「リピーテッド」

2015-05-28 02:02:51 | ニコール・キッドマン
まんまと騙された~。ラストは泣けた~(涙)是非とも、ニコールファンの方は騙されたと思って観て欲しい!

全く評判が良くなかったから、全く期待せずに観たのが逆に良かったね。

いや~、私は単純に騙されたよ。伏線の裏の裏を推理しながら想像しながら観てたから、余計に監督の思惑に引っ掛かったって感じ(笑)←私があまりにも単純ってことやね(汗;)

ニコールのバックヌードも伏線の一つやってんな…。これ必要なシーンなんか…?と最初は思ってたけど、私を騙すには必要だった。

あと、“二週間前”のテロップ表示から私は完全にドツボにはまってたんだと思った。二週間前の過去に遡ることで、どこで現在に戻ったのか?戻るのか?を推測しながら観てたから、編集でまんまと引っ掛かった。素人意見ですが、編集が素晴らしかった!伏線の敷き方&見せ方が本当に上手かった。

ラストで泣けたのは、大胆なバックヌードを披露しつつも、何故ニコールがこの作品を選んだのか?が分かる結末になっていたからです。深読みすればするほど、良い意味で裏切られまくりでした。

ニコール演じるクリスティーンは、眠りについて目覚める度に過去の記憶を失う女性。1日と記憶が保てない。精神科のドクターの指示で、夫のベンには内緒でその1日1日の出来事を映像日記のようにカメラに録画して残している。毎朝、ベンが仕事に出掛けた時に、ドクターから電話が掛かってきて、その録画した映像を見るよう指示を受ける。

クリスティーンは何故記憶を失ったのか…?

クリスティーンがどんな人物なのか想像すればするほどドツボにはまる…って感じ。見事な伏線でした!

毎朝毎朝、ベッドの上で夫のベンに抱かれた状態で目覚める…。なんちゅう女や…と思った時点で騙された訳やもんな…(笑)

内容的には、「アルジャーノンに花束を」と同じメッセージ性を描きたかったんだと思うんよね。せや、ミュージカル「デスノート」でも描かれたね。そのまさか!なる意外なメッセージ性にウルッときちゃった訳であります(涙)

確かに自業自得な展開でもあるけど、世の中クリスティーンのような女性は少なくないと思うんよね。マイナス面が取り沙汰されそうな役柄でもあるけど、ニコールが演じたかった本当の理由がストレートに伝わってくる役柄でもあったので、私はそのプラス面を尊重したい。

これは、DVD購入決定です!ニコールのバックヌードだけじゃない体当たりな演技に萌えた(笑)あれはスタントかもしれないけど、リアルな演技だった。ただ単に編集が上手かっただけかもしれないけど…。「ペーパーボーイ」でも体当たりな演技をしてたけど、さすがにDVD購入までは…、ラストでめちゃブルーな気持ちになるから要らない。でも、この「リピーテッド」は、リピート出来るから買う!ミステリー作品の典型的なオチじゃなかったのも良かったし…。

このクリスティーンという役柄は、最近のニコールが好んでチョイスしている典型的な役柄でもあるので、ニコールファンの方なら私が言いたい気持ちは分かって頂けると思う。

ベン役のコリン・ファースがめちゃくちゃ良かった!ぶっちゃけ、私は、最近のファースのインテリな役柄より、この一癖も二癖もある役柄の方が大好き!オスカー俳優となると、主役級でインテリな役が多くなるけど、こういう役を自然に演じてこそオスカー俳優=演技派俳優だと思うから、この役柄は本当にファースにピッタリだった!

ベン以外にも、クリスティーンの人間性を想像させるその他の登場人物も良かった。観る人によってはつまらない内容かもしれませんが、ニコールファンの方にはめちゃオススメしたい!

今日のまとめ:邦題タイトルの「リピーテッド」…、確かに作品のプロットのまんまの意味やけど、ニコラス・ケイジ共演の「ブレイクアウト」もそうやけど、邦題に原題とは別の英単語を使う意味が分からん。それなら、まだ原題の直訳“私が眠りにつく前に…”でエエと思うねんけど…。不思議な邦題やわ…。


「DEATH NOTE」大千秋楽

2015-05-25 00:34:41 | うらけん
感想の前に、

扇田昭彦さんの突然の訃報にびっくりしました。

10年以上前に、NHKBSの深夜に放送していた舞台中継でゲストの方とトークをされていた時からのファンで、私みたいに文句ばかり言ってる演劇批評家ではなく、どんな作品でもちゃんとツボ押さえた視点でその作品や役者さんの良さを見つける名人で、トークや文章では、相手の気分を害さないよう言葉遣いも丁寧で、本当に数少ない高感度が高い演劇評論家さんでした。

個人的には、まさか関西で、しかも小さな劇場に扇田さんがトークゲストに来られていて、間近で拝見出来たこと、そしてお話が聞けた時は本当に嬉しかったです。テレビのまんまの扇田さんだったことが一番嬉しかったです。

その時一緒にトークされていた劇団桃園会主宰の深津さんも去年亡くなられ、あんなに元気だった方々があまりにも早く亡くなられたことに本当にびっくりで、そして残念でなりません。

扇田さん、深津さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。

天国から、日本の演劇界の行く末を見守っていて下さいね!

ということで、ミュージカル「デスノート」名古屋公演大千秋楽に行ってきました。扇田さんみたいな評論は書けませんが、そこはお許し下さい。っていうか、前もって、関係者さんが読まれていたらお許し下さいm(__)mあまりにも率直に書いているので先に謝っておきます。

本当は、今日は美輪さんの「黒蜥蜴」を観る予定だったのですが、美輪さんやメディアのせいにする訳ではありませんが、

滅多に見ない朝の情報番組で、美輪さんの神奈川公演延期のニュースをたまたまテレビで観たんですよ。去年の大阪での音楽会も延期になったから、てっきり今回の「黒蜥蜴」大阪公演も延期になると思い込んでしまい、「デスノート」の公演チケットと高速バスの手配をしてしまったんですよ。いつもの神様のお導きだと思ってね…(汗;)

結局は「黒蜥蜴」大阪公演はそのまま上演されてますが、私の心は完全に名古屋大千秋楽に向かっていたので、大阪公演は空席にしてしまいましたが、名古屋を優先にした訳であります。

ぶっちゃけの感想を書くと、愛知県芸術劇場はミュージカルを上演するには広すぎ&大きすぎたね。役者泣かせの劇場だと思った。

大阪公演を観た後だけに、舞台上では同じことをやっているけど、役者達は完全にあの広い空間に押しつぶされてた。私は5階席で観てたんですが、京都で観た「桜の森~」の第一部と同じで空間負けしてるねん。5階まで全くパワーが伝わってこないから、眠たくて仕方なかった。これは完全に劇場の問題です。中日劇場じゃアカンかったのか???愛芸大ホールはミュージカルや演劇をする場所じゃない。あれはオペラやコンサート向き。5階はマジ見にくいし、シアターオーブの3階席と同じで、ミュージカルをする劇場じゃない。客席数で劇場を選んだのが見え見えだった。ミュージカルをするなら、5階席はかなりの席数があるけどチケット代をもっと安くするべき。梅芸の3階席の方が安くてまだ観易かった。名古屋の方々はよっぽど金持ちなんやねと思ってしまった。

浦井ライトがどんなに頑張っても、大阪のままの表現じゃあの愛芸大ホールでは通用しないねん。5階席はね。浦井氏に関わらずキャスト皆さんそうでしたが…。まだ、小池Lとふうかミサミサはマシだった。吉田リュークなんてめちゃくちゃお疲れなのが伝わるくらい覇気がなかった。あの空間じゃ、名古屋初日でバテたと思うよ。大阪で感じた感動が全くなかったのが残念で仕方なかった。


愛芸でミュージカルの上演は避けた方がいいと私は思う。いくらマイクを使ってはいても、自分の声の響きがどう客席に届いているかは梅芸と全然違うことは本人達が一番よく分かっているはずやから、劇場に合った演技をすべきやったと思う。ま、時間がなかったとは思うが…。

5階からじゃ全く1・2階席の熱気が伝わってこないし、熱気があったのかすら分からない。申し訳ないけど5階席は冷めてたよ。

結局、劇場批判になってしまいましたが、なんで最近の大劇場は客席数にこだわる訳?金持ち相手の経営は、どんなに良い作品を持ってきてもいつか閑古鳥が啼くで。

それを考えると、宝塚大劇場は本当に素晴らしい劇場だとつくづく思う。何故あの劇場を参考に劇場を作らないのか不思議でならん。確かに面積の問題はあるとは思うけど、せめて大阪フェスティバルホールを見倣って欲しい。私はどうも縦長の劇場は好みじゃない。ほんま、あの時代にあんな観易い宝塚大劇場を設計したプランナーを尊敬する。

今日は、大千秋楽でそれだけで愛芸に着くまではテンションが高かったんですが、客席でアウト。そして大ホールの観せ方じゃない演出で更にアウトになってしまいました。

どんなに浦井氏や、小池君、鹿賀さんがカッコいい挨拶をしてくれても、客席に届かなかったら意味ないんよね。愛芸がどういう劇場かを知っていたら、「黒蜥蜴」を観てたよ。私には本当に残念な大千秋楽でした。

本当に本当に、関係者さんが読まれていたらごめんなさいm(__)m

今日のまとめ:9月の東京「黒蜥蜴」…、観るべきか…めちゃ悩む。今日の大千秋楽を観るまでは諦めはついていたんやけど…。せやな、チケット完売なら諦めよう…。

凰稀かなめ「The Beginning in Osaka」

2015-05-21 23:43:20 | ライヴ
かなめさん、

超カッケぇ━━━━━━━━━━━━━!!!!!

れみちゃんも、

負けてな━━━━━━━━いっ!!!!!←お前はIKKOさんか!?どんだけぇ━━━━━━━!(笑)

大変失礼致しましたm(__)m

ということで、

テル君改め、かなめさんのコンサートに行ってきました!(“テル君”の呼び名は、もう宝塚の男役じゃないので今日でやめます。本人も自分のことを“かなめ”と言ってたし…。)

かなめさんが、マジのマジ、カッコ良くて、元男役のカッコ良さ…もあるけど、オープニングから、スーパーモデルのようなフェミニンなカッコ良さに、まるでマドンナ?レディ・ガガ?のようなブロンドヘアと出立ちに、男子ダンサーを従えての登場に超シビレまくりでした!


このコンサート、たったの2時間とは思えないくらい、あれもこれもどれも盛り沢山のダンスや歌の連続で、かなめさんのありとあらゆる側面を見せてくれるショー形式になっていて、まさにCLUBに来てる感覚でした。でも、最後は、客席から“アンコール!”コールに沸いて、私にとっては何十年ぶりの“アンコール”コールだったことか…。客席も大盛上がりのコンサートでした。

カッコエエわ、キレイやわで、そのスタイルの良さと美しさがめちゃくちゃ目の保養となり、着る衣装も本当にカッコ良くてファッションショーを観てる感覚だった。

それでいて“変”が付くくらいのコメディアンぶり、というか、お茶目さに大いに笑わせて頂き、でも最後はやっぱりカッケェかなめさんにノックアウト!でした(笑)

そう、かなめさんの客席降り?登場?があって、かなめさんとハイタッチしたいファンでかなめさんが揉みくちゃにされそうだった。それくらい客席が大盛上がりでそれはそれは凄かったよ!宝塚時代ではあり得ない超ハイテンションな客席でした。私もついついミーハーになってしまいました(笑)

ダンスも歌も、ポップス、ジャズ、タンゴ、スパニッシュ、タップス、シャンソン、マイケル・ジャクソン、バーレスク…ありとあらゆるジャンルを踊ったり歌ったりと本当に盛り沢山でした。

その中にお笑いがあって、かなめさんがもし付き人になったら…というシチュエーションコメディがありました。それはそれはもうグダグダなコメディでm(__)m、それがアットホームな雰囲気があって面白かった!関西のおばちゃんをイメージしたヒョウ柄の衣装を着たれみちゃんが一番関西弁が上手かった!(笑)

あと、ビデオ映像あって、それが超面白かった!稽古中、かなめさんの女子力が足りないと、振り付け兼のTETSUさんから指令を受け、翌日1日休みで原宿に行ってロリータファッションを着こなす…といった映像が超バカウケでした(笑)客席からはカワイイ!と声がありましたが、確かに涼風真世さんソックリ!とは思ったけど、私は正直恐かった(汗;)←本当にごめんなさいm(__)m

かなめさんは女子力はいらない。そのままのかなめ力を高めて下さい!と私は思ってる。

あと、プリクラにも挑戦されていて、ハゲ鬘を真面目な表情で被るかなめさんが超素敵でした(笑)

ファンへのメッセージの手紙を読む場面もあって、本当に最初から最後まで素敵でした。

あと、個人的には、宝塚現役時代は、れみちゃんとのトップコンビを夢見てたので、それが、まさか卒業後に、まさかの「ミーマイ」で、一曲だけだったけど、LONDONをイメージしたお揃いの赤のチェック柄のスーツとワンピース着た二人の歌とタップを観聴き出てとても幸せだった!

あ、れみちゃんの♪手紙~拝啓、十五の君へ♪も良かった。もちろん、かなめさんの♪スマイル・アゲイン♪も良かった。メッセージがたっぷりだった!

CLUBスタイルのショー形式なのに、笑いもあり、メッセージもあり、かなめさんのファンへの愛情をたっぷり味わえる本当に素晴らしいコンサートでした!

そうそう、ドケチ発言しますが、結構舞台美術にお金を掛けてたよ。内容もさることながら、美術も素晴らしかった!男女ダンサーさん達も格好よかった!やはり宝塚にはないカッコ良さがあるね!

本当に本当に、こんな楽しいコンサートに参加出来て嬉しかった!まさか観れるとは思ってなかったから、チケットの神様に感謝!

かなめさん、これからも頑張ってね!また、れみちゃんとの共演を期待してます!

今日のまとめ:このかなめさんのコンサート、客席の男子率、確実に1~2%だったと思う。なのに違和感なく存在している自分が怖い…(笑)

実は…私もかなめさんとハイタッチしてもらいました!!!すみません、ファンの皆さんm(__)m


続き…

2015-05-19 01:27:13 | うらけん
小池君のL再現率と歌唱力の高さも浦井ライトに負けず劣らずで大変素晴らしかった。私の想像以上の完成度の高さがあって本当にビックリした。

背が低いなんて全くハンディにならないくらい作り込みに感心したし、本当に歌が上手い!ぶっちゃけ、Lの曲はライトの曲より美味しいと思うくらいどの曲もゾクゾクされられた。

私は、テレビドラマの小池君と、大人計画の「キレイ」の白痴の青年役の小池君しか知らないから、180度印象が違う役のアプローチと歌唱力の高さは本当に本当に見応え&聞き応えがあった。あれだけ歌えたら、これからはミュージカル界引っ張りだこだと思うよ。大袈裟じゃなくてね。大変失礼なこと書くけど、背の低さは中川晃教君も同じだから、中川君があれだけ活躍して小池君に活躍出来ない訳はないので、これからはミュージカル界でも頑張って欲しいと思った。

この「デスノート」の中で一番美味しい役に昇華させた吉田鋼太郎リュークも大変素晴らしかった!浦井氏の抜擢もそうだし、小池君も抜擢もそうだけど、なにゆえにミュージカル俳優じゃない吉田さんにこのリューク役に抜擢したのかその理由も知りたい。

ぶっちゃけ書くと、ホリプロ所属の方の抜擢は腑に落ちるんですが、そうでない方の抜擢は挑戦または賭けとしか思えないんよね。そして、ものの見事にその賭けに勝利したミュージカル「デスノート」の完成度の高さに本当にビックリです。

本当の本当に、どうして吉田さんにリューク役を挑戦させたのかその理由が知りたい!シェークスピア俳優の吉田さんを起用は本当に大成功だと思う。

吉田さんのアドリブのセンス、歌の巧さ、表現力、観せ方、あの風体、そして何よりあの渋い声!最後までめちゃくちゃ美味しいとこ取りやん!?本当に素晴らしかった!

吉田リュークが主役と言われる所以の最後の締めなんて超最高やん!?ライトに唾を吐き、ライトの胸元からリンゴを取り出す姿がこの物語の全てを語ってるようでした。吉田さんも演出家の栗山さんもgood job!です。

そうそう、鹿賀さんとのマントのやり取りのアドリブ。マチネでは、鹿賀さんのリュークのマントの踏みが甘くて何度もマントが滑り抜けて吉田リュークが悔しがってましたが、ソワレではちゃんとしっかり踏まれていたのでリュークの思い通りのアドリブが出来て鹿賀さんに感謝してましたね(笑)これがマチソワ観劇の面白さやな。

そうそう、イケメン浦井ライトに対する吉田リュークの僻みの言葉もマチソワでは違っていて面白かった。

本当に吉田さんのアドリブのセンスは素晴らしい!ぶっちゃけ、間違いなく再演はあると思いますが、吉田さん以外のリュークが想像つかない。代わりがいないと思わせられるのが本当の役者の力量やね。ホンマ、去年から大ブレーク中の吉田鋼太郎だけあるわ!←呼び捨てかよ!スミマセンm(__)m

鹿賀さんの映画からの続投は、これは運命としか言いようがないね。映画公開中はまさかミュージカル化するとは思ってなかったはずだから、ミュージカル俳優でもある鹿賀さんが同役を演じることは運命かつ必然としか言いようがない。確かに、歌になると歌詞が聞き取り難い点はありますが、それは鹿賀さんの存在感さえあれば何の問題もない!と私は思ってます。ぶっちゃけ書くと、「レミゼ」の時からそうだから。←あ、大変失礼致しましたm(__)m

実は、わたくし、過去のレミゼ観劇で、鹿賀さんのジャン・バルジャンしか観たことありません。あ、そういえば蜷川さん演出の「三文オペラ」以来の鹿賀さん拝見だと今気付いた!鹿賀さんの黙っていても威圧感のある存在感は凄い!

濱田さん演じる死神レムのミサミサに対する愛情の深さは、濱田さんならではの表現で素晴らしかったです。個人的には濱田さんの癖のある歌い方は苦手なんですが、今回は切なさが増した歌い方をされていたので、馴れもありますが一回目より二回目の方が良かったです。

このレムのミサミサに対する愛も含め、“愛”がこの作品のテーマになっているので、そういう意味では、レムの存在もミサミサの存在も大変重要な役割を担っているだけあって、元気溌剌な黒吉田リュークとは対照的なアンニュイなアプローチの白濱田レムも素晴らしかったです。

あ、吉田リュークがミサミサを後ろから抱き締めた時に、濱田レムがマジで吉田リュークの手を叩いていたのはウケた(笑)ソワレでは、その直後、濱田レムがミサミサミサを抱き締めてたね。とってもいい雰囲気で拍手もんでしたね!

ミサのふうかちゃんはそのまんまやね。そう、キラを想って歌い始める時、上を見上げてから正面を向く時に一瞬何かが降りてくる表情が北島マヤを連想させました。

ふうかちゃんも化けモノ要素を持っているし、何より、これからどんどん伸びてくる子やから、これからの活躍を楽しみにしてます。噂では「女海賊ビアンカ」の再演があるとか…。もし事実ならふうかちゃんでヨロシク!

最後に、粧裕役の前島亜美ちゃんは、脚本に的にもったいない使われ方やったな。亜美ちゃん自体は何の問題ないけど、脚本にもう少し脹らましが必要やったと思う。もっと兄貴ライトとの関係性を強調して欲しかった。粧裕のライトへの信頼性もテーマとしては重要だと思うので、再演がある時はただの妹役ではなく、もっと重要な役として描いて欲しいな~。

そうそう、ソワレでは、吉田リュークが亜美ちゃんのマイクに何度も息を吹き掛けてた。可哀想やった(笑)オジサンが若い子にあんなことしたらアカン!(笑)一生懸命見えてない振りをして耐えてる亜美ちゃん姿が頼もしかった!

演出に関しては、正直の正直なことを書くと、今回栗山さんが演出担当であることも勝負だと私は思ってます。っていうか、栗山さんが演出だということが私の一番の不安材料でしたm(__)mミュージカル「マリー・アントワネット」が私には駄作だったから。何故に栗山さんが演出なん!?と思っていましたm(__)m

でも、結果は、二村さんの舞台美術も功を奏して、大変素晴らしい演出になってました。宝塚の銀橋みたいな通路はとても効果的でした。まさかのオケピだったし、栗山さんも栗山さんで勝負してるな~と思いました。

そうなんだよ、しのぶさんの「ピアフ」の演出も素晴らしかったんだよ!っていうことを完全に忘れてましたm(__)m栗山さんの演出は昔とは違うんだよ!ということを観劇後反省しました。本当に素晴らしかったです!

日米合作の日本発信?発進?の新作ミュージカル「デスノート」は、韓国でも間違いなく成功すると思ってます。再演もアリアリだと思うので、次も浦井ライトなら観に行きます。←これは贔屓発言です(笑)

今日のまとめ:実は、先週の金曜日からやっとこさの私のゴールデン贅沢ウィークが始まりました。もちろん仕事もあるけど、休みが多い。美輪さんの「黒蜥蜴」観劇までが私のゴールデンウィークです。世間一般のゴールデンウィークは、同僚が体調不良でダウンしたので残業ウィークでしたが、やっと落ち着いたって感じ…。そして、「黒蜥蜴」観劇前にもう1つの楽しみが…。

テル君の退団後初コンサートin大阪!!!なんと、れみちゃんとの共演!!!超楽しみ!!!!!←お前は誰のファンやねん!?“贔屓”の言葉の使い方間違ってないか!?(笑)


「DEATH NOTE the musical」

2015-05-17 23:40:45 | うらけん
さすが浦井氏、めちゃくちゃ良かった!小池君も負けずに良かった!作品も、想像してた以上に良かった!ちゃんとミュージカルとして成立してた。

ということで、大阪千秋楽、まさかのマチソワ観劇してきました。本当はね、2月の「ボンベイ~」観る予定にしてたのに、まさかの「デスノート」千秋楽繰り上げになったので、「ボンベイ」の分のお金を「デスノート」のソワレに回した訳であります。やっぱ千秋楽観たいやん!?挨拶聞きたかったし(笑)

ぶっちゃけ、これなら、名古屋公演も観に行きたいくらい素晴らしい出来でした。残念ながら、美輪さんの「黒蜥蜴」を観るので行けませんが、今日は2回観て正解だった。本当にもう一回観たい!

藤原君×ケンイチ氏の映画版を改めて観た時に、こんな殺人セオリーをテーマにした作品をミュージカル化するなんて、センス悪っ!と思っていたんですが、実際に出来上がった作品は、ちゃんと“愛”をテーマに創られていたので、それだけ全然ミュージカル化成功だと思ってます。

漫画は読んだことないですが、映画版は完全にライトとLの心理戦がメインになっているからミュージカル化する意図が全く分からなかったのですが、脚本を担当されたアイヴァン・メンチェル氏は素晴らしい仕事をされていたと思います。

映画のまんまだったら、ホンマ、ミュージカル化する意味が分からんかったと思う。

ミュージカル版は、もちろん映画版と異なる展開ではあるんですが、短縮はされているけどちゃんと筋も通ってたし、なりより、ライト×Lの心理戦を描きつつも、ライトの非情ぶりと対照的にミサミサのライトへの愛、レムのミサミサへの愛、夜神パパの息子への信頼など、色々な型ではあるけどちゃんと“愛”がテーマとなる脚本になっていたので、私は大満足です。もちろん、ワイルドホーン氏の作曲も素晴らしかった。

本当に本当に、今回も浦井氏は素晴らしい仕事をしてた。決して贔屓発言じゃないので悪しからず。贔屓発言の時は贔屓発言だと書きます(笑)

本当に、私は制作サイドに訊きたい。どうして浦井氏をキャスティングしたのかを。ぶっちゃけ書くと、私が制作関係者なら城田優を使う。理由は想像に任せます。でも、わたくし個人なら浦井氏を使うけどね。浦井氏には申し訳ないけど、今回浦井氏を使ったことは勝負に出たと私は判断してます。

結果的には、浦井氏は私が想像した以上のライトを作り上げていて本当に素晴らしかった!やっぱ、あんたは化けモンだと確信した(笑)←これ、最上級の誉め言葉ですからね!(汗)

ぶっちゃけのぶっちゃけのことを書くと、私が妄想と現実の境目が分からなくなってた時、浦井氏はまさにあのまんまのライトで登場してたんですよ。今だから書くけどね。あの時は、“デスノート”という単語を口にしたり文字にするのも怖かった。ずっと私の中では禁句でした。だから、実は、「デスノート」がミュージカル化されることもビックリだったし、何より、浦井氏がライト役にキャスティングされたことが一番のビックリ出来事でした。まさに妄想が現実になった訳だからね。運命にしてはめちゃリアル。

実際の浦井ライトは、私が妄想してたライトよりもはるかに狂気ぶりを表現をしていて、マジのマジ、恐るべし浦井健治!だと思ってしまった。

瞬時に目がいっちゃった表情をしたり、あそこまで表現出来るとは思ってなかった。優秀なライトが凶悪殺人鬼キラに変わる過程が本当にリアルだった。私が言うのもなんですが、めちゃくちゃ悪人なのに、めちゃくちゃカッコ良かった!

マチネでは、テニスシーンで、水を飲んだ後に吹き出したり(ソワレではなかった)が超カッコ良かったし、ラスト、ピストルで足(?)を打たれて倒れこむ演技もカッコ良かったし、リュークに命乞いするシーンもカッコ良かった!狂った歌い方も良かった!珍しくm(__)mカーテンコールの去り際まで、すべてにおいて二枚目だったね。これでまた多くの女性ファンを虜にしたと思うよ(笑)

そうそう、今までにもよく倒れこむシーンがあるけど、いつも本意気でリアルに倒れるから、アンタ倒れ王子だね!(笑)いつもこっちがドキッとするくらいリアルに倒れるもんな。あんなリアルに倒れる人、浦井氏以外で見たことない。

あえて気になったのは、内緒話のつもりなのか声を小さくして喋るシーンやね。ぶっちゃけ、空間的に小さい声で喋る必要ないと思うで。盗聴されてるかも…ていう設定ならば小さく喋る必要あるけど…。それだけ気になったのは。あとは完璧ライトでした。

他のキャストについても書きたいのですが、明日早いので、続きは後日書きます。

今日のまとめ:キャストの皆さん、ソワレ、マチネ・ソワレ、マチネ・ソワレと3日間5公演連続お疲れ様でした。吉田リュークの言う通り、本当にお疲れだと思う。名古屋公演までゆっくり休んで下さい!