回初めて舞台に立つともさかさんを拝見しましたが、声の出し方が上手い!ミチル以外にも何役もされているんですが、上手く演じ分けてました!

俳優高木と銀幕から飛び出してくる間坂の二役を演じたブッキーは、普通に良かった!←普通かよ!?(笑)m(_ _)m

二人は同じ人物だけど、別次元の人間同士という設定だから、上手く演じ分けてました。ま、時代劇の人物と現代の人物だから、まだ演じ分け易いとは思うけどね…。

そうそう、「グッド・バイ」同様、こちらでもなんちゃって占い師が登場してましたが、やっぱ池谷さんじゃないとオモロないわ〜m(_ _)m

「グッド・バイ」は全体的に自己アピールが上手かったと思う。「キネマ〜」ももっと自己主張しても良かったのでは???と思った。

脚本テコ入れしたら、再演できる!「グッド・バイ」はあのオリジナルキャストじゃないとアカンけどね。

あと、小野寺修司さん独特のステージング、映像とのコラボ、視覚的にはとっても面白かった!上手く駆使された!マジ、素晴らしいタイミングでした!


今日は大阪の千秋楽観劇だったので、カーテンコールでケラさんの登場を待ちわびてたのに、ホテルで手筆中とのこと。残念でした…。その代わり、ブッキーが袖にはける時に沢山ファンサービスしてくれてました。

ブッキーに関しては…、野田地図が楽しみ!!

今日のまとめ:まさかとは思うけど、いや、まさかではなく意図的に、ちょこちょこスピ要素を取り入れた台詞があった。ケラさん、とうとう覚醒しちゃいました???(笑)

あと、映画の映像シーン、「怪奇恋愛作戦」的時代劇でしたね。めちゃウケる(笑)映像良かったわ〜!







「Belie」

2016-12-01 20:38:36 | 日記
本当は、昨日ゲットする予定が、本日になってしまいましたが…、

イイじゃん!!!←なんで関東弁やねん!?(笑)

アレンジがめちゃジャズテイスト!大人なイメージ!

特に、♪やさしくなりたい♪は、スティングの♪Englishman in New York♪みたい!めちゃいい!

明菜さん、めちゃ声出てる!アルバム毎に進化してるわ!凄いよ、明菜さん!!!

ずっと前に、私と同じかつて明菜ファンだった友達と滅多に行かないカラオケで、明菜さんの曲を歌いまくった時、歌える曲がなくなったので、私は由貴さんの曲を歌い、友達はSHOYAの♪限界LOVERS♪を歌ったんですよ!めちゃ偶然!

しかも、アルバムの楽曲には、エヴァンゲリオンの♪残酷なテーゼ♪も入っているし、

そこに、まさやんと小田さん!

このアルバム、ワタクシにはめちゃピンポイント過ぎる!!!

♪One more time〜♪と♪たしかなこと♪最高!!!明菜さんにピッタリ!ありがとうございます!めちゃ泣けるぅ〜!(笑)←笑っとるやんけ!

13日の大阪のディナーショー、その日は行けます!だから、どうか、、、

ユニバーサルミュージック様、ワタクシを明菜さんのディナーショーにお導きくださいませ!!!お願いしまする〜!!!


一応ユニバーサルさんの宣伝しときましたので!←やらしいな、お前(笑)

今から応募ハガキ投函します!

このアルバム、明菜ファンじゃなくてもいいので、レンタルでもいいので聴いて欲しい!ぶっちゃけ、CDの音がいいから、楽曲も良く聴こえる!←あ、けなしてませんよ(汗)

とにかく、明菜さんのセンスを味わって欲しい!!!やっぱ、シンガーアクトレスやで!女優女優!by「Wの悲劇」三田さんの名台詞より。使い方を間違ってるけどね(笑)

今日のまとめ:あとでDVD観ます!

追記:DVDの感想は後日。現在絶賛引きこもり中(笑)TV画面を見る元気なし…。

ですが、CDは絶賛ヘビロテ中!めちゃいい!!!全く飽きない!やっぱ、アレンジが素晴らしい!明菜さんの声にピッタリ!

曲ごとに地声とファルセットを使い分けていて、めちゃ声が魅力的!明菜さんの低音、サイコー!

レンタルでいいから聴いてみてね!


特に、♪限界LOVERS♪の“I don't wanna get down”をご堪能下され!めちゃカッケーから!(笑)ホンマ、センスいいわ〜!アレンジがフィオナ・アップルの曲♪Fast as you can♪みたい。やっと名前を思い出した。