やっぱり月組は上手いなー。
今日は二回目なので、更に客観的に観させてもらったはずなのに、二幕目はウルウルしまくりだった。
二回目だからこそ気づく、アンサンブルと言ったら失礼になりますが、台詞ない生徒達がほとんどなのに、めちゃくちゃ一体感と統一感があり(どちらも同じ意味だけど…)、更に感動しました。
今回はちゃんと音響も問題なく、2階席までマイク音や音楽が轟いてた。
これぞミュージカル!を味わわせてもらいました。
二回目だからこそ見えてくる、ちなつ様とじゅりちゃんの相性の良さ。台詞がないシーンでの心の揺れ、感情がめちゃくちゃ伝わってくる。
特にじゅりちゃんは背中で見せるお芝居がめちゃくちゃ良かった!
最初のイザヤ書のくだり、ラストのスカイが伝道所を去るシーンのじゅりちゃんの背中のお芝居がピカ一!
前回も書きましたが、酔っぱらいシーンも最高でした。ホント見せ方が自然なんよね~。
じゅりちゃん演じるサラを心底愛するスカイを演じたちなつ様の俯瞰した演技が最高に素晴らしい!
決してチャラくとも悪人でもない、ギャングと神様が表裏一体化したようなアプローチが、
カッコ良すぎ!!!
これは、世のご婦人方、惚れまくるやろ!?(笑)
的な存在感があった。
本当に本当にカッコ良かった!
風共のバトラーみたいなクールな愛情深さが堪らんね!バトラーみたいに酒に溺れないが…。
今日は、みちるちゃんのアデレードを観させて頂きましたが、
やっぱり上手い!
あみちゃんもそうだけど、歴代のアデレードは男役が演じていたけど、娘役が演じるアデレードも全然あり!あり!
男役が演じると、いくら女性であっても娘役の型を作り上げてからの役作りになってしまう分、娘役はそのまま役作りが出来るので、当たり前だけど全く異なる。
あみちゃんも良かったけど、みちるちゃんも良かった!
全く異なる役作りだから、観ていて楽しい!
みちるちゃんは、てっきり、こっちゃんのようなデフォルメされた超キュートなアデレードでアプローチしてくるかと思いきや、
いやいやいやいやいやいや、
14年間ネイサンとの結婚を待ち焦がれている哀愁が漂ってた。見た目は超キュートなのに、14年間の苦労を感じるアデレード像だった。
あみちゃん同様に人間味があるだけでなく、ひたすらネイサンとの結婚を待ち続けているアデレードの苦節14年間の我慢とぼやきが伝わってくるような素晴らしいアデレード像でした。
随所でがなり声を使うことで、14 年間の思いがめちゃくちゃ伝わってくるんよね。
やはり、おだちんのネイサンは、上級生のみちるちゃん相手でもネイサンだった。ホンマに100期生なん?と聞きたくなるくらい安定しまくり!細かい小芝居が上手い!
この作品、戦後すぐの古典的なミュージカルのはずなのに、めちゃくちゃリアルなお芝居に感じてしまうのは、やはり月組の芝居力のなせる技やね。
本当に本当に素晴らしい!!
ということでまた観ます!
(笑)