「Vision」

2018-06-22 00:42:21 | 映画
まず初めに、

大阪北部地震で、亡くなられた方へのお悔やみと、被害に遭われた方、避難されている方へのお見舞いを申し上げます。

不謹慎ですが、この地震でまた多くの気付きを学びを得ました。正直、家が倒壊して
死んでもいいと思った自分がいました。というか、今もその気持ちは変わりません。

守るべき家族がいないが上の傲慢な考えということは百も承知です。だからこそ、生かされた命を無駄にせず、自分にしか出来ないことを何某の形で伝えていこう!と改めて思わせてくれたこの「Vision」でした。

すみません、どさくさに紛れて映画と結びつけましたm(_ _)m

ってくらい、河瀬監督、ありがとうございます!!!と感謝したくなるくらい、私に強い勇気を与えてくれた作品でした。

ぶっちゃけ書くと、ワタクシのための作品でした!コレ、勘違いだけど、冗談ではないです。←意味不明!

っていうか、これから書くこと、私しか書けません。他に書く人いません!断言できます。だって、観てる人少ないから!(笑)m(_ _)m

正直な気持ち、ワタクシのために作って頂いた作品だから、興行収入に結びつかなくて本当に申し訳ありません!とお詫びしたいくらい(笑)

冗談ではありますが、本気も半分以上あります。

は、さておき、

この映画を観ながら、撮り方がラースに似てるな〜、内容も「アンチクライスト」みたいやな〜と思っていたら、プロデューサーがラースの作品を手掛けているマリアン・スロットではありませんか!?河瀬監督、かなりラースを意識したカメラワークでした。

舞台は、ワタクシの大好きな奈良!しかもイケメンお不動さまの閼伽井不動明王様がいらっしゃる吉野です!金峯山寺も映ってました!確か…。

ワタクシの大好きなラースと奈良!

そして、ワタクシの大好きな映画「イングリッシュ・ペイシェント」でオスカーを獲ったジュリエット・ビノシュ主演!

間違いなく、「イング〜」を意識したワンカットがありましたね!

ねっ、これ、間違いなくワタクシのための映画でしょ!!!???(笑)

こんなこと書く人、ワタクシしかいません!!(笑)

これ以上書くと、ドン引きされるので控えますが…、

この作品は、まさに、河瀬監督が神様から啓示を受けた作品である!と断言して間違いないでしょう!っていうくらい意味不動明王、あ、意味不明です(笑)m(_ _)m

タイトルのVisionって、結局何やねん!?薬草!?千年に一度生まれるってどういうこと???

と色々考えさせられるワードではありますが、

私の勝手な解釈を申し上げますと、Vision=愛、と言えるでしょう。

千年に一度(正確には997年に一度)、というくだりがあるので、なんのこっちゃ感はありますが、そこを引けば、

今、愛が必要な年なんだよ!と河瀬監督が伝えたいメッセージだと私は感じました。

本当はね、千年に一度ではなく、毎日毎日愛は生まれてるんです。でもね、同じ数だけ愛が失われているんです。

昨今の犯罪を見たら分かりますよね?ほとんどが愛の喪失から発生した犯罪です。犯罪に限らず、人間関係や動物、そして自然に対しても同じようにハイスピードで愛が失われているんです。

千年に一度、と大きな括りで表現してますが、千年に一度、今が一番愛が必要なんですよ!それは、2018年限定ではなく、この映画を観たその時なんですよ!と河瀬監督が言いたいんだと私は解釈しました。

今は、意味不明な作品だけど、百年経てば名作になる映画です!なぜなら、百年経てば、この映画に映っている緑の半分以上は失われているはずだから。決して伐採だけが原因じゃないよ。枯れ朽ちることもあるからね。

永瀬さん演じる智の台詞、“山を守る”というのは、自然に対しての彼のお役目だけでなく、何事においても愛が必要なんだよ!と伝えているメッセージだと思ってます。

この作品、奈良の吉野の山を美しく撮ってる!まだまだ日本にこんな素晴らしい景色が残っていることに感動するはず!

永瀬さんも、ジュリエットも、夏木マリさん、岩田剛典君、美波さん、田中泯さん、森山未来君、犬のコウくん、皆んな良い味出してました!

河瀬監督のジュリエットに対する手加減のなさにはビックリした!永瀬さんとのラブシーンがあるんですが、ぶっちゃけ、そのシーン要らんやろ!?ジュリエットにやらせる???と思ってましたが、結局は、そのラブシーンも必要不可欠な要素となっていたので、河瀬監督に脱帽でした。

永瀬さんは言わずもがな、ジュリエットが見事に河瀬ワールドで違和感なく存在していてビックリ!欧米系の有名な俳優さんが日本映画に出ると違和感あるじゃないですか?私が知る限りでは、リチャード・ギアとか…。一人しか浮かばない…m(_ _)m

その点、ジュリエットは、全く違和感なかった!ただでなくても意味不明なのに、よくもまぁここまで見事に解釈して演じたものだ!と感心しまくりでした。

夏木マリさんの目の演技が最高に素晴らしかったです!美波さんも全く自然に存在していてビックリ。岩田君は少し違和感はありましたが、頑張ってたと思います。

ね、こんな感想書くの私しかいないでしょ?(笑)

ラースを感じる本当に素晴らしい作品でした!

次の休みは絶対奈良に行きます!来月も必ず行きます!

奈良最高!!!河瀬監督もっと最高!!!マリアンもありがとう!

ぶっちゃけ、この手の作品は、地位がないと作れない!ジュリエットなんて呼べないよ!

河瀬監督にとっても、ベストなタイミングで撮れた作品でしたね!

本当に素晴らしかった!!!

今日のまとめ:河瀬監督もニュータイプになっちゃいましたね。

すみません、偉そうなこと書いて…

m(_ _)m


追記:パンフレットに、河瀬監督がVisionの意味を語っています。私と見解が見事に違った(汗)でも書き直しは致しません。私が感じたことだから!(笑)

永瀬さんが撮ったコウ君の写真もあります。インタビュー内容とか、中身はなかなかヴォリュームあります。

あ、いつもの台詞書き忘れてました。

いや〜、今日も導かれたわ!!

(笑)








イキウメ「図書館的人生 Vol.4 襲ってくるもの」

2018-06-08 22:23:37 | 舞台
前川氏、恐ろしい人!!!

(笑)

さすが、ニュータイプ前川氏!!!今回も冴えた脚本演出でした!

本当に素晴らしかった!!!

前川氏、ホンマにニュータイプとして覚醒したご様子やわ!(笑)

ということで、たまたま運良く仕事休みと重なり、追加席か戻り席のチケットをゲット出来たので観てきました。

いや〜、またもや導かれたわ!(笑)

本当に素晴らしい脚本でした。

次公演を観に行って上演台本が売ってたら買います!くらいの良い出来。

今回は、三話のオムニバス形式になっており、
テーマは、AI(永遠の命と記憶)、祈り(見えない力とお役目)、想い(重い)って感じでした。

それぞれに良くできた脚本で、仰る通り!仰る通り!仰る通り!と何度高速上下頷き運動(小刻み)をしたことか!(笑)

だけど、誰もが大手を振って感動する作品ではないことも確か。客を選ぶと思った。着眼点はなかなか鋭い。特に祈りと想い。

そして、何より発想が面白い!特にAI。

尊厳死(自由意志)みたいなとても深刻なテーマをユーモアを混ぜて表現していて、前川哲学に感嘆しまくりでした。

永遠の命の是非。人間の存在と影響とお役目。想いやりという重い押し付けからの自己解放。ワタクシの表現に若干、いや多少、言葉足らずさはありますが、とても説得力のある脚本でした。

上演台本、販売宜しくお願いしますm(_ _)m

そして、先日、「1789」かなめアントワネットを観てきました!

ぶっちゃけ、初演の、繊細な演じ分けをしたお花アントワネットには劣りますが、とにかく、かなめさんがめちゃ綺麗!しかも、綺麗なソプラノが出ていて、これならエリザベートできます!!

今回は、前回と真逆の小池ロナン&ねねちゃんオランプver.を観させて頂きましたが、小池君の大躍進には驚き!歌も表現も素晴らしかったです。

ねねちゃんでエリザベートが観たい!絶対可能!ま、マサオにやらせるとは思うけど。

そして、この舞台で一際目立っていたのが、流星の如く現れた三浦涼介君。写真のイメージでは、甲高い声の方かと思いきや、完璧なビジュアルと渋い声と存在感に驚き!小池先生のお目にかなった様子。トートやって欲しいわ!城田優を超える完璧なビジュアル系トート誕生間違いなし!!!(笑)

今回、演出が変わったのかな?マリーアントワネットの比重が軽くなった様子。か、余程、お花アントワネットの存在感が圧倒していたかのどちらか。

二回目の観劇だからか、脚本のアラが目立って仕方なかった。アクロバティックなダンス、圧巻のコーラスではあったけど、脚本を誤魔化せられなかった。やはり、初演のクオリティーには敵わなかった様子。

あ、決して、悪くなかったからね!誤解なきようにm(_ _)m

今日のまとめ:本日、メールをするためだけに新しいパソコンを購入しました。携帯では出来ないメールのため。

それにしても、ワタクシの人生が大きくうねり始めた様子。なんか、見えない誰かの力で、レールに乗っけられた感じ。

今日のイキウメのチケットもそうだけど、これからの観劇もだけど、びっくりするくらい歯車がかみ合って良く回る回る!途中で止まらないか心配(笑)

無理だと思ってたことが予期せぬ流れで可能になったり。後が恐ろしいわ!でも、今が絶妙なタイミングなのかもね。人生まだまだ捨てたもんじゃない!(笑)詳しくは、今年のまとめに書けそうなら書きます。いえ、再来年に書きます(笑)










東京

2018-06-04 09:03:09 | 神社仏閣
東京に行って来ました!

夜行バスで行ってきたので、朝一で向かったのが、ガイア(地球)の神様、国常立尊様が祀られている数少ない神社の一つである日枝神社です。

ホント、国常立尊様が祀られている神社は少ない。ちなみに、宇宙の神様は天常立尊様です。こちらこそ、祀られている神社は、ほとんどない。行けても出雲大社くらいです。あとは…。

は、いいとして、

TBSのテレビ局がある赤坂にこんな立派な神社があるとは思ってもみませんでした。都会の神社って感じではありましたが、私は嫌いじゃないです。

なかなか立派な鳥居が三箇所?プラス、お稲荷さんの朱の鳥居が連なっている所もありました。それぞれに境内までの階段があり、三者三様の雰囲気があって面白いです。




↑ちょうど、結婚式が行われていて記念撮影の風景を写メしました。拝殿内での儀式も拝見させてもらって、神聖な刻を過ごさせていただきました。この日は大安でもあって白無垢、袴を着た新婚さんが何組もいました。皆さん、ご結婚おめでとうございます!

午後からは、浦井氏のヘンリーシリーズ第4弾「ヘンリー5世」を観てきました。このために東京にきました。で、

浦井氏もキャスト陣、鵜山演出も悪くなかったですが、皆さん頑張ってました!が、ぶっちゃけ脚本が頂けなかった。「ヘンリー4世」が良すぎ!「ヘンリー5世」はホンマにシェークスピアが書いたの???と疑いたくなるくらい酷い。

シェークスピア先生は、天才ではあるけど、偉大ではない!と思った作品でした。

Blogで感想を書こうか悩みましたが、今回は以上で割愛させていただきますm(_ _)m


夜は、かねてから念願だった、花園神社で赤テント、唐組「吸血姫」を観てきました!



いや〜、桟敷だから途中から腰が痛くなって話に集中出来なくなった…(涙)でも、唐さんの娘さんの美仁音ちゃんは、才能がある!!趣里ちゃんとええとこ勝負です。美仁音ちゃんも間違いなく売れる!

っていうか、前回大阪で観た時より、劇団としてのレベルが数段とアップしていてビックリ!大ベテランの銀蝶粉さんが出ているのもあるのかもしれないけど、なかなか見応えはありました。

そう、銀蝶粉さんが出てるんよね!超新鮮!さすが最後のアングラ女優の異名を持つ存在感でした!なかなかのアングラぶりでした!

いや〜、大女優さんなのに違和感なく存在しているのは、やはり劇団の力もあると思う。劇団の力が弱かったら違和感アリアリやもんね。

唐さんの処女作。相変わらずワケ分からんけど、言葉遊びは、ピカイチ!野田さんに影響を与えているのは良く分かる。

赤テントならではの、野外を使った演出は斬新!テントの中から観ると全く違和感ない!というかむしろ芸術!イチ通行人として、ハタから見たら恥ずかしいものはあるやろね(笑)

あの時代だからこその精神世界。こっちは精神病の世界やけど、魂という単語を何度も使われりと、唐さんもある種のスピリチュアリストと言えるかもしれない。以前にも書きましたが、精神病とか認知症って神様との交信と思える時がある。

赤テントは、ホンマに腰がつらいので今後観ることないと思いますが、最後に花園神社で拝見できて本望でした!お導きに感謝ですm(_ _)m


今回の東京旅は、元々希望休だったのですが、数日前に部下が熱で休み、急遽シフト変更があり、東京に行けるのかどうかもギリギリ分からない状態だったんですよ。いつもなら仕事優先で泣く泣く観劇を諦めること数回…。

でも、今回は、浦井氏のヘンリー千秋楽だから、部下もこの日は元々休日だったのですが、元気になったら、休んだ分働くように指示しました。さすがに今回ばかりは、自分優先してしまいました。部下よ、ゴメンm(_ _)m
で、元気になってくれたので出勤してもらいました。めちゃパワハラやな(汗)

ま、この件で反発食らうのは仕方ないですが、病欠で休まれて困るのは私だけじゃなく他の部下も同じだからね。守るべき部下は1人だけじゃないので。体調健康管理は社会人なら必須です。あと、診断書のない病気は病気ではないと思ってます。キツイ言い方ですが…。休むなら診断書を出して欲しいんよね。←ちと言い訳m(_ _)m

でも、今回、自分の無意識に気付きました。やっぱ浦井氏好きなんやな〜と(笑)←めちゃキモい!

そう、浦井氏のヘンリーシリーズはもう私はenoughです。演出家なら誰もやらない作品に挑戦したい気持ちは分かるけど、シェークスピアの歴史劇は「リチャード三世」で充分です。

シェークスピアの歴史劇は挑戦ものやと思う。演じる側も演出する側も相当覚悟が必要と思う。出来れば、脚本として面白い!と思うものを上演して欲しい。か、テコ入れして観やすくするか。

同じシェークスピア作品をするなら、「ハムレット」の方が断然希望です!ハムレットは嫌いだけど、浦井氏が演じるなら観ます!もちろん、ロミジュリは絶対お願いします!!!

今日のまとめ:岩波文庫さんも、新潮文庫さんも、売れ筋を分かって出版していたことに改めて気づかせてもらいました!

では、今から寝て、夜また活動します(笑)